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7章 更なる強さを求めて
226 告白
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「いやぁお前らマジでサイッコーだなっ!グリーンドラゴンの素材なんて、ミルズレンダでも中々手に入らねぇんだぜ!?」
夕食時のマーサは終始興奮しっぱなしだった。
つうか食事中に喋りすぎだっつうの。食べかす飛ばすんじゃありませんっ。
「いやいや、正直私もお前らのこと舐めてたわ。カラードラゴンを狩ってこれる実力たぁな!」
「いやいやそれこそ買い被りすぎだから。今回は狙ったわけじゃなく偶然襲われただけだし。
つうか『カラードラゴン』ってなに?」
「ん?知らねぇのか?ドラゴン種ってのは結構種類が多くてな。カラードラゴンってのは結構上位のドラゴン種なんだよ。
色によって属性の影響が色濃く出るのが特長でな。
グリーンドラゴンは確か土と水の複合属性で、植物関係に色々な効果を齎す魔法効果が期待できるんだぜ!」
あー、水属性がブルーで、土属性がイエローで、掛け合わせてグリーンドラゴンってわけ?
「勿論カラードラゴン種を狙って狩ってこいとは言わねぇよ。
お前らがその装備でカラードラゴンを狩れる冒険者だってことが重要なんだよっ!
異風の旋律の実力に対して、確かに装備が追いついてねぇんだっ!
うおおおおこんな燃えるが仕事あるかよぉ!」
夕食を終えたマーサは、なんか凄まじいテンションで工房に走っていった。
あれは徹夜しそうだな……。
今日は運良く1日で目的を達成できたけど、ミルズレンダではどうなるのか読めないんだよなぁ。
職人と狩人だったら、普通に考えれば狩人のほうが立場が上だと思うから大丈夫だと思いたいんだけど、日本だって一次産業の生産者の立場が弱かったりするもんな。
今日の出来事の報告と、明日の予定を簡単に打ち合わせて、今日は解散となった。
ええ、昼間の続きが出来るということですね!
「ん……、うん……、っはぁ……、ん……」
「はぁ……、ん……、う……ん、ん……」
昼間の一件で、今晩はキス欲が高まっていて抑えられない。
浅くて長い口付けを、2人と何度も繰り返す。
なお両手くんは忙しく動き回っている模様。
俺も無理なく負担も少ないし、何より楽しいし気持ちいい。
今夜はこのままで終わらないかな。終わらないだろうな。
2人を堪能して、さぁこれから先にというタイミングで、部屋の扉が控えめにノックされた。
「リーネです……。済みません。少しお話があって……。起きてますか……?」
昼間に続いてまたもお預けかよーっ!
そりゃ普段はさぁ体力が持たないとか歳には勝てないとか言ってるけども!
これからってなったときにお預けくらいのは、また別の話なんですよねえええええ!
「トーマ。入れてあげて。多分大事な話だと思うの」
「そうですね。正直言えば良く持ったほうだと思いますよ。私達の事は気にせずに入れてあげてください」
ん?2人は何の話かわかってるっぽい?
とりあえず部屋全体に洗浄をかけて、熱魔法で体温を少し下げておく。
「待たせたな。入っていいよ。リーンとトルネが同席してても構わないのか?」
部屋に招き入れて、普段殆ど使っていない椅子に座らせる。
普段俺が部屋で使っている家具は主にベッドのみです。
「はい。お2人にも関係のある話だと思いますので……」
「ふむ?それで、話ってなにかな?」
リーネは俯いたまま、なかなか話し出してくれない。
そんなに言いづらいことなのかな?
それなら無理に聞き出すのも良くないかと、リーネが話し始めるのを辛抱強く待つことにする。
「話っていうのは、私の今後についてです……。
今日のお話を聞いた感じだと、私ってこれから銀の乙女の皆さんにお世話になるんですよね……?」
「あ、その話ね。そういえば勝手に話を進めちゃったけど、あくまで選択肢の1つだから。
リーネが望まないのであれば、無理に銀の乙女に訓練してもらわなくても良いんだよ」
「あ、いえ、そうじゃないんです……。私も、銀の乙女の皆さんが訓練してくれるなら、とてもありがたいことだと思っていますし、訓練を受けたいとも思ってるんです……」
実際リーネはベイクで活動するよりも、別の街で活動したほうがのびのびと活動できる気はする。ベイクで迫害された期間があまりにも長すぎて、リーネ自身が意識していなくても、苦手意識は払拭しきれないところがあるだろう。
それにボールクローグに限った話ではないけど、国境壁に近い都市であれば、狩人の将来性はかなり高い。
迷宮に入れないリーネにとって、狩人が活動しやすい場所というのはかなり重要だろう。
「私、トーマさんに出会えて、このカンパニーでお世話になって、本当にありがたいと思ってるんです……。
トーマさんが居なかったら、私はきっともう死んでいたんじゃないかって、そう思ってるんです……」
いや、クレーレさんあたりが頑張って保護してたと思うけどね。俺がいなかったとしても。
「命が助かっただけじゃなくって、知識を与えてくれたり、技術を教えてくれたり、まさか魔法まで使えるようになるなんて思ってなかったし……。
迷宮に入れない私に、胸を張って生きる道があるなんて、今まで想像したことも無かったんです……」
「ああ、迷宮に入れないのは確かに大変なことだと俺も思うけどね。それだけが道じゃないって思ってくれたんなら嬉しいよ」
「命も、力も、未来も与えてもらったのに、私には何も返せるものがありません……。
銀の乙女にお世話になるのなら、私の生活の中心はボールクローグになると思います……。
それで、ボールクローグに行く前に、トーマさんにお願いがあるんです……」
「うん。俺に出来ることなら可能な範囲で協力するよ。なに?」
今日フィールド狩りして経験値貯まったはずだしな。グリーンドラゴン込みでなら150くらい増えていた。
俺とトルネ以外にグリーンドラゴンの経験値が入ったかは分からないが、銀の乙女で訓練を始める前に、祝福の儀を受けたいって話かな?
なんせ解体にすら魔装術がないといけない世界だからなぁ。
「私のように貧相で、年増な女にこんなことを言われてもご迷惑だと思いますが……。
トーマさん。私がボールクローグで生活を始める前に、どうか私を抱いてもらえないでしょうか……?」
「……は?」
「あー、トーマ!その反応は無いんじゃないのっ!?
リーネが凄く頑張ってトーマに告白したんだよーっ!?」
「トーマ。流石に今の反応は私もどうかと思いますよ?」
違う。そうじゃない。
「ちょっと待ってちょっと待って?とりあえずお互いの認識の齟齬を修正させてくれ。
リーネ。銀の乙女に世話してもらうつもりではあるけど、俺の想定では通ってもらうつもりだったんだよ。
この家から銀の乙女の拠点に通ってもらうつもりだったんだ。
もちろん訓練次第では、日を跨ぐ事はあるかもしれないけどさ」
「…………え?」
「いやだからさ、リーネはこの家でこの先も生活させる気でいたんだよ。リーネが望むのならね。
俺自身がゲートも使えるし、ゲート利用料も俺にとっては高くないから。
それになるべくお金は排出していきたい方針だってのは、リーネも聞いてただろ?」
「あ……え……えっ……と、つ、つまり……?わ、私の……、はや、とち、り……?」
「悪い。つい自分の感覚だけで喋ってたな。この世界のゲートの使用料って物凄く高額だったわ。そりゃ通いなんて思うはずもないよな。説明不足で悪かった」
出来れば色んなところにお金をバラまきたいと思ってるんだよね。
まだまだこの世界にはお金が回り切ってないと感じるし。
「あ……えっと……その……。
し、失礼しましたぁ~~っ!!」
いきなり立ち上がって部屋を出て行こうとしたリーネだったが、いつの間にかドアの前に立っていたトルネに阻まれて、退室することが出来なかった。
しまった!リーネはまわりこまれてしまった!
「まぁまぁリーネ。ここで逃げるのはナシですよ。ちゃんとお話しましょう」
「そーそー。トーマも煙に巻こうとしないで?リーネにとって、トーマは全てなんだよ?」
「だからさぁ。なんでリーンセンパイってそっち側なんだよ?
普通逆じゃない?なんで女性陣が嫁を増やす方向で賛成するわけ?」
「ふっふっふー。それはねトーマ。私が先輩だからだよっ!
というのは冗談で、私もリーネの気持ちが分かるからだよ。
ねぇ思い出して?さっきのリーネの言葉、どこかで聞いたことが無かった?」
「う……。それをリーンが言っちゃうのは、ズルいだろ?」
完全に一緒じゃなかったけど、言ってる事は、以前リーンに言われたことと同じだとは思ったよ……!
それをリーン本人に指摘されたら、何も言えなくなるじゃないか……!
「残念でしたー。トーマは自分がやったことを軽く考え過ぎだって、いっつも教えてあげてるっていうのにねー?
先輩の言うことを聞かないトーマが悪いんですよーだ。
諦めてもらっちゃいなさいっ!」
……これだからリーンには敵わないんだよなぁ。
ったく、パーティのリーダーなんか任されても、センパイには一生頭が上がらないなこりゃ。
夕食時のマーサは終始興奮しっぱなしだった。
つうか食事中に喋りすぎだっつうの。食べかす飛ばすんじゃありませんっ。
「いやいや、正直私もお前らのこと舐めてたわ。カラードラゴンを狩ってこれる実力たぁな!」
「いやいやそれこそ買い被りすぎだから。今回は狙ったわけじゃなく偶然襲われただけだし。
つうか『カラードラゴン』ってなに?」
「ん?知らねぇのか?ドラゴン種ってのは結構種類が多くてな。カラードラゴンってのは結構上位のドラゴン種なんだよ。
色によって属性の影響が色濃く出るのが特長でな。
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あー、水属性がブルーで、土属性がイエローで、掛け合わせてグリーンドラゴンってわけ?
「勿論カラードラゴン種を狙って狩ってこいとは言わねぇよ。
お前らがその装備でカラードラゴンを狩れる冒険者だってことが重要なんだよっ!
異風の旋律の実力に対して、確かに装備が追いついてねぇんだっ!
うおおおおこんな燃えるが仕事あるかよぉ!」
夕食を終えたマーサは、なんか凄まじいテンションで工房に走っていった。
あれは徹夜しそうだな……。
今日は運良く1日で目的を達成できたけど、ミルズレンダではどうなるのか読めないんだよなぁ。
職人と狩人だったら、普通に考えれば狩人のほうが立場が上だと思うから大丈夫だと思いたいんだけど、日本だって一次産業の生産者の立場が弱かったりするもんな。
今日の出来事の報告と、明日の予定を簡単に打ち合わせて、今日は解散となった。
ええ、昼間の続きが出来るということですね!
「ん……、うん……、っはぁ……、ん……」
「はぁ……、ん……、う……ん、ん……」
昼間の一件で、今晩はキス欲が高まっていて抑えられない。
浅くて長い口付けを、2人と何度も繰り返す。
なお両手くんは忙しく動き回っている模様。
俺も無理なく負担も少ないし、何より楽しいし気持ちいい。
今夜はこのままで終わらないかな。終わらないだろうな。
2人を堪能して、さぁこれから先にというタイミングで、部屋の扉が控えめにノックされた。
「リーネです……。済みません。少しお話があって……。起きてますか……?」
昼間に続いてまたもお預けかよーっ!
そりゃ普段はさぁ体力が持たないとか歳には勝てないとか言ってるけども!
これからってなったときにお預けくらいのは、また別の話なんですよねえええええ!
「トーマ。入れてあげて。多分大事な話だと思うの」
「そうですね。正直言えば良く持ったほうだと思いますよ。私達の事は気にせずに入れてあげてください」
ん?2人は何の話かわかってるっぽい?
とりあえず部屋全体に洗浄をかけて、熱魔法で体温を少し下げておく。
「待たせたな。入っていいよ。リーンとトルネが同席してても構わないのか?」
部屋に招き入れて、普段殆ど使っていない椅子に座らせる。
普段俺が部屋で使っている家具は主にベッドのみです。
「はい。お2人にも関係のある話だと思いますので……」
「ふむ?それで、話ってなにかな?」
リーネは俯いたまま、なかなか話し出してくれない。
そんなに言いづらいことなのかな?
それなら無理に聞き出すのも良くないかと、リーネが話し始めるのを辛抱強く待つことにする。
「話っていうのは、私の今後についてです……。
今日のお話を聞いた感じだと、私ってこれから銀の乙女の皆さんにお世話になるんですよね……?」
「あ、その話ね。そういえば勝手に話を進めちゃったけど、あくまで選択肢の1つだから。
リーネが望まないのであれば、無理に銀の乙女に訓練してもらわなくても良いんだよ」
「あ、いえ、そうじゃないんです……。私も、銀の乙女の皆さんが訓練してくれるなら、とてもありがたいことだと思っていますし、訓練を受けたいとも思ってるんです……」
実際リーネはベイクで活動するよりも、別の街で活動したほうがのびのびと活動できる気はする。ベイクで迫害された期間があまりにも長すぎて、リーネ自身が意識していなくても、苦手意識は払拭しきれないところがあるだろう。
それにボールクローグに限った話ではないけど、国境壁に近い都市であれば、狩人の将来性はかなり高い。
迷宮に入れないリーネにとって、狩人が活動しやすい場所というのはかなり重要だろう。
「私、トーマさんに出会えて、このカンパニーでお世話になって、本当にありがたいと思ってるんです……。
トーマさんが居なかったら、私はきっともう死んでいたんじゃないかって、そう思ってるんです……」
いや、クレーレさんあたりが頑張って保護してたと思うけどね。俺がいなかったとしても。
「命が助かっただけじゃなくって、知識を与えてくれたり、技術を教えてくれたり、まさか魔法まで使えるようになるなんて思ってなかったし……。
迷宮に入れない私に、胸を張って生きる道があるなんて、今まで想像したことも無かったんです……」
「ああ、迷宮に入れないのは確かに大変なことだと俺も思うけどね。それだけが道じゃないって思ってくれたんなら嬉しいよ」
「命も、力も、未来も与えてもらったのに、私には何も返せるものがありません……。
銀の乙女にお世話になるのなら、私の生活の中心はボールクローグになると思います……。
それで、ボールクローグに行く前に、トーマさんにお願いがあるんです……」
「うん。俺に出来ることなら可能な範囲で協力するよ。なに?」
今日フィールド狩りして経験値貯まったはずだしな。グリーンドラゴン込みでなら150くらい増えていた。
俺とトルネ以外にグリーンドラゴンの経験値が入ったかは分からないが、銀の乙女で訓練を始める前に、祝福の儀を受けたいって話かな?
なんせ解体にすら魔装術がないといけない世界だからなぁ。
「私のように貧相で、年増な女にこんなことを言われてもご迷惑だと思いますが……。
トーマさん。私がボールクローグで生活を始める前に、どうか私を抱いてもらえないでしょうか……?」
「……は?」
「あー、トーマ!その反応は無いんじゃないのっ!?
リーネが凄く頑張ってトーマに告白したんだよーっ!?」
「トーマ。流石に今の反応は私もどうかと思いますよ?」
違う。そうじゃない。
「ちょっと待ってちょっと待って?とりあえずお互いの認識の齟齬を修正させてくれ。
リーネ。銀の乙女に世話してもらうつもりではあるけど、俺の想定では通ってもらうつもりだったんだよ。
この家から銀の乙女の拠点に通ってもらうつもりだったんだ。
もちろん訓練次第では、日を跨ぐ事はあるかもしれないけどさ」
「…………え?」
「いやだからさ、リーネはこの家でこの先も生活させる気でいたんだよ。リーネが望むのならね。
俺自身がゲートも使えるし、ゲート利用料も俺にとっては高くないから。
それになるべくお金は排出していきたい方針だってのは、リーネも聞いてただろ?」
「あ……え……えっ……と、つ、つまり……?わ、私の……、はや、とち、り……?」
「悪い。つい自分の感覚だけで喋ってたな。この世界のゲートの使用料って物凄く高額だったわ。そりゃ通いなんて思うはずもないよな。説明不足で悪かった」
出来れば色んなところにお金をバラまきたいと思ってるんだよね。
まだまだこの世界にはお金が回り切ってないと感じるし。
「あ……えっと……その……。
し、失礼しましたぁ~~っ!!」
いきなり立ち上がって部屋を出て行こうとしたリーネだったが、いつの間にかドアの前に立っていたトルネに阻まれて、退室することが出来なかった。
しまった!リーネはまわりこまれてしまった!
「まぁまぁリーネ。ここで逃げるのはナシですよ。ちゃんとお話しましょう」
「そーそー。トーマも煙に巻こうとしないで?リーネにとって、トーマは全てなんだよ?」
「だからさぁ。なんでリーンセンパイってそっち側なんだよ?
普通逆じゃない?なんで女性陣が嫁を増やす方向で賛成するわけ?」
「ふっふっふー。それはねトーマ。私が先輩だからだよっ!
というのは冗談で、私もリーネの気持ちが分かるからだよ。
ねぇ思い出して?さっきのリーネの言葉、どこかで聞いたことが無かった?」
「う……。それをリーンが言っちゃうのは、ズルいだろ?」
完全に一緒じゃなかったけど、言ってる事は、以前リーンに言われたことと同じだとは思ったよ……!
それをリーン本人に指摘されたら、何も言えなくなるじゃないか……!
「残念でしたー。トーマは自分がやったことを軽く考え過ぎだって、いっつも教えてあげてるっていうのにねー?
先輩の言うことを聞かないトーマが悪いんですよーだ。
諦めてもらっちゃいなさいっ!」
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