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第8話 街、到着。
しおりを挟む第8話 街、到着。
今、俺たちは長くもなく短くもないような微妙な列に並んでいた。
「なぁ、この並んでるヤツら全員ここの住人なのか?」
「え?違うわよ。全員じゃないわ。さっき教えた冒険者ギルドの冒険者や商人ギルドの商人。あとは職人ギルドの職人ね。」
冒険者ギルドとは簡単に言えば何でも屋である。手伝いや採取みたいのもあれば、魔物討伐や盗賊討伐まである。
冒険者はランクで決まっておりG~EXまである。
下から順にG、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、EXとなっている。
EXが最高で20年くらい前に、なった人が死んで、今は0人らしい。
商人ギルドは、商売をする人の集まりだ。職人ギルドの人はここに登録して、作ったものを売ったりする。
金を払って情報を買う情報屋などもある。
職人ギルドは、鍛冶師や魔道具作成師など、物を作る人の集まりで中には、これは何に使うんだ?と訳の分からないものを作る奴も居るらしい。
なんてことを説明してるうちに門に着いた。
「はい、次の方~」
「はい。」
「身分証を提示して下さい。」
「「はい。」」
「はい、どうも。あれ?そちらの方、身分証は?」
「すみません。身分証がなくて。どうすればいいですか?」
「では、これに手をかざして下さい。」
一応、(鑑定!)
審判の水晶
犯罪を犯したことがあれば、赤に。何もなければ光らない。
「はい、わかりました。」
手をかざしたけど、何も光らない。
「はい。どうもありがとうございます。銀貨2枚お支払い下さい。」
「あのすみません。銀貨がないのでこれ換金してもらっていいですか?」
取り出したのはあの拳くらいの宝石……じゃなくて、万物創造で作り出したゴブリンの魔石5個だ。
ゴブリンの魔石は指の第一関節位までの大きさで少し茶色くにごってたやつだ。
「ゴブリンの魔石ですか?ゴブリンの魔石はひとつ400Fsですから丁度ですね。はい。ありがとうございます。では、
ようこそ!リーフスの街へ!」
あっ、ここってリーフスって言うんだ。
とどうでもいいこと考えてるとリミィから
「じゃあ、付いてきて?」
と言われた。
「ん?なんでだ?」
「なんでって、助けてもらったお礼するからよ!」
あ、そういえば俺、こいつら助けたんだっけ。
「いーよ別にお礼なんて。」
「いや、それじゃだめなのよ!お父様に報告しないと行けないし!多分、お父様お礼をしたいって言って来るわよ?」
あっ、そうか。そりゃ、自分の娘を助けられたんだからお礼したくなるわな。
うーん、ま、いいか。
「わかった、ついて行くよ。」
めんどくせぇ。
「わかってくれたならいいのよ。(やった♪)」
「で、お前の家どこだ?」
「え?ああ、あの一番大きい家よ。」
え?
「あれって、領主とかの屋敷じゃないのかよ?」
「え?そうよ?だって、私の父一応この街の領主だし。」
「えっそうだったの!?」
「あれ?言ってなかった?」
言ってねーよ!まぁいいや。
「はぁ、付いていけばいいのか?」
「え?ええ。付いてきてね?」
「了解。」
俺たちはリミィの家もとい、領主の屋敷に向かった。
今、俺たちは長くもなく短くもないような微妙な列に並んでいた。
「なぁ、この並んでるヤツら全員ここの住人なのか?」
「え?違うわよ。全員じゃないわ。さっき教えた冒険者ギルドの冒険者や商人ギルドの商人。あとは職人ギルドの職人ね。」
冒険者ギルドとは簡単に言えば何でも屋である。手伝いや採取みたいのもあれば、魔物討伐や盗賊討伐まである。
冒険者はランクで決まっておりG~EXまである。
下から順にG、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、EXとなっている。
EXが最高で20年くらい前に、なった人が死んで、今は0人らしい。
商人ギルドは、商売をする人の集まりだ。職人ギルドの人はここに登録して、作ったものを売ったりする。
金を払って情報を買う情報屋などもある。
職人ギルドは、鍛冶師や魔道具作成師など、物を作る人の集まりで中には、これは何に使うんだ?と訳の分からないものを作る奴も居るらしい。
なんてことを説明してるうちに門に着いた。
「はい、次の方~」
「はい。」
「身分証を提示して下さい。」
「「はい。」」
「はい、どうも。あれ?そちらの方、身分証は?」
「すみません。身分証がなくて。どうすればいいですか?」
「では、これに手をかざして下さい。」
一応、(鑑定!)
審判の水晶
犯罪を犯したことがあれば、赤に。何もなければ光らない。
「はい、わかりました。」
手をかざしたけど、何も光らない。
「はい。どうもありがとうございます。銀貨2枚お支払い下さい。」
「あのすみません。銀貨がないのでこれ換金してもらっていいですか?」
取り出したのはあの拳くらいの宝石……じゃなくて、万物創造で作り出したゴブリンの魔石5個だ。
ゴブリンの魔石は指の第一関節位までの大きさで少し茶色くにごってたやつだ。
「ゴブリンの魔石ですか?ゴブリンの魔石はひとつ400Fsですから丁度ですね。はい。ありがとうございます。では、
ようこそ!リーフスの街へ!」
あっ、ここってリーフスって言うんだ。
とどうでもいいこと考えてるとリミィから
「じゃあ、付いてきて?」
と言われた。
「ん?なんでだ?」
「なんでって、助けてもらったお礼するからよ!」
あ、そういえば俺、こいつら助けたんだっけ。
「いーよ別にお礼なんて。」
「いや、それじゃだめなのよ!お父様に報告しないと行けないし!多分、お父様お礼をしたいって言って来るわよ?」
あっ、そうか。そりゃ、自分の娘を助けられたんだからお礼したくなるわな。
うーん、ま、いいか。
「わかった、ついて行くよ。」
めんどくせぇ。
「わかってくれたならいいのよ。(やった♪)」
「で、お前の家どこだ?」
「え?ああ、あの一番大きい家よ。」
え?
「あれって、領主とかの屋敷じゃないのかよ?」
「え?そうよ?だって、私の父一応この街の領主だし。」
「えっそうだったの!?」
「あれ?言ってなかった?」
言ってねーよ!まぁいいや。
「はぁ、付いていけばいいのか?」
「え?ええ。付いてきてね?」
「了解。」
俺たちはリミィの家もとい、領主の屋敷に向かった。
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