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78.私を見つけて
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レオンの家をサーラが訪れていた。
サーラは、アトリエに入った瞬間に、仏像が鎮座しているのを見て、歓声を上げた。
「・・・ちょっと!?すごいオシャレ!」
「・・・そうなのかな・・・」
桃もはや否定する自分が間違っているような気がして来ていた。
レオンは得意気に仏像のこの角度が最高、とか説明をしている。
「・・・疲れたでしょ?リビングでお茶にしない?」
サーラはパリからそのままここにやって来ていた。
一晩滞在して、北部の両親の家に行って、またパリに帰るそうだ。
「私、ここでお茶飲みたい!寿司も食べたい」
「・・・うん、用意しよっか・・・」
仏壇に生物を上げてはダメと聞いた事はあるが、仏像に囲まれて手巻き寿司というのはいいのだろうか、と桃は首を傾げた。
「ベニ、これ。この皿で食べたい」
レオンがキッチンの棚から和皿をあれこれ持って来た。
「・・・きれい。朝顔が描いてあるお皿なんて初めて見たわ・・・。高そう・・・」
「それはおばあちゃんが近所の酒屋さんから貰ったのよ。裏にお店の名前描いてあるでしょ」
「・・・酒屋?酒屋がお皿をくれるの・・・?」
「そう。昔は、お米屋さんとか金物屋さんとかがよくお皿とかお茶碗くれたんだって」
「・・・へえ・・・いいなあ・・・」
「欲しかったらあげるけど・・・?」
「いいの?じゃあ、この大きな猫描いてあるのも欲しい・・・飾りたいから」
「いいわよ。招き猫ね。飾るって言っても醤油皿よ?おばあちゃんが町内会でもらったとかって・・・?割れないように後で包んでおくね」
驚く程喜んでサーラは微笑んだ。
彼女のセンスにこの貰い物の皿の何かが刺さったらしい。
「・・・ミカがね、ここで寿司パーティーをしたと言ってたの。だから、羨ましくて」
「いいだろう?週に一回は手巻き寿司食べてるよ」
「・・・贅沢ね!・・・このクレープも美味しい・・・。イリスも来れたら喜んだのに・・・。後でZOOM繋ぐから話してね」
イリスは妊娠初期で、念の為旅行は控えるようにと医師に言われたらしい。
二人は事実婚のカップルとして、精子提供を受けて子供を持つ事にしたらしい。
イリスからその希望がある事は聞いていたが、なんと行動の早いこと、と桃は驚いた。
この2人はほぼ交際0日で事実婚突入らしい。
「イリス、悪阻がひどいの。食べ物の匂いもダメで。キッチンに入れないのよ。菓子職人だから致命的よ」
「お店どうしてるの?」
「ニコ・パパが材料の計量が面倒くさいって言いながらも一生懸命やってくれてるの。何だか昔の事思い出して来たって言って、イリスのおばあちゃんのレシピを再現したりして、新商品出してる。これ」
サーラが果物のピュレを固めた砂糖菓子を指した。
「パート・ド・フリュイ、大好きなの。イリスのおばあちゃんがよく作ってくれたの。・・・私が作るより断然美味しい」
懐かしい味だった。
イリスの祖母が経営している小さなお菓子屋さんの店先にいつも可愛らしく並んでいた。
「私、砂糖菓子が大好きで、イリスのおばあちゃんにアリンコちゃんって呼ばれてたの。砂糖は薬なんだからいっぱい食べなさいとか言われて・・・今だったらあり得ないけど」
「アリンコ・・・。可愛いね。おばあちゃん面白いね」
「そうなの。・・・最初は、ママとニコの事も反対しててね、私とも話してもくれなかったんだけど。でも、その後は、帰る時はいつもお菓子をたくさん持たせてくれてね。・・・ニコの事もイリスの事も、心配だったのよね」
愛情深いが故に、警戒したのだろう。
それは当然だろうと思う。
サーラがスマホを出して、イリスに画像通話で繋げた。
画面の向こうで、少し痩せたイリスがそれでも明るい表情で手を振っていた。テーブルの上の料理を写すと、私も食べたい!とイリスが大声で訴えた。
「私なんて、夕食はシリアルよ?しかもミルクがダメなの。だからデカフェかけてみた。変な味だった・・・」
「それじゃ痩せちゃうわけよ・・・」
「でしょ。見て!」
イリスがノートを見せた。
「悪阻がおさまったら食べたいものリストノート。2冊目よ」
びっしりと料理名と詳しい説明が書いてあった。
それから、まるで4人で食事をしているような楽しい食卓となった。
レオンが皿を洗うとキッチンに向かっている間に、サーラがアトリエで物色をしていた。
支店を出す計画をしていて、その店に飾る絵を探しに来たのだと言った。
「赤ちゃん、楽しみね」
「そうなの!クリスマス頃に生まれる予定なのよ。だから、名前はノエルにしようって」
クリスマスの意味だ。
「いいわね。ノエルなら、男の子でも女の子でも素敵よね。・・・ねぇ、サーラって、そもそも女の子が好きなの?」
長年、レオンを想っていたと聞いていたのに。
「ううん。女と付き合ったのなんてイリスが初めて。それがまさか事実婚と子供よ?自分でも信じらんない。・・・でも、私、今、すごく嬉しいの」
「・・・不安は無い?」
「あるわよ! 当たり前でしょ!?でも、何かあったら、その都度解決して行くことに決めたの。私達、お互いの希望を叶え続けて行くのよ」
桃は感心して頷いた。
「すごい。・・・そうね」
その通りだ。
「・・・ねえ、モモ、これ見て」
サーラがちょっと考えてから、あちこちからレオンが描いたキャンバスを持って来た。
「こっちとこっちって、全然違うじゃない?」
風景画と静物画と、抽象画を分けて置いたものを示す。
「あんまりこういう人居ないのよ。・・・器用だと言えばそうだし、バイヤーや客の好みに合わせて生産してくれるって助かるんだけど、本来そんなのおかしいのよ。・・・レオンのお母さんも画家だったの。この家はもともとお母さんの持ち物。お母さんも古典画描いてた人。だからレオンもそっちが得意だったの」
とすると、こっちが本来のレオンの作風という事かと桃は、風景画を眺めた。
静かな森の中のトナカイを描いたもの。
「・・・こっちの抽象画。これは本来レオンのものでも無くて。・・・ラースっていう人の影響。雰囲気そっくりよ」
鮮やかな霧な渦巻くような絵画と言うより、世界観。
「レオンの先生?」
「ううん、友達。レオンがコペンハーゲンで活動したのは聞いた?レオンとラース、ミカエル、それとアンナの四人でやってたの。私は補欠ね。・・・そして、アンナはミカの奥さん」
「・・・そうなの?」
「そう。でも、アンナもラースも亡くなったの。・・・ほら、感染症が流行ったでしょ。最初、ラースが具合悪くなって。アンナに感染したのね。それで、アンナは亡くなったの。・・・うちもね、おじいちゃんが亡くなったけど・・・。あっと言う間だった。ラースは回復したんだけど。・・・あんなに爆発的に流行しちゃったら、もう誰のせいでも無いのよね。・・・でも、ミカとしたら、やっぱりね・・・それでラースを責めたのよ」
サーラは抽象画を眺めながら淡々と話していた。
「・・・ラースは自分で死んだの・・・。それを最初に見つけたのが、レオン。・・・スマホにラースから連絡が来て、ラースのアトリエに行ったらラースが死んでたんだって」
桃は絶句していた。
「・・・そのラースの最後のメッセージがね、《私を見つけて》。・・・ラースはレオンに自分が死んでるのを見つけて欲しかったのよ。ラースはレオンが好きだったから。でも、レオンはあの調子でしょ。・・・だからラースはレオンの特別になりたかったのよ・・・最悪」
サーラが舌打ちをした。
当然、死者に悪態をつくのは不敬であるが、サーラとしては悔しくしてならない。
「・・・あの男、自分の感情を否応なく押し付けて死んだのよ。レオンはずっとそれを抱えてる。何が、見つけて、よ。・・・だから、レオンは、ラースみたいな絵描いてんのよ。ミカだって分かってるけど・・・。レオンは描くし、売れるから、止めろとも言えないし」
そこまで言って、サーラはため息をついた。
「・・・レオンはこの事、うまく言語化できないと思うし。ミカは思い出したくないから言わないと思う。だから私が言ったの。・・・私は、レオンからラースの影が消えればいいと思う。あの悪霊をモモが追い出してくれるんじゃ無いかと思って言ったの」
サーラは、まるで、ファイト!とでも言うように、拳を握り締めた。
サーラは、アトリエに入った瞬間に、仏像が鎮座しているのを見て、歓声を上げた。
「・・・ちょっと!?すごいオシャレ!」
「・・・そうなのかな・・・」
桃もはや否定する自分が間違っているような気がして来ていた。
レオンは得意気に仏像のこの角度が最高、とか説明をしている。
「・・・疲れたでしょ?リビングでお茶にしない?」
サーラはパリからそのままここにやって来ていた。
一晩滞在して、北部の両親の家に行って、またパリに帰るそうだ。
「私、ここでお茶飲みたい!寿司も食べたい」
「・・・うん、用意しよっか・・・」
仏壇に生物を上げてはダメと聞いた事はあるが、仏像に囲まれて手巻き寿司というのはいいのだろうか、と桃は首を傾げた。
「ベニ、これ。この皿で食べたい」
レオンがキッチンの棚から和皿をあれこれ持って来た。
「・・・きれい。朝顔が描いてあるお皿なんて初めて見たわ・・・。高そう・・・」
「それはおばあちゃんが近所の酒屋さんから貰ったのよ。裏にお店の名前描いてあるでしょ」
「・・・酒屋?酒屋がお皿をくれるの・・・?」
「そう。昔は、お米屋さんとか金物屋さんとかがよくお皿とかお茶碗くれたんだって」
「・・・へえ・・・いいなあ・・・」
「欲しかったらあげるけど・・・?」
「いいの?じゃあ、この大きな猫描いてあるのも欲しい・・・飾りたいから」
「いいわよ。招き猫ね。飾るって言っても醤油皿よ?おばあちゃんが町内会でもらったとかって・・・?割れないように後で包んでおくね」
驚く程喜んでサーラは微笑んだ。
彼女のセンスにこの貰い物の皿の何かが刺さったらしい。
「・・・ミカがね、ここで寿司パーティーをしたと言ってたの。だから、羨ましくて」
「いいだろう?週に一回は手巻き寿司食べてるよ」
「・・・贅沢ね!・・・このクレープも美味しい・・・。イリスも来れたら喜んだのに・・・。後でZOOM繋ぐから話してね」
イリスは妊娠初期で、念の為旅行は控えるようにと医師に言われたらしい。
二人は事実婚のカップルとして、精子提供を受けて子供を持つ事にしたらしい。
イリスからその希望がある事は聞いていたが、なんと行動の早いこと、と桃は驚いた。
この2人はほぼ交際0日で事実婚突入らしい。
「イリス、悪阻がひどいの。食べ物の匂いもダメで。キッチンに入れないのよ。菓子職人だから致命的よ」
「お店どうしてるの?」
「ニコ・パパが材料の計量が面倒くさいって言いながらも一生懸命やってくれてるの。何だか昔の事思い出して来たって言って、イリスのおばあちゃんのレシピを再現したりして、新商品出してる。これ」
サーラが果物のピュレを固めた砂糖菓子を指した。
「パート・ド・フリュイ、大好きなの。イリスのおばあちゃんがよく作ってくれたの。・・・私が作るより断然美味しい」
懐かしい味だった。
イリスの祖母が経営している小さなお菓子屋さんの店先にいつも可愛らしく並んでいた。
「私、砂糖菓子が大好きで、イリスのおばあちゃんにアリンコちゃんって呼ばれてたの。砂糖は薬なんだからいっぱい食べなさいとか言われて・・・今だったらあり得ないけど」
「アリンコ・・・。可愛いね。おばあちゃん面白いね」
「そうなの。・・・最初は、ママとニコの事も反対しててね、私とも話してもくれなかったんだけど。でも、その後は、帰る時はいつもお菓子をたくさん持たせてくれてね。・・・ニコの事もイリスの事も、心配だったのよね」
愛情深いが故に、警戒したのだろう。
それは当然だろうと思う。
サーラがスマホを出して、イリスに画像通話で繋げた。
画面の向こうで、少し痩せたイリスがそれでも明るい表情で手を振っていた。テーブルの上の料理を写すと、私も食べたい!とイリスが大声で訴えた。
「私なんて、夕食はシリアルよ?しかもミルクがダメなの。だからデカフェかけてみた。変な味だった・・・」
「それじゃ痩せちゃうわけよ・・・」
「でしょ。見て!」
イリスがノートを見せた。
「悪阻がおさまったら食べたいものリストノート。2冊目よ」
びっしりと料理名と詳しい説明が書いてあった。
それから、まるで4人で食事をしているような楽しい食卓となった。
レオンが皿を洗うとキッチンに向かっている間に、サーラがアトリエで物色をしていた。
支店を出す計画をしていて、その店に飾る絵を探しに来たのだと言った。
「赤ちゃん、楽しみね」
「そうなの!クリスマス頃に生まれる予定なのよ。だから、名前はノエルにしようって」
クリスマスの意味だ。
「いいわね。ノエルなら、男の子でも女の子でも素敵よね。・・・ねぇ、サーラって、そもそも女の子が好きなの?」
長年、レオンを想っていたと聞いていたのに。
「ううん。女と付き合ったのなんてイリスが初めて。それがまさか事実婚と子供よ?自分でも信じらんない。・・・でも、私、今、すごく嬉しいの」
「・・・不安は無い?」
「あるわよ! 当たり前でしょ!?でも、何かあったら、その都度解決して行くことに決めたの。私達、お互いの希望を叶え続けて行くのよ」
桃は感心して頷いた。
「すごい。・・・そうね」
その通りだ。
「・・・ねえ、モモ、これ見て」
サーラがちょっと考えてから、あちこちからレオンが描いたキャンバスを持って来た。
「こっちとこっちって、全然違うじゃない?」
風景画と静物画と、抽象画を分けて置いたものを示す。
「あんまりこういう人居ないのよ。・・・器用だと言えばそうだし、バイヤーや客の好みに合わせて生産してくれるって助かるんだけど、本来そんなのおかしいのよ。・・・レオンのお母さんも画家だったの。この家はもともとお母さんの持ち物。お母さんも古典画描いてた人。だからレオンもそっちが得意だったの」
とすると、こっちが本来のレオンの作風という事かと桃は、風景画を眺めた。
静かな森の中のトナカイを描いたもの。
「・・・こっちの抽象画。これは本来レオンのものでも無くて。・・・ラースっていう人の影響。雰囲気そっくりよ」
鮮やかな霧な渦巻くような絵画と言うより、世界観。
「レオンの先生?」
「ううん、友達。レオンがコペンハーゲンで活動したのは聞いた?レオンとラース、ミカエル、それとアンナの四人でやってたの。私は補欠ね。・・・そして、アンナはミカの奥さん」
「・・・そうなの?」
「そう。でも、アンナもラースも亡くなったの。・・・ほら、感染症が流行ったでしょ。最初、ラースが具合悪くなって。アンナに感染したのね。それで、アンナは亡くなったの。・・・うちもね、おじいちゃんが亡くなったけど・・・。あっと言う間だった。ラースは回復したんだけど。・・・あんなに爆発的に流行しちゃったら、もう誰のせいでも無いのよね。・・・でも、ミカとしたら、やっぱりね・・・それでラースを責めたのよ」
サーラは抽象画を眺めながら淡々と話していた。
「・・・ラースは自分で死んだの・・・。それを最初に見つけたのが、レオン。・・・スマホにラースから連絡が来て、ラースのアトリエに行ったらラースが死んでたんだって」
桃は絶句していた。
「・・・そのラースの最後のメッセージがね、《私を見つけて》。・・・ラースはレオンに自分が死んでるのを見つけて欲しかったのよ。ラースはレオンが好きだったから。でも、レオンはあの調子でしょ。・・・だからラースはレオンの特別になりたかったのよ・・・最悪」
サーラが舌打ちをした。
当然、死者に悪態をつくのは不敬であるが、サーラとしては悔しくしてならない。
「・・・あの男、自分の感情を否応なく押し付けて死んだのよ。レオンはずっとそれを抱えてる。何が、見つけて、よ。・・・だから、レオンは、ラースみたいな絵描いてんのよ。ミカだって分かってるけど・・・。レオンは描くし、売れるから、止めろとも言えないし」
そこまで言って、サーラはため息をついた。
「・・・レオンはこの事、うまく言語化できないと思うし。ミカは思い出したくないから言わないと思う。だから私が言ったの。・・・私は、レオンからラースの影が消えればいいと思う。あの悪霊をモモが追い出してくれるんじゃ無いかと思って言ったの」
サーラは、まるで、ファイト!とでも言うように、拳を握り締めた。
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