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34.幸せの形
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雛が心配して桃のもとを訪れていた。
以前から予定していた旅行に行ける日程の見通しがついたからと連絡をしてみたら、桃が公太郎と別れたと言う。
短期間に、二人もか、と驚いたし、これは桃に何か問題があるのだろうとすら思った。
が、かいつまんだ話の顛末を聞いてみて、桃が心配になって、駆けつけてしまった。
桃は、来てくれた事にお礼を言って、ごめんと言って、そして泣き出してしまった。
桃が泣くなんて、子供の時以来。
母親になった自覚なんて無い、小さな命を失くして悲しかったけれど、ほっとしたのも大きい。
そんな自分がどうしても嫌い。
どうしても辛い。
ママは、同じ年頃の頃、ちゃんと自分を産んだのに。
桃が自分の気持ちを言語化できたのは、それだけ。
「桃、それは、怖かったのよ。当然よ。妊娠したら人生変わっちゃうじゃない。それだけだけでも怖いのに、流産なんて。ほっとして普通。・・・それに、妊娠初期での流産て、胎児側がうまく継続出来なかったってことらしいじゃない。お医者さんも同じこと言わなかった?・・・あのねー、私、今、不妊治療してて・・・」
驚いて桃が顔を上げた。
「知らなかった・・・それって大変なんでしょ。そんな時に、ごめん・・・」
「うん。いい。誰にも言ってないもの。結婚もしてないのにさ。・・・今付き合ってる人、いるって言ったじゃない?」
「うん・・・」
雛の彼氏は、同僚で、雛を登山に誘ってくれた人だと聞いた事がある。
今では、あちこち二人でよくトレッキングに行くらしい。
「・・・ウェディング検診ってあるのね。会社の健診の時、パンフ貰って。一応受けてみるかと思って。本当に軽い気持ちで。そしたらね、私、妊娠するの難しいって言われて、治療中。・・・相手には言ってないの」
桃は頷きながら聞いていた。
雛が笑った。
「・・・ねえ、わかる?あのね、妊娠できるようになったら結婚しよう、そうじゃなくても結婚しようと思ってるって事。・・・相手に黙ってってことよ。子供出来るようになったらそれで問題なし。でもそうじゃなくても・・・子供できないかもっては言わないってこと」
「・・・なんで?」
「結婚したいから」
断言されて桃は黙った。
「・・・それで・・・わかった時、それでもいいって言ってくれる人ならいいけど・・・」
「そうだよね。・・・そうじゃないなら、そんな人だと思わなかった、最低って言って、別れる。そして周り中にあいつひどいやつだったって言う、と思う。ねえ、私、ひどいでしょ?」
雛は笑った。
「桃ほど、私頭良くないしさ。普通を維持するので精一杯。でもだからその普通を維持する事は出来るし、するつもり。・・・私、結婚して、子供が欲しいの」
それが自分の幸せの形なのだと言うことだろう。
桃は雛を眩しく思った。
自分の幸せの形がはっきりしていてわかっているなんて。
自分に最も足りない事。
強い望みなど、特に無い自分が最も憧れるもの。
「桃、あんた、普通の人よりいろんな事いっぱい出来るし、努力家なの知ってる・・・でも、全然幸せそうじゃ無いじゃない・・・。何でよ?」
もっと報われてよ、と本気で思う。
例えば、桃はいろんな国の言葉を理解できるけれど、それはただ身についたものでは無い。
それは日本語だってそう。
まだ小さな頃から、毎日、自分の年齢よりずっと低年齢児童対象のドリルを何年もやって、戸惑いながらも周囲に溶け込もうと手探りで過ごした日々をこなして獲得して来たもの。
雛は地元の公立の中学を経て、進学校の高校、短大と専門学校へと通ったが、桃は、周囲から浮いてしまう事を案じた祖父母の意向で、中・高校と私立の女子校に通った。
案外、周囲と馴染んでうまくやっていた桃ではあったが、容姿より、数カ国語を理解するという技能に、同級生達からは特殊な出生と生育歴だからだでしょ、そんなのずるいとまで言われていたらしい。
でもそれは、違うのだ。
だって、子供の時に数年間だけいた国の言葉を多少聞いたり話したりが可能だったとしても、会話やまとまった文章を読めるわけないでは無いか。
昔、コツは何なの?と聞いた時、桃は、ただ覚えるだけ、と言ったのだ。
結局は触れていた時間、地道に勉強した時間だけ、と言う事。
自分達が遊んでいた時、桃は勉強していたのだ。
母親と離れて。一人で、ずっと。
桃は、少し黙った後、笑い始めた。
「・・・何よ・・・」
「いや・・・幸せそうじゃ無いって言われるのって、なんかすごいなって思って・・・」
「笑い事じゃ無いでしょ・・・。ちょっと・・・」
雛は呆れて、それからため息をついた。
「・・・もう・・・しっかりしてよ」
「・・・うん。頑張る・・・。・・・雛、雛ちゃん、どうなるか分からないけど、その治療、うまく行くといいね」
「・・・うん」
「そしたら、何人欲しいの?」
「わかんないけど。育てるのとお金考えないなら、1ダースだって欲しい」
「・・・すごい」
尊敬してしまう。
「・・・結婚式には呼んでね!」
「絶対来てよ。前泊後泊してでも来て!」
何だか、年相応のそんな近しい未来に対する淡い希望とか夢を久しぶりに話した気がする。
桃は久々にほっとした。
桃は、話しているうちに寝てしまったようだった。
ここしばらく心身ともに疲労困憊というところだろう。
雛は起こさないようにとそっと部屋を出て、階段を降りたところで、大家の老婦人と話していた公太郎と出くわした。
雛が明らかに不愉快そうな顔をしたのに、公太郎は困ったように頷いた。
「桃のとこ来てくれたんだね、ありがとう」
「・・・すいませんでしょ?あなたがいるべきだもの」
公太郎は何も言わなかった。
「別れたって聞きましたけど。・・・それって、子供がダメになったから?それって理由になるんですか?子供ができなくて別れるってんならわかるけど」
「いや、そんなのどっちも理由にならないよ」
雛が訝しそうな顔をした。
「別れるのを決めたのは桃。理由になんかなってなくても、それは桃の都合。・・・だから別れるしか無いんだよね」
「・・・無責任じゃないですか?あなただいぶ年上ですよね?」
「そう。でもね、桃は、俺に責任なんて取って貰いたく無いんだってさ。・・・変な女だよね。子供の父親なのにさ」
「桃が変なのはわかります。大抵そういう女が損するのもね。・・・私、エンマさんの事好きだけど、皆がエンマさんみたいになれるわけじゃない。それに、桃を放っといたでしょ?そこは、嫌い」
エンマがモデルルールになんてなるわけないのを、桃はちゃんとはわかっていない。
彼女は、やっぱりエンマが母親としてのひとつのあり方として、"有り"なのだと許容している。
それが、いかに"無し"でもあるか、近しい他の人達は全員分かっているのに。
「・・・うん。そうだよね。・・・雛ちゃん、桃と友達でいてやってね」
桃はあんたに何でそんな事言われなきゃいけないんだ、とは飲み込んで、頷いた。
公太郎とも別れ、結局、彼は当初の予定通り引っ越したそうだ。
それでいい。そもそも自分になんて躓《つまづ》かせていたのが悪かったのだ。
日々はそれでもちゃんと過ぎて行き。
相変わらず大学院と自宅の往復、それから喫茶店でアルバイトも始めた。
昔ながらの純喫茶というジャンルの店で、ナポリタンやオムライスやホットケーキが人気の店。
レトロだとブームが再燃しているらしく、案外忙しい。
桃は賄い付きなのが嬉しく、老夫婦が経営していて祖父母の実家のようでとても居心地が良い店だった。
祖父母も一度店に食べに来て、懐かしい、美味しいと絶賛だった。
何より、いつまでも社会に出ない桃が、わずかでも勤労している姿に薔子はほっとしたようだった。
ある日、桃は大学の帰り道の電車の中で、着信に気づいた。
祖父からだと珍しく思った。
いつも通話は祖母が頻繁で、祖父はメール派なのに。
時候の挨拶から始まる丁寧な日本語のメールを寄越す。
最寄りの駅の近くのコンビニに寄る直前にかけ直すと、すぐに祖父が出た。
「・・・おじいちゃん?ごめんね。さっき電車だったの。今?大丈夫だよ」
そろそろ祖母の誕生日で、桃の誕生日と近いので、皆で食事に行こうと話していたからその打ち合わせだろうか。
しかし、祖父はいつもより抑えた声で、少しづつ話し始めた。
それは祖母が亡くなったという知らせだった。
以前から予定していた旅行に行ける日程の見通しがついたからと連絡をしてみたら、桃が公太郎と別れたと言う。
短期間に、二人もか、と驚いたし、これは桃に何か問題があるのだろうとすら思った。
が、かいつまんだ話の顛末を聞いてみて、桃が心配になって、駆けつけてしまった。
桃は、来てくれた事にお礼を言って、ごめんと言って、そして泣き出してしまった。
桃が泣くなんて、子供の時以来。
母親になった自覚なんて無い、小さな命を失くして悲しかったけれど、ほっとしたのも大きい。
そんな自分がどうしても嫌い。
どうしても辛い。
ママは、同じ年頃の頃、ちゃんと自分を産んだのに。
桃が自分の気持ちを言語化できたのは、それだけ。
「桃、それは、怖かったのよ。当然よ。妊娠したら人生変わっちゃうじゃない。それだけだけでも怖いのに、流産なんて。ほっとして普通。・・・それに、妊娠初期での流産て、胎児側がうまく継続出来なかったってことらしいじゃない。お医者さんも同じこと言わなかった?・・・あのねー、私、今、不妊治療してて・・・」
驚いて桃が顔を上げた。
「知らなかった・・・それって大変なんでしょ。そんな時に、ごめん・・・」
「うん。いい。誰にも言ってないもの。結婚もしてないのにさ。・・・今付き合ってる人、いるって言ったじゃない?」
「うん・・・」
雛の彼氏は、同僚で、雛を登山に誘ってくれた人だと聞いた事がある。
今では、あちこち二人でよくトレッキングに行くらしい。
「・・・ウェディング検診ってあるのね。会社の健診の時、パンフ貰って。一応受けてみるかと思って。本当に軽い気持ちで。そしたらね、私、妊娠するの難しいって言われて、治療中。・・・相手には言ってないの」
桃は頷きながら聞いていた。
雛が笑った。
「・・・ねえ、わかる?あのね、妊娠できるようになったら結婚しよう、そうじゃなくても結婚しようと思ってるって事。・・・相手に黙ってってことよ。子供出来るようになったらそれで問題なし。でもそうじゃなくても・・・子供できないかもっては言わないってこと」
「・・・なんで?」
「結婚したいから」
断言されて桃は黙った。
「・・・それで・・・わかった時、それでもいいって言ってくれる人ならいいけど・・・」
「そうだよね。・・・そうじゃないなら、そんな人だと思わなかった、最低って言って、別れる。そして周り中にあいつひどいやつだったって言う、と思う。ねえ、私、ひどいでしょ?」
雛は笑った。
「桃ほど、私頭良くないしさ。普通を維持するので精一杯。でもだからその普通を維持する事は出来るし、するつもり。・・・私、結婚して、子供が欲しいの」
それが自分の幸せの形なのだと言うことだろう。
桃は雛を眩しく思った。
自分の幸せの形がはっきりしていてわかっているなんて。
自分に最も足りない事。
強い望みなど、特に無い自分が最も憧れるもの。
「桃、あんた、普通の人よりいろんな事いっぱい出来るし、努力家なの知ってる・・・でも、全然幸せそうじゃ無いじゃない・・・。何でよ?」
もっと報われてよ、と本気で思う。
例えば、桃はいろんな国の言葉を理解できるけれど、それはただ身についたものでは無い。
それは日本語だってそう。
まだ小さな頃から、毎日、自分の年齢よりずっと低年齢児童対象のドリルを何年もやって、戸惑いながらも周囲に溶け込もうと手探りで過ごした日々をこなして獲得して来たもの。
雛は地元の公立の中学を経て、進学校の高校、短大と専門学校へと通ったが、桃は、周囲から浮いてしまう事を案じた祖父母の意向で、中・高校と私立の女子校に通った。
案外、周囲と馴染んでうまくやっていた桃ではあったが、容姿より、数カ国語を理解するという技能に、同級生達からは特殊な出生と生育歴だからだでしょ、そんなのずるいとまで言われていたらしい。
でもそれは、違うのだ。
だって、子供の時に数年間だけいた国の言葉を多少聞いたり話したりが可能だったとしても、会話やまとまった文章を読めるわけないでは無いか。
昔、コツは何なの?と聞いた時、桃は、ただ覚えるだけ、と言ったのだ。
結局は触れていた時間、地道に勉強した時間だけ、と言う事。
自分達が遊んでいた時、桃は勉強していたのだ。
母親と離れて。一人で、ずっと。
桃は、少し黙った後、笑い始めた。
「・・・何よ・・・」
「いや・・・幸せそうじゃ無いって言われるのって、なんかすごいなって思って・・・」
「笑い事じゃ無いでしょ・・・。ちょっと・・・」
雛は呆れて、それからため息をついた。
「・・・もう・・・しっかりしてよ」
「・・・うん。頑張る・・・。・・・雛、雛ちゃん、どうなるか分からないけど、その治療、うまく行くといいね」
「・・・うん」
「そしたら、何人欲しいの?」
「わかんないけど。育てるのとお金考えないなら、1ダースだって欲しい」
「・・・すごい」
尊敬してしまう。
「・・・結婚式には呼んでね!」
「絶対来てよ。前泊後泊してでも来て!」
何だか、年相応のそんな近しい未来に対する淡い希望とか夢を久しぶりに話した気がする。
桃は久々にほっとした。
桃は、話しているうちに寝てしまったようだった。
ここしばらく心身ともに疲労困憊というところだろう。
雛は起こさないようにとそっと部屋を出て、階段を降りたところで、大家の老婦人と話していた公太郎と出くわした。
雛が明らかに不愉快そうな顔をしたのに、公太郎は困ったように頷いた。
「桃のとこ来てくれたんだね、ありがとう」
「・・・すいませんでしょ?あなたがいるべきだもの」
公太郎は何も言わなかった。
「別れたって聞きましたけど。・・・それって、子供がダメになったから?それって理由になるんですか?子供ができなくて別れるってんならわかるけど」
「いや、そんなのどっちも理由にならないよ」
雛が訝しそうな顔をした。
「別れるのを決めたのは桃。理由になんかなってなくても、それは桃の都合。・・・だから別れるしか無いんだよね」
「・・・無責任じゃないですか?あなただいぶ年上ですよね?」
「そう。でもね、桃は、俺に責任なんて取って貰いたく無いんだってさ。・・・変な女だよね。子供の父親なのにさ」
「桃が変なのはわかります。大抵そういう女が損するのもね。・・・私、エンマさんの事好きだけど、皆がエンマさんみたいになれるわけじゃない。それに、桃を放っといたでしょ?そこは、嫌い」
エンマがモデルルールになんてなるわけないのを、桃はちゃんとはわかっていない。
彼女は、やっぱりエンマが母親としてのひとつのあり方として、"有り"なのだと許容している。
それが、いかに"無し"でもあるか、近しい他の人達は全員分かっているのに。
「・・・うん。そうだよね。・・・雛ちゃん、桃と友達でいてやってね」
桃はあんたに何でそんな事言われなきゃいけないんだ、とは飲み込んで、頷いた。
公太郎とも別れ、結局、彼は当初の予定通り引っ越したそうだ。
それでいい。そもそも自分になんて躓《つまづ》かせていたのが悪かったのだ。
日々はそれでもちゃんと過ぎて行き。
相変わらず大学院と自宅の往復、それから喫茶店でアルバイトも始めた。
昔ながらの純喫茶というジャンルの店で、ナポリタンやオムライスやホットケーキが人気の店。
レトロだとブームが再燃しているらしく、案外忙しい。
桃は賄い付きなのが嬉しく、老夫婦が経営していて祖父母の実家のようでとても居心地が良い店だった。
祖父母も一度店に食べに来て、懐かしい、美味しいと絶賛だった。
何より、いつまでも社会に出ない桃が、わずかでも勤労している姿に薔子はほっとしたようだった。
ある日、桃は大学の帰り道の電車の中で、着信に気づいた。
祖父からだと珍しく思った。
いつも通話は祖母が頻繁で、祖父はメール派なのに。
時候の挨拶から始まる丁寧な日本語のメールを寄越す。
最寄りの駅の近くのコンビニに寄る直前にかけ直すと、すぐに祖父が出た。
「・・・おじいちゃん?ごめんね。さっき電車だったの。今?大丈夫だよ」
そろそろ祖母の誕生日で、桃の誕生日と近いので、皆で食事に行こうと話していたからその打ち合わせだろうか。
しかし、祖父はいつもより抑えた声で、少しづつ話し始めた。
それは祖母が亡くなったという知らせだった。
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