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11章 新たな都市の建設
432 職人救済制度
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「おうトーマ。感覚的な話だがよ。恐らく今日か明日には迷宮が発生すると思うぜ」
「お、マジか! ナイスタイミング! 報告ありがとな、助かるよ」
朝食の時にタケルから迷宮誕生が目前であることを告げられる。
それじゃあ今日のうちに人を集めてしまわないとな。
あとは不公平、不平等感が出ないように、ある程度しっかりした決まりが必要だろう。
出来れば身分証に紐付けたルールが望ましい。不正のしようがなくなるからな。
「ごめんくださいませ!」
タケルからの報告を聞いた後、来客があった。
「朝早くに申し訳ありません。済みませんがトーマさん、ご同行願えますか?
問答無用で連れてくるようにと我が主から言付かっておりますので」
来客はスカーさんだった。
昨日書面で伝えた内容的に恐らく呼び出しがかかるかなぁとは思っていたけど、行動が迅速すぎるわ。
「俺も話があったからちょうどいいよ。ゲートは俺が使う。どこに行けば?」
「素直に従ってもらえてホッとしましたよ。皆様は既にネヴァルドに集まっています。宜しくお願いします」
え~? なんで王都に集まってんだよ。
また会議するの? んもー面倒臭いなぁ~。
ネヴァルドに着くとターミナル広場に馬車が待機しており、これまた問答無用で拉致られた。
なんだかんだで登城する機会多いな俺。
「トーマさん。貴方もう少し落ち着いて生きていられないんですか? こう立て続けに面倒事を持ち込まれては困るんですが?」
「いやいやいや。俺だって好きで面倒事持ち込んでるわけじゃないですってば。それに一考の余地があると思ったからこうやって話を聞いてくださるんでしょう?」
「一考も何も、僕たちには恩恵しかないよ。ただまぁ毎回のことなんだけどトーマさんの持ち込む案件はこの世界に影響が大きすぎてね。ただ黙って享受するのは憚られちゃうよ」
っていうか手紙出した面子だけじゃなくて、普通に前回の首脳会議と同じメンバー集まってるじゃん。
手紙出してないメーデクェイタ家の当主まで居るのはちょっと申し訳なかったな。
「それではトーマよ。始めから説明してもらえるかの? 今回の書面の内容についてと、どうしてこのような事を思い至ったかについての」
「はい。今回ルイナスリーム建設に当たって、各種ギルドの誘致に動いたんですが、どこのギルドも口を揃えて『人手が足りない』って言うんですよ。スキル神殿もです。
救貧院への支援、スキップオーブの登場で冒険者の数も増えて質も向上しました。しかし彼らを支える商人、職人の数が足りておりません。次代の商人、職人が育つのを待っていては冒険者達の活動にも支障が出ますし、今少ない人手で頑張っている者たちが次の世代に蹴落とされてしまいます。
今頑張っている人たちを救済することが、王国の更なる発展のために必要なことだと思いまして、今回非戦闘員のスキル取得の支援をご提案させていただきました」
「ふん。戦えぬ者に支援など、本来はしたくはないがな……。今まさにボールクローグでこそ人手が足りておらんのだ。
未だ祝福の儀を受けることが出来ずに順番待ちしている住民も多く、装備品の補修再生作業すら手が足りていない状況だ。
戦える者が増えたことは非常に喜ばしいことではあるが、その者たちが存分に力を発揮出来ない状況というのは馬鹿らしい。それを貴様の提案で解消できるのであれば、我は賛成しよう」
この世界には人間同士の戦争とか起きた歴史はないらしいからなぁ。補給や後方支援の重要性ってのには気付くにくいのかもしれない。カルネジア家が脳筋なだけの可能性は低くないが。
リソース管理型のゲームは、バランスを間違えると一気に破綻するんだよなぁ。
「え、えっと……! 今回ミルズレンダには連絡をもらえませんでしたけど、ミルズレンダの人々にもご支援いただけるのでしょうか!?」
「あ~……。俺は構わないんですけど、職人連中が異風の旋律の支援を受け取るかは微妙ですよ? 下手すると、異風の旋律の支援を受けた職人は、ミルズレンダで活動することを許さない空気とか出来ちゃうかも?」
「そ、それは……! うぅ……」
いや別に虐める気はないんだけどな。
あそこの連中と和解するのは無理だろ。そもそもこっちに和解する必要性がないんだから、ミルズレンダ側から折れてもらわないと話にならないし。
「まぁ今回書面でお伝えした、ルイナスリームでの迷宮討伐を利用したスキルの大量取得作戦は、ぶっちゃけ今だけしか使えませんからね。
将来的に問題のない制度にしていくには、迷宮を利用しない制度にする必要があると思っています。即効性は下がりますが、最終的な到達点は同じになりますから、ミルズレンダでもそちらの方を採用していただければと思いますよ」
「ほぉ? 確かに迷宮の踏破など常に利用できるものではないからな。それを利用しない方法があるならそれに越したことはなかろう。
トーマよ。説明を頼む」
「いや単純な話になるんですが、非戦闘員を連れて冒険者に迷宮に入ってもらうだけです。今までと違うのは、冒険者の側に報酬を追加する形をとろうと思っています。
そうですね……。1回の探索に非戦闘員を1人連れていくごとに金板1枚の追加報酬、という感じですか。非戦闘員はポーターとしても働けると思いますし、戦闘面での足手纏いを連れて行く理由としては充分かなと」
「……確かにその条件であれば、多くの冒険者達が非戦闘員を探索に同行させるでしょうが……。その費用はどこから捻出するのですか? 莫大な金額となりますよ?」
「そりゃ勿論俺の口座とカンパニー資金を使う予定ですよ。ミルズレンダにはとりあえず白金板100枚出しますので、それで対応してみてもらえますか? 決してこちらの名前は出さないようにして」
「あー……。そう言えばトーマさんって、毎日ヴェルトーガから凄まじい金額を掻っ攫っていってますよね?
まぁ全て利益のほうが上回っているので問題ないのですが。いったいどれ程の資産をお持ちなのでしょうね?」
どのくらいの資産をお持ちなんだろうなぁ。
っていうかぶっちゃけ借金しても一瞬で返済できると思う。
これだけお金を稼いでも買い取ってもらえるってのが逆に凄い。今までどれ程の資源が足りていなかったんだろうっていう。
少なくとも、全王国民が気軽に祝福の儀を受けられるような環境を整えないとな。
絶対俺の仕事じゃないとは思うけどさぁ。
「お、マジか! ナイスタイミング! 報告ありがとな、助かるよ」
朝食の時にタケルから迷宮誕生が目前であることを告げられる。
それじゃあ今日のうちに人を集めてしまわないとな。
あとは不公平、不平等感が出ないように、ある程度しっかりした決まりが必要だろう。
出来れば身分証に紐付けたルールが望ましい。不正のしようがなくなるからな。
「ごめんくださいませ!」
タケルからの報告を聞いた後、来客があった。
「朝早くに申し訳ありません。済みませんがトーマさん、ご同行願えますか?
問答無用で連れてくるようにと我が主から言付かっておりますので」
来客はスカーさんだった。
昨日書面で伝えた内容的に恐らく呼び出しがかかるかなぁとは思っていたけど、行動が迅速すぎるわ。
「俺も話があったからちょうどいいよ。ゲートは俺が使う。どこに行けば?」
「素直に従ってもらえてホッとしましたよ。皆様は既にネヴァルドに集まっています。宜しくお願いします」
え~? なんで王都に集まってんだよ。
また会議するの? んもー面倒臭いなぁ~。
ネヴァルドに着くとターミナル広場に馬車が待機しており、これまた問答無用で拉致られた。
なんだかんだで登城する機会多いな俺。
「トーマさん。貴方もう少し落ち着いて生きていられないんですか? こう立て続けに面倒事を持ち込まれては困るんですが?」
「いやいやいや。俺だって好きで面倒事持ち込んでるわけじゃないですってば。それに一考の余地があると思ったからこうやって話を聞いてくださるんでしょう?」
「一考も何も、僕たちには恩恵しかないよ。ただまぁ毎回のことなんだけどトーマさんの持ち込む案件はこの世界に影響が大きすぎてね。ただ黙って享受するのは憚られちゃうよ」
っていうか手紙出した面子だけじゃなくて、普通に前回の首脳会議と同じメンバー集まってるじゃん。
手紙出してないメーデクェイタ家の当主まで居るのはちょっと申し訳なかったな。
「それではトーマよ。始めから説明してもらえるかの? 今回の書面の内容についてと、どうしてこのような事を思い至ったかについての」
「はい。今回ルイナスリーム建設に当たって、各種ギルドの誘致に動いたんですが、どこのギルドも口を揃えて『人手が足りない』って言うんですよ。スキル神殿もです。
救貧院への支援、スキップオーブの登場で冒険者の数も増えて質も向上しました。しかし彼らを支える商人、職人の数が足りておりません。次代の商人、職人が育つのを待っていては冒険者達の活動にも支障が出ますし、今少ない人手で頑張っている者たちが次の世代に蹴落とされてしまいます。
今頑張っている人たちを救済することが、王国の更なる発展のために必要なことだと思いまして、今回非戦闘員のスキル取得の支援をご提案させていただきました」
「ふん。戦えぬ者に支援など、本来はしたくはないがな……。今まさにボールクローグでこそ人手が足りておらんのだ。
未だ祝福の儀を受けることが出来ずに順番待ちしている住民も多く、装備品の補修再生作業すら手が足りていない状況だ。
戦える者が増えたことは非常に喜ばしいことではあるが、その者たちが存分に力を発揮出来ない状況というのは馬鹿らしい。それを貴様の提案で解消できるのであれば、我は賛成しよう」
この世界には人間同士の戦争とか起きた歴史はないらしいからなぁ。補給や後方支援の重要性ってのには気付くにくいのかもしれない。カルネジア家が脳筋なだけの可能性は低くないが。
リソース管理型のゲームは、バランスを間違えると一気に破綻するんだよなぁ。
「え、えっと……! 今回ミルズレンダには連絡をもらえませんでしたけど、ミルズレンダの人々にもご支援いただけるのでしょうか!?」
「あ~……。俺は構わないんですけど、職人連中が異風の旋律の支援を受け取るかは微妙ですよ? 下手すると、異風の旋律の支援を受けた職人は、ミルズレンダで活動することを許さない空気とか出来ちゃうかも?」
「そ、それは……! うぅ……」
いや別に虐める気はないんだけどな。
あそこの連中と和解するのは無理だろ。そもそもこっちに和解する必要性がないんだから、ミルズレンダ側から折れてもらわないと話にならないし。
「まぁ今回書面でお伝えした、ルイナスリームでの迷宮討伐を利用したスキルの大量取得作戦は、ぶっちゃけ今だけしか使えませんからね。
将来的に問題のない制度にしていくには、迷宮を利用しない制度にする必要があると思っています。即効性は下がりますが、最終的な到達点は同じになりますから、ミルズレンダでもそちらの方を採用していただければと思いますよ」
「ほぉ? 確かに迷宮の踏破など常に利用できるものではないからな。それを利用しない方法があるならそれに越したことはなかろう。
トーマよ。説明を頼む」
「いや単純な話になるんですが、非戦闘員を連れて冒険者に迷宮に入ってもらうだけです。今までと違うのは、冒険者の側に報酬を追加する形をとろうと思っています。
そうですね……。1回の探索に非戦闘員を1人連れていくごとに金板1枚の追加報酬、という感じですか。非戦闘員はポーターとしても働けると思いますし、戦闘面での足手纏いを連れて行く理由としては充分かなと」
「……確かにその条件であれば、多くの冒険者達が非戦闘員を探索に同行させるでしょうが……。その費用はどこから捻出するのですか? 莫大な金額となりますよ?」
「そりゃ勿論俺の口座とカンパニー資金を使う予定ですよ。ミルズレンダにはとりあえず白金板100枚出しますので、それで対応してみてもらえますか? 決してこちらの名前は出さないようにして」
「あー……。そう言えばトーマさんって、毎日ヴェルトーガから凄まじい金額を掻っ攫っていってますよね?
まぁ全て利益のほうが上回っているので問題ないのですが。いったいどれ程の資産をお持ちなのでしょうね?」
どのくらいの資産をお持ちなんだろうなぁ。
っていうかぶっちゃけ借金しても一瞬で返済できると思う。
これだけお金を稼いでも買い取ってもらえるってのが逆に凄い。今までどれ程の資源が足りていなかったんだろうっていう。
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絶対俺の仕事じゃないとは思うけどさぁ。
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