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9章 異邦人が生きるために
306 シャンダリアとボールクローグ
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シャンダリアを後にし、ボールクローグに到着。
街の入り口は未だ解放されたままで、魔物の素材を積んだ大小の馬車が、ひっきりなしに行ったり来たりしている。
素材が取れる分お金になるのは良いんだけど、死体が残るから後始末が大変だな。
ま、当分の間は仕事に困らないのかもね。
冒険者ギルドの会議室を覗いてみたけど、流石に今日は誰もいなかった。
カルネジア家の屋敷の場所を聞いて、ブルガーゾ宅にお邪魔する。
「まさか貴様が我が屋敷に足を運ぶとはな。
して、今日は何用だ? 貴様も知ってのとおり、ボールクローグは大変な状況だ。
用件は手短に願いたい」
ゴネられるかなとも思ったけど、すんなりとブルガーゾに面会できた。
仕事も思ったよりちゃんとやってるみたいだな。
「時間を取ってもらって助かるよ。そんじゃ単刀直入にいこう。
用件は2つ。
1つは、街の住人のスキル取得の実態はどうだったのかの確認。
2つめは、カルネジア家への協力要請だな。協力の内容は1つめの報告次第で変わるから、まずはスキル取得がどうだったのか教えてくれ」
「ふははっ! 聞いて驚くが良いわっ!
幼い子供や満足に動けない者などの、今回全く協力出来なかった者は流石にスキル取得には至らなかったのだが、街から出ずに支援活動をしていた者や、日中に伐採などを行って、氾濫発生後は都市から出なかった者までスキル取得者が出ていたのだっ!
スキル神殿の利用料も、魔物素材の売却で全く問題なく賄えるからな! 祝福の儀の順番待ちなど、我は聞いたことがないぞ! ワッハッハー!」
そもそも氾濫が起こった原因はお前にあるんだが、まぁ今そこを指摘しても話が進まないか。
無事に乗り切れたんだし、あまり蒸し返してもな。
「スキル取得者が大量に出たんだな。
それなら2つめのお願いなんだけどさ。スキル取得者限定でいいから、カルネジア家で戦闘技術の指導みたいなことをやって欲しいんだよ。
流石に、カルネジア家の戦闘員くらいまで鍛えろって話じゃなくて、なんの技術も学べていない冒険者達に、基礎の基礎くらい教えてやってくれないか」
「ふむ? そんなことをする意味があるのか? 強者というのは、自然と頭角を現すものだろうに」
「別に全員を上級冒険者まで鍛える必要はないってんだよ。
お前も今回の氾濫で、大人数が集まることの強さってものを実感できたはずだろ?
1等級10人よりも、6等級が1000人増えるほうが、街にとっては利点が大きいって思わなかったか?」
「それは……、今回のようなことが起きれば、人手が無いと対応できなかったのは認めよう。
だが今回のような事態は、そうそう起こるものではなかろう。考慮に値しないのではないのか?」
「あのなぁ……、ってまぁいいや。
残念だけど、今後も異邦人の流入は止まらないと思うぞ。
今回と同じ事態が起こるとは限らないけど、同規模の騒動が起こる可能性は低くない。
戦える者を増やしておくことは、ボールクローグを守り抜く上で、非常に重要な要素になってくると思うぜ?
ヴェルトーガでは既に、タイデリア家による冒険者への指導、訓練は実施済みだしな」
ディオーヌ様は発想が柔軟で、フットワークが軽い。
9、10等級の冒険者に絞って戦闘の基礎技術を指導する事により、明らかに迷宮資源の産出量が増加したと喜んでいた。
「ほう? タイデリア家がそのようなことを?
――――そういえばヴェルトーガは、異邦人の騒動が初めて確認された都市であったか……。
あの女狐めが、異邦人をそこまで脅威と認識しているということか……。
確かに今回の件で、我の認識が甘かったのは認めざるを得ないところだがな。
上級冒険者になれそうな者を選んで鍛えるのではいかんのか?」
「最終的には好きにしろよ。むしろ沢山の人間に指導すれば、才能ある者を見つけやすくなるだろ? カルネジア家にもちゃんと利益があるはずだ。
戦える奴が増えれば、領土拡張だって進めやすくなるだろう。長期的に考えれば利点しかないぞ。
というかカルネジア家は、教育ってもんをもっと重要視すべきなんだよ。才能で人生全てが決まると思ってんじゃねぇ」
「ふん。知ったような口を叩きおって。
だが貴様の話は、確かに我が家にとってもボールクローグにとっても、大きな利になる話であることは間違いないであろう。
スキル取得者に限ってもいいというのであれば、なるべく早く手配すると約束する。
周辺の村落に済んでいた者たちも、戦闘技術が身に付けば、家に帰りやすくなるだろうしな」
才能絶対主義を全否定はしないけど、別に頂点目指す奴ばっかじゃねぇんだっての。
戦える人口が増えれば増えるほど最高値の水準だって上がるんだから、強者絶対主義を掲げるなら、むしろ教育をちゃんとすべきだろうに。
冒険者ギルドに戻って、戦闘指導を引き受けて欲しい依頼を出して、商工ギルドで物件探し。
しかし人口が爆発している現在のボールクローグに空き物件はなく、大工たちも突然の建築ラッシュで全く手が空いていないらしい。
ふむ。これって、シャンダリアから職人を出稼ぎに派遣するのがいいかもしれない。
食料の消費量は減るし、シャンダリアの職人にお金が入るし、ボールクローグの復興は早まるし、良いことしかない。
めんどくさいのはゲートでの人員輸送くらいなもんだ。
武器屋を覗き在庫を確認する。
今回の騒動で装備品をばら撒いたおかげで、在庫は豊富に残っているようだ。
店主に確認すると、騒動が終わってから、今後戦う予定がない者たちが処分しに来た在庫も結構あるらしい。
うん。これはちょうどいいな。
明日以降に取りに来る事を約束し、過剰在庫を全て引き取ることにして、料金を先払い。
これでシャンダリアの新規冒険者達にも、最低限の装備品は行き渡りそうだ。
人手が余ってるシャンダリアと、人手が足りないボールクローグか。
上手く噛み合えば、一気に好転しそうだな。
街の入り口は未だ解放されたままで、魔物の素材を積んだ大小の馬車が、ひっきりなしに行ったり来たりしている。
素材が取れる分お金になるのは良いんだけど、死体が残るから後始末が大変だな。
ま、当分の間は仕事に困らないのかもね。
冒険者ギルドの会議室を覗いてみたけど、流石に今日は誰もいなかった。
カルネジア家の屋敷の場所を聞いて、ブルガーゾ宅にお邪魔する。
「まさか貴様が我が屋敷に足を運ぶとはな。
して、今日は何用だ? 貴様も知ってのとおり、ボールクローグは大変な状況だ。
用件は手短に願いたい」
ゴネられるかなとも思ったけど、すんなりとブルガーゾに面会できた。
仕事も思ったよりちゃんとやってるみたいだな。
「時間を取ってもらって助かるよ。そんじゃ単刀直入にいこう。
用件は2つ。
1つは、街の住人のスキル取得の実態はどうだったのかの確認。
2つめは、カルネジア家への協力要請だな。協力の内容は1つめの報告次第で変わるから、まずはスキル取得がどうだったのか教えてくれ」
「ふははっ! 聞いて驚くが良いわっ!
幼い子供や満足に動けない者などの、今回全く協力出来なかった者は流石にスキル取得には至らなかったのだが、街から出ずに支援活動をしていた者や、日中に伐採などを行って、氾濫発生後は都市から出なかった者までスキル取得者が出ていたのだっ!
スキル神殿の利用料も、魔物素材の売却で全く問題なく賄えるからな! 祝福の儀の順番待ちなど、我は聞いたことがないぞ! ワッハッハー!」
そもそも氾濫が起こった原因はお前にあるんだが、まぁ今そこを指摘しても話が進まないか。
無事に乗り切れたんだし、あまり蒸し返してもな。
「スキル取得者が大量に出たんだな。
それなら2つめのお願いなんだけどさ。スキル取得者限定でいいから、カルネジア家で戦闘技術の指導みたいなことをやって欲しいんだよ。
流石に、カルネジア家の戦闘員くらいまで鍛えろって話じゃなくて、なんの技術も学べていない冒険者達に、基礎の基礎くらい教えてやってくれないか」
「ふむ? そんなことをする意味があるのか? 強者というのは、自然と頭角を現すものだろうに」
「別に全員を上級冒険者まで鍛える必要はないってんだよ。
お前も今回の氾濫で、大人数が集まることの強さってものを実感できたはずだろ?
1等級10人よりも、6等級が1000人増えるほうが、街にとっては利点が大きいって思わなかったか?」
「それは……、今回のようなことが起きれば、人手が無いと対応できなかったのは認めよう。
だが今回のような事態は、そうそう起こるものではなかろう。考慮に値しないのではないのか?」
「あのなぁ……、ってまぁいいや。
残念だけど、今後も異邦人の流入は止まらないと思うぞ。
今回と同じ事態が起こるとは限らないけど、同規模の騒動が起こる可能性は低くない。
戦える者を増やしておくことは、ボールクローグを守り抜く上で、非常に重要な要素になってくると思うぜ?
ヴェルトーガでは既に、タイデリア家による冒険者への指導、訓練は実施済みだしな」
ディオーヌ様は発想が柔軟で、フットワークが軽い。
9、10等級の冒険者に絞って戦闘の基礎技術を指導する事により、明らかに迷宮資源の産出量が増加したと喜んでいた。
「ほう? タイデリア家がそのようなことを?
――――そういえばヴェルトーガは、異邦人の騒動が初めて確認された都市であったか……。
あの女狐めが、異邦人をそこまで脅威と認識しているということか……。
確かに今回の件で、我の認識が甘かったのは認めざるを得ないところだがな。
上級冒険者になれそうな者を選んで鍛えるのではいかんのか?」
「最終的には好きにしろよ。むしろ沢山の人間に指導すれば、才能ある者を見つけやすくなるだろ? カルネジア家にもちゃんと利益があるはずだ。
戦える奴が増えれば、領土拡張だって進めやすくなるだろう。長期的に考えれば利点しかないぞ。
というかカルネジア家は、教育ってもんをもっと重要視すべきなんだよ。才能で人生全てが決まると思ってんじゃねぇ」
「ふん。知ったような口を叩きおって。
だが貴様の話は、確かに我が家にとってもボールクローグにとっても、大きな利になる話であることは間違いないであろう。
スキル取得者に限ってもいいというのであれば、なるべく早く手配すると約束する。
周辺の村落に済んでいた者たちも、戦闘技術が身に付けば、家に帰りやすくなるだろうしな」
才能絶対主義を全否定はしないけど、別に頂点目指す奴ばっかじゃねぇんだっての。
戦える人口が増えれば増えるほど最高値の水準だって上がるんだから、強者絶対主義を掲げるなら、むしろ教育をちゃんとすべきだろうに。
冒険者ギルドに戻って、戦闘指導を引き受けて欲しい依頼を出して、商工ギルドで物件探し。
しかし人口が爆発している現在のボールクローグに空き物件はなく、大工たちも突然の建築ラッシュで全く手が空いていないらしい。
ふむ。これって、シャンダリアから職人を出稼ぎに派遣するのがいいかもしれない。
食料の消費量は減るし、シャンダリアの職人にお金が入るし、ボールクローグの復興は早まるし、良いことしかない。
めんどくさいのはゲートでの人員輸送くらいなもんだ。
武器屋を覗き在庫を確認する。
今回の騒動で装備品をばら撒いたおかげで、在庫は豊富に残っているようだ。
店主に確認すると、騒動が終わってから、今後戦う予定がない者たちが処分しに来た在庫も結構あるらしい。
うん。これはちょうどいいな。
明日以降に取りに来る事を約束し、過剰在庫を全て引き取ることにして、料金を先払い。
これでシャンダリアの新規冒険者達にも、最低限の装備品は行き渡りそうだ。
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上手く噛み合えば、一気に好転しそうだな。
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