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6章 波乱のヴェルトーガ
138 指名依頼
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「これは……、まさか本当だなんて……」
ディオーヌ様が、ハルの識別の書を見て震えている。
まぁそりゃそうだろうね。
この世界に生まれた生物には、必ず付与されてるスキルなんだもんな。
免疫力強化と環境適応の2つは。
一応祝福の儀は全員で入って、識別も受けなおしたけれど、ハル以外にスキルの獲得者はいなかった。
仕方ないね。SPそんなに稼げてないしな。
ハルは元から持っている『リンカーズ会話理解』に加えて、『免疫力強化:小』『環境適応:小』。
そして無事に『暗視』と『魔装術』を取得した。
ま、ハルはステータス確認で見れるんだけどね。
「ハル。環境適応取ったから、多分2階層の湿地帯は、かなり楽になると思うぞ」
「ほんと!?あそこホントにキツかったから助かるぅ」
魔装術にも慣れさせて、魔力量増加トレーニングも開始だなぁ。
「トーマさん。この識別の書、私が預かっても宜しいかしら?
リヴァーブ王国の外から来たという話をする際に、なによりの証拠となりますから」
「俺は構わないけど、ハルはいいのか?」
「うん。私も構いません」
「ご協力感謝します。ハルさん」
ディオーヌ様は御付きの人が持っていた、なんかごっつい金属製っぽい箱に、ハルの識別の書を仕舞った。
あれが自分の識別の書だったら恥ずかしいな。
ハルも早速後悔してそう。
「よし。とりあえず捜査協力も、これで終わりでいいですかね?」
今日は迷宮行くか迷うな。
とりあえず1度宿で一眠りしよう。
「……いえ、トーマさん。もう少し協力してもらえませんか?」
「え?」
まだ解放してくれないの?
1回寝たいんだけど。
「ヴェルトーガを治める水のタイデリア家当主、タイデリア・ディオーヌの名で、異風の旋律に依頼します。
内容は、異邦人の犯罪者集団の鎮圧の協力。
報酬は希望があれば窺いますが、とりあえず空間魔法のスクロールを提供しましょう。
どの魔法になるかは、働き次第ということでいかがでしょうか」
「……1等級指定の犯罪者集団に太刀打ち出来るほどのパーティじゃないですよ?ウチは」
「直接戦闘を行って、鎮圧に加わって欲しいとまでは言いません。
貴方達の知識と発想が無いと、今回の事件、解決出来ないような気がしますの」
「……これって、今すぐ返事しないと駄目ですか?
一旦持ち帰って相談することって出来ます?」
「ああ、それは勿論構いませんわよ。
私のほうも冒険者ギルドに、正式に依頼を出しておきます。
ここヴェルトーガに住まう者たちのために、どうか協力して頂きたいですわ」
ディオーヌ様は部屋を出て行こうとする。
「ディオーヌ様、1つだけ教えてもらえますか?
いくら犯人に接触したといっても、ディオーヌ様まで冒険者ギルドに来たのは何故ですか?」
四大精霊家当主が、知り合いとはいえ、ただの冒険者の情報提供に立ち会うために直々に足を運ぶなんて、ちょっと異常だろ。
何か理由があったんじゃないのか?
「ああ、それはシンくんに会いたかっただけですわ」
そっちかよ!!!ほんとブレねぇなこの人は!!!
「それでは御機嫌よう。
色好い返事を期待しておりますわ」
超が付くほどの美人だし、家柄も良くて大金持ち。
立ち振る舞いにも気品があって、他人を思いやる心も持ってるのに、変態なんだよなぁ。
変態なんだよなぁ……。
「なんかすげぇ疲れたわ……。
とりあえず宿に戻って1度休もうぜ。依頼の話もしなきゃだし」
「そうだね。でもちょっと意外だった。
トーマなら、あそこで即答して依頼を請けるかと思ったよ」
「あーそういうのも宿に帰ってからにしようぜ。
帰る途中に適当に食えるもの買って、宿で一旦落ち着こう」
「はーい。色々あって目が冴えちゃったけど、ご飯食べれば眠くなるかなー?」
「そうですね。トーマに聞きたいことが増えてしまった感じですよね」
「うん。私も流石に一旦休みたいな。
初めて魔物を殺したとか、そんなこと気にしてる場合じゃなくなっちゃった」
ハルにとっては、幸運だったのか不幸だったのか分からないな。
帰り道で目に付いた屋台で適当に食べれるものを買って、水のせせらぎ亭に戻ってきた。
俺が泊まっている部屋は、元々は4人部屋なので一番広い。
ここで軽く物を摘みながら、依頼の件を相談する。
「俺個人の心情だけで言えば、出来れば請けたくねぇんだわ。
相手の能力が本当に読めないし、読めないけど強力で反則なのは、間違いないからさ。
かなり危険度の高い依頼だと思うんだ」
「それは確かにね。僕はチート能力っていまいちよく分かってないけれど、無制限転移能力者はこの目で見たから。
あれと同じくらいの理不尽な能力者が複数居るって時点で、危険度は計り知れない」
「私は出来れば請けたいな。
私もハロイツァに狙われて、結局は無事だったけど。
今も慰み者にされている人がいるなら、助けてあげたいよ」
「私も被害者を助けてあげたいとは思いますが……。
そのために我々の手に負えない依頼に手を出すのは、正直反対ですかね」
「うん。危険な依頼だと思う。でも私は請けたいな。
私やトーマが悪いわけじゃないけれど、誰かが止めなきゃいけないなら、私たちが止めてあげたいって思う」
そうなんだよなー。
別に俺らが悪いわけじゃないはずなんだけど、微妙に申し訳ない気持ちになるんだよな。
うちの転移者が迷惑かけてすみません的な。
「俺は請けたくない。本気で請けたくないんだけどさ……。
俺らって、1回相手を撃退してるわけじゃん?右腕まで切り捨ててさ。
調子乗ってるときに、手痛い反撃を喰らった時って、どんな反応を想像するよ?」
「ん~。私だったら怒るか怖がるかかなー?」
「ですね。私だったら逃げます。
怪我も治せるのだったらなおさら、これ以上の接触は避けると思います」
「僕は……どうかな。
ただリーンが言った様に、怒るか怯えるか、だろうね」
「うん、トーマの言いたいことが分かった。
怒るか怯えるかの選択肢なら、チート能力持ちなら、自分の能力に絶対の自信を持っているのなら、内心怯えていたとしても、怒りと能力に任せて行動を起こしそうだ、ってことよね?」
「そうなんだよな~……。出来れば関わりたくないんだけどさぁ。
多分俺たち、もうあいつらの標的になってる気がするんだよね……。
全部丸投げしてベイクに帰っちゃうのも、アリっちゃアリだけどさ。
標的にされてるなら、逆に潰しておかないと安心できないじゃん?
だから正直請けるしかないんだよな~。成功報酬も出るわけだし?
俺たちが単独で狙われるよりは、ヴェルトーガ全体と協力体制にある状態でぶつかる方が、まだ安全なわけだし。
はぁ~、せっかくの観光が全部台無しだよ、マジで」
「危険な依頼だけど、請けた方が安全度は高い、か」
「素直じゃないなー。
困ってる人を助けたいって言えば良いんだよー?」
「依頼を請けることはまぁいいんですが……。
トーマみたいなのを相手にしなきゃいけないと思うと、正直震えます」
「うん。確かに私、というか日本人を集めたがってる感じもしたよね。
関わりたくなくても、向こうから狙われてる状態なんだね」
「おっけー。結論が出たことだしとりあえず1回寝ようぜ。
一旦全部忘れて休ませてくれ~。ったくもう!」
せめて成功報酬だけは、もぎ取ってやるからなぁ!
ディオーヌ様が、ハルの識別の書を見て震えている。
まぁそりゃそうだろうね。
この世界に生まれた生物には、必ず付与されてるスキルなんだもんな。
免疫力強化と環境適応の2つは。
一応祝福の儀は全員で入って、識別も受けなおしたけれど、ハル以外にスキルの獲得者はいなかった。
仕方ないね。SPそんなに稼げてないしな。
ハルは元から持っている『リンカーズ会話理解』に加えて、『免疫力強化:小』『環境適応:小』。
そして無事に『暗視』と『魔装術』を取得した。
ま、ハルはステータス確認で見れるんだけどね。
「ハル。環境適応取ったから、多分2階層の湿地帯は、かなり楽になると思うぞ」
「ほんと!?あそこホントにキツかったから助かるぅ」
魔装術にも慣れさせて、魔力量増加トレーニングも開始だなぁ。
「トーマさん。この識別の書、私が預かっても宜しいかしら?
リヴァーブ王国の外から来たという話をする際に、なによりの証拠となりますから」
「俺は構わないけど、ハルはいいのか?」
「うん。私も構いません」
「ご協力感謝します。ハルさん」
ディオーヌ様は御付きの人が持っていた、なんかごっつい金属製っぽい箱に、ハルの識別の書を仕舞った。
あれが自分の識別の書だったら恥ずかしいな。
ハルも早速後悔してそう。
「よし。とりあえず捜査協力も、これで終わりでいいですかね?」
今日は迷宮行くか迷うな。
とりあえず1度宿で一眠りしよう。
「……いえ、トーマさん。もう少し協力してもらえませんか?」
「え?」
まだ解放してくれないの?
1回寝たいんだけど。
「ヴェルトーガを治める水のタイデリア家当主、タイデリア・ディオーヌの名で、異風の旋律に依頼します。
内容は、異邦人の犯罪者集団の鎮圧の協力。
報酬は希望があれば窺いますが、とりあえず空間魔法のスクロールを提供しましょう。
どの魔法になるかは、働き次第ということでいかがでしょうか」
「……1等級指定の犯罪者集団に太刀打ち出来るほどのパーティじゃないですよ?ウチは」
「直接戦闘を行って、鎮圧に加わって欲しいとまでは言いません。
貴方達の知識と発想が無いと、今回の事件、解決出来ないような気がしますの」
「……これって、今すぐ返事しないと駄目ですか?
一旦持ち帰って相談することって出来ます?」
「ああ、それは勿論構いませんわよ。
私のほうも冒険者ギルドに、正式に依頼を出しておきます。
ここヴェルトーガに住まう者たちのために、どうか協力して頂きたいですわ」
ディオーヌ様は部屋を出て行こうとする。
「ディオーヌ様、1つだけ教えてもらえますか?
いくら犯人に接触したといっても、ディオーヌ様まで冒険者ギルドに来たのは何故ですか?」
四大精霊家当主が、知り合いとはいえ、ただの冒険者の情報提供に立ち会うために直々に足を運ぶなんて、ちょっと異常だろ。
何か理由があったんじゃないのか?
「ああ、それはシンくんに会いたかっただけですわ」
そっちかよ!!!ほんとブレねぇなこの人は!!!
「それでは御機嫌よう。
色好い返事を期待しておりますわ」
超が付くほどの美人だし、家柄も良くて大金持ち。
立ち振る舞いにも気品があって、他人を思いやる心も持ってるのに、変態なんだよなぁ。
変態なんだよなぁ……。
「なんかすげぇ疲れたわ……。
とりあえず宿に戻って1度休もうぜ。依頼の話もしなきゃだし」
「そうだね。でもちょっと意外だった。
トーマなら、あそこで即答して依頼を請けるかと思ったよ」
「あーそういうのも宿に帰ってからにしようぜ。
帰る途中に適当に食えるもの買って、宿で一旦落ち着こう」
「はーい。色々あって目が冴えちゃったけど、ご飯食べれば眠くなるかなー?」
「そうですね。トーマに聞きたいことが増えてしまった感じですよね」
「うん。私も流石に一旦休みたいな。
初めて魔物を殺したとか、そんなこと気にしてる場合じゃなくなっちゃった」
ハルにとっては、幸運だったのか不幸だったのか分からないな。
帰り道で目に付いた屋台で適当に食べれるものを買って、水のせせらぎ亭に戻ってきた。
俺が泊まっている部屋は、元々は4人部屋なので一番広い。
ここで軽く物を摘みながら、依頼の件を相談する。
「俺個人の心情だけで言えば、出来れば請けたくねぇんだわ。
相手の能力が本当に読めないし、読めないけど強力で反則なのは、間違いないからさ。
かなり危険度の高い依頼だと思うんだ」
「それは確かにね。僕はチート能力っていまいちよく分かってないけれど、無制限転移能力者はこの目で見たから。
あれと同じくらいの理不尽な能力者が複数居るって時点で、危険度は計り知れない」
「私は出来れば請けたいな。
私もハロイツァに狙われて、結局は無事だったけど。
今も慰み者にされている人がいるなら、助けてあげたいよ」
「私も被害者を助けてあげたいとは思いますが……。
そのために我々の手に負えない依頼に手を出すのは、正直反対ですかね」
「うん。危険な依頼だと思う。でも私は請けたいな。
私やトーマが悪いわけじゃないけれど、誰かが止めなきゃいけないなら、私たちが止めてあげたいって思う」
そうなんだよなー。
別に俺らが悪いわけじゃないはずなんだけど、微妙に申し訳ない気持ちになるんだよな。
うちの転移者が迷惑かけてすみません的な。
「俺は請けたくない。本気で請けたくないんだけどさ……。
俺らって、1回相手を撃退してるわけじゃん?右腕まで切り捨ててさ。
調子乗ってるときに、手痛い反撃を喰らった時って、どんな反応を想像するよ?」
「ん~。私だったら怒るか怖がるかかなー?」
「ですね。私だったら逃げます。
怪我も治せるのだったらなおさら、これ以上の接触は避けると思います」
「僕は……どうかな。
ただリーンが言った様に、怒るか怯えるか、だろうね」
「うん、トーマの言いたいことが分かった。
怒るか怯えるかの選択肢なら、チート能力持ちなら、自分の能力に絶対の自信を持っているのなら、内心怯えていたとしても、怒りと能力に任せて行動を起こしそうだ、ってことよね?」
「そうなんだよな~……。出来れば関わりたくないんだけどさぁ。
多分俺たち、もうあいつらの標的になってる気がするんだよね……。
全部丸投げしてベイクに帰っちゃうのも、アリっちゃアリだけどさ。
標的にされてるなら、逆に潰しておかないと安心できないじゃん?
だから正直請けるしかないんだよな~。成功報酬も出るわけだし?
俺たちが単独で狙われるよりは、ヴェルトーガ全体と協力体制にある状態でぶつかる方が、まだ安全なわけだし。
はぁ~、せっかくの観光が全部台無しだよ、マジで」
「危険な依頼だけど、請けた方が安全度は高い、か」
「素直じゃないなー。
困ってる人を助けたいって言えば良いんだよー?」
「依頼を請けることはまぁいいんですが……。
トーマみたいなのを相手にしなきゃいけないと思うと、正直震えます」
「うん。確かに私、というか日本人を集めたがってる感じもしたよね。
関わりたくなくても、向こうから狙われてる状態なんだね」
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第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
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