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7章 更なる強さを求めて
204 妖怪ハンマー爺
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ホムロの店の前でゲートを発動。
あまり見られない方がいいかなぁとも思ったんだけど、今さらどうでもいいかなって。
俺が空間魔法を使えるのなんて、とっくに知れ渡ってるだろうからな。
それに空間魔法はあまり戦闘には使えないから、バレてもさほど問題は無い。ジャンプは見せないけどね。
全員移動出来るかちょっと不安だったけど、問題なく全員でミルズレンダに来ることが出来た。
少人数ならさほど消費魔力は増えない感じだな。
恐らく一定の人数から、ドカンと消費魔力増えるんだろうなぁ。
皆は初めて訪れた街に興味津々といった様子だけど、俺はもうこの街に良い印象が全くないんだよね。
観光する気も無いのでマーサの店に直行する。
「マーサー?いるー?迎えに来たけどー」
店の扉は閉まってないのでいるとは思うんだけど。
「あ、トーマ!わりぃ逃げろっ!!」
「きぃぃぃぃぃさぁぁぁぁぁぁまぁぁぁぁぁぁかぁぁぁぁぁぁあああああっ!!!」
店の中から物凄い勢いでクソでかいハンマーを振り被りながら、金髪のジジイが襲い掛かってきた。
襲い掛かってきたって事は撃退していいんだろうけど、この人ってまぁ、間違いなく例のお爺ちゃんだろうね……。
お爺ちゃんが振り下ろしてきたクソデカハンマーを躱す。
う~ん、武勇伝が広まっているのがわかる。年の割りに動きが良い。
「避けるんじゃねぇぇぇぇぇえええええええ」
ハンマーに魔法効果が付与されてる可能性もあるから、余裕を見せて最小の動きで躱す、みたいな見切りムーブするのは危険だよな。なるべく距離を取るように回避する。
「おーいマーサー?避けるなって言われたけど、殺しちゃっても構わないのこの人?」
「サラッと人の身内を殺すとか言うんじゃねぇよ!?淡々と聞いてくるのがこえぇんだよ!!」
「あああああ!!?
やれるもんならやってみやがれええええええええ!!!」
「って言ってるけど駄目?あ、じゃあハンマーは?
一応仕事道具だと思って遠慮してんだけど、これ以上繰り返すならこのハンマー破壊しちゃうけどいい?」
「シルバーライト級が作ったハンマーを壊せるとも思わねぇけど……。
まぁその金槌は仕事道具じゃなくて武器だからな。仕事道具ってワケじゃねぇから遠慮はいらねぇぞ!」
「だってさ爺さん。最終勧告だ。今すぐ攻撃やめないなら、そのハンマー破壊するぞ」
「だからやれるもんならやっ」
過剰強化、アクセラレイト同時発動。止まっているハンマー目掛けてウォーハンマーで全力の連撃。
超硬度のハンマー同士がぶつかって爆音が発生する。
うおおおおうるせぇぇ音魔法先生お願いします!
スキルを切ってハンマーを見ると、持ち手を残して上の部分は消失した模様。
このジジイも弱くは無かったけど、現役で深階層域潜ってる冒険者舐めんなよ。
「ってみろおおおおおおおおぉぉぉぉぉ…………。お?」
振り下ろしたハンマーの先がなくなってバランスを崩したジジイが、俺に向かって倒れ掛かってくる。
もちろん抱きとめて差し上げよう。拳で。
「ぶえええええ!?」
右拳を思いっきり顔面に叩きつける。
相手がマーサの祖父だろうが知ったことか。
殺意を持って攻撃してきた相手に遠慮なんかする気は無い。
「ちょちょちょ!!?そこで殴るか普通!!?」
「は?本気で殺しに来た相手だぞ?むしろ穏便に済ませてやったくらいだけど?
不満だったら今すぐ警備隊に突き出して、犯罪奴隷に落としてやっても良いけど?
……ああ、ミルズレンダでは裁けないっていうなら、警備隊が来る前に殺したほうがいいのか?」
「待ってくれ!!マジで待ってくれ!!ジジイもさっさと立て!!立って謝れ!!
こいつ冗談でもなんでもなくマジでジジイ殺す気だぞ!!?」
「ワ、ワシを殺すだと!!?さっきの爆音を聞いて、すぐに警備隊が駆けつけるぞ!!
貴様こそ犯罪奴隷に落としてやるわっ!!!」
「ああ、その音なら俺が一瞬で消したから、多分周囲には聞こえてないよ。
じゃ、遺言は終わったな?まぁそんだけ長生きしたなら充分大往生だ。お疲れさん」
「待って待って待ってくれえええええ!!ジジイも謝れええええ!!!音なんか全くしてねぇんだよ!!警備隊なんか来るわけねぇだろ!!待って、トーマまじで待って!!今謝るから!!今謝らせるから!!
ジジイいつまで黙ってんだテメェはよおおおおおおお!!!」
「ぐへぇぇぇぇぇ!!?」
あら?なんかマーサが馬乗りになってジジイを全力で殴り始めたな。
「マーサルちゃん待って!?殴るの止めて!?ワシお前のおじいちゃんだよ!?なんで殴られてるの!?痛い!!痛いからやめてえええ!!」
「ジジイがトーマに謝るまで殴るのやめねぇからな!!死にたくなけりゃさっさと謝れクソジジイがぁ!!」
「あ、一応言っておくけど、お前の大声周囲に聞こえてないからな。警備隊を期待してんなら無駄だぞ?
馬鹿馬鹿しくなってきたから、俺がお前を斬る前に謝んなかったら素直に死ね」
「すみませんでしたああああああああああああ!!!」
んだよ秒で謝れんなら無駄な時間かけんじゃねぇよ。
「トーマ……。この通りジジイも謝ったから、許してやってくんねぇか!
こんなクソジジイでも、私にとっちゃ身内であり師匠なんだよ!」
「その身内であり師匠とやらが、マーサの現状を放置してたのはなんでなんだ?
それでようやくミルズレンダから逃れようってしてるところを邪魔にしにきたのがお前の師匠で身内?
マーサ。そこのジジイはお前の敵の間違いだろ。情に流されんな。本当にそいつは身内なのか?鍛冶が出来ないお前に何もせずに、これから先もお前に鍛冶をさせないように仕向けてきたコイツがお前の身内?」
ミルズレンダの職人だかなんだか知らねぇが、自分の都合で振り回して苦しんでる孫を救わない祖父に存在価値なんてねぇだろ。
「あー……。道理でトーマが容赦ないと思ったよ。
マーサルシリルさんの話を聞いて、真っ先に身内の行動が許せなかったんだねトーマは」
「トーマは家族でも何でもない人を今までいっぱい助けてきたから。
なんだか今までで一番怒ってたかもしれないね」
「そうですね。敵に容赦をしないのは元々ですけど。
マーサルシリルさんの身内じゃなくて、完全に敵認定でしたね。
襲い掛かってこられたので、殺す大義名分が出来たくらいに思ってそうです」
「うん。やっぱりトーマが一番怖いと思うな。
でもまぁ……。うん。私もトーマの気持ちは分かるかな」
いやいやみんな誤解してるよ。
俺はこのジジイがマーサを助けなかったから怒ってんじゃないんだよ。
多分コイツが主犯だから、許せないんだよね。
「そんじゃマーサ。ジジイ。さっさと話せ。対応を間違えた瞬間寿命を迎えると思えよ?
黙ってても死んでもらうぞ。グズグズしてんじゃねぇ」
ただでさえクソみたいな街だってのに、これ以上イラつかせるのは勘弁してくれ。
俺だって別に、人を殺したいなんて思ってねぇんだからさ。
あまり見られない方がいいかなぁとも思ったんだけど、今さらどうでもいいかなって。
俺が空間魔法を使えるのなんて、とっくに知れ渡ってるだろうからな。
それに空間魔法はあまり戦闘には使えないから、バレてもさほど問題は無い。ジャンプは見せないけどね。
全員移動出来るかちょっと不安だったけど、問題なく全員でミルズレンダに来ることが出来た。
少人数ならさほど消費魔力は増えない感じだな。
恐らく一定の人数から、ドカンと消費魔力増えるんだろうなぁ。
皆は初めて訪れた街に興味津々といった様子だけど、俺はもうこの街に良い印象が全くないんだよね。
観光する気も無いのでマーサの店に直行する。
「マーサー?いるー?迎えに来たけどー」
店の扉は閉まってないのでいるとは思うんだけど。
「あ、トーマ!わりぃ逃げろっ!!」
「きぃぃぃぃぃさぁぁぁぁぁぁまぁぁぁぁぁぁかぁぁぁぁぁぁあああああっ!!!」
店の中から物凄い勢いでクソでかいハンマーを振り被りながら、金髪のジジイが襲い掛かってきた。
襲い掛かってきたって事は撃退していいんだろうけど、この人ってまぁ、間違いなく例のお爺ちゃんだろうね……。
お爺ちゃんが振り下ろしてきたクソデカハンマーを躱す。
う~ん、武勇伝が広まっているのがわかる。年の割りに動きが良い。
「避けるんじゃねぇぇぇぇぇえええええええ」
ハンマーに魔法効果が付与されてる可能性もあるから、余裕を見せて最小の動きで躱す、みたいな見切りムーブするのは危険だよな。なるべく距離を取るように回避する。
「おーいマーサー?避けるなって言われたけど、殺しちゃっても構わないのこの人?」
「サラッと人の身内を殺すとか言うんじゃねぇよ!?淡々と聞いてくるのがこえぇんだよ!!」
「あああああ!!?
やれるもんならやってみやがれええええええええ!!!」
「って言ってるけど駄目?あ、じゃあハンマーは?
一応仕事道具だと思って遠慮してんだけど、これ以上繰り返すならこのハンマー破壊しちゃうけどいい?」
「シルバーライト級が作ったハンマーを壊せるとも思わねぇけど……。
まぁその金槌は仕事道具じゃなくて武器だからな。仕事道具ってワケじゃねぇから遠慮はいらねぇぞ!」
「だってさ爺さん。最終勧告だ。今すぐ攻撃やめないなら、そのハンマー破壊するぞ」
「だからやれるもんならやっ」
過剰強化、アクセラレイト同時発動。止まっているハンマー目掛けてウォーハンマーで全力の連撃。
超硬度のハンマー同士がぶつかって爆音が発生する。
うおおおおうるせぇぇ音魔法先生お願いします!
スキルを切ってハンマーを見ると、持ち手を残して上の部分は消失した模様。
このジジイも弱くは無かったけど、現役で深階層域潜ってる冒険者舐めんなよ。
「ってみろおおおおおおおおぉぉぉぉぉ…………。お?」
振り下ろしたハンマーの先がなくなってバランスを崩したジジイが、俺に向かって倒れ掛かってくる。
もちろん抱きとめて差し上げよう。拳で。
「ぶえええええ!?」
右拳を思いっきり顔面に叩きつける。
相手がマーサの祖父だろうが知ったことか。
殺意を持って攻撃してきた相手に遠慮なんかする気は無い。
「ちょちょちょ!!?そこで殴るか普通!!?」
「は?本気で殺しに来た相手だぞ?むしろ穏便に済ませてやったくらいだけど?
不満だったら今すぐ警備隊に突き出して、犯罪奴隷に落としてやっても良いけど?
……ああ、ミルズレンダでは裁けないっていうなら、警備隊が来る前に殺したほうがいいのか?」
「待ってくれ!!マジで待ってくれ!!ジジイもさっさと立て!!立って謝れ!!
こいつ冗談でもなんでもなくマジでジジイ殺す気だぞ!!?」
「ワ、ワシを殺すだと!!?さっきの爆音を聞いて、すぐに警備隊が駆けつけるぞ!!
貴様こそ犯罪奴隷に落としてやるわっ!!!」
「ああ、その音なら俺が一瞬で消したから、多分周囲には聞こえてないよ。
じゃ、遺言は終わったな?まぁそんだけ長生きしたなら充分大往生だ。お疲れさん」
「待って待って待ってくれえええええ!!ジジイも謝れええええ!!!音なんか全くしてねぇんだよ!!警備隊なんか来るわけねぇだろ!!待って、トーマまじで待って!!今謝るから!!今謝らせるから!!
ジジイいつまで黙ってんだテメェはよおおおおおおお!!!」
「ぐへぇぇぇぇぇ!!?」
あら?なんかマーサが馬乗りになってジジイを全力で殴り始めたな。
「マーサルちゃん待って!?殴るの止めて!?ワシお前のおじいちゃんだよ!?なんで殴られてるの!?痛い!!痛いからやめてえええ!!」
「ジジイがトーマに謝るまで殴るのやめねぇからな!!死にたくなけりゃさっさと謝れクソジジイがぁ!!」
「あ、一応言っておくけど、お前の大声周囲に聞こえてないからな。警備隊を期待してんなら無駄だぞ?
馬鹿馬鹿しくなってきたから、俺がお前を斬る前に謝んなかったら素直に死ね」
「すみませんでしたああああああああああああ!!!」
んだよ秒で謝れんなら無駄な時間かけんじゃねぇよ。
「トーマ……。この通りジジイも謝ったから、許してやってくんねぇか!
こんなクソジジイでも、私にとっちゃ身内であり師匠なんだよ!」
「その身内であり師匠とやらが、マーサの現状を放置してたのはなんでなんだ?
それでようやくミルズレンダから逃れようってしてるところを邪魔にしにきたのがお前の師匠で身内?
マーサ。そこのジジイはお前の敵の間違いだろ。情に流されんな。本当にそいつは身内なのか?鍛冶が出来ないお前に何もせずに、これから先もお前に鍛冶をさせないように仕向けてきたコイツがお前の身内?」
ミルズレンダの職人だかなんだか知らねぇが、自分の都合で振り回して苦しんでる孫を救わない祖父に存在価値なんてねぇだろ。
「あー……。道理でトーマが容赦ないと思ったよ。
マーサルシリルさんの話を聞いて、真っ先に身内の行動が許せなかったんだねトーマは」
「トーマは家族でも何でもない人を今までいっぱい助けてきたから。
なんだか今までで一番怒ってたかもしれないね」
「そうですね。敵に容赦をしないのは元々ですけど。
マーサルシリルさんの身内じゃなくて、完全に敵認定でしたね。
襲い掛かってこられたので、殺す大義名分が出来たくらいに思ってそうです」
「うん。やっぱりトーマが一番怖いと思うな。
でもまぁ……。うん。私もトーマの気持ちは分かるかな」
いやいやみんな誤解してるよ。
俺はこのジジイがマーサを助けなかったから怒ってんじゃないんだよ。
多分コイツが主犯だから、許せないんだよね。
「そんじゃマーサ。ジジイ。さっさと話せ。対応を間違えた瞬間寿命を迎えると思えよ?
黙ってても死んでもらうぞ。グズグズしてんじゃねぇ」
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