不死身のボッカ

暁丸

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冬山の歩荷

運搬人と<命無き者達の王> 4

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 <王>が杖で地を打つと、二人は戦場から離れた丘に転移していた。風も轟音も起きない、あれは両軍の注意を引くためにわざと派手に転移していたのだ。
 遥か彼方に、動く軍が蟻の行列のように見える。ヤーマルガ軍の戦意は完全に崩壊し、潰走状態だった。コンダート侵攻が失敗しただけでなく、下手をしたらこのまま立て直す事ができない可能性もある。

 ボッカは疲れを感じて、その場にあった岩に腰を下ろした。疲労しないはずの身体なのに…一国丸ごと何十万もの国民に一瞬にして神判が下される様は、ボッカの精神をゴリゴリと削っていた。

 「なんつー規模のデカイ『ざまぁ』だ…」
 「そうか?婚約破棄して聖女を追放したら、加護が無くなって国丸ごと壊滅とか、よくあるテンプレだろ」
 「実際に目にすると堪えますよ。生まれたての赤子まで巻き添えですから」
 「あの国には連座制がある。他ならぬ今の王が作った法律だ。コンダートと戦争起こす口実が欲しくて、頭捻って理由考えた末がそれだよ。カンザンと連座なんだとよ。おまけに法の遡及も他ならぬ王が認めている」
 「……アホか。法治をなんだと思ってるんだ」
 「まごう事無きアホだ。願いを受けた時点で裏を取ったが、はっきり言って胸クソ案件だ。『ギルティ』ってやつだよ。まぁカンザンの件を知る者は後ろめたく思っていたし、その巻き添えで天に見捨てられたと知れたら、王と貴族は怒りの国民総出で吊し上げ(物理)だろさ。それはそうと……お前は俺を全然不思議に思わないんだな?」

 エルルマークの記録から異世界人と判ったから、ボッカの世界の用語を普通に使って見せたり、正体は主の御使いでした…という事実を間近で見せてやったのだが、特に反応もしない。<王>としてはツッコミ万来の大ネタのつもりだったのだが、ひょっとしてコイツは気付いていたのだろうか?と気になっていた。
 気付いていたとしたら、いつからだ?

 「見たら判りますよ、『死にぞこないの王』とか言って<混沌の者>のフリしたって雰囲気が全然違います、俺を呼んだ『アレ』とそっくりでしたから」
 「『死にぞこないの王』だっての。略すのは構わんが、『死にかけてる王』みたいな言い方するんじゃねぇ、ちゃんと『共』を付けろ。デコスケ野郎と呼ばれたいか?」
 「いやまぁ、わざとやってるんですけど」
 「なお悪いわっ。俺は仮にも御使いの一柱だぞ。もう少し敬意を払おうと思わんのか?」
 「だって、『アレ』の同類に敬意払うとか無理です」
 「『アレ』とか言うなよ。この世界の主神なんだからよ」

 そう言われても、自分の現状の元凶な存在なのでボッカには全く敬意を払う気になれない。この世界に呼ばれたときに、ボッカは「主」という存在に会っている。しかし、自分の処遇について大喧嘩してしまっているのだ。最終的にボッカは人間離れした身体で暮らす羽目になってしまっていたから、主にも御使いにもあまり関わり合いになりたく無かった。
 とはいえ、御使いがなんで山の天辺で不死者の王をやってるのは、気にならないでも無い。なにしろ、縁を結んだ少年の新しい主なのだから。

 「……なんであなたみたいな方がノーライフキングだかヴァンパイアロードだかの真似事してるんです?」
 「必要だからだよ」
 「不死者に統領が必要なんですか?」
 「率いるんじゃなくて、連中を輪廻に還すのが俺の役目だ」
 「あぁ、なるほど」

 ボッカの脳裏に、不死者達の前で「おらといっしょにぱらいそさいくだ!!」と叫ぶ<王>の姿がありありと思い浮かんでいた。

 「……お前、また失礼な事考えてるだろ?」
 「んなことありません、神の子の如く崇めますよ……。ぐろうりやのぜず様!おらも連れて行ってくだせ!」

 膝を付いて割と本気で<王>に祈ってみたが、<王>は残念そうに首を振った。

 「そこまでの力は無いよ、俺だけでは不死者を輪廻に還せないんだ。不死者を輪廻に還すには、一旦命を与えてやって死なせてやる以外に無い。不死者一人を還すために命が一人分要る。俺の館まで来て命を差し出せば、俺がどんな願いでもかなえてやってるのは、そんだけの価値があるからだ」

 ボッカにはようやく彼の館でエルルマークが口上を述べたときに、不死者達が歓喜の叫びをあげた理由が判った。彼らは環に還れるかもしれない歓びで叫んでいたのだ。

 「どんな願いも…。死者を蘇らせたい…みたいな矛盾した願いだったらどうするんです?」
 「そういう願いを持つ者は、俺の館になっている。勝てる相手としか戦わないのが勝率100%の秘訣だ」
 「ひでぇ、どこの剣聖だ…。あれ?でも、その代わりに不死者が一人増える訳で、全体数は増える事はあっても減らないじゃないですか」
 「強い願いをもって、自分の意志で俺の館にたどり着いたやつは、かなり高位の不死者になる確率が高い。そういう連中は、長い年月の末に自力で昇天できる可能性があるんだよ…お前たちを案内したイニはどうにかなりそうだ。エルルマークもそうなれるかもしれない」
 「そうですか…良かった……」

 ボッカは立ち上がると、もう一度手を合わせる。彼の往生を願うのは無駄では無いようだ。

 「で、話戻しますが、さっき言ったの半分以上本音なんですよ。不死者を還すのが役目ってなら、ついでに俺もなんとかなりませんか?。もうこの世界での俺の役目は終わってるんですよ」
 「役目?。って事は、やっぱりお前も<勇者>か?」
 「違いますよ、同じルートを通ってこの世界に連れてこられましたが、俺を<勇者>にするのはコンプラ違反だそうです」
 「あぁ、最近のか。それでも、平気で俺の館まで来るってことは、お前もチート能力貰ってるんだろ?。役目が終わったんなら、もっと気楽に愉しんで好きに生きりゃいいじゃねぇか。長い寿命は苦労かけた詫びに付与されるようなもんだぞ?」
 「食えない、眠れない、んだから仕方ないじゃないですか。俺は三大欲求マシマシの俗物なのに、食う事も、だらだら寝る事も、二次でハァハァする事もできないんですよ。いったい何を愉しめっていうんですか」
 「え?なんだそりゃ?……っていやまて、そこでなんで二次なんだよ?」
 「そっちですか?付いてたって、妻以外の女に手を出す気はありませんので」
 「……ここに呼ばれたって事は死別してるんだろ?」
 「俺の気持ちの問題です。死ぬとき意識無くしてて『お前のおかげていい人生だった』って言えなかったんですよ。せめて愛する女は生涯一人きりにしなきゃ面目が立ちません」
 「あ…うん…、なんとなく判った。……お前さん、実は結構面倒臭い性格だな?」
 「当の家内にそう言われてました」

 <王>はやれやれと言ったふうに肩をすくめる。

 「ハレムや酒池肉林は物理的に無理でも、好き放題俺Tueeeeeeして楽しく生きる道はダメだったのか?」
 「全然楽しく無いです、俺はシリアルキラーじゃありませんよ。だいたい、フィジカルだけ∞で、それ以外スッカラカンなんです。ここが『必中スキル』とかがあるゲーム世界だったら、どうにかなったかもしれませんけどね。悲しいくらいに現実なので、自分で命中させなきゃならないんですよ。で、俺はキャッチボールの玉さえ受け損ねるクソザコナメクジです」
 「難儀なヤツだなぁ」
 「自覚してますよ。ずーーーっと、『なんでこんなのを転生させたんだ』と文句言ってたんですけど、聞いてもらえませんでした」

 ボッカの剣幕に、さすがの御使いも鼻白んだ。

 「判った判った。判ったからちょっと落ち着け。食えない、眠れないだの、なんかさっきから話が微妙に噛合わんな、ちょっと『読んで』も良いか?」
 「読む?……あ、さっきエルルマークさんの行動をチェックした…」
 「あぁ、お前の世界じゃ……アカシックレコードとか言うのかな?そういうもんだ」
 「読める範囲ってどんなもんです?」
 「俺の本来の権限は<命無きもの>がらみだけだ、お前が本当に隠したい事は読めんよ」
 「ならいいですよ」

 ボッカの上に光輪が現れ、<王>の右手に光の書物が現れた。輪っかでスキャンして、関連情報をダウンロードって事か……などと、ボッカは興味深げに見ている。

 「うわ、なんだよこれ。すげぇ綱渡りじゃねぇか」

 情報を読み取った<王>があきれ返ったように言った。

 「はい。どうにか決定的な破局は回避したんですが…今度は、俺がヤバい事になってます」
 「それで死ぬための努力か……」
 「どうにかなりませんか?」
 「残念ながら俺の権限の範囲外だよ、俺の権限は『魂だけの存在』なんでな。確かにお前は魂だけでこっちに来たけど、命が無いから不死身な訳じゃ無い。『それ』がお前の命なんだよ」

 <王>はボッカの胸を指さして言った。

 「えぇ?」
 「『それ』は俺にはどうしようも無い、すまんな。いやしかし、<勇者>トールってすげぇな。主の計画の斜め上に行きやがった」
 「もっと単純に、影響の無い所に放り出してくれるだけでいいんですよ、さっき転移したみたいにさっくりと」
 「言ったろ、命あるものを勝手に駆逐できないんだよ。この世界は主が『そうあれかし』と望んだ結果だ、お前さんもその一部ってことだ。俺が勝手な事はできないよ」
 「俺、あのポn…の恨み買ってるんですよ、仕返しに放置されてるとしか思えませんよ」
 「お前今、ポンコツって言いかけただろ…そんなんだから根に持たれるんだよ。主の機嫌が直るまで我慢するんだな」
 「……盆回しが流れる羽目になったって知りませんからね」
 「そこはな、主もなんだかんだでお前の性格は信用してるってことだわな」
 「そんな信用要らないのに……」
 「まぁ、なんだ……がんばれとしか言いようが無いが……あ、記録の中に甲殻人じゃない身体もあったじゃねぇか。いっそ逆ハーで楽し……うぉわっ」

 <王>が全部言わないうちに、ボッカは腰かけていた一抱えの岩を持ち上げて投げつけた。

 「…女に手を出さなきゃ良いんだろ?」
 「屋上へ行こうぜ…久しぶりに…キレちまったよ…」
 「…いや、すまん。今の無しで」
 「……勘弁してくださいよ、何が悲しゅうて男が男を侍らせなきゃならんのですか…」
 「いやまぁ、死ぬための努力って、さすがに後ろ向きすぎんだろよ。これでも俺はお前さんには感謝してるし、気に入ってるんだぜ?だから、もうちょっと前向きにこの世界を楽しんで欲しいんだよ」

 そう言われても、紆余曲折様々な選択肢を取捨選択した残りがそれなのだから、ボッカにはなんとも返事のしようが無かった。

 「…さて、後始末も済んだし、もういいか」

 <王>はそう言って杖をくるくる回した。そろそろ送ってくれるという事だろう。

 「ま、『それ』の件以外だったら相談に乗ってやるからまた来いよ、お前の能力ならティルタ山の山頂も散歩と変わらんだろ。御使いの助力なんかそうそう得られんのだからな?」

 そう言われても、ボッカからするとこの御使いはあんまり関わり合いになりたくないタイプだ。自分の過去を一通り『読まれて』しまったから、ことある毎にイジリに来るに違いない。……というか…ボッカと似たタイプなのだ、この<王>は。自分も他人からするとこう見えるのか…と思ったら、なんだか居たたまれなくなった。

 「遠慮しときます。人の振り見て我が振り直せって言葉を思い出しました。俺も自重してもう少し言動を控えて生きる事にします」
 「言ってろ」

 苦笑した<王>が杖で地面を打つと、二人は瞬時に『実家』の玄関に転移していた。

 「すげ、ほんと一瞬だ。……ただいま~~」
 「あ、マキナお帰り。そっちの人誰?……って、どうしたのその傷!。大丈夫なのっ??」
 「どうしたの大声出して…え、おっちゃん?なにこれ全身重傷じゃんっ。シリオン、ストレッチャーだ、ストレッチャー持って来ーーい!!」

 見た目穴だらけ焼け焦げだらけなものだから、玄関に出て来たインテグラの悲鳴と驚いて出て来たフューリーの絶叫で、大騒ぎになってしまい、ボッカはそのまま処置室に収容されてしまった。
 動くのに支障は無いものの、さすがに傷自体は重傷で元に戻るまでには随分と時間がかかるというシリオンの診断結果である。職場には休職願いを出しておくしかなさそうだった。



 数日後、ぺたぺたとスリッパの音を響かせ、一重のガウンを羽織った只人が屋敷の廊下をよたよたと歩いていた。黒髪に茶の瞳で、髪はかなり短いショートカットにしていた。

 「うぅ、久しぶりだから上手く歩けない……」

 中身はマキナ=ボッカである。重傷のマキナの回復にはかなりの時間がかかるが、何しろマキナは眠る事もできない。治療の間ずーっと横になってただ時間を過ごすのが耐えられそうもないので、やむなく『別の身体』で暮らす事にしたのである。
 見た目は生身の只人そのままな身体だが、やはり食べる事も寝る事もできない。相変わらず男性の『ナニ』も付いてないが、代わりにというか女性のはちゃんと付いていたりする。要するにこの身体は只人の女性型なのだ。付いているだけで機能はしていないし、そもそも感覚が無いのでマキナが仮にバイだろうとゲイだろうと、やっぱりなんの意味も無いのだが。

 「逆ハーねぇ……」

 とはいえ、『前向きにこの世界を楽しめ』という<王>の言葉は、ちょっとだけマキナの心に引っかかってはいた。

 (ハナっから考慮の外にしてたけど、sexの快感は心の面が大きいっていうから、もし俺にそっちのケがあったら感覚無しでも楽しめたのかねぇ……)
 ……と考えかけたが、げんなりしたので途中で止めた。
 一応只人の国には義務教育の「学園」とかはあったりするのだが、この世界は半端にリアルで、キラキラなオーラを出すイケメンの生徒会や貴族令息などはほとんどいない。何しろ、年がら年中戦争したり魔獣と戦ってる世界だから、むしろモヒカンと肩パッドの似合うような連中の方が大多数なのだ。画面的には逆ハーというより輪姦されているようにしか見えない。

 応接間に向かおうとしていたマキナは、食堂の方から人の気配がするのに気づいて行き先を変えた。

 「ま、何にしろ<王>に見られなくて良かった。あんだけ拒否しておいてこんな身体になってるの見られたら、何言われ……」

 食堂に入ったマキナは、絶望のあまりがっくりと膝から崩れ落ちた。

 「実はまだココにいるのです」
 「…つげオチかよっ!」

 左手でピースしながら、<命無き者達の王>は自宅のようにくつろいで茶を飲んでいた。
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