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第115話 猫もり(猫の温もり)。
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第115話 猫もり(猫の温もり)。
「さて。みんな集まったな?」
俺が確認ついでに部屋の中を見回す。
ハク達は他の者を見たあと、軽く頷く。
「よし、じゃあ早速俺がなんで4日後空けるように頼んだかの説明をしようか。
・・・と、言ってもそんなに重大なことじゃないから身構えなくていい。
簡単に言うとお前達には俺が今講師をしている、リーフス学園に入学してもらう。」
「えぇ!?学園ですか!?」
いや、何をそんなに驚いてるんだ?
「……学園……生徒と教師……禁断の……ふへへ……」
あ、ライムが妄想にトリップした。
……呟きを聞く感じ、恋愛系の小説(orアニメ、漫画)であった展開の期待とかか?
「むぅ。学び舎とな……。我が行く意味はあるのじゃろうか?」
「あー、まぁたしかにハクにとっては自分より年下のヤツらだしな。ハクの知識量的にも学ぶこともないと思えるな。
んー、でも来るだけきてみれば?
……ってか俺が先生してるんだし、少しくらいならハクも学ぶことあると思うぞ?」
「むぅ。 ーーッ!!そ、そうじゃのぅ。あ、主殿の言う通り、我も主殿がおる学び舎に行ってみるのじゃ!!」
・・・こいつ、なんか今すっごいいいこと閃いたって顔したけど、何を思いついたんだ?
・・・あー、わかったわ。多分、俺と一緒にいられる時間が長くなると思ったんだな。俺にはわかる。……まぁ理由はどうであれ来るならいいや。
「ふむ、学園か。……くくくっ。面白くなりそうじゃし、妾も行こうかのぅ。……妾のハーレムを広げたいしのぅ。(ボソッ」
うわー、やめたげてー(棒)。男どもが可哀想だからやめたげてー(棒)。
・・・まぁマジでこき使ったりするのは可哀想だし、少しは手加減してやれよ?
あと呟きを聞く感じ、凛も賛成みたいだな。
「・・・よしっ。んじゃ全員行くってことでいいんだな?」
「ダメと言われても愛し合う一一……っ!あ、はい!!」
「そうじゃのぅ!……早い所入学したいのじゃー。(ボソッ」
「うむ。(くくくっ。早くハーレム一一)」
・・・別にいいが全員が純粋な動機なしかよ。
「んじゃ今日のところはここら辺で|解散(かいさーん)。・・・って言ってもハクとライムはこの部屋に残るか。」
「はい。そのつもりです。」
「うむ。……あ、いや、我は1度部屋に戻るのじゃ。」
ん?なんか用意でもあんのかな?・・・ま、いいや。
「では、妾は訓練場に戻るとするかの。」
「ん、おっけー。んじゃ、冥龍帝によろしくな。」
「うむ。」
凛と別れた直後、背後にセバスが来た。
「一一旦那様。」
「どぅわっち!っと、……セバスか。」
びっくりしたー。・・・いつも背後とかに出るし、いい加減慣れた方がいいかもな。
「驚かせてしまい、すいません。」
「あー、いや。気にすんな。・・・で、なんか用か?」
「はい。ティア様の事です。」
ん?ティアがどうしたんだ?
「ティア様の寝室はどの部屋にすればよろしいでしょうか?」
あー……寝るとこか。……よし、俺んとこでいいや。・・・いやー、前から猫と一緒に寝てみたかったんよね。
「分かりました。旦那様とご一緒のお部屋ですね。」
ん。よろしくー。
・・・普通の執事はこういう時止めると思うが、こういう風に一度で聞いてくれるのは本当にありがたいな。
~ゼロ移動中~
「部屋到着☆」
そして部屋の中には既にティアがいた。・・・うん。やっぱ仕事早いな。
「ティーア♪」
「クゥ……クゥ……。」
ああ、可愛いわぁ。
ってか、ティアが寝てるところが暖かくて気持ちいい……。
・・・あ、そうだ!いいこと思いついた!
ティアを足に置いて寝よう!絶対暖かくて気持ちいいよね!!
………ほあぁ~~。あったけぇ~~。
一一無敵と思えたゼロだがいとも簡単に猫の温もりに負けるのであった。
(だって暖かいんだもの。ぜろを。)
「さて。みんな集まったな?」
俺が確認ついでに部屋の中を見回す。
ハク達は他の者を見たあと、軽く頷く。
「よし、じゃあ早速俺がなんで4日後空けるように頼んだかの説明をしようか。
・・・と、言ってもそんなに重大なことじゃないから身構えなくていい。
簡単に言うとお前達には俺が今講師をしている、リーフス学園に入学してもらう。」
「えぇ!?学園ですか!?」
いや、何をそんなに驚いてるんだ?
「……学園……生徒と教師……禁断の……ふへへ……」
あ、ライムが妄想にトリップした。
……呟きを聞く感じ、恋愛系の小説(orアニメ、漫画)であった展開の期待とかか?
「むぅ。学び舎とな……。我が行く意味はあるのじゃろうか?」
「あー、まぁたしかにハクにとっては自分より年下のヤツらだしな。ハクの知識量的にも学ぶこともないと思えるな。
んー、でも来るだけきてみれば?
……ってか俺が先生してるんだし、少しくらいならハクも学ぶことあると思うぞ?」
「むぅ。 ーーッ!!そ、そうじゃのぅ。あ、主殿の言う通り、我も主殿がおる学び舎に行ってみるのじゃ!!」
・・・こいつ、なんか今すっごいいいこと閃いたって顔したけど、何を思いついたんだ?
・・・あー、わかったわ。多分、俺と一緒にいられる時間が長くなると思ったんだな。俺にはわかる。……まぁ理由はどうであれ来るならいいや。
「ふむ、学園か。……くくくっ。面白くなりそうじゃし、妾も行こうかのぅ。……妾のハーレムを広げたいしのぅ。(ボソッ」
うわー、やめたげてー(棒)。男どもが可哀想だからやめたげてー(棒)。
・・・まぁマジでこき使ったりするのは可哀想だし、少しは手加減してやれよ?
あと呟きを聞く感じ、凛も賛成みたいだな。
「・・・よしっ。んじゃ全員行くってことでいいんだな?」
「ダメと言われても愛し合う一一……っ!あ、はい!!」
「そうじゃのぅ!……早い所入学したいのじゃー。(ボソッ」
「うむ。(くくくっ。早くハーレム一一)」
・・・別にいいが全員が純粋な動機なしかよ。
「んじゃ今日のところはここら辺で|解散(かいさーん)。・・・って言ってもハクとライムはこの部屋に残るか。」
「はい。そのつもりです。」
「うむ。……あ、いや、我は1度部屋に戻るのじゃ。」
ん?なんか用意でもあんのかな?・・・ま、いいや。
「では、妾は訓練場に戻るとするかの。」
「ん、おっけー。んじゃ、冥龍帝によろしくな。」
「うむ。」
凛と別れた直後、背後にセバスが来た。
「一一旦那様。」
「どぅわっち!っと、……セバスか。」
びっくりしたー。・・・いつも背後とかに出るし、いい加減慣れた方がいいかもな。
「驚かせてしまい、すいません。」
「あー、いや。気にすんな。・・・で、なんか用か?」
「はい。ティア様の事です。」
ん?ティアがどうしたんだ?
「ティア様の寝室はどの部屋にすればよろしいでしょうか?」
あー……寝るとこか。……よし、俺んとこでいいや。・・・いやー、前から猫と一緒に寝てみたかったんよね。
「分かりました。旦那様とご一緒のお部屋ですね。」
ん。よろしくー。
・・・普通の執事はこういう時止めると思うが、こういう風に一度で聞いてくれるのは本当にありがたいな。
~ゼロ移動中~
「部屋到着☆」
そして部屋の中には既にティアがいた。・・・うん。やっぱ仕事早いな。
「ティーア♪」
「クゥ……クゥ……。」
ああ、可愛いわぁ。
ってか、ティアが寝てるところが暖かくて気持ちいい……。
・・・あ、そうだ!いいこと思いついた!
ティアを足に置いて寝よう!絶対暖かくて気持ちいいよね!!
………ほあぁ~~。あったけぇ~~。
一一無敵と思えたゼロだがいとも簡単に猫の温もりに負けるのであった。
(だって暖かいんだもの。ぜろを。)
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