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5章 カルネジア・ハロイツァ
091 仲良くスキルチェック
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まず始めに自分の識別の書を確認して、内容がステータスウィンドウと齟齬が無いか確認している。
前回の時は即消滅させちゃったし、スキル数も増えてきちゃってるからな。
俺が取得しているスキル。
『リンカーズ会話理解』
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
以上の5つが、前回の祝福で獲得したスキルで。
『魔法範囲拡張:小』
『身体能力強化:小』
『魔力探知』
『魔力量増加:小』
『集中』
『精神安定』
『瞬間加速』
以上の7つが、今回取得したものだ。
自力取得が11個。
我ながら強くなったもんだなぁ。
次はシンの識別の書を見てみる。
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
『身体能力強化:小』
『魔力探知』
『魔力量増加:小』
7つのスキルを取得できたようだ。いや先天スキルが2つあるから5つか。
無事に魔装術と暗視が取れたので一安心。
追加で他のスキルが3つも取得できたのは、やはり6等級撃退のおかげだろう。
お次はリーンのを見てみる。
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
『身体能力強化:小』
『魔力探知』
『集中』
リーンも7つ取得は同じだが、シンがMPアップを覚えたのに対して、リーンは集中を取得したようだ。
なんかスキル傾向が、忍者キャラっぽくない?
そんでトルネはっと。
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
『集中』
の5つ。
あれ?思ったよりも少ないな?冷遇っていうから、もっと滅茶苦茶戦わされてたのかと思ってたんだが。
少なくともトルネには、6等級の先輩方の経験値が入ってないらしい。
…………ひょっとして、魔物と戦わせないことも冷遇の1つ、なのか?
この世界ってスキルが全てだもんな。ありえる気がする。クソだなカルネジア。
それなのに、暗視の取得条件満たしてるあたりが悲しみ。
ふわわとつららの識別の書もちゃんと出てきたので、確認してみる。
2匹とも一緒の内容で、
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『魔装術』
『暗視』
『魔力探知』
以上の5つを取得済みらしい。
何気に強くね?
暗視の取得条件に『魔物を倒す』って表記があったはずだけど、パーティメンバーなら条件クリア扱いなのかな?
あれって正しくは『1日で最も暗い時間に経験値を得る』なのかもしれない。
経験値っていう概念がリンカーズの人にはわからないから、こういう表現になってる気がする。
でもリンカーズの人って、ステータス見れないから関係なくないか?
しかし、取得条件をパーティ内で共有できるなら、俺が亜人を殺したとしても、シンとリーンは精神安定を獲得できる可能性が出てきた。これは素直に朗報だろう。
しかしふわわとつららは有能だなー。もうもふもふなでなでの刑に処してやるー。なでなでなでなでー。
と2匹を撫で繰り回して気付いた。魔装術って装備品にしか付与できないんだよな。
2匹の場合、牙や爪は自前のものだから、魔装術は適用外、と。
うーん、2匹用に、なにか用意してもらおうかなぁ?
またホムロがバカにしてきそうだけど。
「つうかお前らいつまで見てんの?
カズラさんとこと、ホムロのとこと、雑貨屋と衣料品店にも行きたいんですけどー?」
未だに3人で俺のスキル見て、なんかブツブツ言っている。ちょっと怖い。
「ねぇトーマ。色々言いたい事はあるけど1つずつ聞かせて欲しい。
まずこの『リンカーズ会話理解』ってなにかな?」
やっぱそれを聞かれるかー。シンには見過ごせなかった模様。
「それはマジで知らないんだよな。始めっから持ってたんだよ。
むしろお前ら聞いたことない?」
3人とも首を横に振る。だろうね。
「ねぇトーマ。トーマって7等級だよね?なんでスキルを12個も覚えてるの?
私達よりも冒険者歴短いって言ってたよね?
もしかして、冒険者になる前に魔物と戦ってたりした?」
リーンは数が引っかかったのね。
「なんでって言われてもな。真面目に迷宮に潜ってたからじゃね?
魔物と戦ったのは間違いなく、冒険者になってからだよ」
日本には魔物なんて居ませんでしたし。
「ねぇトーマ。聞いたことがないスキルがもう1つあるんですけど。瞬間加速ってなんですか?」
へぇ、瞬間加速はあまり知られてないのかな?
でもなー貴族令嬢で、冷遇されてたトルネが、世間知らずの可能性は残されてるからなー。
「なんですかって言われても、今取得したばかりだから詳細はわからんなー。
今日迷宮行ったら試す予定ー」
あまり知られてないなら、ハロイツァとの戦いで使えるかもしれないしな。
逆にあっちが使ってくる可能性もあるから、慣れておくに越したことはない。
「なんなんだよこれは!一体どこからツッコめって言うのさ!
大体、僕とリーンが7つもスキル持ってる事だって、信じられないのに!」
「普通は8等級でようやく5個くらいになって、5等級冒険者でも10個持ってない人はいると思うよ!?
なんで7等級のトーマが、5等級の上位冒険者並みにスキル持ってるの!?
やっぱりトーマはずるいずるいず~る~い~!」
「なんなんですか!一体なんなんですかこれは!
これじゃ6等級4人程度嗾けても、あっさり撃退するはずですよ!
こんなの見せられたらトーマを襲撃した私って、死にたくないとか言いながら自殺してるようなものじゃないですか!なんなんですかこれ!もー!もー!
もぅなんなんですかこの人~……」
「いや勝手に襲撃したトルネが言うなし。
それにあの時はまだ5つしかスキル持ってないぞ」
「むしろそっちの方が頭おかしいじゃないですか!
訂正してトドメさすの、止めてもらっていいですか!?」
「なんで初めて祝福の儀を受けた僕とリーンと同じ数を、2回目のトーマが取得できるんだよ!?」
「こんなスキル取得状態で、なにのほほんとしてるのよっ!
今すぐその『何も出来ません』って顔やめてーっ!」
ソロで探索した期間も長かったしなぁ……。
でも冒険者登録して、確か70日、80日?くらいしか経ってないんだよな?
俺が異常っつうか、他の冒険者がサボりすぎなんだろ。
前回の時は即消滅させちゃったし、スキル数も増えてきちゃってるからな。
俺が取得しているスキル。
『リンカーズ会話理解』
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
以上の5つが、前回の祝福で獲得したスキルで。
『魔法範囲拡張:小』
『身体能力強化:小』
『魔力探知』
『魔力量増加:小』
『集中』
『精神安定』
『瞬間加速』
以上の7つが、今回取得したものだ。
自力取得が11個。
我ながら強くなったもんだなぁ。
次はシンの識別の書を見てみる。
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
『身体能力強化:小』
『魔力探知』
『魔力量増加:小』
7つのスキルを取得できたようだ。いや先天スキルが2つあるから5つか。
無事に魔装術と暗視が取れたので一安心。
追加で他のスキルが3つも取得できたのは、やはり6等級撃退のおかげだろう。
お次はリーンのを見てみる。
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
『身体能力強化:小』
『魔力探知』
『集中』
リーンも7つ取得は同じだが、シンがMPアップを覚えたのに対して、リーンは集中を取得したようだ。
なんかスキル傾向が、忍者キャラっぽくない?
そんでトルネはっと。
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『暗視』
『魔装術』
『集中』
の5つ。
あれ?思ったよりも少ないな?冷遇っていうから、もっと滅茶苦茶戦わされてたのかと思ってたんだが。
少なくともトルネには、6等級の先輩方の経験値が入ってないらしい。
…………ひょっとして、魔物と戦わせないことも冷遇の1つ、なのか?
この世界ってスキルが全てだもんな。ありえる気がする。クソだなカルネジア。
それなのに、暗視の取得条件満たしてるあたりが悲しみ。
ふわわとつららの識別の書もちゃんと出てきたので、確認してみる。
2匹とも一緒の内容で、
『免疫力強化:小』
『環境適応:小』
『魔装術』
『暗視』
『魔力探知』
以上の5つを取得済みらしい。
何気に強くね?
暗視の取得条件に『魔物を倒す』って表記があったはずだけど、パーティメンバーなら条件クリア扱いなのかな?
あれって正しくは『1日で最も暗い時間に経験値を得る』なのかもしれない。
経験値っていう概念がリンカーズの人にはわからないから、こういう表現になってる気がする。
でもリンカーズの人って、ステータス見れないから関係なくないか?
しかし、取得条件をパーティ内で共有できるなら、俺が亜人を殺したとしても、シンとリーンは精神安定を獲得できる可能性が出てきた。これは素直に朗報だろう。
しかしふわわとつららは有能だなー。もうもふもふなでなでの刑に処してやるー。なでなでなでなでー。
と2匹を撫で繰り回して気付いた。魔装術って装備品にしか付与できないんだよな。
2匹の場合、牙や爪は自前のものだから、魔装術は適用外、と。
うーん、2匹用に、なにか用意してもらおうかなぁ?
またホムロがバカにしてきそうだけど。
「つうかお前らいつまで見てんの?
カズラさんとこと、ホムロのとこと、雑貨屋と衣料品店にも行きたいんですけどー?」
未だに3人で俺のスキル見て、なんかブツブツ言っている。ちょっと怖い。
「ねぇトーマ。色々言いたい事はあるけど1つずつ聞かせて欲しい。
まずこの『リンカーズ会話理解』ってなにかな?」
やっぱそれを聞かれるかー。シンには見過ごせなかった模様。
「それはマジで知らないんだよな。始めっから持ってたんだよ。
むしろお前ら聞いたことない?」
3人とも首を横に振る。だろうね。
「ねぇトーマ。トーマって7等級だよね?なんでスキルを12個も覚えてるの?
私達よりも冒険者歴短いって言ってたよね?
もしかして、冒険者になる前に魔物と戦ってたりした?」
リーンは数が引っかかったのね。
「なんでって言われてもな。真面目に迷宮に潜ってたからじゃね?
魔物と戦ったのは間違いなく、冒険者になってからだよ」
日本には魔物なんて居ませんでしたし。
「ねぇトーマ。聞いたことがないスキルがもう1つあるんですけど。瞬間加速ってなんですか?」
へぇ、瞬間加速はあまり知られてないのかな?
でもなー貴族令嬢で、冷遇されてたトルネが、世間知らずの可能性は残されてるからなー。
「なんですかって言われても、今取得したばかりだから詳細はわからんなー。
今日迷宮行ったら試す予定ー」
あまり知られてないなら、ハロイツァとの戦いで使えるかもしれないしな。
逆にあっちが使ってくる可能性もあるから、慣れておくに越したことはない。
「なんなんだよこれは!一体どこからツッコめって言うのさ!
大体、僕とリーンが7つもスキル持ってる事だって、信じられないのに!」
「普通は8等級でようやく5個くらいになって、5等級冒険者でも10個持ってない人はいると思うよ!?
なんで7等級のトーマが、5等級の上位冒険者並みにスキル持ってるの!?
やっぱりトーマはずるいずるいず~る~い~!」
「なんなんですか!一体なんなんですかこれは!
これじゃ6等級4人程度嗾けても、あっさり撃退するはずですよ!
こんなの見せられたらトーマを襲撃した私って、死にたくないとか言いながら自殺してるようなものじゃないですか!なんなんですかこれ!もー!もー!
もぅなんなんですかこの人~……」
「いや勝手に襲撃したトルネが言うなし。
それにあの時はまだ5つしかスキル持ってないぞ」
「むしろそっちの方が頭おかしいじゃないですか!
訂正してトドメさすの、止めてもらっていいですか!?」
「なんで初めて祝福の儀を受けた僕とリーンと同じ数を、2回目のトーマが取得できるんだよ!?」
「こんなスキル取得状態で、なにのほほんとしてるのよっ!
今すぐその『何も出来ません』って顔やめてーっ!」
ソロで探索した期間も長かったしなぁ……。
でも冒険者登録して、確か70日、80日?くらいしか経ってないんだよな?
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