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〜激動編〜
63話 メラガス君、第6から第7へ進級。
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<コジローLv3を撃破しました。32309人目のプレイヤーを撃破しました>
「まあ、この時間にINしてる人はこれくらいか」
目の前で光となって雲散していくプレイヤーを見つめながら呟く。
IN、いわゆるログイン状態というやつだ。プレイヤーは俺と違って24時間このゲームの中にいるわけではない。……まあ、もしかすればそんな人もいるのだろうが、基本的にプレイヤーは『現実世界での生活』がある。それに加え栄養をとるために現実世界で食事をする必要がある。
つまり今の時間帯、夜中の3時などの皆が寝静まっているであろう時間帯にINしている人は少ない。
そのため、始まりの草原までステージが進んでいる人が『29973人』いたとしても、現在実際にステージ内に存在しているのはそれ以下、数にして約1万人程度なのだ。
念のため残りのプレイヤーがいないか周りを見渡した後、いないことを確認し2本の剣を鞘にしまう。
<契約魔、メラガスのLvが56にアップしました。第6ステージ煉獄の地ヴォルカニオンにて、イベントモンスターの条件を逸脱しました。緊急の処置として、第7ステージ砂漠の地サンディオの第二イベントエリアに配置致しました>
2本の剣を鞘にしまった後、そのまま踵を返し魔王城に帰還しようとした矢先、アナウンスが俺の行動を遮る。
「イベントモンスターの条件……? ああ、レベルが56になったから」
顎に手を当て考える事10秒、アナウンスの内容を理解する。
まず、ヴォルカニオンのイベントモンスター設置の条件は
1、イベントモンスターはLv55以下であること
2、スキル【ゴーレム生成】により生成されたゴーレム、またはスキル【召喚術】により配下となった魔物のみ設置可能
3、自身のLvが40以上であること
以上の3つだ。この中で、条件1がメラガスのLvアップによって達成できなくなってしまったのだろう。
「世界地図」
状況は理解したが、一応確認もしておかなければ。
「えーと、ヴォルカニオンからサンディオにメラガスが移って、ガルロックの次に配置されたと。……ん?」
ヴォルカニオンからサンディオにメラガスが移動したことを確認した後、どこかジオラマに違和感を感じる。
「……。……あ。ああ!?」
ジオラマを凝視する事1分、違和感の正体に気付く。
折れていたのだ、ヴォルカニオンの旗が。旗が折れていることが示すことは一つ。
「あいつら、もうヴォルカニオンに到達したのか」
プレイヤーのステージ到達、だ。恐らくあの5人だろう。予想でしかないが、今の俺と同等に戦える存在などそういない。仮にあの5人ではないにしても、今後脅威になるプレイヤーなのには違いない。
これは、こちらもうかうかしていられない。……いや、それなりに頑張っているつもりではいるんだけどさ。
「取り敢えず、帰るか」
『畏まりました』
おっと、ミストの存在を忘れていた。危ない危ない。俺が『J』と話していた時多分、独り言を言い続ける気持ち悪い人って思われてたんだろうなあ……。
^
「お帰りなさいませ、カイザ様、ミスト」
「ああ、ただいまセバス」
「ただいま、です」
城に帰還すると、いつも通りセバスが大扉の先で背筋をピンと伸ばし待機していた。俺の隣を歩いているミストにもしっかりと嫌な顔せず声を掛ける辺り、セバスの人の好さが窺える。
「お夕食はお召し上がりになられますか?」
「ああ、頼む」
俺ら魔族はそこまで頻繁に食事を摂らなくても大丈夫だが、別に毎日食事を摂ってはいけないなんてルールはない。特に食糧難というわけでもないだろうし、遠慮せずに毎回豪華な食事をいただく。
「そういえば、ミストたちはいつもどこで食事をしているんだ?」
隣にいるミストを見下ろし、ふとそんな疑問が浮かぶ。俺と一緒に食事をしたことがあるのはレオとレイだけだ。セバスは俺達のずっと前に食事を済ませているとして、4魔将以下の配下達の食事処を俺は知らない。
「私たちは、これ、です」
ミストがそう言いながら、黒のゴシックドレスのスカートの部分についたポケットから、何やら緑色のビー玉ほどの球を取り出す。
「これは?」
「フードボール、です」
「フードボール?」
フードボール、そのままの意味から推測すると携帯食料のようなものだろうか。
「フードボールは、我ら魔族が開発した携帯食料で御座います。このフードボール一粒で3か月は何も食糧を摂取せずとも問題ございません」
セバスがミストの手の上に乗っているフードボールを指さしながら説明する。
話の流れから察するに、恐らくミストたちはこのフードボール以外何も口にしていないのだろう。
「セバス、今俺達はこのフードボールを除いて食糧難か?」
「いえ、そのようなことはございません」
なら、やることは一つだ。
「それなら、ミストたちにもまともな食事を支給してやってくれ。別に毎日メイドの負担を増やして支給しろって訳じゃない。俺やレオ達だけが満足して食事を摂っているこの事態に俺は満足できない。だから、俺のためだと思ってたまにはお願いだ。な?」
反論を許さぬよう、強い語気で長々と語る。これくらいしないと、セバスは『カイザ様の大事な食糧です』とか言って認めないだろう。
「畏まりました」
と思っていたのだが、何故かセバスの顔は明るく上機嫌のようだ。
「それじゃあ、頼んだ」
「お任せくださいませ」
セバスはそう返事すると、恭しく礼をしそそくさと調理場へと足を向けて行ってしまう。
まあ、結果良かったのだが、あまりセバスらしくない反応だったな。
^
(カイザ様の寛大なご慈悲で、プレイナに料理を振る舞うことが出来る。カイザ様、感謝してもしきれません……‼)
「まあ、この時間にINしてる人はこれくらいか」
目の前で光となって雲散していくプレイヤーを見つめながら呟く。
IN、いわゆるログイン状態というやつだ。プレイヤーは俺と違って24時間このゲームの中にいるわけではない。……まあ、もしかすればそんな人もいるのだろうが、基本的にプレイヤーは『現実世界での生活』がある。それに加え栄養をとるために現実世界で食事をする必要がある。
つまり今の時間帯、夜中の3時などの皆が寝静まっているであろう時間帯にINしている人は少ない。
そのため、始まりの草原までステージが進んでいる人が『29973人』いたとしても、現在実際にステージ内に存在しているのはそれ以下、数にして約1万人程度なのだ。
念のため残りのプレイヤーがいないか周りを見渡した後、いないことを確認し2本の剣を鞘にしまう。
<契約魔、メラガスのLvが56にアップしました。第6ステージ煉獄の地ヴォルカニオンにて、イベントモンスターの条件を逸脱しました。緊急の処置として、第7ステージ砂漠の地サンディオの第二イベントエリアに配置致しました>
2本の剣を鞘にしまった後、そのまま踵を返し魔王城に帰還しようとした矢先、アナウンスが俺の行動を遮る。
「イベントモンスターの条件……? ああ、レベルが56になったから」
顎に手を当て考える事10秒、アナウンスの内容を理解する。
まず、ヴォルカニオンのイベントモンスター設置の条件は
1、イベントモンスターはLv55以下であること
2、スキル【ゴーレム生成】により生成されたゴーレム、またはスキル【召喚術】により配下となった魔物のみ設置可能
3、自身のLvが40以上であること
以上の3つだ。この中で、条件1がメラガスのLvアップによって達成できなくなってしまったのだろう。
「世界地図」
状況は理解したが、一応確認もしておかなければ。
「えーと、ヴォルカニオンからサンディオにメラガスが移って、ガルロックの次に配置されたと。……ん?」
ヴォルカニオンからサンディオにメラガスが移動したことを確認した後、どこかジオラマに違和感を感じる。
「……。……あ。ああ!?」
ジオラマを凝視する事1分、違和感の正体に気付く。
折れていたのだ、ヴォルカニオンの旗が。旗が折れていることが示すことは一つ。
「あいつら、もうヴォルカニオンに到達したのか」
プレイヤーのステージ到達、だ。恐らくあの5人だろう。予想でしかないが、今の俺と同等に戦える存在などそういない。仮にあの5人ではないにしても、今後脅威になるプレイヤーなのには違いない。
これは、こちらもうかうかしていられない。……いや、それなりに頑張っているつもりではいるんだけどさ。
「取り敢えず、帰るか」
『畏まりました』
おっと、ミストの存在を忘れていた。危ない危ない。俺が『J』と話していた時多分、独り言を言い続ける気持ち悪い人って思われてたんだろうなあ……。
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「お帰りなさいませ、カイザ様、ミスト」
「ああ、ただいまセバス」
「ただいま、です」
城に帰還すると、いつも通りセバスが大扉の先で背筋をピンと伸ばし待機していた。俺の隣を歩いているミストにもしっかりと嫌な顔せず声を掛ける辺り、セバスの人の好さが窺える。
「お夕食はお召し上がりになられますか?」
「ああ、頼む」
俺ら魔族はそこまで頻繁に食事を摂らなくても大丈夫だが、別に毎日食事を摂ってはいけないなんてルールはない。特に食糧難というわけでもないだろうし、遠慮せずに毎回豪華な食事をいただく。
「そういえば、ミストたちはいつもどこで食事をしているんだ?」
隣にいるミストを見下ろし、ふとそんな疑問が浮かぶ。俺と一緒に食事をしたことがあるのはレオとレイだけだ。セバスは俺達のずっと前に食事を済ませているとして、4魔将以下の配下達の食事処を俺は知らない。
「私たちは、これ、です」
ミストがそう言いながら、黒のゴシックドレスのスカートの部分についたポケットから、何やら緑色のビー玉ほどの球を取り出す。
「これは?」
「フードボール、です」
「フードボール?」
フードボール、そのままの意味から推測すると携帯食料のようなものだろうか。
「フードボールは、我ら魔族が開発した携帯食料で御座います。このフードボール一粒で3か月は何も食糧を摂取せずとも問題ございません」
セバスがミストの手の上に乗っているフードボールを指さしながら説明する。
話の流れから察するに、恐らくミストたちはこのフードボール以外何も口にしていないのだろう。
「セバス、今俺達はこのフードボールを除いて食糧難か?」
「いえ、そのようなことはございません」
なら、やることは一つだ。
「それなら、ミストたちにもまともな食事を支給してやってくれ。別に毎日メイドの負担を増やして支給しろって訳じゃない。俺やレオ達だけが満足して食事を摂っているこの事態に俺は満足できない。だから、俺のためだと思ってたまにはお願いだ。な?」
反論を許さぬよう、強い語気で長々と語る。これくらいしないと、セバスは『カイザ様の大事な食糧です』とか言って認めないだろう。
「畏まりました」
と思っていたのだが、何故かセバスの顔は明るく上機嫌のようだ。
「それじゃあ、頼んだ」
「お任せくださいませ」
セバスはそう返事すると、恭しく礼をしそそくさと調理場へと足を向けて行ってしまう。
まあ、結果良かったのだが、あまりセバスらしくない反応だったな。
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(カイザ様の寛大なご慈悲で、プレイナに料理を振る舞うことが出来る。カイザ様、感謝してもしきれません……‼)
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