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第7話 街までの道のり2。

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第7話 街までの道のり2。


 今、俺はリミィから常識について学んでる。

「街の門には門番がいます。門番に身分証を見せて、異常が無ければ街に入れます。」

 あっ、そういえば

「なぁ、俺って身分を証明するものないんだけどどうすればいい?」

「え?あっそっか師匠さんの所で修行してたんだっけ。その場合は門番に審判の水晶に手をかざすように言われるから手をかざして、犯罪歴が無ければ銀貨2枚を払って入れるわ。」

 なるほど。銀貨か。ちなみに貨幣は
石貨=1Fs(フス)
鉄貨=10Fs
銅貨=100Fs
銀貨=1,000Fs
大銀貨=5,000Fs
金貨=10,000Fs
大金貨=50,000Fs
白金貨=1,000,000Fs
大白金貨=5,000,000Fs
王貨=100,000,000Fs
虹王貨=10,000,000,000Fs
だ。下に行くほど価値が高くなるが、平民が使うのは高くて大銀貨か金貨くらいまでだ。大白金貨とかは、大貴族の買い物くらいだ。王貨は文字通り、王族くらいしか使う人はいない。
1Fs=10円と同じだ

「…俺、金もねぇんだけど。」

「お金の代わりに換金って手も有るわ。」

 換金か。なにか、換金できそうなものか~。
 宝石とか?宝石でいいや。

 どうやって作るか。こいつらの目の前だとな~。よし、まずアイテムボックスを開いて。

「うーん。なんかあるかな?」

 探すふりをしながら(万物創造“宝石”)

「あっ。これなんてどう?」

 手に出したのは真っ赤な半透明で綺麗な俺の拳くらい・・・・・・の大きさの宝石。
 すっごく綺麗…なのはいい。
 とても綺麗だと思うよ?けどさぁ…ね?大きい。
 宝石って普通もっと小さいと思うよ?二人の顔見てみな?ポカーンってなってる。
 そして何回か、こっちを見る。そして、宝石を見る。
 それを繰り返してる。

「…」
「…」

「…」

「「…ねぇこれなに?」」

「…宝石。」

「「…知ってるわよ!なんで、こんなに大きいのよー!」」

「まぁ、いいか!」

「「良くない!」」

 えー。

「この大きさの宝石いくらだと思ってるの?!」

「え?うーん。大金貨5枚くらい?」

「違うわよ!低く見積もっても大白金貨6枚くらいよ!」

「え!うっそだー!」

「本当よ!」

「じゃあ、これ売ろうかな。」

「…はぁ。多分売れないわよ?そんなに払えないって」

「んー。じゃあどこなら売れる?」

「そうねぇ。オークションでなら売れると思うわ。というよりも、そこ以外じゃ大貴族か王族くらいしか売れないと思うわ。」

 オークションか。よし今度いってみよ。

「はぁ、もういいわ。ゼロに常識について教えるのはいいけど、ゼロに常識を求めてもダメだとわかったわ。雑談でもしましょ。」

 それからたわいもない話をして、なんとなく周りはどんな魔法を使うのかきになっとたので魔法について話をした。

「なぁ、お前ら魔法使えるか?」(鑑定したけど 一応)

「え?どうしたの急に。一応、私は使えるわよ?マナは全然ダメだけど。」

「うっ」

「へー、どのくらい使えるんだ?」

「私は基本属性すべて使えるわ。」

基本属性とは簡単に言えば元素魔法のことである。

「へー、なんか見せてよ。」

「いいわよ!見てなさいねー!
“火よ!球となり敵を倒せ!“ファイヤーボール!””」

 リミィは遠くの岩に向けて打った!
ボカン!と心地よい音がなり、岩は粉々になった。

 なるほど。これが詠唱省略か。
 ファイヤーボールの詠唱は“火よ!炎の球となり、我が敵を、打ち倒せ”である。
 そのうち“炎の”と“我が”と“打ち”を省略して詠唱していた。

「おー、すごいなリミィさすがだな!詠唱を省略するとは!」

「え?そ、そう?あ、ありがとう。」


 お?テンプレ的に好感度上がったっぽい?リミィがヒロインとなるか?

「流石です!お嬢様!」

「えへへーありがとー!」

 ふむ。少女達がキャッキャウフフとしている。
 うん。実にいい眺めだ。

閑話休題キマシタワー


「そろそろ街だぞー。」

「あ!はーい」

「わかりました。」

 さーて、どんな街かな?
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