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意外といいヤツかもしんまい
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そんなカミサンの様子なんか気にせず、俺らの下でガムテープやら紐やらでぐるぐる巻きになって、芋虫状態になっている神様?がブーブー文句垂れてるんだ。
「な、なによこれ!普通こんなに可愛い子が現れたら、キュンとなって恋が始まるとか、異世界に連れてってくれるの?ってなったり、そんな夢が広がる展開ってのを妄想しないの?それを何よ!そろいもそろって私をこんなにして!私が誰だかわかってるの?この世界の神様の一人よ!神様よわかる?!わ た し は か み さ ま!」
それに対しての我が家の反応は、
「うっさいわ!こっちの神様のいい加減さは身に染みて感じてるわ!神様神様うっさいんじゃボケ!」と俺。
「さっきも言ったけど、礼儀を知らない神様なんかうんこ以下じゃん!どれだけアタシらを怒らせたら気がすむの?ふざけんのもいい加減にしろよ!馬鹿なの馬鹿なの?」とカミサン。
「自分が可愛いって言ってる時点で自意識過剰で好きになれませんね。俺の彼女の方が数十倍、いや!数百倍可愛い!あんたなんか眼中にないですよ」と彼氏さん。
「姉ちゃんにひどい事した奴の仲間なら俺の敵だよ!」と勇気も怒ってるのよ。
そんな俺らの様子をなっ!なっ!と声にならない声を発しながら、可愛い神様?がジタバタしているのを見ながら、俺らは神様を囲んで地べたに座って相談。
神様を捕まえたのはいいけど、これかどうしようか?もしこの神様を経由して偉い神様に直談判出来ればいいんだけど、捕まえた可愛い神様?も自意識過剰過ぎてあまり役に立ちそうもないな、なんて事を言ってたらね、
「だって、私は復活の演出をする役割なんだもん!私のタイミングで、中の子を現代の地球に復活する仕組みになってるんだもん!あんた達そんなことも知らないの?」
そんな事をこちらをバカにするような口調で言うもんだから、思わずムカッと来たんだけど、もしかしたらこの神様はこのくじ賞品の事にちょっと関わってるのかも?って思ったんで、きちんと話を聞きたいと思って、彼女の拘束を解いたんだ。
今まで怒っていた俺がそんな冷静な対応したことに驚いていた彼女だったんだけど、椅子を引いて、麦茶を差し出したところ、一応は話を聞こうと思ったのか?で、何?と高圧的な態度で俺の方を向いて話を聞こうとしてくれてるんだ。
そんな彼女の態度に、一応頭を下げ、真面目な話をしたいから今から動画をとりたい。今後の俺らにとってとても大事な事だから、お願いだから真面目に答えて欲しいと言うと、いいわと答えてくれたので話を続ける。
「コンビニアルテミスを知っているか?」
「当たり前じゃない!アルテミス側の神様とこちらの神様の間で業務提携した事業のひとつでしょ?アルテミス側で問題のある人々をこちらの世界に連れてきて生かそうという事業のひとつだって研修で教わったわ」
「コンビニの事業内容はわかってるの?俺、そこで、この特賞のようなものを手に入れてから、いろいろな事に巻き込まれたんだけど」
「通常、日本で営業されているコンビニを元にコンビニを作ってみたみたい。最初は一部の神様が中心になって営業をして、ゆくゆくはアルテミス側の人達に引継ぎ、生きるために働く経験を積ませたいってTOPは言ってるみたいよ」
「関係なんだけど、この箱の中に入ってるのってなんだかわかる?」
「ええ、アルテミス側で問題のある人達を一時保護し、こちらでリハビリしてもらう為の保護フィールドでしょ?」
「これって売ってるものなの?」
「馬鹿ねぇ!それじゃ人身売買になっちゃうじゃないの!中に人がいるんだから大切に扱うのは当たり前、リハビリ先の人達に愛されるようにこっちは誠心誠意対応しないといけないじゃない。だからこうやって大切に大切に保護してるのよ」
「えっとな。これと同じようなもの。コンビニアルテミスでひとつ300円で売ってたんだよ。知らないの?」
「えっ!何それ!神様が人身売買するわけないじゃん!」
そう言う目の前の子に、ここまで聞いてくれた事を感謝しながら、俺とカミサンは、イデアが封印されてたパッケージと内容物すべて、そしてコンビニアルテミスの領収書(レシート)を出したんだ。そして、レシートに書かれたくじという項目を指さして、パッケージに書かれているくじという文字と比較させ、次に、今回送られてきた箱に書かれている”特賞”の意味を教えたら、愕然としてるのよ。
「何これ!アタシが聞いてる事業内容と大きく違うわ!神様が人身売買してどうするのよ!これじゃあなた方が怒るのは当然ね!いいわ!私が今から上司にかけあってくる!」
そう言うと、翼をはためかせ、いつの間にか天井に出来ていた光輝く穴に向かって飛んでいったんだ。
「なんか…あっという間の出来事だったね」と言う勇気だったけど、その後すぐに「あの人のサバサバした性格、俺好きかも」と言ってるの。
俺も同感だって言ったらね、カミサンも笑って、あとであの子にあやまらなっきゃねって言ってきたんで、俺も勇気もそうだね~って言い合ったんだ。
「俺も、村主さん達見たいな家庭を築きたいなぁ」って言う彼氏さんの言葉がなんだかくすぐったくて聞かないふりした俺。
出来ることなら、速く結論が欲しいなと思いながら、閉じてしまった光の穴の跡をぼんやりと見続ける俺でした。
「な、なによこれ!普通こんなに可愛い子が現れたら、キュンとなって恋が始まるとか、異世界に連れてってくれるの?ってなったり、そんな夢が広がる展開ってのを妄想しないの?それを何よ!そろいもそろって私をこんなにして!私が誰だかわかってるの?この世界の神様の一人よ!神様よわかる?!わ た し は か み さ ま!」
それに対しての我が家の反応は、
「うっさいわ!こっちの神様のいい加減さは身に染みて感じてるわ!神様神様うっさいんじゃボケ!」と俺。
「さっきも言ったけど、礼儀を知らない神様なんかうんこ以下じゃん!どれだけアタシらを怒らせたら気がすむの?ふざけんのもいい加減にしろよ!馬鹿なの馬鹿なの?」とカミサン。
「自分が可愛いって言ってる時点で自意識過剰で好きになれませんね。俺の彼女の方が数十倍、いや!数百倍可愛い!あんたなんか眼中にないですよ」と彼氏さん。
「姉ちゃんにひどい事した奴の仲間なら俺の敵だよ!」と勇気も怒ってるのよ。
そんな俺らの様子をなっ!なっ!と声にならない声を発しながら、可愛い神様?がジタバタしているのを見ながら、俺らは神様を囲んで地べたに座って相談。
神様を捕まえたのはいいけど、これかどうしようか?もしこの神様を経由して偉い神様に直談判出来ればいいんだけど、捕まえた可愛い神様?も自意識過剰過ぎてあまり役に立ちそうもないな、なんて事を言ってたらね、
「だって、私は復活の演出をする役割なんだもん!私のタイミングで、中の子を現代の地球に復活する仕組みになってるんだもん!あんた達そんなことも知らないの?」
そんな事をこちらをバカにするような口調で言うもんだから、思わずムカッと来たんだけど、もしかしたらこの神様はこのくじ賞品の事にちょっと関わってるのかも?って思ったんで、きちんと話を聞きたいと思って、彼女の拘束を解いたんだ。
今まで怒っていた俺がそんな冷静な対応したことに驚いていた彼女だったんだけど、椅子を引いて、麦茶を差し出したところ、一応は話を聞こうと思ったのか?で、何?と高圧的な態度で俺の方を向いて話を聞こうとしてくれてるんだ。
そんな彼女の態度に、一応頭を下げ、真面目な話をしたいから今から動画をとりたい。今後の俺らにとってとても大事な事だから、お願いだから真面目に答えて欲しいと言うと、いいわと答えてくれたので話を続ける。
「コンビニアルテミスを知っているか?」
「当たり前じゃない!アルテミス側の神様とこちらの神様の間で業務提携した事業のひとつでしょ?アルテミス側で問題のある人々をこちらの世界に連れてきて生かそうという事業のひとつだって研修で教わったわ」
「コンビニの事業内容はわかってるの?俺、そこで、この特賞のようなものを手に入れてから、いろいろな事に巻き込まれたんだけど」
「通常、日本で営業されているコンビニを元にコンビニを作ってみたみたい。最初は一部の神様が中心になって営業をして、ゆくゆくはアルテミス側の人達に引継ぎ、生きるために働く経験を積ませたいってTOPは言ってるみたいよ」
「関係なんだけど、この箱の中に入ってるのってなんだかわかる?」
「ええ、アルテミス側で問題のある人達を一時保護し、こちらでリハビリしてもらう為の保護フィールドでしょ?」
「これって売ってるものなの?」
「馬鹿ねぇ!それじゃ人身売買になっちゃうじゃないの!中に人がいるんだから大切に扱うのは当たり前、リハビリ先の人達に愛されるようにこっちは誠心誠意対応しないといけないじゃない。だからこうやって大切に大切に保護してるのよ」
「えっとな。これと同じようなもの。コンビニアルテミスでひとつ300円で売ってたんだよ。知らないの?」
「えっ!何それ!神様が人身売買するわけないじゃん!」
そう言う目の前の子に、ここまで聞いてくれた事を感謝しながら、俺とカミサンは、イデアが封印されてたパッケージと内容物すべて、そしてコンビニアルテミスの領収書(レシート)を出したんだ。そして、レシートに書かれたくじという項目を指さして、パッケージに書かれているくじという文字と比較させ、次に、今回送られてきた箱に書かれている”特賞”の意味を教えたら、愕然としてるのよ。
「何これ!アタシが聞いてる事業内容と大きく違うわ!神様が人身売買してどうするのよ!これじゃあなた方が怒るのは当然ね!いいわ!私が今から上司にかけあってくる!」
そう言うと、翼をはためかせ、いつの間にか天井に出来ていた光輝く穴に向かって飛んでいったんだ。
「なんか…あっという間の出来事だったね」と言う勇気だったけど、その後すぐに「あの人のサバサバした性格、俺好きかも」と言ってるの。
俺も同感だって言ったらね、カミサンも笑って、あとであの子にあやまらなっきゃねって言ってきたんで、俺も勇気もそうだね~って言い合ったんだ。
「俺も、村主さん達見たいな家庭を築きたいなぁ」って言う彼氏さんの言葉がなんだかくすぐったくて聞かないふりした俺。
出来ることなら、速く結論が欲しいなと思いながら、閉じてしまった光の穴の跡をぼんやりと見続ける俺でした。
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