271 / 580
8章 異風の旋律
241 ボールクローグで起きている事
しおりを挟む
狩人ギルドの会議室に通される。
話を聞ければどこでも良いんだけど、わざわざ移動したって事は情報規制でもされてるのかね?
「で、話ってのは何?冒険者ギルドでは迷宮が増えまくってるって話は聞いたけど」
「ああ、知ってるなら話が早い。その話だよ。トーマさんたちにも協力して欲しいんだ」
「そのつもりで来たんだけど、冒険者ギルドで聞いた話だと、上級冒険者とカルネジア家が頑張ってるから大丈夫って雰囲気だったよ?
俺たちにまで協力を要請するほど切羽詰ってるようには見えなかったんだけど」
「ちっ!ホントにそんなこと言ってたのかよ!?あいつら状況が分かってんのか……!?」
あらら?冒険者ギルドと狩人ギルドのこの温度差は一体何なんだ?
「……今のボールクローグははっきり言って、予断を許さない状況なんだよ。
現在確認されている迷宮だけでも、その数は優に30を超えている。
なのにまだまだ新しい迷宮が増え続けているんだ……」
「30……。んっと、上級冒険者の協力やカルネジア家の戦力で、現在どの程度対応できてるんだ?」
「……1日に1つ潰せればいいほうかな。
迷宮は新しく発生したものだから、50階層未満のものも多いらしいけど。時間が経てば経つほど迷宮が成長して、討伐が難しくなっていくんだ。
それなのに今は、確認できるだけでも1日3つくらいずつ迷宮が増えてる。
トーマさんたちに話をした冒険者ギルド員は危機感足りなすぎだろ。ぶっちゃけこの街の存亡の危機だと思ってるよ俺は」
迷宮が発生するペースに討伐するペースが追いついていないのか。
今すぐどうこうなるってワケじゃないだろうが、このペースだといずれ魔物の反乱が起こっても不思議じゃないと。
……っていうか、迷宮からの魔物の氾濫って、周囲の魔力が枯渇したために、魔力を求めて迷宮から魔物が出てくるって流れなんだよな?
迷宮が増えれば増えるほど、魔物の反乱が起こる可能性は加速度的に高まっていくんじゃないのか……?
「で、協力ってのは迷宮の討伐をすればいいのか?
つうか勝手にやっても大丈夫なのそういうの?」
「だからもうそんなこと言ってる余裕ないんだって!
トーマさんたちってグリーンドラゴン倒してるし、50階層もない迷宮を殺すくらい出来るはずだろ!?」
「いやいや、協力するのは吝かじゃないけどさ。それによって俺たちが不利益を被るのはゴメンだってば。
迷宮の場所も分からないし、街の外に出るなら足だって必要だろ。
困ってるから助けて!なんて、全部丸投げされても困るって話だよ。
協力するのは構わない。だけどちゃんと正規の手段で、そして効率よく協力出来る様に手配してもらいたいってことだよ」
「く、確かにちょっと焦りすぎてたか……!
ちょっとだけ、ちょっとだけ待っててくれるか!色々話通してくるからよ!」
俺の返事も待たずにギルド職員は出ていった。そういえば名前も聞いてないな。
「僕たちの等級で勝手に迷宮討伐なんてしたら変な注目を集めそうだね。それに迷宮の場所も移動手段もないし、協力すると言っても、現状出来ることがあまりないよね」
「んーそういう意味でも銀の乙女に合流するのが手っ取り早かったんだけどねー。あそこにはペルもいるから」
「ペルちゃんに会いたかったけど、出払ってたから仕方ないよね……」
何気にリーネもペルと仲良くなってるらしい。
っと、入り口の扉がコンコンと軽くノックされる。
「入りますよ」
これまた返事も待たずに、初めて見る女性が入室してきた。
お、よく見るとこの人耳長族っぽいな。
「ボールクローグ狩人ギルドマスターの『エルハ』よ。話は聞かせてもらったわ。
グリーンドラゴンを討伐した貴方達の実力を見込んで、狩人ギルドは正式に異風の旋律に協力を要請するわ。
新しく出来た迷宮への案内もつけましょう。報酬は応相談って感じかしら?」
「異風の旋律のトーマだ。話が早くて助かる。
報酬は後から決めてもいいかな?俺たち金には困ってないからさ」
エルハは少し迷うような仕草を見せた。
「……こちらが用意できない報酬は断らせてもらうけど、それでも良いなら後からでも構わないわ」
「ああ、無茶なことを頼むつもりはないよ。今ちょっと欲しいものが思いつかないだけだ。
それじゃあ正式に仕事の話を進めようか。まずは今の状況と、そっちの要望を教えてくれ」
エルハが姿勢を正す。自然と部屋に緊張感が漂い始める。
「現在ボールクローグ近郊に、毎日新しい迷宮が、少なくとも1日に1つ以上は出現しているわ。
カルネジア家の戦士を含めた、手練れの冒険者と狩人が手分けして迷宮討伐を進めているけれど、1日1つ殺せれば良い方ね。迷宮が生まれるほうが断然早いの。
このままだと遠くない未来に、周辺地域の魔力枯渇が起きて、その時残っている迷宮全てから魔物が溢れ出す可能性が低くないわ。
異風の旋律はその実力を活かして、単独でどんどん迷宮を減らして欲しいの。グリーンドラゴンを狩れる戦力ならば、50階層級迷宮くらい単独で討伐できるはずですから。
移動手段と案内は狩人ギルドで用意致します。ぜひともご協力を」
エルハは静かに頭を下げた。
「頭を上げてくれ。そこまでされなくても協力するってば。
しかし狩人ギルドは6等級冒険者の俺に対して謙りすぎじゃないのか?侮られるよりは話が早くて助かるんだけどさ」
「我々はグリーンドラゴンの素材の現物をこの目で見ているからね。それにサリサリたちが、異風の旋律がいなかったら出会い頭のブレスで骨も残らなかった、グリーンドラゴンは異風の旋律だけで倒したんだ、って吹聴して回ってますからね。
優秀な狩人の言う事は信用することにしているの」
「サリサリに感謝だな。
それじゃあこれから迷宮に案内してもらうことは出来ないか?
どんな状況なのか、今日中に1度体験しておきたいんだが」
「こちらとしても助かるわ。すぐに手配しましょう」
エルハが手配をしてくれる間に、食料などをある程度買っておく。
今回はドロップアイテム回収の優先度は低いので、ストレージを空にしておく必要性はあまりない。
ほどなくして、6本足の馬が引く馬車が用意され、迷宮に向かうことになった。
さてさて、迷宮殺しって奴に挑戦してみますかね。
話を聞ければどこでも良いんだけど、わざわざ移動したって事は情報規制でもされてるのかね?
「で、話ってのは何?冒険者ギルドでは迷宮が増えまくってるって話は聞いたけど」
「ああ、知ってるなら話が早い。その話だよ。トーマさんたちにも協力して欲しいんだ」
「そのつもりで来たんだけど、冒険者ギルドで聞いた話だと、上級冒険者とカルネジア家が頑張ってるから大丈夫って雰囲気だったよ?
俺たちにまで協力を要請するほど切羽詰ってるようには見えなかったんだけど」
「ちっ!ホントにそんなこと言ってたのかよ!?あいつら状況が分かってんのか……!?」
あらら?冒険者ギルドと狩人ギルドのこの温度差は一体何なんだ?
「……今のボールクローグははっきり言って、予断を許さない状況なんだよ。
現在確認されている迷宮だけでも、その数は優に30を超えている。
なのにまだまだ新しい迷宮が増え続けているんだ……」
「30……。んっと、上級冒険者の協力やカルネジア家の戦力で、現在どの程度対応できてるんだ?」
「……1日に1つ潰せればいいほうかな。
迷宮は新しく発生したものだから、50階層未満のものも多いらしいけど。時間が経てば経つほど迷宮が成長して、討伐が難しくなっていくんだ。
それなのに今は、確認できるだけでも1日3つくらいずつ迷宮が増えてる。
トーマさんたちに話をした冒険者ギルド員は危機感足りなすぎだろ。ぶっちゃけこの街の存亡の危機だと思ってるよ俺は」
迷宮が発生するペースに討伐するペースが追いついていないのか。
今すぐどうこうなるってワケじゃないだろうが、このペースだといずれ魔物の反乱が起こっても不思議じゃないと。
……っていうか、迷宮からの魔物の氾濫って、周囲の魔力が枯渇したために、魔力を求めて迷宮から魔物が出てくるって流れなんだよな?
迷宮が増えれば増えるほど、魔物の反乱が起こる可能性は加速度的に高まっていくんじゃないのか……?
「で、協力ってのは迷宮の討伐をすればいいのか?
つうか勝手にやっても大丈夫なのそういうの?」
「だからもうそんなこと言ってる余裕ないんだって!
トーマさんたちってグリーンドラゴン倒してるし、50階層もない迷宮を殺すくらい出来るはずだろ!?」
「いやいや、協力するのは吝かじゃないけどさ。それによって俺たちが不利益を被るのはゴメンだってば。
迷宮の場所も分からないし、街の外に出るなら足だって必要だろ。
困ってるから助けて!なんて、全部丸投げされても困るって話だよ。
協力するのは構わない。だけどちゃんと正規の手段で、そして効率よく協力出来る様に手配してもらいたいってことだよ」
「く、確かにちょっと焦りすぎてたか……!
ちょっとだけ、ちょっとだけ待っててくれるか!色々話通してくるからよ!」
俺の返事も待たずにギルド職員は出ていった。そういえば名前も聞いてないな。
「僕たちの等級で勝手に迷宮討伐なんてしたら変な注目を集めそうだね。それに迷宮の場所も移動手段もないし、協力すると言っても、現状出来ることがあまりないよね」
「んーそういう意味でも銀の乙女に合流するのが手っ取り早かったんだけどねー。あそこにはペルもいるから」
「ペルちゃんに会いたかったけど、出払ってたから仕方ないよね……」
何気にリーネもペルと仲良くなってるらしい。
っと、入り口の扉がコンコンと軽くノックされる。
「入りますよ」
これまた返事も待たずに、初めて見る女性が入室してきた。
お、よく見るとこの人耳長族っぽいな。
「ボールクローグ狩人ギルドマスターの『エルハ』よ。話は聞かせてもらったわ。
グリーンドラゴンを討伐した貴方達の実力を見込んで、狩人ギルドは正式に異風の旋律に協力を要請するわ。
新しく出来た迷宮への案内もつけましょう。報酬は応相談って感じかしら?」
「異風の旋律のトーマだ。話が早くて助かる。
報酬は後から決めてもいいかな?俺たち金には困ってないからさ」
エルハは少し迷うような仕草を見せた。
「……こちらが用意できない報酬は断らせてもらうけど、それでも良いなら後からでも構わないわ」
「ああ、無茶なことを頼むつもりはないよ。今ちょっと欲しいものが思いつかないだけだ。
それじゃあ正式に仕事の話を進めようか。まずは今の状況と、そっちの要望を教えてくれ」
エルハが姿勢を正す。自然と部屋に緊張感が漂い始める。
「現在ボールクローグ近郊に、毎日新しい迷宮が、少なくとも1日に1つ以上は出現しているわ。
カルネジア家の戦士を含めた、手練れの冒険者と狩人が手分けして迷宮討伐を進めているけれど、1日1つ殺せれば良い方ね。迷宮が生まれるほうが断然早いの。
このままだと遠くない未来に、周辺地域の魔力枯渇が起きて、その時残っている迷宮全てから魔物が溢れ出す可能性が低くないわ。
異風の旋律はその実力を活かして、単独でどんどん迷宮を減らして欲しいの。グリーンドラゴンを狩れる戦力ならば、50階層級迷宮くらい単独で討伐できるはずですから。
移動手段と案内は狩人ギルドで用意致します。ぜひともご協力を」
エルハは静かに頭を下げた。
「頭を上げてくれ。そこまでされなくても協力するってば。
しかし狩人ギルドは6等級冒険者の俺に対して謙りすぎじゃないのか?侮られるよりは話が早くて助かるんだけどさ」
「我々はグリーンドラゴンの素材の現物をこの目で見ているからね。それにサリサリたちが、異風の旋律がいなかったら出会い頭のブレスで骨も残らなかった、グリーンドラゴンは異風の旋律だけで倒したんだ、って吹聴して回ってますからね。
優秀な狩人の言う事は信用することにしているの」
「サリサリに感謝だな。
それじゃあこれから迷宮に案内してもらうことは出来ないか?
どんな状況なのか、今日中に1度体験しておきたいんだが」
「こちらとしても助かるわ。すぐに手配しましょう」
エルハが手配をしてくれる間に、食料などをある程度買っておく。
今回はドロップアイテム回収の優先度は低いので、ストレージを空にしておく必要性はあまりない。
ほどなくして、6本足の馬が引く馬車が用意され、迷宮に向かうことになった。
さてさて、迷宮殺しって奴に挑戦してみますかね。
0
お気に入りに追加
393
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる