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11章 新たな都市の建設
427 迷宮を設置しよう
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「タケル。そんじゃ今日からちょっと協力してもらえるか?」
「おおいいぜ。ようやく出番が来たかって感じだぜ。アリスとかはどうするんだ? 一応俺って監視役だと思ってんだけど」
「いや? タケルから見て別に問題なさそうなら別行動してもいいんじゃない? 『事象復元』が使えない時点で、別に監視は要らんだろ」
ルイナスリームへ冒険者ギルド員候補達を連れて行く際に、タケルにも同行してもらう。
冒険者ギルドと迷宮は切っても切れない関係だからな。ぶっちゃけ迷宮がないと話にならない。
マーサ、アサヒ、カンナは相変わらずお留守番。
冒険者ギルドでみんなと合流し、ルイナスリームへ移動した。
ザルトワシルドアの討伐のせいで殆ど関われていなかったけど、思ったより何も進んでないなって印象が強い。
ただし城壁の補強はかなり進んでいて、何かの拍子に内側に倒れてくる心配はもうなさそうだ。
「一応今想定してあるのが、街の中央に冒険者、商工、魔法ギルドを配置して、狩人ギルドは雪エリア方面の入り口付近に。街の中央と4隅に迷宮を配置。迷宮は狙ったのが来るまで厳選しようと思ってる。
街の区画整理は各ギルドが揃ったら、俺抜きで決めてもらっていいよ。何か質問は?」
「そんじゃ一応冒険者ギルドマスターとして聞いとこうかねぇ。
迷宮を発生させることは出来るってのはまぁ、そうなんだろうが。1つの街に5つも管理迷宮を用意するのはなんのためだ? 必要あんのか?」
「最終的には4隅の迷宮のみにするつもりなんだけど、4隅の迷宮を少し成長させたいんだよね。最低でも100階層超えの迷宮にするつもり。
だけど冒険者が入っていたら迷宮の成長が進まないらしいじゃん。だから中央に暫定的な迷宮を置いて、当面の冒険者の活動の場にしたいんだよ」
そして4種の迷宮を用意するのは、現在確認されている迷宮が4種類しかないこと、その全てを設置する為だと説明すると、スペイスは頭を抱えてしまった。がんばれ! チート能力の非常識さはこんなもんじゃないぞ!
「いやスペイスはチートに頭抱えてんじゃねぇと思うけどな……。
まぁでもせっかくの機会だ。俺も自分の能力をしっかり把握しておきたいし、全面的に協力させてもらうぜ。
能力さえ把握出来れば、使い道は出てくるかもしれねぇしな。
そんじゃとりあえず街の中央と4隅に迷宮を誘導するぜ?」
「おお、話が早いな。サンキュー。
ちなみに、迷宮の成長促進とか、厳選にはタケルも毎日立ち会わないといけないのかとか、狙った迷宮を呼べないのかとか、適当に色々検証してみてよ。俺に報告するかどうかは任せるからさ」
「あーそうだな。俺が毎日来る必要がないなら、能力発動したままで冒険者活動続けられんのか。
りょーかい。色々試してみるわ」
タケルはひらひらと手を振って、街の角に向かっていった。
「そんで、冒険者ギルドの建設には問題ないかな? タケルの能力は既に実証済みだから、迷宮が出来るのは間違いないと思うけど、迷宮が発生するまでは待ったほうがいいかな?」
「スペイスが頭を抱えているので代わりに対応させていただきますが、実際に迷宮が発生するまでは待つべきですわね。問題ないとは思いますが、念のためです」
「了解。遅くても数日以内には発生すると思うよ。それじゃ俺は他のギルドの誘致も進めてこようと思うんだけどさ。ねぇカワッセ、スキル神殿ってどうやって誘致すればいいのかな?」
「ふむ。私には少々分かりかねますね。やはりスキル神殿の職員か王都で話を聞かないといけないのではありませんか?
儀式魔法関係は基本的に国の管理ですからね。各種ギルドも元を正せば国の管轄ですし」
ということは、1度グレンガ辺りに話を聞いてみるのがいいかな。
グレンガで対応できなければ、対応してくれる場所を聞けばいいんだし。
「了解。教えてくれてありがとね。
迷宮と冒険者ギルドときたら、次に呼び込むべきは商工ギルドでいいかな?」
「そうですね。狩人はまだこの近くで活動できるか分かりませんし、魔法ギルドは迷宮がないと意味がありませんし」
「商店や職人を呼び込むのにも商工ギルドは重要だからねー。まずは商工ギルドから話をつけてくるべきだよー」
「了解だリーンセンパイ。それじゃ俺はちょっとウィルスレイアに顔を出して、商工ギルドの話を進めてこようかと思ってるけど、皆はこのままルイナスリームに残ってるのか?」
「そう……だね。僕達はここに待機しておこうか。スナネコたちがいるから退屈はしないし、これから迷宮が発生する場所だからね。警戒はしておくべきだと思う」
なるほど。確かに迷宮が発生して不測の事態が、なんてことはありうるかもしれない。
特に前回『迷宮操作』を使ったのが催眠状態というか洗脳状態だったから、タケル自身も何が起こりえるかわかってない部分もあるんだよな。
「それじゃみんなにはルイナスリームでの待機、警戒をお願いするよ。スナネコと遊んでるだけでいいからさ。
ウィルスレイアのほうには話が通ってるはずだから、問題がなければすくに帰ってこれるかもしれないし」
「うん。それフラグだからねトーマ。面倒事持ち込まないでよ?」
俺だって面倒事はごめんだっつうの。
それじゃ次は商工ギルドの誘致の為、ウィルスレイアに行きますか。
「おおいいぜ。ようやく出番が来たかって感じだぜ。アリスとかはどうするんだ? 一応俺って監視役だと思ってんだけど」
「いや? タケルから見て別に問題なさそうなら別行動してもいいんじゃない? 『事象復元』が使えない時点で、別に監視は要らんだろ」
ルイナスリームへ冒険者ギルド員候補達を連れて行く際に、タケルにも同行してもらう。
冒険者ギルドと迷宮は切っても切れない関係だからな。ぶっちゃけ迷宮がないと話にならない。
マーサ、アサヒ、カンナは相変わらずお留守番。
冒険者ギルドでみんなと合流し、ルイナスリームへ移動した。
ザルトワシルドアの討伐のせいで殆ど関われていなかったけど、思ったより何も進んでないなって印象が強い。
ただし城壁の補強はかなり進んでいて、何かの拍子に内側に倒れてくる心配はもうなさそうだ。
「一応今想定してあるのが、街の中央に冒険者、商工、魔法ギルドを配置して、狩人ギルドは雪エリア方面の入り口付近に。街の中央と4隅に迷宮を配置。迷宮は狙ったのが来るまで厳選しようと思ってる。
街の区画整理は各ギルドが揃ったら、俺抜きで決めてもらっていいよ。何か質問は?」
「そんじゃ一応冒険者ギルドマスターとして聞いとこうかねぇ。
迷宮を発生させることは出来るってのはまぁ、そうなんだろうが。1つの街に5つも管理迷宮を用意するのはなんのためだ? 必要あんのか?」
「最終的には4隅の迷宮のみにするつもりなんだけど、4隅の迷宮を少し成長させたいんだよね。最低でも100階層超えの迷宮にするつもり。
だけど冒険者が入っていたら迷宮の成長が進まないらしいじゃん。だから中央に暫定的な迷宮を置いて、当面の冒険者の活動の場にしたいんだよ」
そして4種の迷宮を用意するのは、現在確認されている迷宮が4種類しかないこと、その全てを設置する為だと説明すると、スペイスは頭を抱えてしまった。がんばれ! チート能力の非常識さはこんなもんじゃないぞ!
「いやスペイスはチートに頭抱えてんじゃねぇと思うけどな……。
まぁでもせっかくの機会だ。俺も自分の能力をしっかり把握しておきたいし、全面的に協力させてもらうぜ。
能力さえ把握出来れば、使い道は出てくるかもしれねぇしな。
そんじゃとりあえず街の中央と4隅に迷宮を誘導するぜ?」
「おお、話が早いな。サンキュー。
ちなみに、迷宮の成長促進とか、厳選にはタケルも毎日立ち会わないといけないのかとか、狙った迷宮を呼べないのかとか、適当に色々検証してみてよ。俺に報告するかどうかは任せるからさ」
「あーそうだな。俺が毎日来る必要がないなら、能力発動したままで冒険者活動続けられんのか。
りょーかい。色々試してみるわ」
タケルはひらひらと手を振って、街の角に向かっていった。
「そんで、冒険者ギルドの建設には問題ないかな? タケルの能力は既に実証済みだから、迷宮が出来るのは間違いないと思うけど、迷宮が発生するまでは待ったほうがいいかな?」
「スペイスが頭を抱えているので代わりに対応させていただきますが、実際に迷宮が発生するまでは待つべきですわね。問題ないとは思いますが、念のためです」
「了解。遅くても数日以内には発生すると思うよ。それじゃ俺は他のギルドの誘致も進めてこようと思うんだけどさ。ねぇカワッセ、スキル神殿ってどうやって誘致すればいいのかな?」
「ふむ。私には少々分かりかねますね。やはりスキル神殿の職員か王都で話を聞かないといけないのではありませんか?
儀式魔法関係は基本的に国の管理ですからね。各種ギルドも元を正せば国の管轄ですし」
ということは、1度グレンガ辺りに話を聞いてみるのがいいかな。
グレンガで対応できなければ、対応してくれる場所を聞けばいいんだし。
「了解。教えてくれてありがとね。
迷宮と冒険者ギルドときたら、次に呼び込むべきは商工ギルドでいいかな?」
「そうですね。狩人はまだこの近くで活動できるか分かりませんし、魔法ギルドは迷宮がないと意味がありませんし」
「商店や職人を呼び込むのにも商工ギルドは重要だからねー。まずは商工ギルドから話をつけてくるべきだよー」
「了解だリーンセンパイ。それじゃ俺はちょっとウィルスレイアに顔を出して、商工ギルドの話を進めてこようかと思ってるけど、皆はこのままルイナスリームに残ってるのか?」
「そう……だね。僕達はここに待機しておこうか。スナネコたちがいるから退屈はしないし、これから迷宮が発生する場所だからね。警戒はしておくべきだと思う」
なるほど。確かに迷宮が発生して不測の事態が、なんてことはありうるかもしれない。
特に前回『迷宮操作』を使ったのが催眠状態というか洗脳状態だったから、タケル自身も何が起こりえるかわかってない部分もあるんだよな。
「それじゃみんなにはルイナスリームでの待機、警戒をお願いするよ。スナネコと遊んでるだけでいいからさ。
ウィルスレイアのほうには話が通ってるはずだから、問題がなければすくに帰ってこれるかもしれないし」
「うん。それフラグだからねトーマ。面倒事持ち込まないでよ?」
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