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10章 壁外世界
402 別荘地計画
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あまり夜遅くなると迷惑になってしまうので、ウミガメさんたちに挨拶をしてベイクに戻ってきた。
「なぁトーマよ。もう家を建てる許可は貰ってんだよな? じゃあよ。悪いんだけど、ルイナスリームよりも島の別荘作りのほうを優先していいか?」
「ん? 別にいいよ」
脊髄反射の即答である。
ルイナスリームはあまり関われてないしな。
最終的には手を離れる場所でもあるし、俺の中ではそんなに優先順位が高くない。
「おっしゃあ! 私の腕の限りを尽くして、快適な空間を作り出してやっからな!
あ、一応確認すっけどよ。ルイナスリーム近くの別荘建設計画も、別になくなったわけじゃねぇんだよな?」
「そうだな。別に別荘なんて幾つあっても構いやしないし、複数持ってもいいんじゃない? 勿論その分管理が少し大変になるんだろうけどさ」
「ゲートがあるからこそだよねー。その気になれば砂漠地域から海まで一瞬で行けちゃうし、距離的な問題はほとんど関係ないもんねー」
「私たちはやっぱり運が良かったんでしょうねぇ。かなり早い段階で、スキップとゲートを得られたからこそ今の私たちがあるのですから。
……巻き込まれた騒動を考えると、運が良かったと言い切れないところが少々難点ですけど?」
みんなに会えた事は運が良かったと思えるけど、奴隷購入からの怒涛の騒動に関しては、全く幸運感ねぇな。
何で俺がこんな目に? としか思わなかったわ。
「うん。でもこの世界って本当に別荘を作るのが楽だよね。洗浄のおかげで水質汚染の心配もないし、音魔法のおかげで騒音問題も回避できるし、建築物には『防虫』の術式付与で虫に悩まされる心配もないし、免疫力強化と環境対応のおかげで体調を崩す心配もあまりないし、空間魔法で行き来は簡単なんだもん。
トーマじゃなくても別荘持ちたくなる気持ちが分かるかな」
「うちらもバリバリ強くなるっすよー! 今までは漠然とみんなに追いつかなきゃって思ってたっすけど、生身ダイビングとウミガメさんたちと一緒の遊泳とか、私のモチベ上がりまくりっす!
ザルトワシルドアが居なくなった海を、時間をかけてゆっくりと回ってみたいっすねぇ」
「私の氷魔法を使えば、水上移動も可能そうだしね。吹雪いてるエリアよりも海側の方が、私の魔法も役に立てやすい気がするわ」
カンナの言葉を聞いてはっとする。そう言えば氷って水に浮くんだっけ。
わざわざ船なんて準備しなくても、透月でターミナル周辺を凍らせて運べば良かった、のか……?
いやいや、そもそも船で運んだのも空間魔法への影響を恐れてのことだ。ターミナルを氷で覆ったら、それはそれで影響が出そうだし、船を使ったのは間違ってない、はず?
「あ、ターミナルを運んだ船って、島に置いてきたんだよな? もし何かに使えるならマーサが使っちゃってくれよ。使い道がないなら改めて処分すっから」
「おう了解だぜ。なら悪いけど砂浜までの運搬は頼むぜ。私が自力で運び込むのは厳しいからよ」
「はあぁ……。別荘、楽しみすぎるよぅ……! あんな素敵なところに自分の家を持てるなんて夢みたいっ……!」
「ほんとだよねぇ。僕たちなんか自宅があるだけでも恵まれてる方だと思ってたのにさぁ。トーマ所有の物件って、今幾つあるのかさえも把握できてないよ。その上で別荘だなんて、王族以上の生活だよねぇ」
実際に会った感じ、王女はアホだったけど王様は立派な印象だったけどな。
変に贅沢するような人には見えなかったし、実際王都の統治もかなり上手くいってると思った。
この人とはなるべく仲良くしていきたい、と思わされる人物だった。
「トーマ。別荘の規模はどれくらいを想定してんだ? 私たち以外は誰にも使用させる気がないなら、9~12人くらいの規模を想定すりゃいいか?」
「んんん……、そうだな。あまり広いとウミガメさんたちの迷惑にならないか心配だけど、20人以上は入れる想定で作って欲しいかな。
家族の人数も、どんどん増えていきそうだし……?」
「20人で済むとは思わないことだねトーマ! 家族だけで大規模な冒険団結成できるくらい、いっぱい家族増やしちゃうんだからー!」
「別に嫌とは言わないけど、目標のために子供作るのは嫌だからな?
自然に増える分には文句なんかねぇけど」
「自然にそのくらいにしてみせるから覚悟しなさいっ!
ハルと兄さんの家族だって増えていくんだもん。賑やかに楽しく育てていきたいねー」
確かに、別に頑張る必要もなく自然と増えていきそうではあるけどね?
この世界はまだまだ沢山の未開地が残されているから、俺たちの子供や、もっと先の子孫に至るまで、冒険する場所にはことかかないだろうな。
「あとはみんな、何か要望があればマーサに作ってもらおうぜ。
俺はせっかく水が潤沢に使える場所だから、お風呂を作ろうかなと思ってるわ。これは俺が自分でやる予定だから、マーサは気にしないでくれて大丈夫だ」
「お風呂! お風呂来たっす! 混浴っすか! 家族風呂っすか! 異世界露天風呂っすか!」
「お風呂いいわねぇ! 洗浄があるとはいえ、お風呂に入りたいって気持ちは別物よね! むしろ洗浄のおかげですぐに湯船に浸かれると思うと、この世界のほうが入浴に向いてる気がするわっ」
「なるほど。水魔法で水を生み出すのはあまり大量に行えませんけど、水のある場所なら水を操作すれば比較的楽に水を溜められる、というわけですね」
「うん。その理論で言ったら、ルイナスリームにも入浴施設作れそうだよね? 雪を運搬してきて熱魔法で一気に溶かせばいいんだし。
あ~、ようやくお風呂に入れそう! もう100日以上お風呂に入ってないんだもん! 楽しみ~!」
「ルイナスリームの建設は一旦中止だねー……。まだ殆ど手をつけられてないから問題ないし、作業する人たちの送り迎えさえすれば充分かな……? もう既にあっちで寝泊りしてる人も居るし……」
「申し訳ないっすけど、うちらは探索のほうに専念させてもらうっすよ! もういち早く水中用スキルを取りたくて仕方ないっす!
別荘の要望は個室が欲しいってくらいで、後は特に拘りはないっす」
「そうね。私たちは普段通りSP稼ぎをがんばりましょうか。
私達の能力も魔法強化スキルで強くなるし、強くなるためにもこの世界を楽しむためにも、今はSP稼ぎを優先すべきときよね」
この日は遅くまで別荘の話で盛り上がった。
戦いばかりの日々だったけど、こういう楽しみのほうがありがたいよな。
ザルトワシルドアを倒したら、ゆっくり風呂に浸かりたいもんだ。
「なぁトーマよ。もう家を建てる許可は貰ってんだよな? じゃあよ。悪いんだけど、ルイナスリームよりも島の別荘作りのほうを優先していいか?」
「ん? 別にいいよ」
脊髄反射の即答である。
ルイナスリームはあまり関われてないしな。
最終的には手を離れる場所でもあるし、俺の中ではそんなに優先順位が高くない。
「おっしゃあ! 私の腕の限りを尽くして、快適な空間を作り出してやっからな!
あ、一応確認すっけどよ。ルイナスリーム近くの別荘建設計画も、別になくなったわけじゃねぇんだよな?」
「そうだな。別に別荘なんて幾つあっても構いやしないし、複数持ってもいいんじゃない? 勿論その分管理が少し大変になるんだろうけどさ」
「ゲートがあるからこそだよねー。その気になれば砂漠地域から海まで一瞬で行けちゃうし、距離的な問題はほとんど関係ないもんねー」
「私たちはやっぱり運が良かったんでしょうねぇ。かなり早い段階で、スキップとゲートを得られたからこそ今の私たちがあるのですから。
……巻き込まれた騒動を考えると、運が良かったと言い切れないところが少々難点ですけど?」
みんなに会えた事は運が良かったと思えるけど、奴隷購入からの怒涛の騒動に関しては、全く幸運感ねぇな。
何で俺がこんな目に? としか思わなかったわ。
「うん。でもこの世界って本当に別荘を作るのが楽だよね。洗浄のおかげで水質汚染の心配もないし、音魔法のおかげで騒音問題も回避できるし、建築物には『防虫』の術式付与で虫に悩まされる心配もないし、免疫力強化と環境対応のおかげで体調を崩す心配もあまりないし、空間魔法で行き来は簡単なんだもん。
トーマじゃなくても別荘持ちたくなる気持ちが分かるかな」
「うちらもバリバリ強くなるっすよー! 今までは漠然とみんなに追いつかなきゃって思ってたっすけど、生身ダイビングとウミガメさんたちと一緒の遊泳とか、私のモチベ上がりまくりっす!
ザルトワシルドアが居なくなった海を、時間をかけてゆっくりと回ってみたいっすねぇ」
「私の氷魔法を使えば、水上移動も可能そうだしね。吹雪いてるエリアよりも海側の方が、私の魔法も役に立てやすい気がするわ」
カンナの言葉を聞いてはっとする。そう言えば氷って水に浮くんだっけ。
わざわざ船なんて準備しなくても、透月でターミナル周辺を凍らせて運べば良かった、のか……?
いやいや、そもそも船で運んだのも空間魔法への影響を恐れてのことだ。ターミナルを氷で覆ったら、それはそれで影響が出そうだし、船を使ったのは間違ってない、はず?
「あ、ターミナルを運んだ船って、島に置いてきたんだよな? もし何かに使えるならマーサが使っちゃってくれよ。使い道がないなら改めて処分すっから」
「おう了解だぜ。なら悪いけど砂浜までの運搬は頼むぜ。私が自力で運び込むのは厳しいからよ」
「はあぁ……。別荘、楽しみすぎるよぅ……! あんな素敵なところに自分の家を持てるなんて夢みたいっ……!」
「ほんとだよねぇ。僕たちなんか自宅があるだけでも恵まれてる方だと思ってたのにさぁ。トーマ所有の物件って、今幾つあるのかさえも把握できてないよ。その上で別荘だなんて、王族以上の生活だよねぇ」
実際に会った感じ、王女はアホだったけど王様は立派な印象だったけどな。
変に贅沢するような人には見えなかったし、実際王都の統治もかなり上手くいってると思った。
この人とはなるべく仲良くしていきたい、と思わされる人物だった。
「トーマ。別荘の規模はどれくらいを想定してんだ? 私たち以外は誰にも使用させる気がないなら、9~12人くらいの規模を想定すりゃいいか?」
「んんん……、そうだな。あまり広いとウミガメさんたちの迷惑にならないか心配だけど、20人以上は入れる想定で作って欲しいかな。
家族の人数も、どんどん増えていきそうだし……?」
「20人で済むとは思わないことだねトーマ! 家族だけで大規模な冒険団結成できるくらい、いっぱい家族増やしちゃうんだからー!」
「別に嫌とは言わないけど、目標のために子供作るのは嫌だからな?
自然に増える分には文句なんかねぇけど」
「自然にそのくらいにしてみせるから覚悟しなさいっ!
ハルと兄さんの家族だって増えていくんだもん。賑やかに楽しく育てていきたいねー」
確かに、別に頑張る必要もなく自然と増えていきそうではあるけどね?
この世界はまだまだ沢山の未開地が残されているから、俺たちの子供や、もっと先の子孫に至るまで、冒険する場所にはことかかないだろうな。
「あとはみんな、何か要望があればマーサに作ってもらおうぜ。
俺はせっかく水が潤沢に使える場所だから、お風呂を作ろうかなと思ってるわ。これは俺が自分でやる予定だから、マーサは気にしないでくれて大丈夫だ」
「お風呂! お風呂来たっす! 混浴っすか! 家族風呂っすか! 異世界露天風呂っすか!」
「お風呂いいわねぇ! 洗浄があるとはいえ、お風呂に入りたいって気持ちは別物よね! むしろ洗浄のおかげですぐに湯船に浸かれると思うと、この世界のほうが入浴に向いてる気がするわっ」
「なるほど。水魔法で水を生み出すのはあまり大量に行えませんけど、水のある場所なら水を操作すれば比較的楽に水を溜められる、というわけですね」
「うん。その理論で言ったら、ルイナスリームにも入浴施設作れそうだよね? 雪を運搬してきて熱魔法で一気に溶かせばいいんだし。
あ~、ようやくお風呂に入れそう! もう100日以上お風呂に入ってないんだもん! 楽しみ~!」
「ルイナスリームの建設は一旦中止だねー……。まだ殆ど手をつけられてないから問題ないし、作業する人たちの送り迎えさえすれば充分かな……? もう既にあっちで寝泊りしてる人も居るし……」
「申し訳ないっすけど、うちらは探索のほうに専念させてもらうっすよ! もういち早く水中用スキルを取りたくて仕方ないっす!
別荘の要望は個室が欲しいってくらいで、後は特に拘りはないっす」
「そうね。私たちは普段通りSP稼ぎをがんばりましょうか。
私達の能力も魔法強化スキルで強くなるし、強くなるためにもこの世界を楽しむためにも、今はSP稼ぎを優先すべきときよね」
この日は遅くまで別荘の話で盛り上がった。
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