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第30話 スペシャル玉手箱EXリターンズ
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「ガメギヂさん良がっだね゛。」
久満子ちゃんは感動したようで、さっきから泣いていた。
「ジャンヌが動物好きだったからこその結果だな。」
「う“ん。」
めっちゃ鼻水出とる。
ハンカチを手渡すと、ずびーっと鼻をかむ彼女。
「そう言えば玉手箱の中身って何だったんだろうな?」
ちょっと確認してみるか。
丁度ダイ達が中を確認しようと、箱を開けている場面がディスプレイに映り込んだ。
箱の中には乙姫のサイン入りヌード写真集と手紙、それから指輪が入っていた。
ダイが手紙を開く。
魔神軍の皆様へ
この手紙を読んでいるという事は、世界を救って下さり、皆様はお帰りになった後なのでしょう。私はこの写真集で財を築き上げ城まで建てました。創造神様にも写真集が気に入られ、不思議な道具をたくさん譲り受けています。今回のお礼として、そのうちの一つである召喚の指輪を差し上げます。登録された存在を呼び出す道具です。指輪には10人まで登録出来ますので、是非お役立てください。一人目に私を登録していますので、いつでもヌードを見たい時はお呼び下さい。 乙姫より
乙姫のヌードかぁ…いいなあ……。
あっ。ダイ達をここに呼んでから召喚の指輪を使わせれば良いじゃん!
「ダイ達もここに呼んであげたいんだけど良いかな?」
「勿論だよ!まだサリリちゃんしか来た事ないもんね。」
「じゃあ早速呼んでみるよ。」
(サリリ?)
(どうしましたか?)
(複数人を連れてこっちに転移出来るか?)
(可能です。)
(俺が呼んでるって言ってダイとジャンヌを連れてきてくれ。)
(はい。少々お待ちください。)
「こっちに来るって。」
「みんなに会うの楽しみだね!」
久満子ちゃんは嬉しそうだ。
呼び鈴の音がしたのでドアを開けると、魔神軍3人が勢揃い。3人を招き入れた。
今後もずっと付き合っていくんだし、堅苦しいのもどうかと思いフランクに接する事にした。
「良く来てくれた。歓迎するよ。今後も長い付き合いになるんだから、気軽に接して欲しい。」
「ありがとうございます。」
ダイが代表して礼を言う。
「みんなに紹介しよう。この人は…」
「嫁の久満子でーす!」
「…という事だ。」
自己紹介もそこそこに、ある程度の事情も説明していく。今後の事を考えれば、こちらの情報も知らせておいて損はないと思ったからだ。
「つまり神様は他にもたくさん居たって事か。」
「異世界があるのですから予想はしていましたが…。」
ダイとジャンヌも現状を理解出来たようだ。
「サリリは魔法で大体分かってただろ?」
「はい。」
「取り敢えず、これで全員の認識を多少は共有出来たと思う。なので…」
「なので?」
久満子ちゃんが合いの手を入れる。
「乙姫呼んでみてくれ。」
女性陣がぽかーんとした顔をしている。
何だ?
「あの…。」
「ジャンヌどうした?」
「もしかして、神様は乙姫のヌードを見たいのですか?」
おいおい。そんな訳ないだろう。
俺は肩をすくめ、フッと笑い…
「いやいや、召喚の指輪に興味があるんだよ。実際に試してみないと分からない事もあるだろ?同じものを用意出来るかもしれないし?」
女性陣がじーっと俺を見る。
な、なんだよ。
「神様はきっとそういうつもりじゃないよ。だって嫁の女神様がいるじゃないか。」
そう言ってダイは俺にアイコンタクトを取る。
流石はダイ!分かってるじゃないか。やっぱり男同士通じるものがあるのだろう。
俺達は造物主と被造物の関係にありながらも…確かに今、心と心が一つになった。
女性陣は今一つ納得いってないようだが。
「神を疑うなんて不敬だぞ。あっ、久満子ちゃんも信じてね?」
「えー?ほんとかな…」
「さあ。ダイよ!」
「はっ!」
久満子ちゃんが何か言いかけたのを慌てて遮る。
ボロが出る前に呼び出してしまおう。
「召喚の指輪を試してみようじゃないか!」
「勿論です!使ってみたら、あー!こんな欠陥商品だったなんて……という事態を早めに知る事が出来るかもしれません。」
「流石はダイだ!魔神の名を冠するに相応しい。」
「ありがとうございます!」
「ねえ。その茶番はまだ続く…」
「指輪よ!登録されし者を呼び出したまえ!」
流石はダイ。俺の真似をして久満子ちゃんの言葉を遮り、召喚を強行してしまった。
指輪が輝き皆の目の前で乙姫が召喚された。
「早速召喚してくれたんですね?ありがとうございます。」
生の乙姫だ。めっちゃ美人。
「早速だけど紹介したい人がいるんだ。」
ダイはそう言って俺と久満子ちゃんを紹介した。
「ええ?ダイさん達の神様ですか!?私以外にも神様と直接会ってる人がいたんですね…」
お?
「乙姫も自分のとこの神様に会ってるのか?」
「はい。毎晩ヌードを見に来ます。」
毎晩!?
「あー、もしかしてそっちの神とはそーゆう関係だったり?」
「いえ?神様は触れないからこそ美しいものもある…と言って絶対に触ってきません。」
極めて高度な変態だな……。
でも、もしかしたら芸術的な意味合いかもしれないし…。
「その神様は他にも何か言ってたりするのか?」
「はい。絶対にいつか滅茶苦茶に触ってやるって言ってますね。私は触っても良いって言ってるんですが…」
え?本人の許可があるのに触らないの?
やっぱり高度な変態だったか…
久満子ちゃんは感動したようで、さっきから泣いていた。
「ジャンヌが動物好きだったからこその結果だな。」
「う“ん。」
めっちゃ鼻水出とる。
ハンカチを手渡すと、ずびーっと鼻をかむ彼女。
「そう言えば玉手箱の中身って何だったんだろうな?」
ちょっと確認してみるか。
丁度ダイ達が中を確認しようと、箱を開けている場面がディスプレイに映り込んだ。
箱の中には乙姫のサイン入りヌード写真集と手紙、それから指輪が入っていた。
ダイが手紙を開く。
魔神軍の皆様へ
この手紙を読んでいるという事は、世界を救って下さり、皆様はお帰りになった後なのでしょう。私はこの写真集で財を築き上げ城まで建てました。創造神様にも写真集が気に入られ、不思議な道具をたくさん譲り受けています。今回のお礼として、そのうちの一つである召喚の指輪を差し上げます。登録された存在を呼び出す道具です。指輪には10人まで登録出来ますので、是非お役立てください。一人目に私を登録していますので、いつでもヌードを見たい時はお呼び下さい。 乙姫より
乙姫のヌードかぁ…いいなあ……。
あっ。ダイ達をここに呼んでから召喚の指輪を使わせれば良いじゃん!
「ダイ達もここに呼んであげたいんだけど良いかな?」
「勿論だよ!まだサリリちゃんしか来た事ないもんね。」
「じゃあ早速呼んでみるよ。」
(サリリ?)
(どうしましたか?)
(複数人を連れてこっちに転移出来るか?)
(可能です。)
(俺が呼んでるって言ってダイとジャンヌを連れてきてくれ。)
(はい。少々お待ちください。)
「こっちに来るって。」
「みんなに会うの楽しみだね!」
久満子ちゃんは嬉しそうだ。
呼び鈴の音がしたのでドアを開けると、魔神軍3人が勢揃い。3人を招き入れた。
今後もずっと付き合っていくんだし、堅苦しいのもどうかと思いフランクに接する事にした。
「良く来てくれた。歓迎するよ。今後も長い付き合いになるんだから、気軽に接して欲しい。」
「ありがとうございます。」
ダイが代表して礼を言う。
「みんなに紹介しよう。この人は…」
「嫁の久満子でーす!」
「…という事だ。」
自己紹介もそこそこに、ある程度の事情も説明していく。今後の事を考えれば、こちらの情報も知らせておいて損はないと思ったからだ。
「つまり神様は他にもたくさん居たって事か。」
「異世界があるのですから予想はしていましたが…。」
ダイとジャンヌも現状を理解出来たようだ。
「サリリは魔法で大体分かってただろ?」
「はい。」
「取り敢えず、これで全員の認識を多少は共有出来たと思う。なので…」
「なので?」
久満子ちゃんが合いの手を入れる。
「乙姫呼んでみてくれ。」
女性陣がぽかーんとした顔をしている。
何だ?
「あの…。」
「ジャンヌどうした?」
「もしかして、神様は乙姫のヌードを見たいのですか?」
おいおい。そんな訳ないだろう。
俺は肩をすくめ、フッと笑い…
「いやいや、召喚の指輪に興味があるんだよ。実際に試してみないと分からない事もあるだろ?同じものを用意出来るかもしれないし?」
女性陣がじーっと俺を見る。
な、なんだよ。
「神様はきっとそういうつもりじゃないよ。だって嫁の女神様がいるじゃないか。」
そう言ってダイは俺にアイコンタクトを取る。
流石はダイ!分かってるじゃないか。やっぱり男同士通じるものがあるのだろう。
俺達は造物主と被造物の関係にありながらも…確かに今、心と心が一つになった。
女性陣は今一つ納得いってないようだが。
「神を疑うなんて不敬だぞ。あっ、久満子ちゃんも信じてね?」
「えー?ほんとかな…」
「さあ。ダイよ!」
「はっ!」
久満子ちゃんが何か言いかけたのを慌てて遮る。
ボロが出る前に呼び出してしまおう。
「召喚の指輪を試してみようじゃないか!」
「勿論です!使ってみたら、あー!こんな欠陥商品だったなんて……という事態を早めに知る事が出来るかもしれません。」
「流石はダイだ!魔神の名を冠するに相応しい。」
「ありがとうございます!」
「ねえ。その茶番はまだ続く…」
「指輪よ!登録されし者を呼び出したまえ!」
流石はダイ。俺の真似をして久満子ちゃんの言葉を遮り、召喚を強行してしまった。
指輪が輝き皆の目の前で乙姫が召喚された。
「早速召喚してくれたんですね?ありがとうございます。」
生の乙姫だ。めっちゃ美人。
「早速だけど紹介したい人がいるんだ。」
ダイはそう言って俺と久満子ちゃんを紹介した。
「ええ?ダイさん達の神様ですか!?私以外にも神様と直接会ってる人がいたんですね…」
お?
「乙姫も自分のとこの神様に会ってるのか?」
「はい。毎晩ヌードを見に来ます。」
毎晩!?
「あー、もしかしてそっちの神とはそーゆう関係だったり?」
「いえ?神様は触れないからこそ美しいものもある…と言って絶対に触ってきません。」
極めて高度な変態だな……。
でも、もしかしたら芸術的な意味合いかもしれないし…。
「その神様は他にも何か言ってたりするのか?」
「はい。絶対にいつか滅茶苦茶に触ってやるって言ってますね。私は触っても良いって言ってるんですが…」
え?本人の許可があるのに触らないの?
やっぱり高度な変態だったか…
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