197 / 580
7章 更なる強さを求めて
173 いざ50階層へ
しおりを挟む
スキップで46階層に到着する。とりあえず50階層までいけたら充分だ。深階層域に進むのは装備を更新してからにしたい。
46階層の魔物は、またしても幽霊系統の『不可視の死霊』。
名前の通り肉眼では見ることが出来ず、物理攻撃透過。触れることなく相手を拘束したり衝撃を飛ばしてくる。念動力って感じ?まさにポルターガイストだな。
今までの魔法体と同じく、魔装術でぶった切ることは可能。魔術感知で居場所の特定も簡単。念動力も結局は魔法スキルなので、魔力感知で回避可能。居場所さえ分かれば耐久力も低く、大した強さではない。
ドロップアイテムは属性石の中品質品。ブレスエレメントが落とす物と全く同じアイテムで、250リーフなのも変わらない。
47階層。重装甲で全身をガッチガチに固めた『装甲戦鬼』が登場。30階層で出てきたオーガの上位種だ。オーガは軽装で格闘を仕掛けてきたが、アーマーオーガは重装甲に重装備。両手剣や戦斧、長槍などの武器に、でかい盾を持っているものもいる。
優れた筋力で重装備を物ともせずに振り回し、元々優れた硬度を誇る肉体の上に全身鎧まで装着していて、とにかく防御力が高い。盾役に1体欲しいくらいだ。
トルネの槍以外では一撃で倒すことが出来ないくらいの硬さで、盾に至ってはトルネですら貫けなかった。装備で誤魔化してきたけれど、俺たち自身の能力の方が足を引っ張り始めてるな。
ドロップ品は、黒くて硬度に優れた金属『ブラックメタル』。シルバーライトの素材の1つだ。硬度に優れているが、かなりの重量で、そのままだと扱いにくい。お値段280リーフ。
48階層に到着。ここでまさかのヒーラー登場。『癒しの精霊』。直径50センチくらいの白い光の球で、オーブとか人魂とかに近い印象。
ヒーリングエレメントには戦闘能力はないのだが、コイツの厄介さは言うまでもなく回復能力だ。コイツが場にいるだけで周囲の魔物全てに回復促進効果が発生するという、周囲自然回復能力を持っていて、任意の対象に回復能力を集中することで、単体回復も行えるというかなり優秀な回復役だ。
ブレスエレメントと一緒に出ると凶悪さが倍増する。支援、妨害系の能力って、敵に使われるとこんなに厄介なもんなんだな……!
ドロップアイテムは33階層のスクリーマーと同じく、中品質の魔法石で300リーフ。比較的回復魔法のスクロールが出やすいという説があるらしい。説かよ!
49階層。金属製の巨大な体躯を持つ『魔鉄巨人』。4メートルくらいの大きさで、金属の体を持っているから防御力が極めて高い。流石に今の俺たちの武器が負ける事はなかったけど、それでも一撃で切り裂く事は出来なかった。
このあたりの階層まで来ると、今覚えている攻撃魔法では全くの火力不足で、もはや遠距離攻撃をしたいとき以外に出番がなくなってしまった。魔法威力上昇なんてスキルがあるわけだよ。
ドロップアイテムは『水銀』。地球の物と同じ物質なのかは俺には判断できない。あらゆる高位金属の触媒になるらしい。お値段320リーフ。
現在のゴール設定である50階層に到着する。出てくる魔物はトルネの槍の素材でもある『地竜』さんです。
いやぁもう見た瞬間に帰りたくなったね。10メートルオーバーのドラゴンとか、現実に対峙する機会があるとは……。流石にグランドタートルよりは小さいけど、他は全て比べ物にならないほどグランドドラゴンのほうが強力だ。
単純に大きい分耐久力が高い。皮膚はアイアンゴーレムを超える硬度を誇り、土属性の攻撃魔法を操る。しかもストーンバレットだけではなくロックフォールという範囲魔法まで放ってくる。ロックフォールは広範囲に岩を降らせるヤベー魔法なので、出来るだけ発動を阻止したい。
そこで面倒になってくるのが支援タイプの魔物で、ブレスエレメントにヒーリングエレメントが残っていると、グランドドラゴンを倒しきる前に回復されてしまうし、グリムリーパーを残しておくと魔力がどんどん削られていく。かといってグランドドラゴンを放置するとロックフォールで壊滅の危機という、正直言ってやってられない難易度だ。
っていうか普通ドラゴン種ってボス扱いでしょ!?なんで普通に雑魚として群れの中に混じって出てくんだよ!素の能力も高いクセしやがって、支援なんか受け取ってんじゃねええええ!
「シンはそのままハルの護衛!リーンとトルネでグランドドラゴンの注意を引いて、なるべく魔法を阻止してくれ!他の魔物は全部俺が片付ける!」
まずは一撃で倒せる魔物と、生かしておくとめんどくさい魔物に絞って数を減らす。エリアドレインのグリムリーパーは最優先。次にレイジードッグ、ヒーリングエレメント、ブレスエレメントと続ける。
バフ、デバフ要員を全排除。レイジードッグが居なくなると開放感があるな。
次に倒すはアサルトドラゴン、レッサーデビル、レッサーワイバーン。攻撃魔法持ちとブレス持ちだ。とにかくハルへの負担を減らしておきたい。
シン1人でも問題なく対処できるであろう魔物はとりあえず無視!パーティ全体にとって危険度の高い魔物から優先して落としていく。
アサルトドラゴンで厄介なのは、その機動力と広範囲ブレスだ。出し惜しみなしで瞬間加速。ウォーハンマーで喉を潰す。これで機動力とブレスを封じる。
ブレスを封じたアサルトドラゴンは一旦無視して、レッサーデビルとレッサーワイバーンを弓で落す。流石にレッサーデビルは弓で倒しきることは出来なかったが、注意を引くのは充分だ。
レッサーワイバーンを落としきったことを確認して、レッサーデビルも殲滅する。レッサーデビルまで殺し切ったら、アサルトドラゴンの喉に瞬間加速でもう一発ウォーハンマー。殺しきれなかったのでもう一撃。ようやく死んでくれた。こいつ複数出られたらきついな。
先ほどからうっとおしかったキラーソーサーを殺しきって、ポルターガイストを作業の如く処理。アイアンゴーレムの頭を瞬間加速したロングソードで一気に斬り捨てる。
まだ射程距離に入っていないレインディアも弓で殺しきって、シンとが対応していたダークナイトとアーマーオーガの殲滅作業。最後まで放置していたグランドタートルの頭をウォーハンマーですり身にして、ようやくグランドドラゴン退治に参加する。
リーンとトルネのおかげで範囲攻撃魔法を撃たれずに済んだ。2人の武器はグランドドラゴンにも通用しているが、でかいくせに皮膚も硬く、耐久力が半端じゃない。
まだ俺を脅威とみなしていないであろうグランドドラゴンに、音と匂いを消して近付き、懐に飛び込んで首筋を瞬間加速を使ってロングソードで一閃。勿論仕留め切れないが、喉を思い切り切り裂いてやる。
返り血を浴びる前に一旦離脱。いくら異世界の生物だとはいえ陸上生物なのだから、喉を切り裂けば呼吸を阻害できるはず。
ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
グランドドラゴンの咆哮。切り裂かれた喉でようやるわ。
突然喉を切り裂いた俺に対して凄まじい殺意を放ってきたが、そのタイミングでトルネが懐に飛び込む。
「はあああああ!!」
喉の傷に腕を突っ込む勢いで、瞬間加速で槍の一突きを放つ。後頭部から槍の穂先が突き出す。が、まだ死なねぇのか。
「トルネ下がって!」
間一髪、トルネは後方に飛び退き、トルネを捕まえようとしたグランドドラゴンの右手が空を切る。リーンセンパイ流石です。
トルネと入れ替わりで懐に飛び込み傷口に向けてもう一度ウォーハンマー!
複合センサーで相手の動きを捉えながら、ひたすらウォーハンマーで殴りつける。
君が!死ぬまで!殴るのを!やめない!
8回くらい殴って、ようやくグランドドラゴンが地面に倒れた。うおおすっげぇ。地面が揺れた。しかし倒れただけでまだ死んでない模様。殴れ殴れ!
何発殴ったか数えてなかったが、ようやくグランドドラゴンが地面に融け始めた。戦闘終了か。複数体出られるとかなりきっついなこれは。
全身の返り血を洗浄しつつドロップアイテムを回収する。
グランドドラゴンのドロップアイテムは食用肉(竜)だ。つまりはファンタジーお馴染みの、ドラゴンステーキって奴が食べられるわけですな!
竜肉だけあって、流石のお値段500リーフ。リヴァーブ王国の平均年収が15~20万リーフだと考えると、やばいくらい高級な肉だな。しかも購入額は買い取り額よりもずっと高くなるだろうし。
「流石50階層ってところか。グランドドラゴン1体混ざるだけで、難易度が跳ね上がってるな」
「うん。っていうか血塗れでグランドドラゴン殴り続けるトーマのほうが怖かったかな?トーマってほんとに日本人だったのって思うんだけど?」
「まぁ味方だから頼もしいと思っておこうよ。これだけ巨大な魔物ばかりになってくると、今の装備だと単純に火力不足だね。トーマのウォーハンマー、リーンのスネークソード、トルネの槍がなかったら、下手したら負けてた可能性もありそうだ」
「んもー!最大射程のスネークソードだと、グランドドラゴンは切り裂けなかったんだよー!くやしー!」
「私の槍もグランドドラゴン相手には、普通の槍と同じ程度の損傷しか与えられませんでしたね。流石は深階層域の手前といったところです」
それでも被弾はしてなかったから、損害もなく完勝できたわけなんだけど、49階層と比べても難易度が段違いだ。主にグランドドラゴンが強すぎませんかねぇ?
しかし、格上相手の戦闘経験を積むという意味合いでなら、50階層の攻略は大きな意味を持ちそうだ。
見極めに失敗して命を危険に晒すわけには行かないが、逃げてばかりもいられない。
しかし、ハロイツァって1人で深階層域に潜ってたとか言ってたけどホントかよ?
恵まれた体格に2メートル近い両手剣、そこにアイツの身体能力なら行けるもんなの?
46階層の魔物は、またしても幽霊系統の『不可視の死霊』。
名前の通り肉眼では見ることが出来ず、物理攻撃透過。触れることなく相手を拘束したり衝撃を飛ばしてくる。念動力って感じ?まさにポルターガイストだな。
今までの魔法体と同じく、魔装術でぶった切ることは可能。魔術感知で居場所の特定も簡単。念動力も結局は魔法スキルなので、魔力感知で回避可能。居場所さえ分かれば耐久力も低く、大した強さではない。
ドロップアイテムは属性石の中品質品。ブレスエレメントが落とす物と全く同じアイテムで、250リーフなのも変わらない。
47階層。重装甲で全身をガッチガチに固めた『装甲戦鬼』が登場。30階層で出てきたオーガの上位種だ。オーガは軽装で格闘を仕掛けてきたが、アーマーオーガは重装甲に重装備。両手剣や戦斧、長槍などの武器に、でかい盾を持っているものもいる。
優れた筋力で重装備を物ともせずに振り回し、元々優れた硬度を誇る肉体の上に全身鎧まで装着していて、とにかく防御力が高い。盾役に1体欲しいくらいだ。
トルネの槍以外では一撃で倒すことが出来ないくらいの硬さで、盾に至ってはトルネですら貫けなかった。装備で誤魔化してきたけれど、俺たち自身の能力の方が足を引っ張り始めてるな。
ドロップ品は、黒くて硬度に優れた金属『ブラックメタル』。シルバーライトの素材の1つだ。硬度に優れているが、かなりの重量で、そのままだと扱いにくい。お値段280リーフ。
48階層に到着。ここでまさかのヒーラー登場。『癒しの精霊』。直径50センチくらいの白い光の球で、オーブとか人魂とかに近い印象。
ヒーリングエレメントには戦闘能力はないのだが、コイツの厄介さは言うまでもなく回復能力だ。コイツが場にいるだけで周囲の魔物全てに回復促進効果が発生するという、周囲自然回復能力を持っていて、任意の対象に回復能力を集中することで、単体回復も行えるというかなり優秀な回復役だ。
ブレスエレメントと一緒に出ると凶悪さが倍増する。支援、妨害系の能力って、敵に使われるとこんなに厄介なもんなんだな……!
ドロップアイテムは33階層のスクリーマーと同じく、中品質の魔法石で300リーフ。比較的回復魔法のスクロールが出やすいという説があるらしい。説かよ!
49階層。金属製の巨大な体躯を持つ『魔鉄巨人』。4メートルくらいの大きさで、金属の体を持っているから防御力が極めて高い。流石に今の俺たちの武器が負ける事はなかったけど、それでも一撃で切り裂く事は出来なかった。
このあたりの階層まで来ると、今覚えている攻撃魔法では全くの火力不足で、もはや遠距離攻撃をしたいとき以外に出番がなくなってしまった。魔法威力上昇なんてスキルがあるわけだよ。
ドロップアイテムは『水銀』。地球の物と同じ物質なのかは俺には判断できない。あらゆる高位金属の触媒になるらしい。お値段320リーフ。
現在のゴール設定である50階層に到着する。出てくる魔物はトルネの槍の素材でもある『地竜』さんです。
いやぁもう見た瞬間に帰りたくなったね。10メートルオーバーのドラゴンとか、現実に対峙する機会があるとは……。流石にグランドタートルよりは小さいけど、他は全て比べ物にならないほどグランドドラゴンのほうが強力だ。
単純に大きい分耐久力が高い。皮膚はアイアンゴーレムを超える硬度を誇り、土属性の攻撃魔法を操る。しかもストーンバレットだけではなくロックフォールという範囲魔法まで放ってくる。ロックフォールは広範囲に岩を降らせるヤベー魔法なので、出来るだけ発動を阻止したい。
そこで面倒になってくるのが支援タイプの魔物で、ブレスエレメントにヒーリングエレメントが残っていると、グランドドラゴンを倒しきる前に回復されてしまうし、グリムリーパーを残しておくと魔力がどんどん削られていく。かといってグランドドラゴンを放置するとロックフォールで壊滅の危機という、正直言ってやってられない難易度だ。
っていうか普通ドラゴン種ってボス扱いでしょ!?なんで普通に雑魚として群れの中に混じって出てくんだよ!素の能力も高いクセしやがって、支援なんか受け取ってんじゃねええええ!
「シンはそのままハルの護衛!リーンとトルネでグランドドラゴンの注意を引いて、なるべく魔法を阻止してくれ!他の魔物は全部俺が片付ける!」
まずは一撃で倒せる魔物と、生かしておくとめんどくさい魔物に絞って数を減らす。エリアドレインのグリムリーパーは最優先。次にレイジードッグ、ヒーリングエレメント、ブレスエレメントと続ける。
バフ、デバフ要員を全排除。レイジードッグが居なくなると開放感があるな。
次に倒すはアサルトドラゴン、レッサーデビル、レッサーワイバーン。攻撃魔法持ちとブレス持ちだ。とにかくハルへの負担を減らしておきたい。
シン1人でも問題なく対処できるであろう魔物はとりあえず無視!パーティ全体にとって危険度の高い魔物から優先して落としていく。
アサルトドラゴンで厄介なのは、その機動力と広範囲ブレスだ。出し惜しみなしで瞬間加速。ウォーハンマーで喉を潰す。これで機動力とブレスを封じる。
ブレスを封じたアサルトドラゴンは一旦無視して、レッサーデビルとレッサーワイバーンを弓で落す。流石にレッサーデビルは弓で倒しきることは出来なかったが、注意を引くのは充分だ。
レッサーワイバーンを落としきったことを確認して、レッサーデビルも殲滅する。レッサーデビルまで殺し切ったら、アサルトドラゴンの喉に瞬間加速でもう一発ウォーハンマー。殺しきれなかったのでもう一撃。ようやく死んでくれた。こいつ複数出られたらきついな。
先ほどからうっとおしかったキラーソーサーを殺しきって、ポルターガイストを作業の如く処理。アイアンゴーレムの頭を瞬間加速したロングソードで一気に斬り捨てる。
まだ射程距離に入っていないレインディアも弓で殺しきって、シンとが対応していたダークナイトとアーマーオーガの殲滅作業。最後まで放置していたグランドタートルの頭をウォーハンマーですり身にして、ようやくグランドドラゴン退治に参加する。
リーンとトルネのおかげで範囲攻撃魔法を撃たれずに済んだ。2人の武器はグランドドラゴンにも通用しているが、でかいくせに皮膚も硬く、耐久力が半端じゃない。
まだ俺を脅威とみなしていないであろうグランドドラゴンに、音と匂いを消して近付き、懐に飛び込んで首筋を瞬間加速を使ってロングソードで一閃。勿論仕留め切れないが、喉を思い切り切り裂いてやる。
返り血を浴びる前に一旦離脱。いくら異世界の生物だとはいえ陸上生物なのだから、喉を切り裂けば呼吸を阻害できるはず。
ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
グランドドラゴンの咆哮。切り裂かれた喉でようやるわ。
突然喉を切り裂いた俺に対して凄まじい殺意を放ってきたが、そのタイミングでトルネが懐に飛び込む。
「はあああああ!!」
喉の傷に腕を突っ込む勢いで、瞬間加速で槍の一突きを放つ。後頭部から槍の穂先が突き出す。が、まだ死なねぇのか。
「トルネ下がって!」
間一髪、トルネは後方に飛び退き、トルネを捕まえようとしたグランドドラゴンの右手が空を切る。リーンセンパイ流石です。
トルネと入れ替わりで懐に飛び込み傷口に向けてもう一度ウォーハンマー!
複合センサーで相手の動きを捉えながら、ひたすらウォーハンマーで殴りつける。
君が!死ぬまで!殴るのを!やめない!
8回くらい殴って、ようやくグランドドラゴンが地面に倒れた。うおおすっげぇ。地面が揺れた。しかし倒れただけでまだ死んでない模様。殴れ殴れ!
何発殴ったか数えてなかったが、ようやくグランドドラゴンが地面に融け始めた。戦闘終了か。複数体出られるとかなりきっついなこれは。
全身の返り血を洗浄しつつドロップアイテムを回収する。
グランドドラゴンのドロップアイテムは食用肉(竜)だ。つまりはファンタジーお馴染みの、ドラゴンステーキって奴が食べられるわけですな!
竜肉だけあって、流石のお値段500リーフ。リヴァーブ王国の平均年収が15~20万リーフだと考えると、やばいくらい高級な肉だな。しかも購入額は買い取り額よりもずっと高くなるだろうし。
「流石50階層ってところか。グランドドラゴン1体混ざるだけで、難易度が跳ね上がってるな」
「うん。っていうか血塗れでグランドドラゴン殴り続けるトーマのほうが怖かったかな?トーマってほんとに日本人だったのって思うんだけど?」
「まぁ味方だから頼もしいと思っておこうよ。これだけ巨大な魔物ばかりになってくると、今の装備だと単純に火力不足だね。トーマのウォーハンマー、リーンのスネークソード、トルネの槍がなかったら、下手したら負けてた可能性もありそうだ」
「んもー!最大射程のスネークソードだと、グランドドラゴンは切り裂けなかったんだよー!くやしー!」
「私の槍もグランドドラゴン相手には、普通の槍と同じ程度の損傷しか与えられませんでしたね。流石は深階層域の手前といったところです」
それでも被弾はしてなかったから、損害もなく完勝できたわけなんだけど、49階層と比べても難易度が段違いだ。主にグランドドラゴンが強すぎませんかねぇ?
しかし、格上相手の戦闘経験を積むという意味合いでなら、50階層の攻略は大きな意味を持ちそうだ。
見極めに失敗して命を危険に晒すわけには行かないが、逃げてばかりもいられない。
しかし、ハロイツァって1人で深階層域に潜ってたとか言ってたけどホントかよ?
恵まれた体格に2メートル近い両手剣、そこにアイツの身体能力なら行けるもんなの?
1
お気に入りに追加
394
あなたにおすすめの小説

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる