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第133話 武闘試験終わり。
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第133話 武闘試験終わり。
一一ブロスターの回復も終わり、あとは武器類と水晶玉の測定だけとなった。
少しの休憩を挟み、数分だったあと校長が立ち上がり、試験を進める。
「一一うむ、そろそろいいじゃろう。ではまずは能力の測定からやろうかの。この水晶に手をかざしておくれ。」
そういうと校長が何も無いところから水晶を取り出す。(空間魔法の類。魔法系の水晶もここから取り出した。)
ハク達は校長の指示に従って、一人ずつ水晶に触れていく。
………そして、案の定全員水晶を壊していった。
「・・・やはりか。まぁここまで来ると、さすがにわかっておったがの。
……ふぅ。……のぅ、ゼロよ。・・・今更だが、お主の妹達。わざわざここに来る必要あるのかの?」
HAHAHA。言うな、俺もそう思ってたところだ。
「あー、ま、まぁなんて言いますか……。妹達世間知らずですから? 社会勉強でもさせようかなー、と。」
・・・え? ブーメラン? ・・・知らんな。
「のぅ、ゼロよ。・・・それお主にも言えr」
「言わせませんよ?」
超絶的にかるーく威圧をする。
校長はなんとか耐えられたようだが、汗がすっごい湧き出ている。
数秒間の沈黙が過ぎ、そして校長が一一
「・・・そ、そうじゃの、な、なんでもない。」
一一折れた。
(当たり前だね!)
◇◆◇◆◇
一一沈黙の後、なぜか校長の体調がやや優れないということで少しの休憩を挟んだ。(なんでだろうね!)
一一そして、小休憩が終わると、校長はまた立ち上がり、みんなの方へ向いて合図を出す。
・・・ちなみに、その時の校長の足はなぜか少し震えているようにも見えたという。
(・・・なんでだろうね! お年寄りだからかな! 俺わかんない!)
「一一ふぅ……。それではお次は扱える武器類を調べていくとするかの。お主ら、ついてまいれ。」
校長はそういうと俺らを引連れて武器庫の方へ向かった。
・・・まぁ向かった、と言っても武器庫は訓練場のものを使用するため、訓練場の端に行くだけなのだが……。
一一そして、武器庫に着くと校長がハク達の方へ向き直り、試験の簡易的な説明をする。
「それではお主ら。今から順番に武器を渡す。各自自身が思うように扱ってみておくれ。一一なにか質問はあるかの?」
そういうとライムが勢いよく手を上げる。
「あ、はい!」
「うむ。なんじゃ?」
「もし武器を壊してしまったり変形させてしまった場合、どうしたらいいですか?」
あー。・・・たしかにハク達ならあれくらいのヤワなやつだと、少し本気出しただけで簡単に壊れるしなぁ。
「ふむ……。その心配はない……とも言いきれないかのぅ。今までの見ておると。」
校長は目にやや呆れを宿し、少し大きなため息をつく。
「まぁその時はその時じゃ。恐らく、ゼロが直してくれるじゃろ。」
えー。勝手に決めつけられたー。(´・ω・`)
・・・まぁ頼まれたら直してやるけどさー。……今回はそのために来た感じもあるし。・・・いや、そのために呼ばれたんだっけか。
・・・まぁ直すのだけなら簡単だし、別にいっか。
「あ、なら安心ですね! 思いっ切りやってみます!」
いや、お前もある程度手加減しろよ? こっちも直すのめんどいんだから。(気持ち的に)
「うむ。ではほかにはおらぬな? ・・・うむ、ならば早速始めるとするかの。まずは剣からといこうかのぅ。」
と、言いながら訓練用の剣をみんなに配っていった。
形は……まぁよくある量産型の剣だな。
「ではハク殿から始めておくれ一一
◇◆◇◆◇
~数時間後~
一一うむ。今ので最後じゃ。三人ともお疲れじゃったのぅ。」
ん? あー……、やっと終わったのか。・・・まぁまぁ長かったな。
・・・ただの独り言なんだけど、あいつら、最初の方は武器を振るう度、壊して行ったんだ。……でも途中から、……いや3~5回目辺りから力の加減覚えたみたいで全く壊さなくなっていた。
・・・んー、なんていうか、頼まれるのも頼まれるのでめんどいんだが……。……全く頼まれないのも暇というかつまらないというか……。
・・・まぁ今日久しぶりにのんびりとできたし、別にいいけどねッ☆
一一ブロスターの回復も終わり、あとは武器類と水晶玉の測定だけとなった。
少しの休憩を挟み、数分だったあと校長が立ち上がり、試験を進める。
「一一うむ、そろそろいいじゃろう。ではまずは能力の測定からやろうかの。この水晶に手をかざしておくれ。」
そういうと校長が何も無いところから水晶を取り出す。(空間魔法の類。魔法系の水晶もここから取り出した。)
ハク達は校長の指示に従って、一人ずつ水晶に触れていく。
………そして、案の定全員水晶を壊していった。
「・・・やはりか。まぁここまで来ると、さすがにわかっておったがの。
……ふぅ。……のぅ、ゼロよ。・・・今更だが、お主の妹達。わざわざここに来る必要あるのかの?」
HAHAHA。言うな、俺もそう思ってたところだ。
「あー、ま、まぁなんて言いますか……。妹達世間知らずですから? 社会勉強でもさせようかなー、と。」
・・・え? ブーメラン? ・・・知らんな。
「のぅ、ゼロよ。・・・それお主にも言えr」
「言わせませんよ?」
超絶的にかるーく威圧をする。
校長はなんとか耐えられたようだが、汗がすっごい湧き出ている。
数秒間の沈黙が過ぎ、そして校長が一一
「・・・そ、そうじゃの、な、なんでもない。」
一一折れた。
(当たり前だね!)
◇◆◇◆◇
一一沈黙の後、なぜか校長の体調がやや優れないということで少しの休憩を挟んだ。(なんでだろうね!)
一一そして、小休憩が終わると、校長はまた立ち上がり、みんなの方へ向いて合図を出す。
・・・ちなみに、その時の校長の足はなぜか少し震えているようにも見えたという。
(・・・なんでだろうね! お年寄りだからかな! 俺わかんない!)
「一一ふぅ……。それではお次は扱える武器類を調べていくとするかの。お主ら、ついてまいれ。」
校長はそういうと俺らを引連れて武器庫の方へ向かった。
・・・まぁ向かった、と言っても武器庫は訓練場のものを使用するため、訓練場の端に行くだけなのだが……。
一一そして、武器庫に着くと校長がハク達の方へ向き直り、試験の簡易的な説明をする。
「それではお主ら。今から順番に武器を渡す。各自自身が思うように扱ってみておくれ。一一なにか質問はあるかの?」
そういうとライムが勢いよく手を上げる。
「あ、はい!」
「うむ。なんじゃ?」
「もし武器を壊してしまったり変形させてしまった場合、どうしたらいいですか?」
あー。・・・たしかにハク達ならあれくらいのヤワなやつだと、少し本気出しただけで簡単に壊れるしなぁ。
「ふむ……。その心配はない……とも言いきれないかのぅ。今までの見ておると。」
校長は目にやや呆れを宿し、少し大きなため息をつく。
「まぁその時はその時じゃ。恐らく、ゼロが直してくれるじゃろ。」
えー。勝手に決めつけられたー。(´・ω・`)
・・・まぁ頼まれたら直してやるけどさー。……今回はそのために来た感じもあるし。・・・いや、そのために呼ばれたんだっけか。
・・・まぁ直すのだけなら簡単だし、別にいっか。
「あ、なら安心ですね! 思いっ切りやってみます!」
いや、お前もある程度手加減しろよ? こっちも直すのめんどいんだから。(気持ち的に)
「うむ。ではほかにはおらぬな? ・・・うむ、ならば早速始めるとするかの。まずは剣からといこうかのぅ。」
と、言いながら訓練用の剣をみんなに配っていった。
形は……まぁよくある量産型の剣だな。
「ではハク殿から始めておくれ一一
◇◆◇◆◇
~数時間後~
一一うむ。今ので最後じゃ。三人ともお疲れじゃったのぅ。」
ん? あー……、やっと終わったのか。・・・まぁまぁ長かったな。
・・・ただの独り言なんだけど、あいつら、最初の方は武器を振るう度、壊して行ったんだ。……でも途中から、……いや3~5回目辺りから力の加減覚えたみたいで全く壊さなくなっていた。
・・・んー、なんていうか、頼まれるのも頼まれるのでめんどいんだが……。……全く頼まれないのも暇というかつまらないというか……。
・・・まぁ今日久しぶりにのんびりとできたし、別にいいけどねッ☆
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