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76.喪くした妻
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ミカエルはネットで日本の酒の種類を調べながらメモを取っていた。
スマホで、次の競売のラインナップを確認する振りをして。
すっかりハマり、今では、日本酒の勉強をする為に大学へ聴講に行ったり、アメリカで醸造を始めた会社に投資までするようになっていた。
画廊には何人もの客達がいて、スタッフがそれぞれ案内をしているが、いろいろ聞かれて集中出来ない。
はっきり言ってもう帰って貰いたい。
桃が出して来た日本酒は良かった。
桃の亡くなった祖父が、アクアヴィットの代わりに飲んでいたと言っていた焼酎もとても美味しかった。
麦や作るというのもヨーロッパ人には親しみやすいが、サツマイモや米で作る場合もあるらしい。
更には、野菜や果物も。
トマトの焼酎、と出して来た焼酎は無色透明なのに確かにトマトの風味がした。
すっかり魅了されてしまった。
「・・・・マジック・・・」
ミカエルが呟いた。
マジックと言えば。
あれだけカリカリしていた妹のサーラも、桃の事はすっかり気にしなくなったのも不思議だ。
レオンに恋人ができたと聞いて自分同様、神経質になっていたのに。
まあ、自分は桃とこの素晴らしい酒にすっかり丸め込まれてしまったけれど。一度、サーラに会ってやってほしいとレオンに頼み、彼は桃とパリを訪れて会ったらしい。
どうだったと聞いたら、桃に無礼を働いたが、謝っていたと言っていた。
あの幼稚で、その分純粋な所のある、意地っ張りで鼻っ柱の高い妹が謝ったのか、と驚いた。
つまり、サーラは桃に負けたのだと思うと、可哀想な気分と、だろうなと言う得意な気持ちにもなった。
頭がよく、芯の強い女なのはちょっと話したら分かった。
更に面倒見が良くて、頭良くて、飯もうまくて優しいと会ったら、そりゃあ気難しい猛獣であるレオンだって懐くというもの。
卸しもいいが、焼酎バーなんてどうだろう。
桃が酒のつまみだと出して来たあのよく分からない猫のエサみたいなチマチマした料理。
あれをもっと人間にふさわしい量にして、バーで提供するというのは・・・。素晴らしいアイディア、自分に酔っていた時、
「・・・オーナー、お客様がお話をお聞きしたいそうです」
と、大学を出たばかりの若く美しい社員に遠慮がちに言われて、ミカエルは、取り繕うように頷いて立ち上がった。
客と言うのは東洋人の男だった。
素晴らしく仕立ての良いスーツ。
東洋人は体が薄いから、どうしてもジャケットに着られているように見えるが、そう見えないのは彼が鍛えているのとそれからやはり仕立てがいいからだろう。
曽祖父の代から仕立を営んでいたのだ。
お見通しだ。
「何かお気に召したものはありましたか」
「お忙しいところお呼び立てしてすみません」
滑らかな発音に、ミカエルは微笑んだ。
東洋人は堪能に外国語を話しても、声の使い方は結構無頓着だ。
アルファベットが音声文字に対して、漢字を使う国は象形文字の言葉だからかな、と桃は言っていたけれど。
「Aを発音する時。あなた達は、やっぱりAが備えているものを想起するでしょ。Aがつく単語、名前。音一つ一つに愛着があると思うの。そうすると声や音を大切に思うし使う。そう言う事?・・・それで、例えば、漢字で、そうだなあ・・・春とか?春と一文字書く時、私たちは、春の全てを思うの。やっと訪れた暖かな日差し、春の式典、満開の桜・・・春の美味しいもの・・・お花見団子・・・桜餅・・・カツオのたたき・・・あさりごはん・・・苺フェア・・・」
なんだかぶつぶつ呪文のような事も言っていたけど。
とにかく桃のその意見は、ちょっとメルヘンだけど、悪く無い考えだと思う。こんな話をずっとそばで聞いていれば、レオンだって夢中になるはずだ。
「・・・こちらの、作者の方の作品なのですが・・・」
ああ、とミカエルは困ったように微笑んだ。
1メートル四方もないもの。
「・・・こちらは実は販売出来ないんです」
「もう売約済みでしたか?」
「・・・いいえ。実は。この作家が売り物用にしていませんでね。趣味で描いたものでしょう。他のと一緒に、私がアトリエから持ち出してしまいましてね」
「そうでしたか・・・」
「はい。でも良い絵でしょう?だからつい飾っておきたくてね」
それは、レオンが眠る桃を描いたものだった。
あの不思議な榛の瞳を描いていないのは残念だけど、描き手の愛情を感じるものだった。
長い間、注文されたもの器用に提供して来た彼が、久々に描いた描きたいものだろう。
実はこうしたものが何枚かあったのだが、売り物ではないと分かりつつ、黙って持って来てしまったのだ。
素直に感心したのもあるし。長年、そう言ったものを描かせる事ができなかった罪悪感もあった。何より客に、レオンがこう言うものを描けるのだと知らしめたかった。
「・・・お譲り頂く事でできませんか」
「申し訳ありません。作家に黙って持って来てしまっておりまして」
「そうですか・・・。ではどうでしょう。・・・大変不敬な申し出で恐縮ですが、ここにある彼の他の作品も全部買い上げますので。それならば多少お考えいただけますか?」
「・・・は?全部ですか?」
「はい。ギャラリーに出ているものの他にバックヤードに在庫があるようでしたら、それもよろしければ」
ミカエルは戸惑って、黙り込んだ。
「・・・奇妙な客だと思っていらっしゃる事でしょう。・・・実は、喪くした妻に似ているんです」
静かにそう言われて、ミカエルはつい頷いていた。
ギャラリーを閉めてから、ミカエルは興奮したままレオンに電話をした。
時差が6時間あるから、スウェーデンは真夜中だったが夜型のレオンは普通に通話に出た。
桃に作ってもらった夜食を食べていたと言い機嫌が良かったのをチャンスと捲し立てた。
「・・・なあ、レオン!お前の作品、全部売れたぞ!だから全部すっからかんだ。早く追加分寄越してくれ」
「全部ぅ?・・・なあ、それより・・・ミカエル、ミカ!奥に置いておいたやつ、持ってったろ?無いんだけど?」
「あー・・あーそれだ。・・・それも売った。いいじゃないかよ、まだ他にも結構あったろ?」
アトリエを物色していた時、隠す用に隅っこにあったのだ。
描きかけのものばかりだったけれど、あと5.6枚はあった。
「ミカ?!あれは売りもんじゃないって言ったろ?・・・ベニに内緒で描いたんだ。見つかったらなんて不調法な人間だと泣かれてしまうかもしれない!」
「・・・うー、そうなんだけど・・・。その、東洋人の紳士が、全部お買い上げになってな」
「あれ一枚の為に全部?」
「そうだよ。・・・亡くなった奥さんに似てるんだそうでな・・・」
レオンがしばし黙った。
「・・・なら、いい・・・」
「良かった」
「・・・最初にそう言ってくれれば良いのに。何も全部じゃなくてあれだけ売ったのに」
「・・・・お前、それじゃせっかくの儲け時が・・・」
相変わらずの商売気の無さに呆れつつ、それでも怒られなくて良かった、とミカエルは通話を切った。
レオンの絵が飾ってあった場所は全て取り外されて、すっかりガランとしてしまった。
あのスペースは、取り敢えず、倉庫にあるものを出して埋めねばなるまい。
妻を亡くしたとは、お気の毒な話だ。
まだ若い女性だろう。
彼は亡くなったのは5年ほど前だと言っていた。
時期柄、数年前に世界中で流行した感染症で命を落としたのかもしれない。
当時、自分も友人を何人か亡くした。
レオンもそうで、一緒にコペンハーゲンで活動していた仲間を二人も失っていた。
ミカエルは当時の混乱を思い出して、ほんの少し憂鬱になった。
スマホで、次の競売のラインナップを確認する振りをして。
すっかりハマり、今では、日本酒の勉強をする為に大学へ聴講に行ったり、アメリカで醸造を始めた会社に投資までするようになっていた。
画廊には何人もの客達がいて、スタッフがそれぞれ案内をしているが、いろいろ聞かれて集中出来ない。
はっきり言ってもう帰って貰いたい。
桃が出して来た日本酒は良かった。
桃の亡くなった祖父が、アクアヴィットの代わりに飲んでいたと言っていた焼酎もとても美味しかった。
麦や作るというのもヨーロッパ人には親しみやすいが、サツマイモや米で作る場合もあるらしい。
更には、野菜や果物も。
トマトの焼酎、と出して来た焼酎は無色透明なのに確かにトマトの風味がした。
すっかり魅了されてしまった。
「・・・・マジック・・・」
ミカエルが呟いた。
マジックと言えば。
あれだけカリカリしていた妹のサーラも、桃の事はすっかり気にしなくなったのも不思議だ。
レオンに恋人ができたと聞いて自分同様、神経質になっていたのに。
まあ、自分は桃とこの素晴らしい酒にすっかり丸め込まれてしまったけれど。一度、サーラに会ってやってほしいとレオンに頼み、彼は桃とパリを訪れて会ったらしい。
どうだったと聞いたら、桃に無礼を働いたが、謝っていたと言っていた。
あの幼稚で、その分純粋な所のある、意地っ張りで鼻っ柱の高い妹が謝ったのか、と驚いた。
つまり、サーラは桃に負けたのだと思うと、可哀想な気分と、だろうなと言う得意な気持ちにもなった。
頭がよく、芯の強い女なのはちょっと話したら分かった。
更に面倒見が良くて、頭良くて、飯もうまくて優しいと会ったら、そりゃあ気難しい猛獣であるレオンだって懐くというもの。
卸しもいいが、焼酎バーなんてどうだろう。
桃が酒のつまみだと出して来たあのよく分からない猫のエサみたいなチマチマした料理。
あれをもっと人間にふさわしい量にして、バーで提供するというのは・・・。素晴らしいアイディア、自分に酔っていた時、
「・・・オーナー、お客様がお話をお聞きしたいそうです」
と、大学を出たばかりの若く美しい社員に遠慮がちに言われて、ミカエルは、取り繕うように頷いて立ち上がった。
客と言うのは東洋人の男だった。
素晴らしく仕立ての良いスーツ。
東洋人は体が薄いから、どうしてもジャケットに着られているように見えるが、そう見えないのは彼が鍛えているのとそれからやはり仕立てがいいからだろう。
曽祖父の代から仕立を営んでいたのだ。
お見通しだ。
「何かお気に召したものはありましたか」
「お忙しいところお呼び立てしてすみません」
滑らかな発音に、ミカエルは微笑んだ。
東洋人は堪能に外国語を話しても、声の使い方は結構無頓着だ。
アルファベットが音声文字に対して、漢字を使う国は象形文字の言葉だからかな、と桃は言っていたけれど。
「Aを発音する時。あなた達は、やっぱりAが備えているものを想起するでしょ。Aがつく単語、名前。音一つ一つに愛着があると思うの。そうすると声や音を大切に思うし使う。そう言う事?・・・それで、例えば、漢字で、そうだなあ・・・春とか?春と一文字書く時、私たちは、春の全てを思うの。やっと訪れた暖かな日差し、春の式典、満開の桜・・・春の美味しいもの・・・お花見団子・・・桜餅・・・カツオのたたき・・・あさりごはん・・・苺フェア・・・」
なんだかぶつぶつ呪文のような事も言っていたけど。
とにかく桃のその意見は、ちょっとメルヘンだけど、悪く無い考えだと思う。こんな話をずっとそばで聞いていれば、レオンだって夢中になるはずだ。
「・・・こちらの、作者の方の作品なのですが・・・」
ああ、とミカエルは困ったように微笑んだ。
1メートル四方もないもの。
「・・・こちらは実は販売出来ないんです」
「もう売約済みでしたか?」
「・・・いいえ。実は。この作家が売り物用にしていませんでね。趣味で描いたものでしょう。他のと一緒に、私がアトリエから持ち出してしまいましてね」
「そうでしたか・・・」
「はい。でも良い絵でしょう?だからつい飾っておきたくてね」
それは、レオンが眠る桃を描いたものだった。
あの不思議な榛の瞳を描いていないのは残念だけど、描き手の愛情を感じるものだった。
長い間、注文されたもの器用に提供して来た彼が、久々に描いた描きたいものだろう。
実はこうしたものが何枚かあったのだが、売り物ではないと分かりつつ、黙って持って来てしまったのだ。
素直に感心したのもあるし。長年、そう言ったものを描かせる事ができなかった罪悪感もあった。何より客に、レオンがこう言うものを描けるのだと知らしめたかった。
「・・・お譲り頂く事でできませんか」
「申し訳ありません。作家に黙って持って来てしまっておりまして」
「そうですか・・・。ではどうでしょう。・・・大変不敬な申し出で恐縮ですが、ここにある彼の他の作品も全部買い上げますので。それならば多少お考えいただけますか?」
「・・・は?全部ですか?」
「はい。ギャラリーに出ているものの他にバックヤードに在庫があるようでしたら、それもよろしければ」
ミカエルは戸惑って、黙り込んだ。
「・・・奇妙な客だと思っていらっしゃる事でしょう。・・・実は、喪くした妻に似ているんです」
静かにそう言われて、ミカエルはつい頷いていた。
ギャラリーを閉めてから、ミカエルは興奮したままレオンに電話をした。
時差が6時間あるから、スウェーデンは真夜中だったが夜型のレオンは普通に通話に出た。
桃に作ってもらった夜食を食べていたと言い機嫌が良かったのをチャンスと捲し立てた。
「・・・なあ、レオン!お前の作品、全部売れたぞ!だから全部すっからかんだ。早く追加分寄越してくれ」
「全部ぅ?・・・なあ、それより・・・ミカエル、ミカ!奥に置いておいたやつ、持ってったろ?無いんだけど?」
「あー・・あーそれだ。・・・それも売った。いいじゃないかよ、まだ他にも結構あったろ?」
アトリエを物色していた時、隠す用に隅っこにあったのだ。
描きかけのものばかりだったけれど、あと5.6枚はあった。
「ミカ?!あれは売りもんじゃないって言ったろ?・・・ベニに内緒で描いたんだ。見つかったらなんて不調法な人間だと泣かれてしまうかもしれない!」
「・・・うー、そうなんだけど・・・。その、東洋人の紳士が、全部お買い上げになってな」
「あれ一枚の為に全部?」
「そうだよ。・・・亡くなった奥さんに似てるんだそうでな・・・」
レオンがしばし黙った。
「・・・なら、いい・・・」
「良かった」
「・・・最初にそう言ってくれれば良いのに。何も全部じゃなくてあれだけ売ったのに」
「・・・・お前、それじゃせっかくの儲け時が・・・」
相変わらずの商売気の無さに呆れつつ、それでも怒られなくて良かった、とミカエルは通話を切った。
レオンの絵が飾ってあった場所は全て取り外されて、すっかりガランとしてしまった。
あのスペースは、取り敢えず、倉庫にあるものを出して埋めねばなるまい。
妻を亡くしたとは、お気の毒な話だ。
まだ若い女性だろう。
彼は亡くなったのは5年ほど前だと言っていた。
時期柄、数年前に世界中で流行した感染症で命を落としたのかもしれない。
当時、自分も友人を何人か亡くした。
レオンもそうで、一緒にコペンハーゲンで活動していた仲間を二人も失っていた。
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