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外伝:メイド喫茶でバイトテロしたら異世界召喚されました。しかも死に戻り特典付きで。
第6話 限りない人生
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「へぇー。桜ちゃん良い人と結婚出来たんじゃん。」
「まぁ、ね。」
焦りというか疲れたような表情の勇者サクラは、少しだけ照れたように薄い笑みを浮かべる。
「というか、今の話からは全然苦労した感が無いわよね。」
「そうね。死ぬ経験ってのは大変だったと思うけど、ここまでの話だと普通に幸せそうな印象だったわ。」
死ぬのが大変なんて一言で言ってしまえるのも、エイミーがやり直しの能力を経験しているからこそだろう。
「勿論続きがある。私はこの後に戦場で敵兵を薙ぎ払って両国の戦争を終わらせたの。一週間もかからなかったよ。」
「だろうな。」
実際に見ていないからなんとも言えないが、勇者サクラは召喚されて間もなく膨大な魔力を手にしている。
ただでさえ勇者は特別だというのに、普通の人間にはどうあがいても勝ち目のない存在となっていただろう。
「そして一年後に子供が生まれた。その更に二年後にはもう一人の子供が生まれ、たくさんの思い出を作った。」
成る程。最初は本当に幸せだったというわけだ。
「で、ここからが本題。私は特に何事もなく平穏無事に過ごした。選択肢も時々現れてはいたけど死ぬなんてこともなく幸せに暮らしたんだ。」
「死ななくて済んだなら良かったじゃないか。」
「それ自体は良い事だった。でもね、問題は私が寿命を迎えようとした時……。」
「俺達、この60年本当に色々あったよな。」
「まさか、異世界に来るだ、なんて思って…なかったよ。」
「俺もこんな美人な勇者と結婚出来るとは思ってなかった。」
最後まで口説かれるなんてね。女冥利に尽きるよ。
1.もう最後なんだし、ふざけよう。
2.最後くらいは湿っぽいのもいいかもしれない。
選択肢?
もう死んじゃうっていうこの場面で?
まぁ、最後までふざけてみようかな。1を選択。
「モリ、ちゃん。私、もう死んじゃうっぽ。」
「なあサクラ。死に際にふざけるのはやめないか?」
「めんごめんご。」
「せめて俺が先だったらなぁ。」
「嫌だ、よそんなの。モリちゃんが、先に死ぬとか……あり得ないし。モリちゃんが先に死んだら私……死んじゃうし。」
「どっちにしても死ぬのか……。いや待て。もっとこうな? 最後なんだからさ。」
「最後だから、こそだよ。湿っぽくなる、と泣いちゃう、でしょ。死に際と、泣き顔を同時に見られ、るなんて私が……恥ずかしいじゃん。」
「もう……泣いてるじゃないか。」
「ははっ。モリちゃんだって……泣いて…じゃん。」
「俺は良いんだ。サクラよりも泣き虫、だから。」
モリちゃん。こんな馬鹿な事ばかり言う私を受け入れてくれてありがとう。
本当に分からないもんだよね。
最初なんて絶対にこの世界から戻ってやろうとか思ってたのに、今じゃ逆に戻りたくないと思ってるもん。
死にたくないなぁ。
もう少し、一緒に居たかったなぁ。
時間が……欲しい。
にしてもモリちゃん泣き過ぎでしょ。私も……人の事は言えないけど…………
【桜の魂が大幅に強化されました……桜の魂+79132を獲得】
【猫耳カチューシャ+182、メイド服+203を獲得】
「俺もこんな美人な勇者と結婚出来るとは思ってなかった。」
1.もう最後なんだし、ふざけよう。
2.最後くらいは湿っぽいのもいいかもしれない。
「えっ?」
「どうしたんだ急に?」
今……確かに寿命で死んだ、よね?
私の目には泣いているモリちゃんと、今までに何度もお世話になった選択肢が映っていた。
ふざけちゃったからやり直しって事?
まぁ、最後にふざけたのは心残りだったから良いけどね。
じゃあ、2を……選択。
「私、もうダメみたい。」
「待ってくれ!」
「私ね? モリちゃんと一緒に、なれて……本当に幸せ、だったよ。」
「サクラ。俺も幸せだった。だが、最後だなんて言うのはやめてくれ。」
「泣いて、るね。」
「あぁ。泣くに決まってる。」
そうだよね。今までだって結構泣いてたところ、慰めた事があったもんね。
モリちゃんは国の王として民の為を思って働いて、でもやっぱり全てが完璧だなんてことはなくて……たくさん泣いてたよね。
「私も、泣くのを許してね。ここで終わり、なんて寂しい、な。」
「そ、そうだ。俺の魔力を少しでも渡せば、多少は元気にならないのか!?」
「どう、だろ。」
なんだか、段々と体が楽になってきた。
「今試してみよう! そうすればもう少し一緒にいられるじゃないか!」
「そ…だね。」
「ほら、手を出して!」
モリちゃんの声、遠くなってきたなぁ。
魔力で生き長らえるなんて、なかなか良いアイディアだと思う。本当にそれが出来る可能性はあるんだよね。
今度があったら、自分でも試してみようかな?
でも、今はもう……意識が…………。
【桜の魂が大幅に強化されました……桜の魂+79133を獲得】
【猫耳カチューシャ+182、メイド服+203を獲得】
「俺もこんな美人な勇者と結婚出来るとは思ってなかった。」
1.もう最後なんだし、ふざけよう。
2.最後くらいは湿っぽいのもいいかもしれない。
「うそ……。」
「急にどうしたんだ?」
信じられない。
同じ選択肢を三度見る事なんて今までは無かった。
というか、私は今回二度も寿命で死んでいる。
なにこれ? なにこれ? 本当になにこれ?
もしかして私……死ねないの?
また選択肢を選び間違えた?
でも、もう選択肢はどちらも選んでしまっている。正直これ以上どうしようもない。
なら黙ってこのまま死に続ける?
それは嫌。
何度もこんな経験なんてしてたら……心が死んでしまう。
先ずは考える時間が欲しい。
私は人間の限界など完全に無視した魔力量でもって、無理矢理命を繋ぎ止めようと体に隅々まで魔力を行き渡らせる。
「サクラ? 急に魔力を……。」
「モリちゃん。私、今この瞬間を経験するのが三度目なの。」
「……何だって?」
「私の能力は、寿命でさえも発動するみたい。だから、モリちゃんとの最後の場面——今この瞬間が私にとっては既に三度目。」
「寿命でさえもだと?」
私の発言を聞いたモリちゃんが眉をひそめる。
いくら死に戻りの能力を持っているからとはいえ、これが明らかに異常である事はすぐに伝わったみたい。
モリちゃん、私ね? もう死ねないかもしれないんだ。
怖いよ……。
「まぁ、ね。」
焦りというか疲れたような表情の勇者サクラは、少しだけ照れたように薄い笑みを浮かべる。
「というか、今の話からは全然苦労した感が無いわよね。」
「そうね。死ぬ経験ってのは大変だったと思うけど、ここまでの話だと普通に幸せそうな印象だったわ。」
死ぬのが大変なんて一言で言ってしまえるのも、エイミーがやり直しの能力を経験しているからこそだろう。
「勿論続きがある。私はこの後に戦場で敵兵を薙ぎ払って両国の戦争を終わらせたの。一週間もかからなかったよ。」
「だろうな。」
実際に見ていないからなんとも言えないが、勇者サクラは召喚されて間もなく膨大な魔力を手にしている。
ただでさえ勇者は特別だというのに、普通の人間にはどうあがいても勝ち目のない存在となっていただろう。
「そして一年後に子供が生まれた。その更に二年後にはもう一人の子供が生まれ、たくさんの思い出を作った。」
成る程。最初は本当に幸せだったというわけだ。
「で、ここからが本題。私は特に何事もなく平穏無事に過ごした。選択肢も時々現れてはいたけど死ぬなんてこともなく幸せに暮らしたんだ。」
「死ななくて済んだなら良かったじゃないか。」
「それ自体は良い事だった。でもね、問題は私が寿命を迎えようとした時……。」
「俺達、この60年本当に色々あったよな。」
「まさか、異世界に来るだ、なんて思って…なかったよ。」
「俺もこんな美人な勇者と結婚出来るとは思ってなかった。」
最後まで口説かれるなんてね。女冥利に尽きるよ。
1.もう最後なんだし、ふざけよう。
2.最後くらいは湿っぽいのもいいかもしれない。
選択肢?
もう死んじゃうっていうこの場面で?
まぁ、最後までふざけてみようかな。1を選択。
「モリ、ちゃん。私、もう死んじゃうっぽ。」
「なあサクラ。死に際にふざけるのはやめないか?」
「めんごめんご。」
「せめて俺が先だったらなぁ。」
「嫌だ、よそんなの。モリちゃんが、先に死ぬとか……あり得ないし。モリちゃんが先に死んだら私……死んじゃうし。」
「どっちにしても死ぬのか……。いや待て。もっとこうな? 最後なんだからさ。」
「最後だから、こそだよ。湿っぽくなる、と泣いちゃう、でしょ。死に際と、泣き顔を同時に見られ、るなんて私が……恥ずかしいじゃん。」
「もう……泣いてるじゃないか。」
「ははっ。モリちゃんだって……泣いて…じゃん。」
「俺は良いんだ。サクラよりも泣き虫、だから。」
モリちゃん。こんな馬鹿な事ばかり言う私を受け入れてくれてありがとう。
本当に分からないもんだよね。
最初なんて絶対にこの世界から戻ってやろうとか思ってたのに、今じゃ逆に戻りたくないと思ってるもん。
死にたくないなぁ。
もう少し、一緒に居たかったなぁ。
時間が……欲しい。
にしてもモリちゃん泣き過ぎでしょ。私も……人の事は言えないけど…………
【桜の魂が大幅に強化されました……桜の魂+79132を獲得】
【猫耳カチューシャ+182、メイド服+203を獲得】
「俺もこんな美人な勇者と結婚出来るとは思ってなかった。」
1.もう最後なんだし、ふざけよう。
2.最後くらいは湿っぽいのもいいかもしれない。
「えっ?」
「どうしたんだ急に?」
今……確かに寿命で死んだ、よね?
私の目には泣いているモリちゃんと、今までに何度もお世話になった選択肢が映っていた。
ふざけちゃったからやり直しって事?
まぁ、最後にふざけたのは心残りだったから良いけどね。
じゃあ、2を……選択。
「私、もうダメみたい。」
「待ってくれ!」
「私ね? モリちゃんと一緒に、なれて……本当に幸せ、だったよ。」
「サクラ。俺も幸せだった。だが、最後だなんて言うのはやめてくれ。」
「泣いて、るね。」
「あぁ。泣くに決まってる。」
そうだよね。今までだって結構泣いてたところ、慰めた事があったもんね。
モリちゃんは国の王として民の為を思って働いて、でもやっぱり全てが完璧だなんてことはなくて……たくさん泣いてたよね。
「私も、泣くのを許してね。ここで終わり、なんて寂しい、な。」
「そ、そうだ。俺の魔力を少しでも渡せば、多少は元気にならないのか!?」
「どう、だろ。」
なんだか、段々と体が楽になってきた。
「今試してみよう! そうすればもう少し一緒にいられるじゃないか!」
「そ…だね。」
「ほら、手を出して!」
モリちゃんの声、遠くなってきたなぁ。
魔力で生き長らえるなんて、なかなか良いアイディアだと思う。本当にそれが出来る可能性はあるんだよね。
今度があったら、自分でも試してみようかな?
でも、今はもう……意識が…………。
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【猫耳カチューシャ+182、メイド服+203を獲得】
「俺もこんな美人な勇者と結婚出来るとは思ってなかった。」
1.もう最後なんだし、ふざけよう。
2.最後くらいは湿っぽいのもいいかもしれない。
「うそ……。」
「急にどうしたんだ?」
信じられない。
同じ選択肢を三度見る事なんて今までは無かった。
というか、私は今回二度も寿命で死んでいる。
なにこれ? なにこれ? 本当になにこれ?
もしかして私……死ねないの?
また選択肢を選び間違えた?
でも、もう選択肢はどちらも選んでしまっている。正直これ以上どうしようもない。
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何度もこんな経験なんてしてたら……心が死んでしまう。
先ずは考える時間が欲しい。
私は人間の限界など完全に無視した魔力量でもって、無理矢理命を繋ぎ止めようと体に隅々まで魔力を行き渡らせる。
「サクラ? 急に魔力を……。」
「モリちゃん。私、今この瞬間を経験するのが三度目なの。」
「……何だって?」
「私の能力は、寿命でさえも発動するみたい。だから、モリちゃんとの最後の場面——今この瞬間が私にとっては既に三度目。」
「寿命でさえもだと?」
私の発言を聞いたモリちゃんが眉をひそめる。
いくら死に戻りの能力を持っているからとはいえ、これが明らかに異常である事はすぐに伝わったみたい。
モリちゃん、私ね? もう死ねないかもしれないんだ。
怖いよ……。
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