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第120話 ゼロ、キレたッ!?。

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第120話 ゼロ、キレたッ!?。


~次の日~

 ……ふわぁぁぁ。……朝か。

 俺はいつものようにベッドから出て体をぴーんと伸ばし、目を覚ます。

「んんー。……はぁっ、と。」

「にゃうー。」
 すると足元にティアがすり寄ってきた。

(んぁ……。……ああ、ティアか。)
「ティアー、おはよー。」

 俺は朝の挨拶をしながらティアを撫でた。

「にゃん。」
 うんー、やっぱりティアはいつ見ても可愛いなぁ。


一一数分後

 ……っと、やべぇやべぇ。ずっと撫でてたわ。えーと、今何時だ?
 ……あー、7:00前か。・・・そろそろ学園行く準備しねぇと本当にやべぇな。さっさと支度するか。

 えーと、まずは着替えてっと。・・・ふむ。最近は黒服ばっかだったし久しぶりに白服で一一。

 俺がそうこうしていると、ドアをコンコンっとノックされた。

「おはようございます、旦那様。朝でございます。起きていらっしゃいますか?」

「んぁ?…ああ、セバスか。起きてるぞ。と言ってもすぐ出かけるがな。」

「左様でございますか。朝食は方はどうなさいますか?」

 朝食……時間ないしいいかな?
「あー、いいや。というか、平日は朝早いし俺の朝飯なくていいよー。」

「畏まりました。では明日からそう致します。」

 ・・・やっぱり1度言って理解してくれるのありがたいわー。普通の執事の場合、こういうのって1度くらいは『ですが』とか言って止めると思うのに。

「・・・あ、そうだ。セバス、もしハク達が起きなかったら昼くらいに起こしてやってくれ。……っと、やべぇ。マジで時間ねぇしもう行くわ。」

「畏まりました。お気をつけて行ってらっしゃいませ。」

 んー。んじゃ行ってきやす。

◇◆◇◆◇

~学園(校門)~

 とうちゃーく、っと。

「あ、ゼロせんせー。おはようございまーす!」

「おぅ!おはようさん。」

「あ、ゼロ先生!おはようござまーす!」

「ハイハイ、おはよー。って、危ねぇから前向いて歩けー。」

「はーい!」

 ふーむ。この時間帯だと結構生徒いるな。・・・ってか、今思ったけど俺、生徒からかなり人気あるな。

「……ゼロって本当に生徒達と仲良いわよねぇ。どうやったらそんなに人気が出るか教えてほしいくらいだわ。」

「んぁ、あ、レミア先生。いや、レミア先生も十分生徒から人気ありますよ?主に男子生徒から。」
 ・・・主に踏んで欲しいとか蔑んで欲しいって言ってる変態ばっかだけど。

「いや、だってあの子達、踏んで欲しいとか罵倒してくれって言って気持ち悪いじゃない。・・・本当、なんであんなのばかりに好かれるのかしらね。」

 あらまぁこうもストレートに。
 ・・・っていうか多分、その思ったこと包み隠さずズバズバという所が原因なんだろうけどなぁ。

「・・・なんででしょうねぇ。」

 まぁ面白そうだから教えんがな。

「・・・あ、そうだ。ゼロ。この前の問題なんだけどね一一」

 あ、面倒くさいパティーン入ったな。

「おお?おーい!ゼロー!」

 ・・・なんか聞こえた気がするが気のs「おーいって!」・・・。

 俺は声がした方を向くと数十メートル先から脳筋、もといブロスターがやってきた。

 ・・・あんな遠くから声出してたのか。・・・ってか、あんなに遠くでもこんなにうるさいって、もしかしてこいつ、声だけで人殺せるんじゃね?

「おお、やっぱりゼロじゃねーか。」

「・・・はぁ。朝からうるさいなぁ。なんだよ。ブロスター。」
 せっかく気分のいい朝を迎えられて清々しい気分で出勤できたと言うのに。

「お?特に要はねぇぞ?ただ居たからなんとなく呼んだだけだ。
 ってか、おめーらよく一緒に居るよなぁ。なんだ?付き合ってんのか?
 っと、そんなことより放課後くらいに訓練所来てくれよ。新しい技思いついたから実験ついでにちょっと試合喧嘩してぇんだ。」

・・・(#^ω^)

「・・・ああ、分かった。じゃあ放課後な。丁度俺もストレス溜まってたから発散したかったんだよ。」

「おぉ?なんだ?ストレス溜まってんのか?たまに発散しとかねぇとだめだろ。つーか、そんなイラつくほど貯めとくとか馬鹿だな。」

・・・(##^ω^)

「よし、いい度胸だな。今日の放課後覚悟しとけよ?俺も久しぶりに少しだけ本気出してやるよ。」

「おぅ!もちろんだぜ!じゃあ放課後な!」

「…ああ。」

 そう言うとブロスターは職員室へと走っていった。

「・・・ゼロ……大丈夫?」

 ・・・ああ、ダメだな。こんなあたり構わず殺気を出すような感じじゃ。見た目だけでも少し落ち着かせようか。
 ・・・よし。こんな感じかな。

「ああ、大丈夫だ。」

「……そう。なら良かったわ。じゃあ私も先に行かせてもらうわね。」

「おう。」

 ・・・くくくっ。今日の放課後が楽しみだ。
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