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6章 波乱のヴェルトーガ
閑話014 私は聖女? ※アリス視点
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「アリスはこれから私の許可なく事象復元を使用することを、絶対に禁じます。もし私に断りなくスキルを使用した場合、使った瞬間に処分されると心得なさい。
スキルを使用するのは、確実に私が直接貴方に許可を出した場合のみとします。私の指示でとか、緊急時だから、などという例外も一切受け付けません」
スキルの詳細をディオーヌ様に伝えると、今後一切のスキルの無断使用を禁止された。なんで?
もしも無許可でスキルを使用した場合、現場の人間の判断で、即時処断が認められているという。つまり、回復を行った瞬間に殺されるということ。なんで?たかが回復でしょ?闘う力なんか持ってないのに?
「貴方がそのスキルの危険性を理解していないというのが、一番困りますね。貴方の力は、無自覚に使えば世界を滅ぼすことさえ可能でしょう。制御できない強力すぎる力など、百害あって一利なしです。
生活に不便はさせません。スキルの無断使用さえしなければ、貴方の衣食住は、タイデリア家が責任を持って用意しましょう。なるべく不自由もさせないように配慮します。
ですが無断でスキルを使ったら、躊躇も遠慮もなく、即時貴方を殺します。これは脅しではありません。必要な措置です。必要な措置なので、私たちは貴方の事情を一切考慮せずに行います。死にたくなければ事象復元のことは金輪際忘れなさい」
ディオーヌ様が本気で言っている事はわかったけど、私の能力の危険性という部分だけは理解できなかった。でも別に構わない。戦う力を持たない私に、元々選択肢なんてない。何もせずに衣食住を保障してくれるんだから、逆らう意味もないわ。
私はディオーヌ様と、この国の王都とやらに出かけた。流石異世界、ワープ魔法があるのね!そう考えると、久我のチートってハズレね。
私の周りは何十人もの護衛が付いた。ふふ、スキルが使えなくったって、まるで貴族令嬢そのものじゃない。悪くないわね。世界を救うのも悪くないけど、お姫様扱いされるのは気分がいいわ。
王様とやらの前で、事象復元を使わされた。王様のほかにも沢山の人間が、私に注目しているのが分かる。これよこれ!もしかして、これが終ったら聖女扱いでもされちゃうのかしら?
結局私が苦労したのは、全部他の異邦人のせいだったのよね。魔王は居ないって説明されたのに、なにが勇者パーティになって世界を救いたいよ。チートを貰ってやることが強姦だなんて、あんな奴等と一緒に扱われるのは我慢がならないわ!
事象復元を使って、目の前の罪人とやらの両手両足を復元して見せると、あまりの出来事に場が静まり返った。ふふ、聖女の力に度肝を抜かれてしまったかしら?
事象復元のお披露目の後は、別室に移されて歓待を受けたわ。当然よね。ふふ、部屋にある家具は全部高級感に溢れているし、出されたお茶もお菓子も美味しい。まるで本当にお姫様にでもなったみたい!
聖女としてもっと沢山の人を助けてあげたいけれど、戦う力のない私は独りでは生きていけない。今なお苦しんでいる人がいると思うと心が痛むけれど、自己犠牲の精神まで持ち合わせるほど高潔ではないの。所詮私は俗物だから。スキルを使うなと言われれば従うし、それで生活が保障されるなら文句はないわ。
「それではアリス様は、元の場所ではまだ学問を修めている途中だったのですか?とても勉強熱心でいらっしゃるのですね。
こちらの、リヴァーブ王国では、あまり学問が浸透していなくてですね。学者や研究者の数があまり多くないのです。大抵のことが魔法で解決できるので、あまり物事を追求しない考え方が一般的なのかもしれませんね」
王妃様や身分の高いらしい若い令嬢達が、私の話し相手として連れてこられた。分かりやすく煽てられているなとは思うけれど、褒められて悪い気などしない。
日本でのことを色々話したけれど、私に詳しく説明できる分野なんてない。なんとなく過ごして、ゲームや漫画を楽しみながら、みんなが行くから私もと、自分の学力でいける大学に進学しただけだ。
社会制度も工学、科学の知識も披露できないし、料理なんてしたことがないから、プリンやマヨネーズの作り方すら知らない。なら美容知識?好きな化粧品メーカーを教えることくらいしか出来ないわね。創作とはいえ、異世界に来てシャンプーなり石鹸なり美容液なり、なんでもかんでも簡単に作って流通させてる子って、日本でどんな生活送ってるのかしら?私にはオセロくらいしか作れるものが無さそう。
王国の重鎮が揃う中で事象復元を見せつけた私は、この国の最重要人物の1人として認定されたようだ。聖女ではなかったが、気分は悪くない。もしかしたら聖女という概念がないのかもしれないわね。魔王だって居ない世界なんだし、聖女が居たことなくても不思議じゃないわ。
最重要人物となった私だけど、扱いは今まで通りディオーヌ様預かりとなったようだ。異邦人との接触が一番多かったということ、私の力が強力すぎて、私を狙う勢力が攻めて来るかもしれないので、王都で私を預かるのは危険と判断されたからだと説明を受ける。
確かに私の力を考えれば、王族を敵に回してでも手に入れたいと思う人はいるかもしれない。
なるほど!私の力が危険すぎるというのはこういう意味だったのね!私の強力すぎる回復能力を狙って、沢山の権力者の間で、私の奪い合いが起こってしまうんだ!戦う力を持たない私は、自分の身を守る術を持たないから、私には流されることしか出来ないんだもの。
そう考えると、当主が女性のタイデリア家に預けられるのも納得できる。下手な権力者に目をつけられたら、私を囲うために、無理矢理私を犯しに来ることだって充分に考えられるわ。ディオーヌ様なら同性だから、私の貞操を守る意味でも適任なのね。凄く納得したわ。
乱暴されていた女の人たちの事はずっと見ていた。私はあいつらに逆らえなかったから、ただ傷を癒してあげることしか出来なかった。あいつら私が回復できると思って、女の人のどんどん扱いが酷くなっていて見ていられなかった。私はあんな風に乱暴されるのは、絶対に嫌だ……!
ごめんなさい。この世界のみんな。いくら私が聖女だからって、私は聖女である前に1人の女なの。自分の身の危険や生活を脅かしてまで、見ず知らずの人のために働くことは出来ないわ。
最近は自分勝手な聖女物も多かったし、私が動けなくても仕方ないわよね?
スキルを使用するのは、確実に私が直接貴方に許可を出した場合のみとします。私の指示でとか、緊急時だから、などという例外も一切受け付けません」
スキルの詳細をディオーヌ様に伝えると、今後一切のスキルの無断使用を禁止された。なんで?
もしも無許可でスキルを使用した場合、現場の人間の判断で、即時処断が認められているという。つまり、回復を行った瞬間に殺されるということ。なんで?たかが回復でしょ?闘う力なんか持ってないのに?
「貴方がそのスキルの危険性を理解していないというのが、一番困りますね。貴方の力は、無自覚に使えば世界を滅ぼすことさえ可能でしょう。制御できない強力すぎる力など、百害あって一利なしです。
生活に不便はさせません。スキルの無断使用さえしなければ、貴方の衣食住は、タイデリア家が責任を持って用意しましょう。なるべく不自由もさせないように配慮します。
ですが無断でスキルを使ったら、躊躇も遠慮もなく、即時貴方を殺します。これは脅しではありません。必要な措置です。必要な措置なので、私たちは貴方の事情を一切考慮せずに行います。死にたくなければ事象復元のことは金輪際忘れなさい」
ディオーヌ様が本気で言っている事はわかったけど、私の能力の危険性という部分だけは理解できなかった。でも別に構わない。戦う力を持たない私に、元々選択肢なんてない。何もせずに衣食住を保障してくれるんだから、逆らう意味もないわ。
私はディオーヌ様と、この国の王都とやらに出かけた。流石異世界、ワープ魔法があるのね!そう考えると、久我のチートってハズレね。
私の周りは何十人もの護衛が付いた。ふふ、スキルが使えなくったって、まるで貴族令嬢そのものじゃない。悪くないわね。世界を救うのも悪くないけど、お姫様扱いされるのは気分がいいわ。
王様とやらの前で、事象復元を使わされた。王様のほかにも沢山の人間が、私に注目しているのが分かる。これよこれ!もしかして、これが終ったら聖女扱いでもされちゃうのかしら?
結局私が苦労したのは、全部他の異邦人のせいだったのよね。魔王は居ないって説明されたのに、なにが勇者パーティになって世界を救いたいよ。チートを貰ってやることが強姦だなんて、あんな奴等と一緒に扱われるのは我慢がならないわ!
事象復元を使って、目の前の罪人とやらの両手両足を復元して見せると、あまりの出来事に場が静まり返った。ふふ、聖女の力に度肝を抜かれてしまったかしら?
事象復元のお披露目の後は、別室に移されて歓待を受けたわ。当然よね。ふふ、部屋にある家具は全部高級感に溢れているし、出されたお茶もお菓子も美味しい。まるで本当にお姫様にでもなったみたい!
聖女としてもっと沢山の人を助けてあげたいけれど、戦う力のない私は独りでは生きていけない。今なお苦しんでいる人がいると思うと心が痛むけれど、自己犠牲の精神まで持ち合わせるほど高潔ではないの。所詮私は俗物だから。スキルを使うなと言われれば従うし、それで生活が保障されるなら文句はないわ。
「それではアリス様は、元の場所ではまだ学問を修めている途中だったのですか?とても勉強熱心でいらっしゃるのですね。
こちらの、リヴァーブ王国では、あまり学問が浸透していなくてですね。学者や研究者の数があまり多くないのです。大抵のことが魔法で解決できるので、あまり物事を追求しない考え方が一般的なのかもしれませんね」
王妃様や身分の高いらしい若い令嬢達が、私の話し相手として連れてこられた。分かりやすく煽てられているなとは思うけれど、褒められて悪い気などしない。
日本でのことを色々話したけれど、私に詳しく説明できる分野なんてない。なんとなく過ごして、ゲームや漫画を楽しみながら、みんなが行くから私もと、自分の学力でいける大学に進学しただけだ。
社会制度も工学、科学の知識も披露できないし、料理なんてしたことがないから、プリンやマヨネーズの作り方すら知らない。なら美容知識?好きな化粧品メーカーを教えることくらいしか出来ないわね。創作とはいえ、異世界に来てシャンプーなり石鹸なり美容液なり、なんでもかんでも簡単に作って流通させてる子って、日本でどんな生活送ってるのかしら?私にはオセロくらいしか作れるものが無さそう。
王国の重鎮が揃う中で事象復元を見せつけた私は、この国の最重要人物の1人として認定されたようだ。聖女ではなかったが、気分は悪くない。もしかしたら聖女という概念がないのかもしれないわね。魔王だって居ない世界なんだし、聖女が居たことなくても不思議じゃないわ。
最重要人物となった私だけど、扱いは今まで通りディオーヌ様預かりとなったようだ。異邦人との接触が一番多かったということ、私の力が強力すぎて、私を狙う勢力が攻めて来るかもしれないので、王都で私を預かるのは危険と判断されたからだと説明を受ける。
確かに私の力を考えれば、王族を敵に回してでも手に入れたいと思う人はいるかもしれない。
なるほど!私の力が危険すぎるというのはこういう意味だったのね!私の強力すぎる回復能力を狙って、沢山の権力者の間で、私の奪い合いが起こってしまうんだ!戦う力を持たない私は、自分の身を守る術を持たないから、私には流されることしか出来ないんだもの。
そう考えると、当主が女性のタイデリア家に預けられるのも納得できる。下手な権力者に目をつけられたら、私を囲うために、無理矢理私を犯しに来ることだって充分に考えられるわ。ディオーヌ様なら同性だから、私の貞操を守る意味でも適任なのね。凄く納得したわ。
乱暴されていた女の人たちの事はずっと見ていた。私はあいつらに逆らえなかったから、ただ傷を癒してあげることしか出来なかった。あいつら私が回復できると思って、女の人のどんどん扱いが酷くなっていて見ていられなかった。私はあんな風に乱暴されるのは、絶対に嫌だ……!
ごめんなさい。この世界のみんな。いくら私が聖女だからって、私は聖女である前に1人の女なの。自分の身の危険や生活を脅かしてまで、見ず知らずの人のために働くことは出来ないわ。
最近は自分勝手な聖女物も多かったし、私が動けなくても仕方ないわよね?
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