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4章 2人のために出来ること
4章補足① ※若干のネタバレあり ※読み飛ばしても本編には多分影響ありません
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◆◆◆◆◆◆
4章時間経過 (表記単位『転移○○日後』)
059~061 69日目。関係各所に協力要請。ここからほぼ徹夜で探索開始。デスマ開始。
062~062 70日目(デスマ2日目)。ポーターと合流。
063~064 70日目から71日目(デスマ2~3日目)。ポーター18人に。71日目(デスマ3日目)終了。
065~065 72日目(デスマ4日目)開始。7等級昇格。73日目の夜明け前。デスマ終了
066~073 73日目。シンとリーン購入。ふわわとつらら合流。その他諸々おやすみなさい
074~077 74日目。挨拶回り。暗視のために徹夜探索。74日目終了。5日後に訓練申し込み(79日目)
078~080 75日目開始。夕方スレイと密会。
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4章終了時のステータス
名前 トーマ
年齢 35歳(20年の間は不老)
種族 人間
所持SP 473
使用可能魔法
『音魔法』
『水魔法』
『風魔法』
『熱魔法』
『照明魔法』
『洗浄魔法』
使用可能スキル
『リンカーズ会話理解』
『免疫力上昇:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
取得可能スキル
『魔法範囲拡張:小』 (必要SP50)
『身体能力強化:小』 (必要SP50)
『魔力探知』 (必要SP120)
『魔力量増加:小』 (必要SP100)
『集中』 (必要SP100)
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4章で新たに取得したスキル
なし
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4章で登場した、まだ取得していないスキル
『集中』 (必要SP100)
集中状態時の肉体的・精神的な負担を軽減する。
取得条件
一定時間集中状態を維持する。
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4章で登場した魔法
『石弾』
土属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、石塊を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた石塊は魔力に還元される。
『火矢』
火属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、炎の矢を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた炎は魔力に還元される。
『風斬』
風属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、風の刃を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた風の刃は魔力に還元される。
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4章で新たに覚えた魔法。
『照明魔法』
特定の属性の影響を持たない、生活魔法の1つ。
自身の魔力を代償に、光の発生、干渉、操作を行使することが出来る。
『熱魔法』
火属性の影響が最も強い、生活魔法の1つ。
自身の魔力を代償に、熱の発生、干渉、操作を行使することが出来る。
自身以外の生物の温度に直接干渉することは出来ない。
定められた上限、下限を超えて温度を操作することは出来ない。
『風魔法』
風属性の影響が最も強い、生活魔法の1つ。
自身の魔力を代償に、風の発生、干渉、操作を行使することが出来る。
物体、生物に損傷を与えられるほどの風力は生み出せない。
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4章登場人物
『迷宮孤児の子供達』
今回ポーターとして働いているのは、10~13歳くらいの子供達。
救貧院で寝泊りしている、迷宮探索で両親を亡くした子供達。
戦う力を持たない子供達に世間は厳しく、生活には常に困窮している。
救貧院は、早ければ12、13歳くらいには出て行かなければならず、救貧院に居ても生活に困窮している子供たちは、救貧院を出た後の生活にとても不安を抱いている。
『冒険者ギルドの美人受付嬢』
人種。女性。20代
オーサンの同僚の美人受付嬢。
つららの親犬を家で飼っている。
(トーマと美人受付嬢との交流も考えてはみたのですが、おっさんで昔ベテラン冒険者だったオーサンと比べて、あまりストーリー的な交流が出来ないような気がしたので、トーマの担当から外れる結果となりました。冒険者ギルドの職員というのは、冒険者に比べてかなり安定した職業という設定です。そんな人物とトーマを絡ませても、お互いあまり接点が無いと思えてしまって、それに容姿的にあまり優れていないトーマと恋仲になるのは無理があるかな、と。4章ではオーサンの仕事量を考えると、1人でこなすのは不可能だろうなと思い、せっかくなので再登場させてみました)
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地名
新しく登場した地名は無し。
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施設
『奴隷商館』
奴隷という言葉は使われているものの、犯罪奴隷を除けば、その実態は職業安定所や人材派遣会社、仕事の斡旋業に近い。リンカーズでは働き口を探す場合、コネによる採用が殆どである。しかし日雇い仕事や突発的に人手が必要な仕事ももちろん存在し、でも信用できない人間を雇いたくないという心理から、奴隷商館を仲介して人手のやりくりが行われる。
奴隷になると、派遣された職場からの賃金はほぼ全て商館に没収されてしまうが、奴隷契約中の衣食住は商館によって完璧に保障されている。税金が払えなかった住人などは毎年のように一定期間奴隷労働者となることも多く、人手の必要な仕事は奴隷が増える時期に合わせて行われることもある。
奴隷契約中に問題を起こすと、犯罪奴隷になる場合も少なくないので、奴隷労働者の多くは従順に働いている。
通常、犯罪奴隷は商館では取り扱われない。理由は奴隷商人側が嫌がるので。今回スレイは自らシンとリーンを売却までの期間中預かると立候補して、他の商人も犯罪奴隷と関わるのを嫌がったため、無事に2人を保護することが出来た。
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4章での装備品
ハードミスリルロングソード。
反りの無い片刃の剣。刃渡りは1メートル弱。
メイスとダガーに比べてミスリルの含有量が多く、魔装術を使うと相乗効果で性能が上がる武器。
20階層以下の魔物に通用しないことはないくらいの性能。
40階層まで問題なく使える程度の品質。
金貨8枚。
ヘビーミスリルメイス。
硬くて重い金属であるブラックメタルとミスリルを合金化して、重すぎる重量をウェイトストーンと呼ばれる素材で適度に軽量化したもの。
トーマは魔物素材と言っているが、実際には迷宮で取れる素材なので性能の割には比較的安価。
お値段金貨5枚。
エアーメタルダガー×2
精霊鉄に魔法金属ミスリルを少量混ぜて合金化した、強い強度と魔法適正を持つ、刃渡り50センチほどの短剣。
お値段は1つ金貨2枚。
これを両ふとももに1本ずつ装備。
スリングショット。
射撃武器。弾はダーティストーン。常に10数個持ち歩いている。
あまり人気がない。
『蜘蛛の魔物の糸』で作られた服。
斬撃に特に強い耐性を持ち、魔物素材なので魔法にも強い。
上下込みで銀板6枚。
金貨1枚級品質の軽鎧。
動きやすさを重視した、軽くて丈夫な軽鎧。
魔装術の防御効果を、少し高める効果がある。
金貨1枚級品質のヘッドギア。
頭部、額、顎を固定・防御するヘッドギア。
軽くて丈夫。魔法効果で長時間の着用も快適。
精霊鉄のくさりかたびら。銀板7枚。鎧を買い換えても合わせて使える。
守霊布のバンダナ。銀板4枚。布製。防御の魔法に近い効果が付与されていて、魔法にも打撃にも強い。兜の下に着用しても効果を発揮する。
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4章で登場した魔物
新しく登場した魔物はいない。
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4章で語られた設定
ある貴族が盗難被害に遭い、その盗品をシンとリーンの両親が誤って取引してしまった。両親も騙されたことは調査で判明したが、実際に取引をしてしまった当人なので、その責任を問われ、5年間の強制労働刑に処された。盗みに入った犯人と盗まれた盗品が見つからないので、シンの家族に賠償請求が行われ、財産の没収に加えて、シンとリーンを奴隷に落とし、その売却金を貴族家への賠償金として支払うことにされた。
スレイはシンの両親に恩があり、せめて子供たちは助けたいと思い行動している。
シンたち一家への判決は、王家によって下された正式な処罰。
3日間は2人を確実に匿っておける。
シンは180万、リーンは120万リーフの売値がつけられており、300万リーフ稼ぐ必要がある。
2人の売上金は賠償金扱いなので、売却を遅らせることは難しい。
スレイはベイクに奴隷商館を構えている。
リヴァーブ王国の奴隷取引はかなり厳しい審査が必要。
カズラに1日50本、3日で合計150本の初級暗視ポーションの納品を依頼し、金貨3枚を先払い。
冒険者ギルドでポーター募集の依頼を出し、オーサンに事情を話す。
ふわわとつららは3日間オーサン宅に預けられる。
ポーターの人件費は3日間で最大450000リーフ。
ホムロに探索のサポートを要請。金板2枚先払いする。
階層を上げるより、慣れている階層の早回しを選択。
デスマ中は単価の安いドロップアイテムは無視している。具体的にはネズミとレッサーゴブリンのドロップアイテム。
迷宮の11~50階層までを中階層域と呼ぶことがある。
8階層では常に30体以上の魔物の群れに遭遇し、また遭遇頻度も高い。
ソロ探索による魔物の殲滅が、トーマにとっては自然な行動と化している。
ポーターの依頼を受けたのは、生活に困窮している子供達8名。
戦えず家族も居ない子供達の扱いは悪い。
迷宮で親を亡くした子供は迷宮孤児と呼ばれ、ベイクでも後を絶たない。
リヴァーブ王国では『相互扶助』の精神と『自力救済主義』という考え方が一般的。
ポーターに銀板3枚は破格を超えて異常な報酬。殆どの場合1日使って銀貨1枚行くか行かないかが相場。
デスマ2日目辺りから、トーマの殲滅スピードは更に上がっている。
デスマ3日目辺りからトーマはゲーム脳になってきて、2人の救助からスコアアタックに意識がシフトしてきている。
デスマ後の預金額は427万6237リーフ。
犯罪奴隷印は1度刻まれると一生消すことが出来ない。
奴隷印は左手の甲に現れ、仮に左手が欠損した場合は右手に移る。本人の魂と契約が結びついているため、奴隷印が現れたところを切り離し続けても、別の場所に現れるだけで意味がない。
オーサンは美人受付嬢にサポートを頼んでいた。
ホムロの店には他にも従業員を雇っている。
デスマによって、冒険者ギルドにも大きな利益が生まれた。
リンカーズの住人は自力救済主義の下、仕事に手を抜くケースは非常に稀。
もふもふ動物天国。
デスマで拾ったスクロールは音魔法が7つ、洗浄が2つ、照明が2つ、熱が3つ、風が2つ、『火矢』、『風斬』、『石弾』が1つずつ。
リヴァーブ王国には月と曜日の概念がない。1年の概念はある。税金は1年単位で徴収される。(1年は360日)。日付を表現する場合は単純に○○○日みたいに日付の数字を言う。
トーマの読み書きは一般的な水準に達している。
夕食会の日の夜から、1人部屋から4人部屋に移動。
犯罪奴隷には社会的信用が一切なく、理不尽な扱いを受けても、被害者として扱われない可能性がある。
ユリンとの読み書き講座が正式に終了。
犯罪奴隷は酷い扱いを受けるべきだという認識が、社会的に浸透している。
過去に女性の犯罪奴隷が魔物と交配させられたことがある。
(魔物は生殖行為を必要とせず、自然発生的に繁殖する存在なので交配は失敗。単純に犯罪奴隷の命が失われただけだった)
犯罪奴隷印が消えた前例はない。
法的には一般の奴隷と犯罪奴隷に大きな解釈の差はない。大きく違うのは感情面。
1度犯罪奴隷印が刻まれると、刑期を終えて釈放されても犯罪奴隷印が消えることはない。
犯罪奴隷は身分証は剥奪。身元の証明は奴隷印で行う。しかし、各種サービスは利用できない。
探索許可証の発行も許されないが、奴隷の所有権を持つ者と一緒であれば迷宮に入ることが出来る。
生活魔法の認識については情報操作されている?
トーマは照明、熱、風魔法を覚えた。
シンは音、洗浄、熱、風、風斬、石弾を覚えた。
リーンは音、洗浄、照明、熱、火矢を覚えた。
魔力切れで昏倒している時間は1時間弱くらい。
トーマはリーンを娶る覚悟を決め始める。
ステータスウィンドウは本人にしか見えない。
厨房の手伝いを正式に終了する。
3人とも黒くて薄手の手袋をつける。
トーマは服屋に個人的なオーダーをする。
カズラに3種の上級回復系ポーションを発注。
シンとリーンの装備は金貨1枚弱相当の品質。
犯罪奴隷の取引をした奴隷商人は、30日間厳しい監視を受ける。
生活魔法は複数同時発動、効果合成が出来る。
ふわわとつらら移動用、特殊フード付きコートの完成。
迷宮の安らぎ亭を引き払い、引越しする。
シンたちを陥れたのはリヴァーブ王国四大精霊家、火のカルネジア家。
黒幕はカルネジア家14男、カルネジア・ハロイツァ。
4章時間経過 (表記単位『転移○○日後』)
059~061 69日目。関係各所に協力要請。ここからほぼ徹夜で探索開始。デスマ開始。
062~062 70日目(デスマ2日目)。ポーターと合流。
063~064 70日目から71日目(デスマ2~3日目)。ポーター18人に。71日目(デスマ3日目)終了。
065~065 72日目(デスマ4日目)開始。7等級昇格。73日目の夜明け前。デスマ終了
066~073 73日目。シンとリーン購入。ふわわとつらら合流。その他諸々おやすみなさい
074~077 74日目。挨拶回り。暗視のために徹夜探索。74日目終了。5日後に訓練申し込み(79日目)
078~080 75日目開始。夕方スレイと密会。
◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆
4章終了時のステータス
名前 トーマ
年齢 35歳(20年の間は不老)
種族 人間
所持SP 473
使用可能魔法
『音魔法』
『水魔法』
『風魔法』
『熱魔法』
『照明魔法』
『洗浄魔法』
使用可能スキル
『リンカーズ会話理解』
『免疫力上昇:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
取得可能スキル
『魔法範囲拡張:小』 (必要SP50)
『身体能力強化:小』 (必要SP50)
『魔力探知』 (必要SP120)
『魔力量増加:小』 (必要SP100)
『集中』 (必要SP100)
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4章で新たに取得したスキル
なし
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4章で登場した、まだ取得していないスキル
『集中』 (必要SP100)
集中状態時の肉体的・精神的な負担を軽減する。
取得条件
一定時間集中状態を維持する。
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4章で登場した魔法
『石弾』
土属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、石塊を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた石塊は魔力に還元される。
『火矢』
火属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、炎の矢を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた炎は魔力に還元される。
『風斬』
風属性の攻撃魔法の1つ。
術者の魔力を代償に、風の刃を生成し、撃ち出すことが出来る。
撃ち出した後、発生させた風の刃は魔力に還元される。
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4章で新たに覚えた魔法。
『照明魔法』
特定の属性の影響を持たない、生活魔法の1つ。
自身の魔力を代償に、光の発生、干渉、操作を行使することが出来る。
『熱魔法』
火属性の影響が最も強い、生活魔法の1つ。
自身の魔力を代償に、熱の発生、干渉、操作を行使することが出来る。
自身以外の生物の温度に直接干渉することは出来ない。
定められた上限、下限を超えて温度を操作することは出来ない。
『風魔法』
風属性の影響が最も強い、生活魔法の1つ。
自身の魔力を代償に、風の発生、干渉、操作を行使することが出来る。
物体、生物に損傷を与えられるほどの風力は生み出せない。
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4章登場人物
『迷宮孤児の子供達』
今回ポーターとして働いているのは、10~13歳くらいの子供達。
救貧院で寝泊りしている、迷宮探索で両親を亡くした子供達。
戦う力を持たない子供達に世間は厳しく、生活には常に困窮している。
救貧院は、早ければ12、13歳くらいには出て行かなければならず、救貧院に居ても生活に困窮している子供たちは、救貧院を出た後の生活にとても不安を抱いている。
『冒険者ギルドの美人受付嬢』
人種。女性。20代
オーサンの同僚の美人受付嬢。
つららの親犬を家で飼っている。
(トーマと美人受付嬢との交流も考えてはみたのですが、おっさんで昔ベテラン冒険者だったオーサンと比べて、あまりストーリー的な交流が出来ないような気がしたので、トーマの担当から外れる結果となりました。冒険者ギルドの職員というのは、冒険者に比べてかなり安定した職業という設定です。そんな人物とトーマを絡ませても、お互いあまり接点が無いと思えてしまって、それに容姿的にあまり優れていないトーマと恋仲になるのは無理があるかな、と。4章ではオーサンの仕事量を考えると、1人でこなすのは不可能だろうなと思い、せっかくなので再登場させてみました)
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地名
新しく登場した地名は無し。
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施設
『奴隷商館』
奴隷という言葉は使われているものの、犯罪奴隷を除けば、その実態は職業安定所や人材派遣会社、仕事の斡旋業に近い。リンカーズでは働き口を探す場合、コネによる採用が殆どである。しかし日雇い仕事や突発的に人手が必要な仕事ももちろん存在し、でも信用できない人間を雇いたくないという心理から、奴隷商館を仲介して人手のやりくりが行われる。
奴隷になると、派遣された職場からの賃金はほぼ全て商館に没収されてしまうが、奴隷契約中の衣食住は商館によって完璧に保障されている。税金が払えなかった住人などは毎年のように一定期間奴隷労働者となることも多く、人手の必要な仕事は奴隷が増える時期に合わせて行われることもある。
奴隷契約中に問題を起こすと、犯罪奴隷になる場合も少なくないので、奴隷労働者の多くは従順に働いている。
通常、犯罪奴隷は商館では取り扱われない。理由は奴隷商人側が嫌がるので。今回スレイは自らシンとリーンを売却までの期間中預かると立候補して、他の商人も犯罪奴隷と関わるのを嫌がったため、無事に2人を保護することが出来た。
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4章での装備品
ハードミスリルロングソード。
反りの無い片刃の剣。刃渡りは1メートル弱。
メイスとダガーに比べてミスリルの含有量が多く、魔装術を使うと相乗効果で性能が上がる武器。
20階層以下の魔物に通用しないことはないくらいの性能。
40階層まで問題なく使える程度の品質。
金貨8枚。
ヘビーミスリルメイス。
硬くて重い金属であるブラックメタルとミスリルを合金化して、重すぎる重量をウェイトストーンと呼ばれる素材で適度に軽量化したもの。
トーマは魔物素材と言っているが、実際には迷宮で取れる素材なので性能の割には比較的安価。
お値段金貨5枚。
エアーメタルダガー×2
精霊鉄に魔法金属ミスリルを少量混ぜて合金化した、強い強度と魔法適正を持つ、刃渡り50センチほどの短剣。
お値段は1つ金貨2枚。
これを両ふとももに1本ずつ装備。
スリングショット。
射撃武器。弾はダーティストーン。常に10数個持ち歩いている。
あまり人気がない。
『蜘蛛の魔物の糸』で作られた服。
斬撃に特に強い耐性を持ち、魔物素材なので魔法にも強い。
上下込みで銀板6枚。
金貨1枚級品質の軽鎧。
動きやすさを重視した、軽くて丈夫な軽鎧。
魔装術の防御効果を、少し高める効果がある。
金貨1枚級品質のヘッドギア。
頭部、額、顎を固定・防御するヘッドギア。
軽くて丈夫。魔法効果で長時間の着用も快適。
精霊鉄のくさりかたびら。銀板7枚。鎧を買い換えても合わせて使える。
守霊布のバンダナ。銀板4枚。布製。防御の魔法に近い効果が付与されていて、魔法にも打撃にも強い。兜の下に着用しても効果を発揮する。
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4章で登場した魔物
新しく登場した魔物はいない。
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4章で語られた設定
ある貴族が盗難被害に遭い、その盗品をシンとリーンの両親が誤って取引してしまった。両親も騙されたことは調査で判明したが、実際に取引をしてしまった当人なので、その責任を問われ、5年間の強制労働刑に処された。盗みに入った犯人と盗まれた盗品が見つからないので、シンの家族に賠償請求が行われ、財産の没収に加えて、シンとリーンを奴隷に落とし、その売却金を貴族家への賠償金として支払うことにされた。
スレイはシンの両親に恩があり、せめて子供たちは助けたいと思い行動している。
シンたち一家への判決は、王家によって下された正式な処罰。
3日間は2人を確実に匿っておける。
シンは180万、リーンは120万リーフの売値がつけられており、300万リーフ稼ぐ必要がある。
2人の売上金は賠償金扱いなので、売却を遅らせることは難しい。
スレイはベイクに奴隷商館を構えている。
リヴァーブ王国の奴隷取引はかなり厳しい審査が必要。
カズラに1日50本、3日で合計150本の初級暗視ポーションの納品を依頼し、金貨3枚を先払い。
冒険者ギルドでポーター募集の依頼を出し、オーサンに事情を話す。
ふわわとつららは3日間オーサン宅に預けられる。
ポーターの人件費は3日間で最大450000リーフ。
ホムロに探索のサポートを要請。金板2枚先払いする。
階層を上げるより、慣れている階層の早回しを選択。
デスマ中は単価の安いドロップアイテムは無視している。具体的にはネズミとレッサーゴブリンのドロップアイテム。
迷宮の11~50階層までを中階層域と呼ぶことがある。
8階層では常に30体以上の魔物の群れに遭遇し、また遭遇頻度も高い。
ソロ探索による魔物の殲滅が、トーマにとっては自然な行動と化している。
ポーターの依頼を受けたのは、生活に困窮している子供達8名。
戦えず家族も居ない子供達の扱いは悪い。
迷宮で親を亡くした子供は迷宮孤児と呼ばれ、ベイクでも後を絶たない。
リヴァーブ王国では『相互扶助』の精神と『自力救済主義』という考え方が一般的。
ポーターに銀板3枚は破格を超えて異常な報酬。殆どの場合1日使って銀貨1枚行くか行かないかが相場。
デスマ2日目辺りから、トーマの殲滅スピードは更に上がっている。
デスマ3日目辺りからトーマはゲーム脳になってきて、2人の救助からスコアアタックに意識がシフトしてきている。
デスマ後の預金額は427万6237リーフ。
犯罪奴隷印は1度刻まれると一生消すことが出来ない。
奴隷印は左手の甲に現れ、仮に左手が欠損した場合は右手に移る。本人の魂と契約が結びついているため、奴隷印が現れたところを切り離し続けても、別の場所に現れるだけで意味がない。
オーサンは美人受付嬢にサポートを頼んでいた。
ホムロの店には他にも従業員を雇っている。
デスマによって、冒険者ギルドにも大きな利益が生まれた。
リンカーズの住人は自力救済主義の下、仕事に手を抜くケースは非常に稀。
もふもふ動物天国。
デスマで拾ったスクロールは音魔法が7つ、洗浄が2つ、照明が2つ、熱が3つ、風が2つ、『火矢』、『風斬』、『石弾』が1つずつ。
リヴァーブ王国には月と曜日の概念がない。1年の概念はある。税金は1年単位で徴収される。(1年は360日)。日付を表現する場合は単純に○○○日みたいに日付の数字を言う。
トーマの読み書きは一般的な水準に達している。
夕食会の日の夜から、1人部屋から4人部屋に移動。
犯罪奴隷には社会的信用が一切なく、理不尽な扱いを受けても、被害者として扱われない可能性がある。
ユリンとの読み書き講座が正式に終了。
犯罪奴隷は酷い扱いを受けるべきだという認識が、社会的に浸透している。
過去に女性の犯罪奴隷が魔物と交配させられたことがある。
(魔物は生殖行為を必要とせず、自然発生的に繁殖する存在なので交配は失敗。単純に犯罪奴隷の命が失われただけだった)
犯罪奴隷印が消えた前例はない。
法的には一般の奴隷と犯罪奴隷に大きな解釈の差はない。大きく違うのは感情面。
1度犯罪奴隷印が刻まれると、刑期を終えて釈放されても犯罪奴隷印が消えることはない。
犯罪奴隷は身分証は剥奪。身元の証明は奴隷印で行う。しかし、各種サービスは利用できない。
探索許可証の発行も許されないが、奴隷の所有権を持つ者と一緒であれば迷宮に入ることが出来る。
生活魔法の認識については情報操作されている?
トーマは照明、熱、風魔法を覚えた。
シンは音、洗浄、熱、風、風斬、石弾を覚えた。
リーンは音、洗浄、照明、熱、火矢を覚えた。
魔力切れで昏倒している時間は1時間弱くらい。
トーマはリーンを娶る覚悟を決め始める。
ステータスウィンドウは本人にしか見えない。
厨房の手伝いを正式に終了する。
3人とも黒くて薄手の手袋をつける。
トーマは服屋に個人的なオーダーをする。
カズラに3種の上級回復系ポーションを発注。
シンとリーンの装備は金貨1枚弱相当の品質。
犯罪奴隷の取引をした奴隷商人は、30日間厳しい監視を受ける。
生活魔法は複数同時発動、効果合成が出来る。
ふわわとつらら移動用、特殊フード付きコートの完成。
迷宮の安らぎ亭を引き払い、引越しする。
シンたちを陥れたのはリヴァーブ王国四大精霊家、火のカルネジア家。
黒幕はカルネジア家14男、カルネジア・ハロイツァ。
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妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
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S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
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貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
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Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
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せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
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