554 / 580
12章 俺が望んだ異世界生活
閑話039 解放 ※アリス視点
しおりを挟む
80階層に到達する頃には、白金板100枚以上が口座に納められていたのに気付く。
これから何度も王都に足を運ぶ事を考えたら、ゲートを覚えるのもいいかもしれないな。
もう1000枚ほど稼がなきゃいけないけれど……。このペースなら全然いける。
問題なのは時間だけ……!
ジェネレイトのおかげで魔力回復速度が明らかに早くなった。
スキップを自分で使えるようになったおかげで、探索時間に縛られなくて良くなった。
ストレージのおかげで、手ぶらで探索できる上に1回で持ち帰れる量も増えた。
1日の稼ぎで白金板数枚まで到達するようになって、当時のトーマやタケルさんの金銭感覚の基準はこの辺りだったんだろうと思い至る。
いえ、ここよりも更に先なのか。
タケルさんは白金板100枚を1日で稼げると言っていた。トーマは1000枚でも1日で稼げると言っていた。
私と2人の実力には、まだまだ大きな隔たりがあるということね。
深い階層に潜るほど魔物は強く大きくなっていく。
でも1階層ずつ地道に進んできた者であれば、今さらどんな魔物が出てきたって問題じゃない。
私はただひたすらにお金を稼ぎ続けた。
ソリスタさんはもうこの迷宮を踏破して、高層型迷宮も踏破してしまって今は開放型迷宮に挑んでいると聞いた。
開放型迷宮は難易度が高い分お金稼ぎには向いているという話だし、私も積層型迷宮を踏破した暁には開放型迷宮に挑んでみるべきなのかもしれないな。
日を追うごとにルイナスリームには冒険者が増えていく。
商店などは商工ギルドが異邦人を優先しているために最低限のものしか増えていないけれど、宿がなくてもルイナスリームで稼ぎたいと思う冒険者も多いらしく、他の都市の管理迷宮を越えてきた冒険者などは、ゲートを使って通ってまでルイナスリームの迷宮に挑んでいる人すら居るみたい。
おかげで今まで普通に買えた空間魔法のスクロールの在庫がなくなったらしい。
聞いた話によると、あの店のスクロールの在庫は殆どトーマが1人で入荷していたものらしい。そして王国解放軍との1件で卸してもらえなくなったんだ、と……。
こんなところでまた、私がしたことの影響を突きつけられる。
迷宮に入り始めて100日以上が経過して、私はとうとう114階層に到達することが出来た。
そう、たった100日。たった3ヶ月ちょっと……。
私がベイクで冒険者として活動し始めてから王国解放軍の騒動を起こすまで、私はいったいなにをしていたの……?
甘えているなんてものじゃない……。
これじゃ何もしていなかったと馬鹿にされても言い返せないじゃないの……!
114階層は私が行く意味はなさそうだったので、そこから連日113階層を往復し続けた。
1回の探索で白金板数枚稼げるし、ストレージの容量も増えたしで、まずはシルヴァールを助けるまでは慣れない開放型に行くよりもこの迷宮に集中すべきだと思ったから。
事実1日で白金板100枚近く稼げるようになり、8日後、ついに1100枚の白金板が用意できた!
急いでネヴァルドに行き、ギルドで問い合わせてもらうと、すぐに城から使いが来て城に連れて行かれた。
「シルヴァールという名前は忘れてください。あの女の名前は『ルル』です。彼女は基本的に自由にさせて構いませんが、出産前後の50~100日は城に拘束させて頂きます。ルルは今後10人の世継ぎを産むまで解放されることはありません。
ルルを死なせる事があったら、この国の総力を持ってルイナスリームを壊滅させると心得てください」
シルヴァール……、ルルと名前を変えられた彼女に再会する前に絶対に彼女を死なせてはいけないと厳命された。
彼女は今後、10人も子供を産まないと本当の意味での自由は得られないのだ……。
私が彼女と知り合ってしまったせいで、彼女の人生は最悪のものになってしまった……。
「……アリス? アリス様なんですか……?
ア、アリス様、アリス様! ああああああああっ!!」
連れられてきた彼女は私を見るなり抱きついてきて大声で泣き出した。
私は彼女を抱き返すことも出来ずに、彼女が落ち着くのを待ってからルイナスリームに連れ帰った。
宿に戻ったは良いけれどシルヴァ……ルルは既に身重だった。
この世界では妊婦もギリギリまで迷宮に潜り続けるというけれど、それでも宿だと彼女と暮らすのは不可能に思えた。
彼女はずっと拘束されていて、人の気配に異常に怯えるようになっていた為、不特定多数の人が出入りする宿では常に怯え続けていたからだ。
今の私にはお金を稼ぐ術があるんだ。
家を買って、ルルと一緒にそこで暮らそう。
しかしルイナスリームで敵視されている私達にルイナスリームの中に家を立てることは許されず、雪エリア側の入り口を出た先に、小さな家を建ててもらうのが精一杯だった。
でも周囲に人がいないだけで充分だ。ここで頑張って、あとの2人も助け出さないと……!
ルルは本当に生活能力が皆無で、戦闘能力も持ち合わせていなかったけれど、逆に私が未だに苦手な読み書きは出来た。
ルルに家事や戦い方を教えながら、私はルルに読み書きを教わる。
そんな生活をしながら15日ほどが経った頃、また1000枚の白金板が貯まっていた。
こんな簡単に稼げるものに、ルルを助けるまでに100日以上かけてしまった自分の不甲斐なさが情けなくて仕方ないっ……!
「この男は人間相手に危害を加える事が許されていません。もし狙われれば子供にだって無抵抗に殺されることでしょう。他人の恨みを買わないように気をつけて生活なさってください。既に買っている恨みまではどうしようもありませんが」
アラタに科せられた義務は特に無かった。けれど対人戦闘能力を誓約によって完全に奪われてしまい、赤子にすら勝つことが出来なくなってしまったらしい。
誰よりも強さを求め、最強を目指したアラタが、この世界で最も弱い人間に成り下がってしまったなんて……。
「……いや、そこまで悪い話でもないさ。1年かからず助けてくれて感謝してるよ……。
対人戦闘は禁じられたけれど、魔物との戦闘には支障がないからさ。まずは金を稼いでアンジェを解放しよう」
「うん、そうだね……」
アラタは元々この世界ではトップクラスの冒険者だったおかげで、その3日後にアンジェの解放まで漕ぎつけることが出来た。
勿論、自由にはさせてもらえなかったけれど……。
「この女は質問に対して黙秘することと嘘を付く事が出来なくなっています。他人と会話させる場合には充分お気をつけ下さい。
それと10日毎にネヴァルドの冒険者ギルドで取調べを受けてもらいます。これは生涯義務付けられます。1度でも顔を出さなかった場合は処分されますのでご留意ください。
それと彼女の身分証登録情報は世界中に大犯罪者として1度公表されております。彼女は今後身分証を使ったありとあらゆるサービスを利用することが難しいでしょう。奴隷契約を行ったとしても登録情報そのものを変更できるわけではないので、この女がこの国で生きていくのは大変でしょうね。
仮に貴女達が襲撃された場合にも、無条件で貴女達が拘束される可能性があることをお忘れなく」
この世界で身分証を使えないことがどれだけ大変なのか、冒険者として多少成り上がった今なら良くわかる。
文字通り何も出来ないのだ……。
そして彼女が襲われても、アラタには抵抗する力はないし、私たちにも抵抗する権利がない……。
「それとアラタには1つの義務が科せられます。アラタは死ぬ前に1体以上のエリアキーパーを打倒してもらいます。もしも1体のエリアキーパーも倒すことなく生涯を終えた場合、残された3名は全員が拘束され、恩赦が取り消しになります。これはアリス様も含めての事となりますのでご留意ください」
「……思った以上にえげつない条件を出してきたね。これはトーマが出した課題なの?」
「いえ。トーマ殿は一切関わっておりません。貴方達4名の処遇は全て王国側で議論されて決定したことです。
トーマ殿が貴方達を過剰に罰することを望まなかったおかげでこの程度で済んだと思ってください。
完全に一方的な被害者であった異風の旋律が貴方達に厳罰を要求しなかったのに、彼らに対して何も出来なかった王国民が貴方達を厳罰に処するのはお門違いではないかと、ギリギリ自由に生きられる範囲で留められたのですよ。
勿論次はありませんけれど」
「……エリアキーパーを倒したら、僕の誓約が解除されたりすることはあるのかな?」
「あるわけないでしょう。エリアキーパーの打倒は義務です。出来なければ罰せられ、達成すれば罰則を回避できる。それだけのことですよ」
白金板3100枚の支払いを科せられた時も法外だと思ったし、絶望もしたけれど……。
そんな大金を払い終えたのに、むしろここからが本当に大変なんだということに気付かされる。
私達がしたことは、お金を払って程度では許される話じゃないんだ……。
これから何度も王都に足を運ぶ事を考えたら、ゲートを覚えるのもいいかもしれないな。
もう1000枚ほど稼がなきゃいけないけれど……。このペースなら全然いける。
問題なのは時間だけ……!
ジェネレイトのおかげで魔力回復速度が明らかに早くなった。
スキップを自分で使えるようになったおかげで、探索時間に縛られなくて良くなった。
ストレージのおかげで、手ぶらで探索できる上に1回で持ち帰れる量も増えた。
1日の稼ぎで白金板数枚まで到達するようになって、当時のトーマやタケルさんの金銭感覚の基準はこの辺りだったんだろうと思い至る。
いえ、ここよりも更に先なのか。
タケルさんは白金板100枚を1日で稼げると言っていた。トーマは1000枚でも1日で稼げると言っていた。
私と2人の実力には、まだまだ大きな隔たりがあるということね。
深い階層に潜るほど魔物は強く大きくなっていく。
でも1階層ずつ地道に進んできた者であれば、今さらどんな魔物が出てきたって問題じゃない。
私はただひたすらにお金を稼ぎ続けた。
ソリスタさんはもうこの迷宮を踏破して、高層型迷宮も踏破してしまって今は開放型迷宮に挑んでいると聞いた。
開放型迷宮は難易度が高い分お金稼ぎには向いているという話だし、私も積層型迷宮を踏破した暁には開放型迷宮に挑んでみるべきなのかもしれないな。
日を追うごとにルイナスリームには冒険者が増えていく。
商店などは商工ギルドが異邦人を優先しているために最低限のものしか増えていないけれど、宿がなくてもルイナスリームで稼ぎたいと思う冒険者も多いらしく、他の都市の管理迷宮を越えてきた冒険者などは、ゲートを使って通ってまでルイナスリームの迷宮に挑んでいる人すら居るみたい。
おかげで今まで普通に買えた空間魔法のスクロールの在庫がなくなったらしい。
聞いた話によると、あの店のスクロールの在庫は殆どトーマが1人で入荷していたものらしい。そして王国解放軍との1件で卸してもらえなくなったんだ、と……。
こんなところでまた、私がしたことの影響を突きつけられる。
迷宮に入り始めて100日以上が経過して、私はとうとう114階層に到達することが出来た。
そう、たった100日。たった3ヶ月ちょっと……。
私がベイクで冒険者として活動し始めてから王国解放軍の騒動を起こすまで、私はいったいなにをしていたの……?
甘えているなんてものじゃない……。
これじゃ何もしていなかったと馬鹿にされても言い返せないじゃないの……!
114階層は私が行く意味はなさそうだったので、そこから連日113階層を往復し続けた。
1回の探索で白金板数枚稼げるし、ストレージの容量も増えたしで、まずはシルヴァールを助けるまでは慣れない開放型に行くよりもこの迷宮に集中すべきだと思ったから。
事実1日で白金板100枚近く稼げるようになり、8日後、ついに1100枚の白金板が用意できた!
急いでネヴァルドに行き、ギルドで問い合わせてもらうと、すぐに城から使いが来て城に連れて行かれた。
「シルヴァールという名前は忘れてください。あの女の名前は『ルル』です。彼女は基本的に自由にさせて構いませんが、出産前後の50~100日は城に拘束させて頂きます。ルルは今後10人の世継ぎを産むまで解放されることはありません。
ルルを死なせる事があったら、この国の総力を持ってルイナスリームを壊滅させると心得てください」
シルヴァール……、ルルと名前を変えられた彼女に再会する前に絶対に彼女を死なせてはいけないと厳命された。
彼女は今後、10人も子供を産まないと本当の意味での自由は得られないのだ……。
私が彼女と知り合ってしまったせいで、彼女の人生は最悪のものになってしまった……。
「……アリス? アリス様なんですか……?
ア、アリス様、アリス様! ああああああああっ!!」
連れられてきた彼女は私を見るなり抱きついてきて大声で泣き出した。
私は彼女を抱き返すことも出来ずに、彼女が落ち着くのを待ってからルイナスリームに連れ帰った。
宿に戻ったは良いけれどシルヴァ……ルルは既に身重だった。
この世界では妊婦もギリギリまで迷宮に潜り続けるというけれど、それでも宿だと彼女と暮らすのは不可能に思えた。
彼女はずっと拘束されていて、人の気配に異常に怯えるようになっていた為、不特定多数の人が出入りする宿では常に怯え続けていたからだ。
今の私にはお金を稼ぐ術があるんだ。
家を買って、ルルと一緒にそこで暮らそう。
しかしルイナスリームで敵視されている私達にルイナスリームの中に家を立てることは許されず、雪エリア側の入り口を出た先に、小さな家を建ててもらうのが精一杯だった。
でも周囲に人がいないだけで充分だ。ここで頑張って、あとの2人も助け出さないと……!
ルルは本当に生活能力が皆無で、戦闘能力も持ち合わせていなかったけれど、逆に私が未だに苦手な読み書きは出来た。
ルルに家事や戦い方を教えながら、私はルルに読み書きを教わる。
そんな生活をしながら15日ほどが経った頃、また1000枚の白金板が貯まっていた。
こんな簡単に稼げるものに、ルルを助けるまでに100日以上かけてしまった自分の不甲斐なさが情けなくて仕方ないっ……!
「この男は人間相手に危害を加える事が許されていません。もし狙われれば子供にだって無抵抗に殺されることでしょう。他人の恨みを買わないように気をつけて生活なさってください。既に買っている恨みまではどうしようもありませんが」
アラタに科せられた義務は特に無かった。けれど対人戦闘能力を誓約によって完全に奪われてしまい、赤子にすら勝つことが出来なくなってしまったらしい。
誰よりも強さを求め、最強を目指したアラタが、この世界で最も弱い人間に成り下がってしまったなんて……。
「……いや、そこまで悪い話でもないさ。1年かからず助けてくれて感謝してるよ……。
対人戦闘は禁じられたけれど、魔物との戦闘には支障がないからさ。まずは金を稼いでアンジェを解放しよう」
「うん、そうだね……」
アラタは元々この世界ではトップクラスの冒険者だったおかげで、その3日後にアンジェの解放まで漕ぎつけることが出来た。
勿論、自由にはさせてもらえなかったけれど……。
「この女は質問に対して黙秘することと嘘を付く事が出来なくなっています。他人と会話させる場合には充分お気をつけ下さい。
それと10日毎にネヴァルドの冒険者ギルドで取調べを受けてもらいます。これは生涯義務付けられます。1度でも顔を出さなかった場合は処分されますのでご留意ください。
それと彼女の身分証登録情報は世界中に大犯罪者として1度公表されております。彼女は今後身分証を使ったありとあらゆるサービスを利用することが難しいでしょう。奴隷契約を行ったとしても登録情報そのものを変更できるわけではないので、この女がこの国で生きていくのは大変でしょうね。
仮に貴女達が襲撃された場合にも、無条件で貴女達が拘束される可能性があることをお忘れなく」
この世界で身分証を使えないことがどれだけ大変なのか、冒険者として多少成り上がった今なら良くわかる。
文字通り何も出来ないのだ……。
そして彼女が襲われても、アラタには抵抗する力はないし、私たちにも抵抗する権利がない……。
「それとアラタには1つの義務が科せられます。アラタは死ぬ前に1体以上のエリアキーパーを打倒してもらいます。もしも1体のエリアキーパーも倒すことなく生涯を終えた場合、残された3名は全員が拘束され、恩赦が取り消しになります。これはアリス様も含めての事となりますのでご留意ください」
「……思った以上にえげつない条件を出してきたね。これはトーマが出した課題なの?」
「いえ。トーマ殿は一切関わっておりません。貴方達4名の処遇は全て王国側で議論されて決定したことです。
トーマ殿が貴方達を過剰に罰することを望まなかったおかげでこの程度で済んだと思ってください。
完全に一方的な被害者であった異風の旋律が貴方達に厳罰を要求しなかったのに、彼らに対して何も出来なかった王国民が貴方達を厳罰に処するのはお門違いではないかと、ギリギリ自由に生きられる範囲で留められたのですよ。
勿論次はありませんけれど」
「……エリアキーパーを倒したら、僕の誓約が解除されたりすることはあるのかな?」
「あるわけないでしょう。エリアキーパーの打倒は義務です。出来なければ罰せられ、達成すれば罰則を回避できる。それだけのことですよ」
白金板3100枚の支払いを科せられた時も法外だと思ったし、絶望もしたけれど……。
そんな大金を払い終えたのに、むしろここからが本当に大変なんだということに気付かされる。
私達がしたことは、お金を払って程度では許される話じゃないんだ……。
0
お気に入りに追加
394
あなたにおすすめの小説

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる