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6章 波乱のヴェルトーガ
134 襲撃者を報告
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「ピリカトさん……、はまだ来てないか。
悪い。行方不明者事件への情報提供をしたいんだけど、誰に報告すればいいかな?」
夜番の男性ギルド員に声をかける。
「先にどんな内容の情報か教えてもらえるか?
懸賞金目当てで、適当な情報を持ってくる奴も居なくはないからな」
居なくはない、くらいなのが、この世界の治安の良さを窺わせるな。
「恐らく行方不明事件の犯人と思われる男に襲撃されたんだ。
撃退には成功したんだが、残念ながらとり逃した。
提供するのは襲ってきた男の風貌と、予想の域を出ないが相手の能力だ」
「お、襲われたのか!?
……ま、待っててくれ!すぐに上に話をしてくる!」
男性職員は吹っ飛ぶように奥に走って行った。
事情聴取とかくっそめんどくさいけど、協力しないわけには行かないよなぁ。
あの男の口振りからして、日本人をターゲットにしてるのかとも思えるけど、ハルが日本人だと気付く前から近寄ってきたようにも見えたからな。
単に若い女性を誘拐している可能性も高い。
異世界に来て羽目外したくなるのはわかるんだけどさぁ。
せめて合法の範囲内でやりくりして欲しいもんだよねぇ。
それにしても、悪意を持って近付いてきた相手に、ふわわもつららも眠ったままだったな。
もしかしてこの2匹に、脅威だと判断されなかった……?
「済まない。まだ責任者がギルドに出てきてないんだ!
ギルドマスターと警備隊、タイデリア家に使いを出したから、応接室で待っていて欲しい」
「了解した。こっちは夜通し探索した帰りだから、責任者が揃った時に寝てるかもしれないのは許してくれ」
「ああ、勿論構わない。こっちは協力してもらってる立場だしな。
軽い食事も用意させるから、体を休めていてくれ」
「おお、それはありがたいな。
あーあと、先にこれを渡しておくよ」
一応切断面を縛って、何度か洗浄もかけ直した右腕をギルド員に渡す。
「これは襲ってきた相手の右腕だ。
証拠になるかは分からないけど、一応ギルドに提出しておきたい」
「これが、犯人の……。
わかった。冒険者ギルドで責任を持って預かろう」
良かった。受け取ってもらえた。
相手が死んでないとはいえ、生の右腕なんかいつまでも持ち歩きたくないわ。
その後案内された割と広めの応接室で、ソファに座って息を吐く。
「いやぁ、巻き込まれたくなかったけど巻き込まれてしまったなぁ。
みんなは休んでていいよ。誰か来たら俺が対応する」
「休みたいところだけど、責任者が来る前に、トーマとハルが持ってる相手の情報を僕たちにも共有して欲しいな。
二人にとって不都合があるなら無理にとは言わないけど、出来れば」
「あーそうだな。俺は別に構わない。ハルは?」
「うん、私も別に何も困る事はないよ。
と言うよりも、私にわかる事はあんまりないって言った方が正しいかも……」
まぁ俺だってわかってることはそんなに多くはないけどな。
それでも転移者に対しての知識があるのは俺たちだけだ。
「多分に俺の主観が入る情報だから、疑問に感じたときは遠慮なく突っ込んで欲しい。
あとハルも、なにか気付いた点があったら補足してくれ」
「うん。分かったよ」
「まず確定なのは、俺やハルと同じ場所から来た相手だって事だ。
アイツはハルのことを日本人だと言った。なのでこれは間違いない。」
「トーマとハルもニホンジンなの?」
「一応な。帰る手段も分からないし、可愛いお嫁さんも貰っちまったことだし、俺自身はもうリヴァーブ王国民だと思ってるけどさ」
「急にいなくなったりしないのならいいんです。続きを」
可愛い二人を抱き寄せたいところだが、今は真面目な話中なので我慢我慢。
「なぜか俺には何もくれなかったけど、ハルの時にも話したとおり、日本からこっちに送られる際に、何か一つ願いを叶えて貰えるらしい。
恐らく今回の男が貰ったのは瞬間移動スキルだな。
ゲートと違って即時発動型。ただし誰かと一緒に転移するには対象に触れておく必要がありそうだ。
じゃなければハルに触れる必要も、俺たちの前に姿を現す必要性も薄いからな」
「即時発動の転移スキル……!?」
正にチートスキルと呼ぶに相応しいよな。
「加えて、犯人は恐らく複数だ。
転移スキルは確かに凄まじい能力だが、あの男の戦闘力は恐らくそれほどでも無い。
5等級の冒険者を攫う事は出来ても、転移スキルだけじゃ扱いきれないはずだ。
拘束系か戦闘に強いスキル、隠蔽系、あるいは洗脳系スキルを持っている仲間が居るんじゃないか」
「……頭が痛くなってくるね。なんなんだいその理不尽な能力は……」
「これは俺の予想でしかないが、恐らく洗脳系は居ないと思う。
洗脳系スキルなら、行方不明なんて騒ぎを起こす必要がないからな。
多分行方不明者はもう殺されていて、それを何らかの方法で隠蔽しているんだと思う。
言いたかないが、俺が犯人だったらそうする。相手を生かしておくメリットが思いつかないからな。
……ただゲスい考え方をするならば、被害者が女性だった場合は命はあるかもしれない、ってところか」
「……うん。私も同じ見解かな。
あの男は欲情した目をしていたと思う……」
実際に正面から男と対峙したハルが、俺の考えを肯定する。
「それと気になるのはハルとの違いだ。
ハルはお金だけ持たされて、この世界に放り出されたと言っていた。
この世界の知識が全く無い転移者が、黒髪で目立つとはいえ、他の転移者を集められるとは思えない。
もしハルと同時期に転移してきたと考えるなら、まだ3日4日しか経っていないわけだしな」
「うん。私だけが何の説明も無くこの世界に来たわけじゃなく、全員が同じ条件で転移してきたと考えるなら……」
「多分相手は集団転移だ。
正確な人数は予想もつかないが、被害が大きくないところを見ると、そこまで大きい集団では無いと思う。
情報をかく乱するほど頭の良いリーダーが居るなら、直ぐ発覚する犯罪行為に手を染めるとも考えにくい。
犯人達は短絡的で若い、年齢が近くて少人数の転移者グループだと思う」
あー頭痛くなってきた。
神様、いくら自分が創った世界でもさぁ。
どんどん面倒事増やすのは違うと思うんだよ。
悪い。行方不明者事件への情報提供をしたいんだけど、誰に報告すればいいかな?」
夜番の男性ギルド員に声をかける。
「先にどんな内容の情報か教えてもらえるか?
懸賞金目当てで、適当な情報を持ってくる奴も居なくはないからな」
居なくはない、くらいなのが、この世界の治安の良さを窺わせるな。
「恐らく行方不明事件の犯人と思われる男に襲撃されたんだ。
撃退には成功したんだが、残念ながらとり逃した。
提供するのは襲ってきた男の風貌と、予想の域を出ないが相手の能力だ」
「お、襲われたのか!?
……ま、待っててくれ!すぐに上に話をしてくる!」
男性職員は吹っ飛ぶように奥に走って行った。
事情聴取とかくっそめんどくさいけど、協力しないわけには行かないよなぁ。
あの男の口振りからして、日本人をターゲットにしてるのかとも思えるけど、ハルが日本人だと気付く前から近寄ってきたようにも見えたからな。
単に若い女性を誘拐している可能性も高い。
異世界に来て羽目外したくなるのはわかるんだけどさぁ。
せめて合法の範囲内でやりくりして欲しいもんだよねぇ。
それにしても、悪意を持って近付いてきた相手に、ふわわもつららも眠ったままだったな。
もしかしてこの2匹に、脅威だと判断されなかった……?
「済まない。まだ責任者がギルドに出てきてないんだ!
ギルドマスターと警備隊、タイデリア家に使いを出したから、応接室で待っていて欲しい」
「了解した。こっちは夜通し探索した帰りだから、責任者が揃った時に寝てるかもしれないのは許してくれ」
「ああ、勿論構わない。こっちは協力してもらってる立場だしな。
軽い食事も用意させるから、体を休めていてくれ」
「おお、それはありがたいな。
あーあと、先にこれを渡しておくよ」
一応切断面を縛って、何度か洗浄もかけ直した右腕をギルド員に渡す。
「これは襲ってきた相手の右腕だ。
証拠になるかは分からないけど、一応ギルドに提出しておきたい」
「これが、犯人の……。
わかった。冒険者ギルドで責任を持って預かろう」
良かった。受け取ってもらえた。
相手が死んでないとはいえ、生の右腕なんかいつまでも持ち歩きたくないわ。
その後案内された割と広めの応接室で、ソファに座って息を吐く。
「いやぁ、巻き込まれたくなかったけど巻き込まれてしまったなぁ。
みんなは休んでていいよ。誰か来たら俺が対応する」
「休みたいところだけど、責任者が来る前に、トーマとハルが持ってる相手の情報を僕たちにも共有して欲しいな。
二人にとって不都合があるなら無理にとは言わないけど、出来れば」
「あーそうだな。俺は別に構わない。ハルは?」
「うん、私も別に何も困る事はないよ。
と言うよりも、私にわかる事はあんまりないって言った方が正しいかも……」
まぁ俺だってわかってることはそんなに多くはないけどな。
それでも転移者に対しての知識があるのは俺たちだけだ。
「多分に俺の主観が入る情報だから、疑問に感じたときは遠慮なく突っ込んで欲しい。
あとハルも、なにか気付いた点があったら補足してくれ」
「うん。分かったよ」
「まず確定なのは、俺やハルと同じ場所から来た相手だって事だ。
アイツはハルのことを日本人だと言った。なのでこれは間違いない。」
「トーマとハルもニホンジンなの?」
「一応な。帰る手段も分からないし、可愛いお嫁さんも貰っちまったことだし、俺自身はもうリヴァーブ王国民だと思ってるけどさ」
「急にいなくなったりしないのならいいんです。続きを」
可愛い二人を抱き寄せたいところだが、今は真面目な話中なので我慢我慢。
「なぜか俺には何もくれなかったけど、ハルの時にも話したとおり、日本からこっちに送られる際に、何か一つ願いを叶えて貰えるらしい。
恐らく今回の男が貰ったのは瞬間移動スキルだな。
ゲートと違って即時発動型。ただし誰かと一緒に転移するには対象に触れておく必要がありそうだ。
じゃなければハルに触れる必要も、俺たちの前に姿を現す必要性も薄いからな」
「即時発動の転移スキル……!?」
正にチートスキルと呼ぶに相応しいよな。
「加えて、犯人は恐らく複数だ。
転移スキルは確かに凄まじい能力だが、あの男の戦闘力は恐らくそれほどでも無い。
5等級の冒険者を攫う事は出来ても、転移スキルだけじゃ扱いきれないはずだ。
拘束系か戦闘に強いスキル、隠蔽系、あるいは洗脳系スキルを持っている仲間が居るんじゃないか」
「……頭が痛くなってくるね。なんなんだいその理不尽な能力は……」
「これは俺の予想でしかないが、恐らく洗脳系は居ないと思う。
洗脳系スキルなら、行方不明なんて騒ぎを起こす必要がないからな。
多分行方不明者はもう殺されていて、それを何らかの方法で隠蔽しているんだと思う。
言いたかないが、俺が犯人だったらそうする。相手を生かしておくメリットが思いつかないからな。
……ただゲスい考え方をするならば、被害者が女性だった場合は命はあるかもしれない、ってところか」
「……うん。私も同じ見解かな。
あの男は欲情した目をしていたと思う……」
実際に正面から男と対峙したハルが、俺の考えを肯定する。
「それと気になるのはハルとの違いだ。
ハルはお金だけ持たされて、この世界に放り出されたと言っていた。
この世界の知識が全く無い転移者が、黒髪で目立つとはいえ、他の転移者を集められるとは思えない。
もしハルと同時期に転移してきたと考えるなら、まだ3日4日しか経っていないわけだしな」
「うん。私だけが何の説明も無くこの世界に来たわけじゃなく、全員が同じ条件で転移してきたと考えるなら……」
「多分相手は集団転移だ。
正確な人数は予想もつかないが、被害が大きくないところを見ると、そこまで大きい集団では無いと思う。
情報をかく乱するほど頭の良いリーダーが居るなら、直ぐ発覚する犯罪行為に手を染めるとも考えにくい。
犯人達は短絡的で若い、年齢が近くて少人数の転移者グループだと思う」
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