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10章 壁外世界
357 スナネコースター
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毎日ウィルスレイアに通っているリーネから、馬車が完成したと報告を受けた。
ようやくかー。色々無茶言っちゃったからちょっと申し訳なかったけど、完成品を見るのが楽しみだ。
新しくベイクに来た異邦人は94名で打ち止めになった。
転移して来た人たちの殆どを保護できたと思いたいところだけど、確かめる術はない。
ベイクに用意した異邦人用宿舎には300人程度の収容を想定しているけれど、出来れば次の異邦人たちが送り込まれる前に、砂漠都市の建設には着手したい。いい加減都市の名前も考えないとなぁ。
日課を済ませてウィルスレイアへ。馬車は狩人ギルドに置いてあるとのことなので、みんなで狩人ギルドへ移動。というかなんで狩人ギルドに馬車を置いたんだ?
そんな疑問は現地に到着したら払拭された。注文通りだけどかなりの大型の馬車に、カンナ命名の『きなこ』と、ハル命名の『シャネル』の2匹が繋がれている。どうやら馬車引きの試運転も兼ねているらしい。
馬車は実物を見ると本当に大きく感じる。テニスコート半分くらいはあるんじゃないかな?
この世界の魔物ってでかいから、運搬目的なら大きければ大きいほど使いやすいんだよ。
グランドドラゴンやグリーンドラゴンを運搬する想定で作ってもらったわけだけど、実物はほんとでかかった。
壁と屋根も付いているけど、これは取り外し可能になっている。大型魔物の角とか尻尾とか長いから、壁がある馬車だと運びにくいんだよね。銀の乙女に学びました。
そしてやっぱり特徴的なのはタイヤ部分で、通常の馬車の車輪を3個並べた大型車輪に、外周にシルバーライト製の板を貼り付けて固定している。これが両側に8個ずつ並んでいて、それら全てがシザーマウンテンの外皮で作ったベルトで繋がっている。まさに見た目だけならキャタピラそのものだ。
余った車輪2つは単純に取り付ける必要がなさそうだったということで、スペア品として保管しておくことになった。
っていうか、引くの2匹で大丈夫なの? 一応8匹で引く想定で作ってもらったんだけど。
テストを兼ねてみんなで乗ってスナネコハウスに向かう。街から出るまではゆっくりペース。街から出たら速度を上げてもらった。
「は、早いいいいいいあーはっはっはっはーーーー!!」
ジェットコースターかよ! おもしろー! っていうか、明らかにペルより早いなぁこいつら。体格差を考えると、ペルが全力を出していなかったと考える方がしっくり来るけど、はやーい!
あっという間にスナネコハウスに到着。マジで早いな! こいつら全員、身体強化スキル取得できたんだもんなぁ。スキルを持たないペルよりもマジで早いのかもしれない。
ペルもなー氾濫に参加したんだから祝福の儀を受けさせてやりたいんだけどなー。明らかに魔方陣に入らないから困るんだよな。新しい都市にスキル神殿が出来たら、1回ペルにも試してもらおう。
さて、速度は充分すぎるほどだったので、次は運搬能力を確認せねば。
またしても音魔法で魔物を釣って、馬車いっぱいに荷物を積み込んでみる。流石にキャタピラでも結構沈むなぁ。
さて、最大積載状態で馬車を引くのに、いったい何匹のスナネコが必要なんだろう。
とか思っていたら、きなことシャネルの2匹で、最大積載状態の馬車をあっさり引いてみせた。え、こいつら凄すぎない? 流石に多少速度は落ちたけれど、狩人ギルドまで問題なく引っ張ってくれた。強い。
ちなみにもう1度戻って、残った魔物素材を積み込んだ際に、2匹にキャリーをかけてあげたら、馬車の重さがなくなったかのようなスピードで狩人ギルドまで戻ることが出来た。強すぎる。
こりゃあユリバファルゴアの素材運搬に、大いに活躍してくれそうだ。
頑張ってくれた2匹にリカバーをかけて、馬車の試運転を終了する。スナネコハウスの近くに、馬車を仕舞っておける建物の建設もお願いしよう。
それと同じ馬車をもう3台発注する。2匹で引けるんだったら最大で4台引けるはずだ。金は有り余ってるのでガンガン使っていこう。
「いやぁ本当に早かったね。元々早さに特化した生物なのかもしれないけれど、身体強化スキルのおかげで更に強化されたんだろうね。運搬能力も高いし、頭も良いし、言う事ないね」
「なにより可愛いもんねー! ユリバファルゴアの素材運搬にも活躍してくれそうだけど、人材輸送とかにも活躍してくれそうだねー! もー、こんなに可愛いのに凄すぎでしょー!」
「馬車の方も問題なさそうでしたね。まぁ馬車にシルバーライトを使うような酔狂な人は、トーマくらいしか居ないと思いますけど。解体さえ無視できるなら、狩人の同行は必要なくなりそうですね」
「あっ……! トルネの言葉で思い出したんだけど、多分この子達、砂漠で迷う事はないみたいだよ……? この子達にとってこの砂漠地帯は、庭みたいなものなんじゃないかなっ……!」
「うん。能力も外見もまさに完璧だね。この子達に会えたのは最高に幸運だったかな。
シャネル~今日はおつかれさまだったねぇ~」
女性陣はこのままスナネコ団と遊んでいるそうなので、シンと2人でベイクに戻り、少しでもSPを稼いでおく。
200万SP稼いだら、『魔法範囲拡張:大』も取ることにしよう。ストレージの枠が増えるだろうからな。そしてストレージの拡張は探索速度の上昇にも繋がってくるし。
日没まで探索し、みんなを迎えにいって夕飯タイム。
夕飯後にまったりしていると、またしてもオーサンがやってきて、ボールクローグの冒険者ギルドから、銀の乙女が帰還した事を告げられる。
ふむ。じゃあ明日はボールクローグに行くことになるな。
リヴァーブ王国の大体の直径が分かったら、1度ユリバファルゴアの姿を確認しに行こう。
決戦の時は近そうだ。
ようやくかー。色々無茶言っちゃったからちょっと申し訳なかったけど、完成品を見るのが楽しみだ。
新しくベイクに来た異邦人は94名で打ち止めになった。
転移して来た人たちの殆どを保護できたと思いたいところだけど、確かめる術はない。
ベイクに用意した異邦人用宿舎には300人程度の収容を想定しているけれど、出来れば次の異邦人たちが送り込まれる前に、砂漠都市の建設には着手したい。いい加減都市の名前も考えないとなぁ。
日課を済ませてウィルスレイアへ。馬車は狩人ギルドに置いてあるとのことなので、みんなで狩人ギルドへ移動。というかなんで狩人ギルドに馬車を置いたんだ?
そんな疑問は現地に到着したら払拭された。注文通りだけどかなりの大型の馬車に、カンナ命名の『きなこ』と、ハル命名の『シャネル』の2匹が繋がれている。どうやら馬車引きの試運転も兼ねているらしい。
馬車は実物を見ると本当に大きく感じる。テニスコート半分くらいはあるんじゃないかな?
この世界の魔物ってでかいから、運搬目的なら大きければ大きいほど使いやすいんだよ。
グランドドラゴンやグリーンドラゴンを運搬する想定で作ってもらったわけだけど、実物はほんとでかかった。
壁と屋根も付いているけど、これは取り外し可能になっている。大型魔物の角とか尻尾とか長いから、壁がある馬車だと運びにくいんだよね。銀の乙女に学びました。
そしてやっぱり特徴的なのはタイヤ部分で、通常の馬車の車輪を3個並べた大型車輪に、外周にシルバーライト製の板を貼り付けて固定している。これが両側に8個ずつ並んでいて、それら全てがシザーマウンテンの外皮で作ったベルトで繋がっている。まさに見た目だけならキャタピラそのものだ。
余った車輪2つは単純に取り付ける必要がなさそうだったということで、スペア品として保管しておくことになった。
っていうか、引くの2匹で大丈夫なの? 一応8匹で引く想定で作ってもらったんだけど。
テストを兼ねてみんなで乗ってスナネコハウスに向かう。街から出るまではゆっくりペース。街から出たら速度を上げてもらった。
「は、早いいいいいいあーはっはっはっはーーーー!!」
ジェットコースターかよ! おもしろー! っていうか、明らかにペルより早いなぁこいつら。体格差を考えると、ペルが全力を出していなかったと考える方がしっくり来るけど、はやーい!
あっという間にスナネコハウスに到着。マジで早いな! こいつら全員、身体強化スキル取得できたんだもんなぁ。スキルを持たないペルよりもマジで早いのかもしれない。
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さて、速度は充分すぎるほどだったので、次は運搬能力を確認せねば。
またしても音魔法で魔物を釣って、馬車いっぱいに荷物を積み込んでみる。流石にキャタピラでも結構沈むなぁ。
さて、最大積載状態で馬車を引くのに、いったい何匹のスナネコが必要なんだろう。
とか思っていたら、きなことシャネルの2匹で、最大積載状態の馬車をあっさり引いてみせた。え、こいつら凄すぎない? 流石に多少速度は落ちたけれど、狩人ギルドまで問題なく引っ張ってくれた。強い。
ちなみにもう1度戻って、残った魔物素材を積み込んだ際に、2匹にキャリーをかけてあげたら、馬車の重さがなくなったかのようなスピードで狩人ギルドまで戻ることが出来た。強すぎる。
こりゃあユリバファルゴアの素材運搬に、大いに活躍してくれそうだ。
頑張ってくれた2匹にリカバーをかけて、馬車の試運転を終了する。スナネコハウスの近くに、馬車を仕舞っておける建物の建設もお願いしよう。
それと同じ馬車をもう3台発注する。2匹で引けるんだったら最大で4台引けるはずだ。金は有り余ってるのでガンガン使っていこう。
「いやぁ本当に早かったね。元々早さに特化した生物なのかもしれないけれど、身体強化スキルのおかげで更に強化されたんだろうね。運搬能力も高いし、頭も良いし、言う事ないね」
「なにより可愛いもんねー! ユリバファルゴアの素材運搬にも活躍してくれそうだけど、人材輸送とかにも活躍してくれそうだねー! もー、こんなに可愛いのに凄すぎでしょー!」
「馬車の方も問題なさそうでしたね。まぁ馬車にシルバーライトを使うような酔狂な人は、トーマくらいしか居ないと思いますけど。解体さえ無視できるなら、狩人の同行は必要なくなりそうですね」
「あっ……! トルネの言葉で思い出したんだけど、多分この子達、砂漠で迷う事はないみたいだよ……? この子達にとってこの砂漠地帯は、庭みたいなものなんじゃないかなっ……!」
「うん。能力も外見もまさに完璧だね。この子達に会えたのは最高に幸運だったかな。
シャネル~今日はおつかれさまだったねぇ~」
女性陣はこのままスナネコ団と遊んでいるそうなので、シンと2人でベイクに戻り、少しでもSPを稼いでおく。
200万SP稼いだら、『魔法範囲拡張:大』も取ることにしよう。ストレージの枠が増えるだろうからな。そしてストレージの拡張は探索速度の上昇にも繋がってくるし。
日没まで探索し、みんなを迎えにいって夕飯タイム。
夕飯後にまったりしていると、またしてもオーサンがやってきて、ボールクローグの冒険者ギルドから、銀の乙女が帰還した事を告げられる。
ふむ。じゃあ明日はボールクローグに行くことになるな。
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決戦の時は近そうだ。
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