【完結】友達に奪われた、近所のお姉さんギャル

マシュマロ0905

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4話

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「あの子カワイイな~」

「おお、やば」

通行人たちは、目に見えた女の子についてコソコソ話していた。

「ハッハッ」

彼女はランニングをしていた。

ーーーーーーーーーーーーー

「あっ、お姉さん!!」

「よお」

僕は偶然、お姉さんにパタリと会う。

彼女はランニングをしているようだ。


「休日に運動するなんてスゴいです!」

(運動が苦手な僕からしたら、すごいことだ。

 自発的に運動しようなんて、考えられない)


「それほどのことじゃ・・・」

「いや、すごいですよ。僕、走ろうなんて思いませんもん」

「走ってみろよ。気持ちいいぞ?」

「その・・・運動苦手ですから・・・」

僕は下を見る。


「そんなションボリするなよ・・・。

 そうだ、今からアタシと走ろうぜ!!」

「えっ!?」

突然の申し出に驚く。


「でも・・・」

「いいから!!

 ほら、服着替えて来いよ!!」


運動なんかとんでもないって、断ろうとしたけど・・・。

「わかりました」

お姉さんと一緒にいられると思った僕は、お誘いに乗ることにした。

ーーーーーーーーーー
一旦家に僕は帰る。

急いで着替えて、この場に戻って来ると


「あれっ!?」

「よお」

そこにはお姉さんだけではなく、友人もいた。


彼はランニングしている最中に、待っていたお姉さんに出会ったらしい。


「まったく・・・。

 ほら、さっさとランニングの再開したら?

 アンタには用ないし」

「そんなつれねえこと言わないでくださいよ」

友人は、ずるずるとついてきた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「あの・・・僕そろそろ休憩します。

 二人はそのまま走っててください。」

運動に慣れてない僕は、早くもばててしまった。


「おいおい、もうギブかよ」

友人は呆れる。


「苦手にしては頑張ったじゃん」

友人の態度とは裏腹に、お姉さんは僕の頭をなでてくれた。


「あっ、ズリィ!!俺も!!」

友人は頭を差し出す。


「はっ?するわけないじゃん」バシンッ

「いてぇ!!」

お姉さんは友人の頭を叩いた。


相変わらずお姉さんは、友人に対しては厳しい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あの・・・やっぱり、走って来てください」

一緒にお姉さんたちが休憩してくれたが、かなり時間を使わせてしまっている。

僕は申し訳なくなっていた。


「いいよ、別に」

お姉さんはまた僕の頭をなでてくれる。


「ん~、俺はそろそろ走りたくなってきたかも」

友人は体をブンブン動かす。


「じゃあ、あんた一人で走って来いよ」

「そんな!!孤独死しちゃう・・・」

「最初は一人で走っていただろ」

「そんな昔話をされても・・・」

友人はなんとかして、お姉さんと一緒に走ろうとする。


「なぁ、正太」

「んっ?」

急に友人はボクに話しかける。

「お前、お姉さんのランニングを参考にしたいよな?

 ほら、お前走っていたから、お姉さんの走りを見ることができなかっただろ?」

「ん~・・・」

「ほら、まずは型から入れって言うだろ?

 お姉さん!!正太に走りを見せてやってくださいよ」

「別にアタシのもんみても、参考になんか」


「あ、あの、僕見てみたいです」

「えっ!?」

急な僕の申し出に驚く。


「ひょっとしたら、何かわかるかもしれないです・・・。」

少しでも上達したいと思った僕は、うまい人を真似るのはいいのではないかと思った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結局、お姉さんは走ることになる。

「じゃあ、そこで見てろよ」ダッ

お姉さんは走り出す。


「どうだ、参考になったか?」

短い距離を走って、お姉さんは引き返してくる。


「う~ん・・・」

僕はいまいちピンと来なかった。



「ねぇ、もうちょい長く走ってみたらどうですか?

 距離が短すぎて、参考にならないんですよ!!」

友人がお姉さんに提言をする。


「あんまり遠くまで行くと、見えなくなるだろ」

「正太、見たいよな?

 お前少しでも、走れるようになりたいよな?」

お姉さんの正論を無視して、友人は言葉を並べる。


「そ、そうだね。少しでも、走れるようになりたいよ」

「じゃあ、決定だな」

「お、おい!!本当に参考になるのかよ!?」

お姉さんは疑問に思ったが


「正太、待ってろよな」

友人はお姉さんが走る雰囲気にし、なんだかんだ走らせた。
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