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第2話
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俺は今馬車の中にいる。
この馬車で王都に向かうらしい。
あの後、俺はヴァイスさん達に連れられて森の外に出た。
あの森は通称魔の森と言われ、魔物がうじゃうじゃいるらしい。
しかし何故か探索していたときは一匹にも遭遇しなかったため不思議だったらしい。
あのときうじゃうじゃいられたら多分死んでたな。
そんなわけで、森の外に停めてあった馬車に乗りこんで、今に至る。
サイクロプスさんは大きいからか外で護衛をしながら着いてくるそうだ。
「リューキ。とりあえず私たちの自己紹介をしておこうと思う。私の名前はヴァイス・ヘンドリクセンだ。種族は魔族だ。気軽にヴァイスと呼んでくれ。」
悪魔だと思っていたが魔族だったらしい。
確かに羽とかしっぽはないな。
「俺の名前はジェドだ。見ての通り獣人だ。よろしくな。」
獣人さんは俺が人間だと言うことに一番驚いていたな。
この獣人さんは狼っぽいな。もしかしたら犬か?
だが、人間を好きではない感じが漂ってるから聞けないけどね。
「私はニーナ、エルフよ。人間はあまり好きではないわ。まあだけど、一応宜しく頼むわ。」
なるほど。ストレートに言ってくれるタイプの人か。
見た目がいいからエルフは奴隷狩りにあったりしているのかもしれないな。
もし、そうならまあ、嫌いだろうな、人間。
獣人のジェドさんも同じかな?獣人もよく奴隷になってるからな。
ラノベやゲームの中での話だけど。
「わしはジン・スティルじゃ。気軽にジン爺とでも呼んでくれ。種族はドワーフじゃ。」
見た目通りドワーフだった。名前もそのままジンでよかったんだな。
このなかでは一番気さくな感じがする。
あれ?そういえばサイクロプスみたいなあの大きい人は?会話には入れていないからなぁ。
後で聞いてみるか。
「外に居るのが巨人族のライムントだ。」
顔に出ていたのかヴァイスが教えてくれる。
こうして全員が自己紹介を終える。
「佐田龍輝です。こちらの世界だとリューキ・サダになると思います。宜しくお願いします。」
俺も流れに乗ってもう一度自己紹介をする。
「まあ王都までになると思うがよろしくたのむ。ゆっくりしていてくれ。」
そのまま馬車で揺られることおよそ1時間。
目の前に5mはある石壁に囲まれた街が見えてくる。
「あれが王都だ。リューキはこのまま馬車の中でおとなしくしててくれ。くれぐれも外に出たり窓から顔を出したりはしないでくれよ。」
ヴァイスにそう言われる。
そして、5分ぐらいたっただろうか門が見えてくる。
前には数台の馬車の列がある。
「じゃあ俺とジェドはいったん降りて門番の衛兵と話をしてくる。」
そう言うと、ヴァイスとジェドは馬車から降りていき、衛兵と話をしている。
話が終わったのかヴァイスは御者にこっちに来るように指示を出している。
指示を受けた御者はヴァイスの方へと向かっていく。
近くまで行くとヴァイスとジェドが馬車の中に戻ってくる。
「このまま王城まで行く。リューキのことを報告しなければならないからな。」
まあ、そうなるだろうとは思ってたけど、改めて言われるとドキドキするなぁ。
「わかりました」
「その後色々検査をして、王との謁見になるから憶えておいてくれ」
「はい」
お、王との謁見??検査??まあ、そうか勇者って決まったわけじゃ無いよくわからない奴。
しかも、敵対している人間となればそうなるか。
これから俺どうなっちゃうのかな。不安だ。
リューキ一行を乗せた馬車は王都を内を走行し、王城のある王都中心部へ向かっていくのだった。
この馬車で王都に向かうらしい。
あの後、俺はヴァイスさん達に連れられて森の外に出た。
あの森は通称魔の森と言われ、魔物がうじゃうじゃいるらしい。
しかし何故か探索していたときは一匹にも遭遇しなかったため不思議だったらしい。
あのときうじゃうじゃいられたら多分死んでたな。
そんなわけで、森の外に停めてあった馬車に乗りこんで、今に至る。
サイクロプスさんは大きいからか外で護衛をしながら着いてくるそうだ。
「リューキ。とりあえず私たちの自己紹介をしておこうと思う。私の名前はヴァイス・ヘンドリクセンだ。種族は魔族だ。気軽にヴァイスと呼んでくれ。」
悪魔だと思っていたが魔族だったらしい。
確かに羽とかしっぽはないな。
「俺の名前はジェドだ。見ての通り獣人だ。よろしくな。」
獣人さんは俺が人間だと言うことに一番驚いていたな。
この獣人さんは狼っぽいな。もしかしたら犬か?
だが、人間を好きではない感じが漂ってるから聞けないけどね。
「私はニーナ、エルフよ。人間はあまり好きではないわ。まあだけど、一応宜しく頼むわ。」
なるほど。ストレートに言ってくれるタイプの人か。
見た目がいいからエルフは奴隷狩りにあったりしているのかもしれないな。
もし、そうならまあ、嫌いだろうな、人間。
獣人のジェドさんも同じかな?獣人もよく奴隷になってるからな。
ラノベやゲームの中での話だけど。
「わしはジン・スティルじゃ。気軽にジン爺とでも呼んでくれ。種族はドワーフじゃ。」
見た目通りドワーフだった。名前もそのままジンでよかったんだな。
このなかでは一番気さくな感じがする。
あれ?そういえばサイクロプスみたいなあの大きい人は?会話には入れていないからなぁ。
後で聞いてみるか。
「外に居るのが巨人族のライムントだ。」
顔に出ていたのかヴァイスが教えてくれる。
こうして全員が自己紹介を終える。
「佐田龍輝です。こちらの世界だとリューキ・サダになると思います。宜しくお願いします。」
俺も流れに乗ってもう一度自己紹介をする。
「まあ王都までになると思うがよろしくたのむ。ゆっくりしていてくれ。」
そのまま馬車で揺られることおよそ1時間。
目の前に5mはある石壁に囲まれた街が見えてくる。
「あれが王都だ。リューキはこのまま馬車の中でおとなしくしててくれ。くれぐれも外に出たり窓から顔を出したりはしないでくれよ。」
ヴァイスにそう言われる。
そして、5分ぐらいたっただろうか門が見えてくる。
前には数台の馬車の列がある。
「じゃあ俺とジェドはいったん降りて門番の衛兵と話をしてくる。」
そう言うと、ヴァイスとジェドは馬車から降りていき、衛兵と話をしている。
話が終わったのかヴァイスは御者にこっちに来るように指示を出している。
指示を受けた御者はヴァイスの方へと向かっていく。
近くまで行くとヴァイスとジェドが馬車の中に戻ってくる。
「このまま王城まで行く。リューキのことを報告しなければならないからな。」
まあ、そうなるだろうとは思ってたけど、改めて言われるとドキドキするなぁ。
「わかりました」
「その後色々検査をして、王との謁見になるから憶えておいてくれ」
「はい」
お、王との謁見??検査??まあ、そうか勇者って決まったわけじゃ無いよくわからない奴。
しかも、敵対している人間となればそうなるか。
これから俺どうなっちゃうのかな。不安だ。
リューキ一行を乗せた馬車は王都を内を走行し、王城のある王都中心部へ向かっていくのだった。
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