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第172話 立つ鳥跡を濁す?
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第172話 立つ鳥跡を濁す?
──キーンコーンカーンコーン……。
「っと、チャイム鳴ったな。」
「よっしゃァー! 飯だァ!」
チャイムの音を聞いて一人の生徒が大きく声を上げた。
「おい、まだ終わってねぇぞ。・・・まぁ確かにキリもいいし今日はここまでだな。日直の人。号令かけてくれ」
「はいっ! 起立──」
他の生徒達も静かに号令を聞き、挨拶が終わると、早々に昼飯の準備をし始めた。
そしてそれと同時に俺の元に近づいてくる女子生徒が計二人。
「ゼロ先生お疲れ様なのじゃ」
「ゼロ先生。お疲れ様です」
いつもの如く、ハクとライムである。
「おう、おめーらもお疲れさん。んで、凛の方は……またか」
「うむ、ご覧の通りなのじゃ」
凛はいつもの如く他の男子生徒を誑かしているようだった。・・・最初はもっといい性格してたのに、本当誰に似たんだろうか……。
・・・ってか男子生徒だけならまだしも、最近は女子生徒も数名、凛に対して熱い視線を向けるようになってる気がする……。
ちなみにその数名全員が凛に対して「おねぇ様」と言ってるのを見て何となく理解した。
そして俺は考えるのをやめた……。
「まぁ別にいいけどな。よしっ、んじゃ早いところ飯食うか。」
「うむ、それがいいのじゃ。」
「はい、準備しますね。」
二人もだいぶ切り替え早くなったなぁ。……うん、100%俺の影響だな。
昼食の準備が終わり、三人でワイワイと話しながら飯を食うこと数分くらい。
「それで我はそんな時にの──」
「あ、だからその時ハクちゃんが──」
「ゼロー。いるかしらー?」
ん、この声は……。あぁ、レミアか。そういや今日の昼休みに来るようにって言ったな。
「あー、二人とも。今更だが、一人増えるがいいか?」
「む……うむ。我は構わないのじゃ」
「はい、私も大丈夫です」
少し遅いが、二人に許可を取ってレミアを呼ぶ。
「レミア先生ー、こっちだ。」
「あら。・・・なるほどね、あなたが言ってた2人ってこの子達のことだったのね。」
「あー、まぁそういうことだ。取り敢えずそこ座りな。」
「そう、ありがと。」
そこからはレミアと魔法術式について話し合い、ハクとライムも混じえて会話を続けた。
そして──
「うむ、あの時は我も命の危険を感じたのじゃが、先程言うた術式の意味思い出しての──」
「なるほどねぇ。確かにその使い方もできるわね──」
「じゃろう? そこで──」
──何故か、レミアとハクのウマがあったようだ。……本当に何故だ。・・・ハクも魔法についてかなり詳しかったからかな?
「あんなに話せるハクちゃんが羨ましいです……。」
・・・ライムも魔法については詳しいはずなのだが、上手く話せず、二人の話にもついていけてなかったみたいだ。なんというか……ドンマイ☆
そして、そんな楽しい会話にも終わりが近づき、
──キーンコーンカーンコーン。
昼休み終了のチャイムがなった。
「む……。チャイムがなってしまったのじゃ。・・・名残惜しいのじゃが、今日のところは一度お別れなのじゃ。」
「ふふ、私も楽しかったからまた今度お話しましょうね? どうせならプライベートの時でもいいわよ?」
「ふむ、それもいいかもしれないのじゃ。では、またいずれなのじゃ。」
「えぇ、それじゃまたね? あ、ゼロもさよならね。また今度、魔法についてわからないことがあったら聞かせてもらうわね?」
「ああ。俺にわかる事だったら教えてやるよ。レミア先生こそうちのハクをよろしくな。仲良くしてやってくれ。」
まぁこのあとも授業があるため、そんなことを言ってレミアと別れた。・・・正直、最後のは余計だったかもだけどな。
そして、俺も教室に入ろうとした瞬間、後ろからまた声をかけられる。
「あ、ゼロー! 私のこと、いちいち先生って付けなくていいわよー?」
・・・なんだろう、この人。なんでいつも帰る瞬間とか別れた後に言うのだろうか……。まぁ別にいいけど。
「了解。んじゃそっちも頑張ってくだされやー。」
俺はそう言うと、今度こそレミアと別れて授業の準備を進めた。
──キーンコーンカーンコーン……。
「っと、チャイム鳴ったな。」
「よっしゃァー! 飯だァ!」
チャイムの音を聞いて一人の生徒が大きく声を上げた。
「おい、まだ終わってねぇぞ。・・・まぁ確かにキリもいいし今日はここまでだな。日直の人。号令かけてくれ」
「はいっ! 起立──」
他の生徒達も静かに号令を聞き、挨拶が終わると、早々に昼飯の準備をし始めた。
そしてそれと同時に俺の元に近づいてくる女子生徒が計二人。
「ゼロ先生お疲れ様なのじゃ」
「ゼロ先生。お疲れ様です」
いつもの如く、ハクとライムである。
「おう、おめーらもお疲れさん。んで、凛の方は……またか」
「うむ、ご覧の通りなのじゃ」
凛はいつもの如く他の男子生徒を誑かしているようだった。・・・最初はもっといい性格してたのに、本当誰に似たんだろうか……。
・・・ってか男子生徒だけならまだしも、最近は女子生徒も数名、凛に対して熱い視線を向けるようになってる気がする……。
ちなみにその数名全員が凛に対して「おねぇ様」と言ってるのを見て何となく理解した。
そして俺は考えるのをやめた……。
「まぁ別にいいけどな。よしっ、んじゃ早いところ飯食うか。」
「うむ、それがいいのじゃ。」
「はい、準備しますね。」
二人もだいぶ切り替え早くなったなぁ。……うん、100%俺の影響だな。
昼食の準備が終わり、三人でワイワイと話しながら飯を食うこと数分くらい。
「それで我はそんな時にの──」
「あ、だからその時ハクちゃんが──」
「ゼロー。いるかしらー?」
ん、この声は……。あぁ、レミアか。そういや今日の昼休みに来るようにって言ったな。
「あー、二人とも。今更だが、一人増えるがいいか?」
「む……うむ。我は構わないのじゃ」
「はい、私も大丈夫です」
少し遅いが、二人に許可を取ってレミアを呼ぶ。
「レミア先生ー、こっちだ。」
「あら。・・・なるほどね、あなたが言ってた2人ってこの子達のことだったのね。」
「あー、まぁそういうことだ。取り敢えずそこ座りな。」
「そう、ありがと。」
そこからはレミアと魔法術式について話し合い、ハクとライムも混じえて会話を続けた。
そして──
「うむ、あの時は我も命の危険を感じたのじゃが、先程言うた術式の意味思い出しての──」
「なるほどねぇ。確かにその使い方もできるわね──」
「じゃろう? そこで──」
──何故か、レミアとハクのウマがあったようだ。……本当に何故だ。・・・ハクも魔法についてかなり詳しかったからかな?
「あんなに話せるハクちゃんが羨ましいです……。」
・・・ライムも魔法については詳しいはずなのだが、上手く話せず、二人の話にもついていけてなかったみたいだ。なんというか……ドンマイ☆
そして、そんな楽しい会話にも終わりが近づき、
──キーンコーンカーンコーン。
昼休み終了のチャイムがなった。
「む……。チャイムがなってしまったのじゃ。・・・名残惜しいのじゃが、今日のところは一度お別れなのじゃ。」
「ふふ、私も楽しかったからまた今度お話しましょうね? どうせならプライベートの時でもいいわよ?」
「ふむ、それもいいかもしれないのじゃ。では、またいずれなのじゃ。」
「えぇ、それじゃまたね? あ、ゼロもさよならね。また今度、魔法についてわからないことがあったら聞かせてもらうわね?」
「ああ。俺にわかる事だったら教えてやるよ。レミア先生こそうちのハクをよろしくな。仲良くしてやってくれ。」
まぁこのあとも授業があるため、そんなことを言ってレミアと別れた。・・・正直、最後のは余計だったかもだけどな。
そして、俺も教室に入ろうとした瞬間、後ろからまた声をかけられる。
「あ、ゼロー! 私のこと、いちいち先生って付けなくていいわよー?」
・・・なんだろう、この人。なんでいつも帰る瞬間とか別れた後に言うのだろうか……。まぁ別にいいけど。
「了解。んじゃそっちも頑張ってくだされやー。」
俺はそう言うと、今度こそレミアと別れて授業の準備を進めた。
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