異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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序章 始まりの日々2 マグエルを目指して

021 行商人 (改)

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「なぁにダン。そんなに疲れた顔して。これから出発なんだから、しっかりしてよぉ?」


 どうせ同じ宿なのでと、出発前の朝食は3人で取ることになったんだけど、開口一番に言う言葉がそれかい、ティムルさんや。


 出発まではもうほとんど宿に篭り切りで、ニーナと2人で前借り作業に明け暮れてしまった。

 最後の一滴まで絞りつくされて、なんだか体が軽いような、謎の浮遊感すら感じられる。この2日間で絶対痩せたわ俺。


「ダンに比べて、ニーナちゃんは凄くゴキゲンみたいね? なにか良いことあった?」


 前借り作業からニーナはずっとご機嫌で、ニコニコと眩しいくらいの笑顔を見せている。

 今もニッコニコだ。前借り中もニッコニコだった。


 フォーベアに着いたら今度はニッコニコの取り立ての作業が始まると思うと、今から背筋が凍るくらい楽しみではあるね。


「ええ、それはもう。でもそうですねぇ。ティムルさんのおかげと言えなくもないですね。ありがとうございました、ティムルさん」

「はぁ? ど、どういたしまして……?」


 ニーナも、今までティムルに対して抱いていた猜疑心がすっかり無くなった様子。
 これから危険な場所を一緒に行くメンバーだ。仲が良いに越した事はない。

 2人きりじゃないのは多少残念だけど、街の外は魔物の領域なのだから、イチャつく気分にもなれないしイチャつく余裕もない。

 ティムルと一緒の方が適度な距離を保てて、かえって安全だと思えるくらいだ。


 宿で朝食を取ったら、いよいよフォーベアに出発する。

 3人で朝食を済ませ、さて出発といった場面で、ティムルの格好には度肝を抜かれてしまった。


 長身のティムルの体よりも更に大きいような巨大なリュックに、これでもかとパンパンに荷物が詰め込まれている。リスの頬袋かよ?


「ええ……? そんな荷物を抱えて、徒歩で移動なんて出来るの? 俺もそこまで戦えるわけじゃないし、あまりゆっくり進むわけにはいかないよ?」

「ああ、私は行商人だって言ったでしょ? 行商人には荷物の重量軽減スキルがあるからね。私が持つ分には余裕よ。人に頼めないのがネックなんだけどね」


 重量軽減スキル? そんなのもあるんだ?
 思ったよりもスキルって色々な効果があるみたいだなぁ。

 これから数日一緒に過ごすわけだし、申し訳ないけど鑑定させてもらうよ、ティムル。



 ティムル
 女 32歳 ドワーフ族 行商人LV16
 装備 ウィンドダガー ヴェノムダガー 魔絹のターバン 魔絹の服
    魔除けの靴 癒しのネックレス


 行商人LV16
 補正 持久力上昇-
 スキル 所持アイテム重量軽減- 



 行商人の他には旅人がLV23で、商人がLV30。豪商にもなれるみたいだけどLV1のままだ。

 商人の上位職として豪商、旅人と商人の複合職として行商人って感じに見えるね。複合職なんて概念があるかは分からないけど。
 

 流石に大きい商会の会長夫人だけあって、装備品の充実具合が凄い。見た目にはただの服にしか見えないけど、ちゃんと防御効果がある衣装を身に纏っているようだ。

 う~ん、早くニーナの衣装も揃えてあげたいねぇ。


「ティムルさんに問題がなければ出発しましょうご主人様。遅れるとその分だけ負担が増してしまいます」

「うんそうだね。それじゃ行こうか。ティムル、フォーベアまでの短い間だけど宜しく」

「ええ、こちらこそ宜しく。頼りにさせてもらうわ」


 3人並んでアッチンを出る。
 目指すはフォーベア。徒歩で5日ほどの予定。

 一時的とはいえ、同行人が増えるのは新鮮だ。
 いつか俺とニーナにも、新しい仲間が増える事があるんだろうか。

 ニーナは最大6人までパーティを組めるって言ってたっけ。


 でも俺達の場合はニーナのステータスプレート問題があるから、呪いが解けるまではメンバーを増やすのは難しいかもしれない。今回ティムルともパーティは組まなかったし。


 アッチンを出て暫く街道を歩いていると、ティムルが気難しそうな顔をしながら呟いた。


「う~ん。やっぱり普段よりも人の往来が減ってる気がするわ。野盗が捕らえられるまでは不安だものねぇ」

「厄介ですね。人が減っては野盗が活動しやすくなってしまいます。野盗が発見されやすくなるとも言えますが」


 可能性を挙げていたらキリがない。進むと決めた以上は余計なことは考えずに、無事フォーベアに到着することだけを考えよう。


 フォーベアまでは徒歩で5日間ほどみてるんだけど、中間地点の野営地はフォーベア寄りにあるので、そこまでの3日間はほとんど休むことが出来ないと思う。
 ティムルは荷物さえ下ろせればナイトシャドウの相手は出来るそうなので、ニーナに荷物番をしてもらい、ティムルと俺でナイトシャドウを撃退し、野営地で丸1日ほど休んでフォーベアに向かう予定だ。

 野盗の襲撃が報告された場所はちょうどアッチンと野営地の中間付近で、野営地にさえ到着すればひと安心といったところかな。


「一夫多妻? ティムルさんの他にも妻が居るって事ですか?」

「そーそー。ま、大きい商会や貴族家じゃ珍しくもないわよそんなの。ウチの旦那はもう50を超えてて、1人目の奥様と私じゃ20以上離れてるわねぇ。私は12人目の妻として嫁いだの」


 すっかり仲良くなったニーナとティムルが、暇な道中ずーっと2人でお喋りしている。

 それにしても12人目の妻って……、随分お盛んですこと。
 確かにティムルはかなり美人だと思うけど、旦那さんも良く体力持つもんだ。俺なんかニーナ1人に対してすら劣勢を強いられているというのにっ……!


「でも私との間には子供が出来る事はないから、後継ぎが産めない私は少し立場が低いのよね。遠くのお客様への対応を押し付けられる程度には?」


 子供が出来ないって事は、旦那さんはドワーフではないのね。


「子供が出来ない分、後継争いに巻き込まれる心配がないのは楽だけどね。最終的には商会の中堅どころに収まるってところかしら。身1つで故郷を捨てた結果としては、悪くない落としどころよね」

「……ティムルさんは、どうして故郷を離れたのですか?」


 ニーナの口調が少し強張る。

 身1つで故郷を出たのはニーナも同じだ。なにか思うところがあったのかもしれない。


「ん? 私が村を出たのは口減らしって奴ね。奴隷として売却されたのよ」


 あっさりと割と重めな事情を口にするティムル。

 奴隷売却という点でもニーナと重なるわけだけど、ニーナの場合はちょっと状況が特殊だから一緒には出来ないかな。


「ドワーフは火と鉄と共に生きる種族だから、故郷の周りはあまり豊かな土地じゃなくってね。口減らしに子供が売られるのは当たり前の場所だったのよ」


 口減らしで子供を売るのが当たり前の環境か。異世界を感じるなぁ。

 口減らしで故郷を追われた結果、大商人に嫁いで商会の中で地位を得られたのは、確かに悪くない結末なのかもしれない。


「へぇ~、記憶喪失? それで世界を歩いて回って手がかりを探してるの? なによぅ、貴方達のほうが面白い旅してるんじゃないのよ」


 旅の理由を俺の記憶探しという事にして説明したのは良いんだけど。

 人の記憶喪失を面白がってるんじゃないやい。


「でもなんとなく納得しちゃった。ダンはなんだか周りから浮いてる感じがしたもの。記憶を失くしてしまっているなら、馴染めないのも無理ないわね」


 乗り物を使わない理由としては少し弱いかもしれないけど、ティムルはあっさり納得してしまった。

 俺たちに声をかけてきた時も思ったけど、ティムルは直感に従って生きるタイプなんだろうなぁ。



 1日目、2日目の夜営では、ティムルと一緒にナイトシャドウを撃退しながら少しずつ進む。

 行商人は戦闘職ではないはずだけど、ティムルのダガーはナイトシャドウを1撃で倒しきることが出来ていて、戦力としては申し分なかった。

 ティムルはティムルで、下ろした荷物をニーナが見ていてくれるため、存分に暴れることが出来て楽しそう。1人旅では荷物から長時間離れるわけにはいかないもんな。


 心配していた野盗の襲撃もなく、3日目の昼過ぎに野営地に到着。

 ここからフォーベアまでは徒歩で丸1日くらいの距離なので、今日は野営地でこのまま休憩して、明日は朝イチで出発、一気にフォーベアまでいくことにした。

 野営地には俺たち以外には誰もいなくて、夜の防衛戦ではあまり野営地に居るメリットはなさそうだけどね。


 軽く食事をして夜まで眠る。

 街の外では昼夜逆転してしまいがちなのはこの世界では当たり前のことだ。夜に安心して眠れるのは街の中だけなのだから。


 夕方に起床し早めの夕食を済ませて夜襲に備えていると、野営地に1組のパーティがやってきた。


「いやぁギリギリ間にあったぜ」


 なんだかこちらにニヤニヤと嫌らしい視線を送ってくるパーティだ。駆け出しだと思って馬鹿にしてるのかな?


「こっちは6人。全員が戦える。そっちは2人だな。4人ずつで交代して見張るとしようか」


 あまり好きになれそうもない相手だけれど、居合わせた以上は協力しないわけにもいかない。簡単に見張り番の打ち合わせを済ませる。

 打ち合わせが済んで一旦解散すると、戻ってきた俺にティムルが鋭い声で警告してきた。


「ダン。商人は自分に対して悪意を持つ者を見抜くスキルがあるんだけど、あの6人、私たちに対して悪意で溢れてるわ。もしかしたら例の……」


 悪意を見抜くスキル?

 いや、今重要なのはそれじゃない。すぐに相手のパーティの1人に鑑定をかける。



 カッパー
 男 28歳 獣人族 盗賊LV26
 装備 ダガー ダガー


 盗賊LV26
 補正 敏捷性上昇
 スキル 小型武器使用時敏捷性上昇 



 野営地まで来たからもう大丈夫だと思ってたのに、ここで来るかぁ……。

 LVも高いし、俺が普通に戦っても勝ち目は薄そうだ。防具を1つも装備していないので、俺のナイフでも充分な殺傷力を発揮できそうなことだけが救いかな……?


 スキルも補正も完全に敏捷特化職だねぇ。これは結構厄介な話なのでは?

 対人戦では攻撃力や防御力などの補正がかからない。でも敏捷性は対人戦でも問題なくアドバンテージを得られる気がする。


「恐らくどこかで街道を監視していて、獲物を待っていたんでしょうね。今から野営地を離れても追ってくるでしょうし、私達が生き残る為には撃退するしか道はないわ。どうする?」


 俺達は女が2人の3人組だし、俺だって遠目に見ても屈強の戦士にはとても見えなかっただろうからね。カモだと判断されてしまったかぁ。

 撃退するしか俺達が生き残る道はない、ね……。


「……気付いていないように振舞って、ギリギリまで油断させておこう。ティムル、お前だったらどのタイミングで仕掛けてくる?」

「そう、ね。ナイトシャドウの襲撃が始まってから、そのどさくさに紛れて、かしら。魔物から襲撃されている中で逃走を図るのも難しいでしょ」


 ちっ、確かにな。ニーナの呪いが無くても、ナイトシャドウに襲われながらじゃ逃げ切れるわけもない。


「なるほど、参考にさせてもらうよ」


 相手がこちらに敵意を向けている事が分かっていて、襲撃のタイミングがある程度絞れるなら、対抗することは決して不可能ではないはず。

 レベルにも戦闘経験にも歴然の差があるけれど、対人戦ならそれを覆せる可能性は低くはない。


「上手くいくかは五分五分だけど、一応勝算が無くもない。ティムルはニーナから離れないで欲しい」


 作戦は考えた。でもただの同行人であるティムルにこの作戦を教えるわけにはいかない。ティムルにはニーナと一緒に居てもらって安全を確保してもらう事にする。


 素早く相手側全員を鑑定すると、6人中5人が盗賊。
 23~58とLVに大きな開きがある。こいつらかなり鍛えられてるな。

 そして残りの1人はちょっと変わった職業だった。



 荷運び人LV42
 補正 持久力上昇+ 
 スキル インベントリ 所持アイテム重量軽減+



 持久力補正が+だしスキルにインベントリか。完全に運搬特化の職業のようだ。
 重量軽減スキルは行商人よりも効果が高いね。行商人の上位職業なのかもしれないな。まぁ今はいいかそんなこと。


 間もなく夜の帳が下りて、魔物の襲撃が始まるだろう。


 ……覚悟を決めよう。

 ニーナの為なら、世界中を敵に回しても良いと思った筈だ。


 ……ニーナを守る為なら。

 人を殺すことだって、躊躇わない。
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