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初夢でおこ その1
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新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
・・・なんて言葉を言おうと思ったら・・・
ありゃ、ここは夢の中か。
そう一人でつぶやきながら周りを見渡すと、どうやらここは何かの面接会場見たいだ。
夢の中なのに俺はなぜかスーツ姿で会場に入るための戸の前に立っていて、中の人物に呼び出されるのを待っているというシチュエーションにいるらしい。
夢の中と言え、なんでこんなシチュエーションに立たされているのか?ということを真剣に思っていたら、「次の方は中へどうぞ」と声をかけられたのでノックをし、一礼してから入る。
会場に到着すると、面接官のような格好をした人物が3人。
二人はおじさんに近いような年齢の方、もう一方は若い女性に見える。
そしてなぜか知らないが3人が3人とも神々しいオーラを放っているように見え・・・と言っても俺、オーラというものはどういったものかわからないけどね・・・まぁ、とにかく神々しい何かものすごい雰囲気を感じている。
そんな雰囲気を感じ、思わず後ずさってしまうような気持ちをなんとか抑え、失礼しますと言うと、
「本日はわざわざありがとうございます。どうぞおかけください」
と男性の方が言ってくださったので、席に座らせてもらう。
新年一発目の夢が、まさか面接というシチュエーションからはじまるとは思ってもいなかったので、なんでこんな夢見てんだろうと思いながら頭をかいていると、目の前の面接官の女性の方が
「今日、なぜこちらに私たちが来ているか分かりますか?」
と声をかけてくれたので、全くもって見当がつきません。何でも私はここにいるんでしょうか?言うと
「事前に地球側の神様と話をして、あなたには今日お会いしたいとお話をさせていただいたのですが、どうやらまったく伝わっていないようですね・・・お宅で預かっていただいている獣人イデアさんの事でご相談なのですが」
と、あきれ顔で言われてしまった。
ただ、俺としては神様なんて接点なんかないから、正直に・・・
神様ですか 私は神様との接点なんか全くないので分かりませんし、そのような話も聞いていません。
今も、あなたが誰なのかも分からず、なんでこんなスーツを着て面接のようなことをしているかもさっぱり分からないのですが…と話すと目の前の3人の表情が険しくなる。
これおかしいぞ?と、ボソッとつぶやいた一番年長者の男性の方が、後の二人に声をかけ、
「村主様、大変申し訳ないんですが少しお時間いただけないでしょうか?」
と断りを入れて席を外したんで、しばらくぼーっとしてたんだけど、なかなか3人が戻ってこなくてあまり暇だったので、周りを見渡しても何もない。
夢でも退屈になることもあるんだなぁ・・・と思いながら、ふと、離席した3人が何を話してるかというのが気になったので戸に近づき聞き耳を立ててみると、
「なんだか全く話が伝わってないようなんだが、これはどういったことだ?」
とか
「イデアさんのことも全く分かってないのかもしれないですね」
という女性の声や
「地球側の神様は何を考えてるんでしょうか?まさか・・・何も言わないままイデアさんはあの方の家に住まわせてるって事はないでしょうね?」
なんてことも聞こえる。
それを聞いて、俺心の声で・・・皆さんのおっしゃる通りですよってつぶやく。
私は何も聞いてないですし、イデアは自分が勝手に保護して育ててるんですよということを言いたいなあ~と思ったら、聞き耳を立ててた戸がいきなりバァンと開かれ
「「「それ本当ですか!!!!」」」
と3人して詰められてしまったので、今までの経緯を話した。
・コンビニ アルテミスというところで、たまたま有料くじを引いたところ、イデアを引き当てたということ。
・その時のイデアは、フィギュアの形になっており、自分はフィギュアを買ったつもりになっていた。
・フィギュアの封を開けたところ、パッケージから生身のイデアが出てきた驚いたこと。
・驚きながらも、なんとなく彼女を助けたくて今までイデアの面倒を見ながら色々生活をしていたこと。
・イデアを引き取ることに関して、神様の説明や契約書などは特になく、イデアのフィギュアについていた説明書に書かれていた特定の部分だけを見て、多少利用させていただいたということを話す。
それを聞いた目の前の3人の面接官らしき人が、慌ててスマートフォンらしきものを取り出し、何やら電話をし始めたところ、何やら人影がちょろっと見えたんだけど、こっちに来い重要な話がある!とさっきの面接官の人達に連れていかれたため、誰だかわからず。
さらに待たされること数十分。
話し合いが終わったらしく、扉が開かれた為そちらを向くと、そこにはTHE神様と言わんばかりの白い布で体を覆った若い女性がいたんだ。
「なんなんですか!新年早々!!」
とかなりご立腹な様子なんだけど・・・そりゃそうだよね。
俺だって、夢でもなきゃこんな時期にこんなシチュエーションの事なんかしたくないって思うからね、とちょっとだけ同情したんだけど、よく考えたら目の前のTHE神様は今回俺らが巻き込まれた原因を作った張本人の可能性が高いんだよね。
そう思ったら是非とも言い分を聞きたくて、THE神様に向かって椅子を出し落ち着かせ、
「どうぞこちらにおかけください。今回の獣人イデアの件や、それに関わっている村主様の事について、一から説明して頂きましょうか」
とにこっと微笑んで説明を求めたところ、同じスーツ姿だったおかげで、俺も神様に間違えられたようでさ、目の前のTHE神様は俺に向かってつらつらと説明を始めたんだ。
・今回の異世界アルテミス側の要望により、神界で対応出来ない救済措置を地球で行った。
・対象になる人物を厳選し、面接を経て日常生活を送ってもらう為のプログラムを組んでいる。
・対象者にはそれなりの謝礼をしている。
THE神様にちょっとお酒が入ってるようで、説明がグダグダだったんで、上は意訳なんだけど・・・
・・・うん・・・
ものの見事に嘘だらけだね。
俺の様子を見ている、アルテミス側の神様も怒りを通り越してあきれてる次第で・・・
地球人として本当に恥ずかしいよ・・・と頭を抱えていたら、THE神様が「ねぇ!聞いてるんですか?!!」なんてちょっと切れ気味に話してきたんで、思わずネタバレしちゃったんだ。
あのさ、俺だれだかわかる?
「えっ?異世界アルテミスの神様の代表者様ですよね?」
ちげぇよ・・・あんた、地球人と異世界人の見わけもつかないの?
「えっ?・・・あ?地球人、日本人、名前は・・・ムラヌシマサキ????!!!!!!!」
やっと気が付いたか!コノヤロウ!聞いてれば散々嘘八百並べやがって!!!
俺はあんたとは初めてあったし、今日神様って奴にもはじめてあった!
説明なんか受けてないし、イデアが生身の人間になった時は本当に驚いたぜ!
なんかいう事ねぇんかよ!!!!!!!!
「は、はい???? う、ウソん! 担当からそうやって説明をうけてたので・・・」
自分で確認してないんかい!
他の世界の神様来てるのに、地球の神様はそんなにいい加減でいいんかい??!!!
とっとと出直して、責任者呼んでこいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・・・思わず叫んだら、THE神様消えちゃった・・・
異世界の神様も目が点になっててね、なんだろう、俺もいたたまれなくなって、つい・・・
どうしょうもない神様ですいません。一応イデアは俺がしっかり守ってるつもりなので、どうか勘弁してください。なんて謝っちゃったよ。
でもね、お互いなんか気まずい状況になっちゃって本当に困ってる・・・
どーすんのよ!の状況! 誰かどうにかしてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
・・・なんて言葉を言おうと思ったら・・・
ありゃ、ここは夢の中か。
そう一人でつぶやきながら周りを見渡すと、どうやらここは何かの面接会場見たいだ。
夢の中なのに俺はなぜかスーツ姿で会場に入るための戸の前に立っていて、中の人物に呼び出されるのを待っているというシチュエーションにいるらしい。
夢の中と言え、なんでこんなシチュエーションに立たされているのか?ということを真剣に思っていたら、「次の方は中へどうぞ」と声をかけられたのでノックをし、一礼してから入る。
会場に到着すると、面接官のような格好をした人物が3人。
二人はおじさんに近いような年齢の方、もう一方は若い女性に見える。
そしてなぜか知らないが3人が3人とも神々しいオーラを放っているように見え・・・と言っても俺、オーラというものはどういったものかわからないけどね・・・まぁ、とにかく神々しい何かものすごい雰囲気を感じている。
そんな雰囲気を感じ、思わず後ずさってしまうような気持ちをなんとか抑え、失礼しますと言うと、
「本日はわざわざありがとうございます。どうぞおかけください」
と男性の方が言ってくださったので、席に座らせてもらう。
新年一発目の夢が、まさか面接というシチュエーションからはじまるとは思ってもいなかったので、なんでこんな夢見てんだろうと思いながら頭をかいていると、目の前の面接官の女性の方が
「今日、なぜこちらに私たちが来ているか分かりますか?」
と声をかけてくれたので、全くもって見当がつきません。何でも私はここにいるんでしょうか?言うと
「事前に地球側の神様と話をして、あなたには今日お会いしたいとお話をさせていただいたのですが、どうやらまったく伝わっていないようですね・・・お宅で預かっていただいている獣人イデアさんの事でご相談なのですが」
と、あきれ顔で言われてしまった。
ただ、俺としては神様なんて接点なんかないから、正直に・・・
神様ですか 私は神様との接点なんか全くないので分かりませんし、そのような話も聞いていません。
今も、あなたが誰なのかも分からず、なんでこんなスーツを着て面接のようなことをしているかもさっぱり分からないのですが…と話すと目の前の3人の表情が険しくなる。
これおかしいぞ?と、ボソッとつぶやいた一番年長者の男性の方が、後の二人に声をかけ、
「村主様、大変申し訳ないんですが少しお時間いただけないでしょうか?」
と断りを入れて席を外したんで、しばらくぼーっとしてたんだけど、なかなか3人が戻ってこなくてあまり暇だったので、周りを見渡しても何もない。
夢でも退屈になることもあるんだなぁ・・・と思いながら、ふと、離席した3人が何を話してるかというのが気になったので戸に近づき聞き耳を立ててみると、
「なんだか全く話が伝わってないようなんだが、これはどういったことだ?」
とか
「イデアさんのことも全く分かってないのかもしれないですね」
という女性の声や
「地球側の神様は何を考えてるんでしょうか?まさか・・・何も言わないままイデアさんはあの方の家に住まわせてるって事はないでしょうね?」
なんてことも聞こえる。
それを聞いて、俺心の声で・・・皆さんのおっしゃる通りですよってつぶやく。
私は何も聞いてないですし、イデアは自分が勝手に保護して育ててるんですよということを言いたいなあ~と思ったら、聞き耳を立ててた戸がいきなりバァンと開かれ
「「「それ本当ですか!!!!」」」
と3人して詰められてしまったので、今までの経緯を話した。
・コンビニ アルテミスというところで、たまたま有料くじを引いたところ、イデアを引き当てたということ。
・その時のイデアは、フィギュアの形になっており、自分はフィギュアを買ったつもりになっていた。
・フィギュアの封を開けたところ、パッケージから生身のイデアが出てきた驚いたこと。
・驚きながらも、なんとなく彼女を助けたくて今までイデアの面倒を見ながら色々生活をしていたこと。
・イデアを引き取ることに関して、神様の説明や契約書などは特になく、イデアのフィギュアについていた説明書に書かれていた特定の部分だけを見て、多少利用させていただいたということを話す。
それを聞いた目の前の3人の面接官らしき人が、慌ててスマートフォンらしきものを取り出し、何やら電話をし始めたところ、何やら人影がちょろっと見えたんだけど、こっちに来い重要な話がある!とさっきの面接官の人達に連れていかれたため、誰だかわからず。
さらに待たされること数十分。
話し合いが終わったらしく、扉が開かれた為そちらを向くと、そこにはTHE神様と言わんばかりの白い布で体を覆った若い女性がいたんだ。
「なんなんですか!新年早々!!」
とかなりご立腹な様子なんだけど・・・そりゃそうだよね。
俺だって、夢でもなきゃこんな時期にこんなシチュエーションの事なんかしたくないって思うからね、とちょっとだけ同情したんだけど、よく考えたら目の前のTHE神様は今回俺らが巻き込まれた原因を作った張本人の可能性が高いんだよね。
そう思ったら是非とも言い分を聞きたくて、THE神様に向かって椅子を出し落ち着かせ、
「どうぞこちらにおかけください。今回の獣人イデアの件や、それに関わっている村主様の事について、一から説明して頂きましょうか」
とにこっと微笑んで説明を求めたところ、同じスーツ姿だったおかげで、俺も神様に間違えられたようでさ、目の前のTHE神様は俺に向かってつらつらと説明を始めたんだ。
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・対象になる人物を厳選し、面接を経て日常生活を送ってもらう為のプログラムを組んでいる。
・対象者にはそれなりの謝礼をしている。
THE神様にちょっとお酒が入ってるようで、説明がグダグダだったんで、上は意訳なんだけど・・・
・・・うん・・・
ものの見事に嘘だらけだね。
俺の様子を見ている、アルテミス側の神様も怒りを通り越してあきれてる次第で・・・
地球人として本当に恥ずかしいよ・・・と頭を抱えていたら、THE神様が「ねぇ!聞いてるんですか?!!」なんてちょっと切れ気味に話してきたんで、思わずネタバレしちゃったんだ。
あのさ、俺だれだかわかる?
「えっ?異世界アルテミスの神様の代表者様ですよね?」
ちげぇよ・・・あんた、地球人と異世界人の見わけもつかないの?
「えっ?・・・あ?地球人、日本人、名前は・・・ムラヌシマサキ????!!!!!!!」
やっと気が付いたか!コノヤロウ!聞いてれば散々嘘八百並べやがって!!!
俺はあんたとは初めてあったし、今日神様って奴にもはじめてあった!
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「は、はい???? う、ウソん! 担当からそうやって説明をうけてたので・・・」
自分で確認してないんかい!
他の世界の神様来てるのに、地球の神様はそんなにいい加減でいいんかい??!!!
とっとと出直して、責任者呼んでこいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・・・思わず叫んだら、THE神様消えちゃった・・・
異世界の神様も目が点になっててね、なんだろう、俺もいたたまれなくなって、つい・・・
どうしょうもない神様ですいません。一応イデアは俺がしっかり守ってるつもりなので、どうか勘弁してください。なんて謝っちゃったよ。
でもね、お互いなんか気まずい状況になっちゃって本当に困ってる・・・
どーすんのよ!の状況! 誰かどうにかしてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
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