ちっちゃなメイドが世界を救うハメになりました。

ネコヅキ

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一章 そうだ。龍に会いに行こう。

十九 成長期ですから。

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 雪を掻き分け巨大なクレバスを渡ってようやく辿り着いた双洞窟内部の都市ノスケイヴ。一難去ってまた一難とはまさにこの事で、カリン達一行の目には変わり果てた街並みが広がっていました。

「な、なんですのこれは……?!」

 エリザ王女がそう声を上げて驚くのも無理はありません。極寒の外とは打って変わって活気溢れている筈の都市は、どこもかしこも氷漬けになっていました。

「非道い……」

「誰が一体こんな事を……」

 お店のマスターは視線を巡らせて辺りを伺いますが、ドルワフも人もペットでさえも完全にカチカチになっています。お店のマスターは更に視線を巡らせ、ピタリ。と、ある一点で視線を止めました。お店のマスターが凝視するその先には一人の女性が立っていて、強風でスカートが捲れ上がるのを押さえる様な格好で氷漬けになっています。ちなみに、下着が丸見えのままでした。

「全部凍ってまちね」

 そうなる以前は、出来立ててでホカホカだったであろうスープが入った鍋や、暖炉で燃え盛る炎までもが凍り付いています。

「まさかこれは氷の女王が……?」

「何か知っているのでちか?」

「知っているというか、前に文献で読んだだけですけど……」

 そう言ってエリザ王女は話し始めました。


 ――はるか昔、精霊の国アルデン王国の女王となったエリッサは、もう歳だしそろそろ結婚したいなぁ。と思っていました。そこで女王は舞踏会を開いて他の王族や貴族達を呼び、その中から目ぼしい男を見つけようと思い立ち早速実行に移します。

 始めはスカばかりだった舞踏会。幾度か催したある日、エリッサの眼鏡にかなう男性が現れます。その男性は下級貴族の様相をした美男子イケメンで、彼からのダンスのお誘いに、エリッサは二つ返事でオーケーしました。夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、気付けば舞踏会も終わりに近付きました。彼との別れを惜しんだエリッサは、『ねぇ、今日泊まっていかない?』と思い切って彼を誘います。しかし彼は、その誘いに乗りたくても乗れない理由があったのです。時計の針が天辺十二時を指した鐘が鳴り終えると、掛けられた魔法が解けてしまう。と、いうモノでした。

 その彼も余程慌てていたのでしょう。階段途中でコケて脱げた靴をそのまま残して帰路につきました。その靴を見つけたエリッサは、それまで催していた舞踏会をあっさりと止め、今度は靴の主探しを始めます。そのお触れを見た国中の男達は、『これオレんじゃね?』や、『儂の靴に似ておるのう』とか、『あ、コレ。この前川で流されたボクの靴だ』などと騒ぎ立て、尚且つ隣国にまでその話が伝わってしまったものですから、国内男性人口の数倍の人々が集まり、お祭り騒ぎへと発展してしまいました。

 そして、長い月日の末にようやく彼を見つけ出した女王は彼と結ばれます。その初夜。どっちが上になるかで口論に発展し、その際つい彼女の持つ力が暴走してしまって王国の総てが氷漬けになってしまったのでした――


「つまりは今回も上か下かで揉めてこう・・なった、と?」

 腕を組んで黙って聞いていた黒龍がエリザ王女に問いました。

「いえ、そうではなくて、わたくしは怒らせたからこうなった。と言いたいのです」

「だったら始めからそう言え。回りくどい」

 悲しい話だ。と、すすり泣くシルビアには悪いですが、ミュウの言う通りです。

「その王国って未だ氷漬けのままなのでちか?」

「いいえ、即解凍されて事なきを得たそうですよ」

 エリザ王女の言葉を聞いて、カリンはフム。と、考え込みました。

「行くしかないのでちかね……」

「しかしご主人様マスター。我々には時間が無いのです。先に白龍の元へ行ってからではダメなのですか? 冷凍保存されているのですから、後でも遅くないですよ?」

 ミュウの言う事も最もです。街の人達は冷凍保存されている状態ですので肉体が腐る事はありません。生きているかどうかは別ですが。

「ん。やっぱり見過ごせないでちよ」

 カリンの決断に、ミュウはまたかとため息を吐きました。

「このまま放置しておいたら、装備を整えるどころか温泉にも入れないでち」

 この街には地下から湧き出す温泉があります。しかし、今は凍てつく波動の所為で総てが凍ってしまっています。温泉まで凍っている。と言う事は、服を洗濯する事も出来ない訳で、体温で乾き始めているエリザ王女の股間に描かれた地図もそのまま。と、いう事になります。

「おんせ……行きましょう! 行ってとっとと終わしましょうっ! そして温泉に入りましょうっ!」

 ミュウは目を輝かせながらカリンの手を握りました。ミュウはエンシェントドラゴンですが、温泉が大好きなのです。

「でもよ。行くっつったってどこへ行けば良いのか見当もつかないゼ?」

 お店のマスターの物言いに、ミュウの動きが止まります。確かにその行く先が分からなければどうしようもありません。と、その時でした。

「おおっ! カリンの嬢ちゃんなんじゃのうっ!」

 何処からともなく、何処かで聞いた声がカリン達の耳に届きました。

「マギムネ?!」

 声の主は地中都市アスホルンの採掘ギルドの長で四百歳超えアラフォーのドルワフ。マギムネだったのです。

「どうちてあんたがこんな所に……?」

「左遷されたんじゃのぅ……」

 マギムネはシュンと項垂れ、直後にパアッとした笑顔を浮かべます。

「……なんてな」

 にこやかにそう言ったマギムネを見て、カリンはこんな事言うヤツだったっけ? と、思っていました。

「実は嬢ちゃん達と別れてスグに、総本山から人員派遣要請があったんじゃのぅ」

 マギムネの話によれば、ドルワフ総本山よりノスケイヴからの連絡が途絶えた。至急人員を派遣し調査に当たる様にとの事でした。そんな訳で、長であるマギムネと他数名がこの地へとやって来たのです。

「いざ来てみれば、みんなカッチカチじゃのぅ。困っておった所に誰かの話し声が聞こえてきたんじゃのぅ」

「そうだったんでちね」

「あ、ドルワフさんならもしかしたら知っているかもしれません」

「ん? 何の話なんじゃのぅ?」

「氷の女王でちよ」

「氷の女王……?」

 マギムネは首を斜め四十五度に傾けて、オウム返しで聞き返しました。

「今回の一件、わたくし達は氷の女王の仕業ではないかと考えているのです。ですので、もし彼女の居場所を知っておいでならば、是非とも教えて頂きたいのです」

 マギムネは腕を組んでフム。と、考え込みました。

「確かに彼女に聞いた方が、手っ取り早いかも知れんのぅ……」

「では、お教え頂きますか?」

「それは構わんが、儂も一緒するじゃのぅ。彼女にはお世話になっている身じゃのぅ、挨拶に出向いて手土産の一つでも渡せば、機嫌が直るかもしれんじゃのぅ」

 状態を見るに、相当おかんむりの様子ですので、手土産一つで機嫌が直るとも思えません。

「マギムネさんが一緒に来てくれるのなら百人力だゼ」

 そう言って、パシリ。と、手の平と拳を合わせるお店のマスターですが、後ろに控えている二匹の龍の方が、余程頼りになる事でしょう。そんな頼りになるドラゴンコンビは、お店のマスターの物言いに不満を抱いていたのは言うまでもありません。こうしてマギムネが加わったカリン達一行は、氷の女王が住む居城へと足を運ぶ事になったのでした。



 仄暗い洞窟内に魔法の灯りが点されていました。氷で出来ている壁面は、魔法の灯りを乱反射してキラリキラリと輝き、幻想的な様相を醸し出しています。

「まさか氷の女王の居場所が、山の頂上だったとはな……」

 歩きながら呟くお店のマスター。

「でも、よくよく考えてみれば、近場にいるはずですものね」

 エリザ王女はお尻をさすりながら言います。ロクス・フォレストの洞窟内で苔に足を滑らせていた王女は、今回も物の見事にすってころりん。としていました。

「たまたま街に来ていた可能性もあるでちよ」

 カリンはしっかりとした足取りで応えます。

「それもありますが、もしそうなら慌てて解凍すると思いま――きゃっ」

 ドタっとした音に、前を行くカリンとお店のマスター、マギムネが振り返ります。王女の後ろを歩いていたミュウは、またか。とため息を吐きました。

「お前、いい加減学習能力が無いのか?」

「ありますわよ、……人並みには」

 王女はお店のマスターの手を借りて立ち上がりながらミュウに応えますが、ロクス・フォレストから数えればもう二桁に突入しています。なので、学習能力があるといわれても頭を傾げざるを得ないでしょう。

「早いとこ氷の女王に会って街を解凍して貰わないと、エリザのお尻が平たくなるでちね」

「なりませんわよ」

 カリンに即座にツッコミを入れるエリザ王女。マギムネ以外の男性陣は、目の前でプリンプリンッと左右に動くエリザ王女のお尻を見て、そうならない様に心の中で祈っていたのでした。



 氷の洞窟を進む事暫し。順調に進んでいたカリン達一行でしたが、今は皆が足を止めてその場に佇んでいました。

「こいつぁ……」

 呻く様に絞り出したお店のマスター。ドラゴンコンビ以外の誰もが固唾を飲みます。

「え……? ムリムリっ、こんなのムリだよぅ」

 その光景にガクリ。と、膝をつくシルビア。

「おかしいと思っていたら……」

 流石のエリザ王女もコレには心が折れそうでした。

「マギムネ。他にルートは無いのでちか?」

 カリンの言葉に、皆が一斉にしかも待望の視線を投げます。しかし――

「ん。無いんじゃのう」

 マギムネの言葉に一同からため息が漏れ、そしてソレを見上げ・・・ました。

 ソレとは、延々と続く階段でした。エリザ王女が言っていた通り、山頂へ向かってる筈なのに、ずっと平坦な道が続いていたのでおかしいと感じ始めた矢先に、コレと出くわしたのです。

「一体何段あるんだ? コレ……」

「さてのぅ。九千までは数えたがのぅ」

「九千?!」

 シルビアがその場に座り込みました。そこまで数えるマギムネもよっぽどです。

「良ければまた背中に乗りますか?」

「ひっ」

 一旦表に出て、黒龍の背中に乗ればスグにでも着くのですが、高所恐怖症のエリザ王女は悲鳴を上げて、残像が見えるかと思える位首を横に振りました。

「仕方ないでちね。ここを登るしかないようでち」

 横に首を振り続けていたエリザ王女は今度は縦に振り始めます。その様子は、バンドのライブでよく見掛けるヘッドバンギングの様でした。

「途中にいくつか踊り場が有るでのぅ、そこで休憩を取りながら登るでのぅ。滑って転ばない様に気を付けるでのぅ」

 もし滑り落ちたら、ボブスレーよりも早い速度で落ちる事請け合いです。

「ミュウ」

「何でしょう? ご主人様マスター

「すまんでちが、最後尾で落ちてきた人を受け止めて欲しいでちよ」

 華奢な身体つきをしていますが、これでもミュウはエンシェントドラゴンですので、一同の中で一番体重があるお店のマスターも、片手で持ち上げられる程の力持ちなのです。

分かりましたご主人様イエス・マイ・マスター

 こうしてカリン達一行は、果てしなき階段に挑む事となったのでした。



「きゃっ!」

 ずでんっ! と、足を滑らせ、前のめりで、ででで。と落ちるエリザ王女。それをがっしりとミュウが受け止めました。

「す、すみません。度々……」

「オマエ。三回目だぞ?」

 カリン達が果てなき階段を登り始めて約二時間。もはや何段目なのか数える気も失う程の高さにまでなっています。エリザ王女は足を滑らせて滑落してはミュウに助けられていました。

「少し取ってやろうか? その贅肉を」

「ここここれは、贅肉じゃありませんわ!」

 エリザ王女が腕で胸を隠すと、立派な贅肉がたゆん。と、しました。

「もしよろしければ、私がお持ちしましょう。その八十九の……おや? なるほど、なるほど」

 黒龍がうんうん。と、頷きますが、エリザ王女は何の事かサッパリ分からずに首を傾げます。

「成長期ですね」

 ビシッと指差す黒龍。その指し示す先には、たわわに実ったエリザ王女のおっぱいがありました。

「なっ!?」

 王女は慌てて胸を隠します。その際、成長したおっぱいがたゆん。と、揺れました。

「毎晩、シルビアがお姉様の胸を揉んでる成果が出ましたね」

 いつの間にか降りてきたシルビアが、ポッと頬を染めて、恥ずかしそうに俯きながら言います。

「ちょ、何を言っているのですか? 違いますわ、揉まれてなんていませんからっ」

「いいから、口じゃなくて足を動かすでちよ」

 そんなこんなでカリンに怒られたエリザ王女達でした。

「もう少し登れば踊り場があるでのぅ。今日はソコで泊まるでのぅ」

 日が暮れてからもうだいぶ経ちますので、現在時刻は深夜に到達しそうです。その前にカリン達は雪中行軍もしています。なので、疲労もピークをとうに過ぎていました。

「聞いた通りでち。もうひと頑張りでちよ」

 カリンはみんなに鼓舞しますが、返ってきた返事は弱々しいモノでした。

 パチリ。床に置いた火鉢から火の粉が舞い上がり、薄暗い氷の洞窟に消えていきます。あれから一時間。氷の階段途中にある踊り場までやって来たカリン達一行は、ここで野営する事になりました。食事を終えて倒れ込む様に寝てしまったシルビア以外は、食後のお茶を飲みながらホッとひと息ついていました。

「マギムネさんよ、寒くないのか?」

 永久凍土の中ですので、現在の気温はマイナス確定です。しかしながらカリン達は、古龍帝の少女から借りた『C・キャンセラー』なる魔導具を装備していますので、全然寒くはありません。一方で、マギムネはそういった魔導具は一切持っていない様に見えますので、お店のマスターは疑問に思ったのでしょう。

「んん? 全然寒くないんじゃのぅ」

「ドルワフは『火』と『土』の属性を持っているでちからね。熱さ寒さに強いのでちよ」

 火の属性で熱耐性がありますし、寒い所もへっちゃらなのです。ちなみに、草原の民フェリングであるカリンは、『風』と『土』の属性ですので、熱さ寒さに耐性はありません。

「お陰で色んな所の採掘が出来るのじゃのぅ」

「へぇ、なかなか便利だな」

 お店のマスターはそう言いますが、あくまで『耐性』ですので、近付く事は出来ても触れれば火傷をしますし、霜焼けにもなります。

「姫サンもそうなのか?」

わたくしですか? 流石にわたくしでも、その様な耐性は持ち合わせていませんわ」

 総ての属性を持つエリザ王女ですが、それはあくまで魔術を行使出来る属性であって、それ以外はお店のマスターと変わりありません。

「我等は規格外だぞ?」

 お店のマスターの視線を感じたミュウは、マスターが口を開く前に応えました。

「ドラゴンは総ての耐性を高次元で顕現しておるじゃのぅ。我々では傷一つ付けられないじゃのぅ」

 マギムネの言葉にミュウは、ウンウン。と、頷きました。

「そんな事よりも、明日は朝から登るのでしょうし、今日はもう休んだ方がよろしいのでは?」

 黒龍の言葉に皆が頷き、それぞれの毛布に包まって就寝したのでした。



 翌朝。朝食を取り終えたカリン達は、再び階段を登り始めます。永久凍土の洞窟内は昨日と打って変わって明るく、魔法の光が無くても先まで見通す事が出来ました。マギムネの話では、雲の上にある山頂部分に陽の光が当たり、その光が氷山内部の氷に乱反射して全体が明るいのだそうです。そんな足元がハッキリと見える状態でも、滑り落ちる者が約一名居ました。言わずと知れたエリザ王女です。

「キャッ」

「オマエいい加減にしろよ」

 滑落も二桁に突入すれば、ミュウでなくてもブチ切れる事請け合いです。

「まぁまぁ黄龍。良いではありませんか」

 黒龍はミュウをなだめますが、プリンプリン。と、目の前で左右に揺れるお尻がたまに迫って来るものですから、ニヤケが止まらないでいました。

「そんな事を言ってもな、コイツの所為でスローペースになっているんだ。この分だと山頂に着くのは何時になるか分からんぞ?」

 ミュウの物言いに、エリザ王女はシュン。と、項垂れます。実際、エリザ王女が滑落する度に一行は足を止めて振り向いていますので、登る速度は遅目です。

「でしたら、こう・・しましょう」

「きゃっ」

 黒龍はエリザ王女を抱き抱えます。それを見たシルビアとお店のマスターは、羨ましそうに見つめていました。

「いいなぁ、お姫様抱っこ……」

「オレがしてあげようか?」

「遠慮します」

 今度はシルビアに即答されたお店のマスターが、シュン。と、項垂れたのでした。

「ちょ、離して下さいませんか?!」

「あんまり暴れると、落ちますよ。それと、私の後ろは絶対に見ないで下さいね」

 押すなと言われれば押したくなるものですし、見るなと言われれば見たくなるものです。

「後ろ……? ひっ!」

 延々と下へと続く氷の階段。その角度はかなり急で、高さも相当なものとなっています。一夜を過ごした踊り場はもうどこにも見えません。ソレを見てしまったエリザ王女は、小さな悲鳴を上げて力一杯黒龍に抱き付きました。黒龍の方も八十九よりも成長したエリザ王女の胸が当たりまくり、その至福を堪能していたのでした。


 黒龍にお姫様抱っこされたエリザ王女が、ガクガクブルブルする事暫し。カリン達一行は二つ目の踊り場に到着しました。

「ここでお昼にするじゃのぅ」

 大きなリュックを置いてドッカリと腰を下ろしたマギムネは、その中からガサリゴソリ。と、火鉢を取り出して火を起こし、調理を始めます。黒龍も、何処からともなくバーベキューグリルを取り出して、お店のマスターが素材を網の上に乗せてゆきます。火鉢とグリルを取り囲んで皆がワイワイとしている最中、エリザ王女だけは隅っこの方で体育座りをして黄昏れていました。

「エリザ、どうちまちた?」

「カリンさん……。わたくし、もうお嫁には行けませんわ」

「何を言ってるでちか。オシッコ漏らした事に比べたら、抱っこ位何でも無いでちよ」

 カリンから齎されたフォローとは言い難いフォローに、エリザ王女は『そうだった』。と、頭を抱えます。実は、自分はとっくの昔にお嫁に行けない身体になっていた事を、この時になって気付いたエリザ王女でした。
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