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59.皇帝の福音
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川蝉は改めて周りを見渡した。
白鷹が総家令だった時代は、目にも眩しい純白と銀色の内装だった。
一番記憶に新しい梟の時代は濃いプラム色のカーテン、内装はステンレス張りの不可解に不気味な部屋だった。
こんな明るく健全な総家令室に足を踏み入れるのは、そうだ、大鷲の時代。
柔らかな白とたまご色のカーテンだったのは覚えている。
あの当時も、宮廷には子供たちが暮らすのを許されていた。
真珠帝が鷹揚な人物で、大鷲の願いを聞き入れたのだ。
懐かしく穏やかな時代。
大戦が終わり、戦後の復興も済み、これから全てが彼らのもと明るい方へと進むのだと思っていた。
しかし。宮廷とはそういうものではないと、知っていたはずなのに。
翡翠は燕を呼ぶと、スパークリングワインを持って来させた。
翡翠が即位し孔雀が総家令になった記念に作ったスパークリングで、評判が良くて販売してみたら大人気で、という自慢話を一通り聞かされてから、グラスに注がれた軽やかに弾ける液体を飲み干した。
確かにうまい。
「OLさんのアルコール部門おもたせナンバーワンになった」
「・・・はあ・・・?」
翡翠はとてもうまそうに飲み干してしまう。
「この度は、登城をお許し頂きまして感謝申し上げます」
深々と頭を下げた家令を、翡翠は制した。
「それは即位した時に許可をしたはずだもの。勝手に来なかったのは、お前と青鷺だけだからね。お前たちの妹弟子がどれだけ悲しんでいたか」
確かに、翡翠が即位し、孔雀が総家令職を拝命した折、白鷹と梟によって宮城から放逐された自分たち世代は恩赦による名誉回復という栄誉に預かった。
孔雀が白鷹の入れ知恵で皇帝にねだった、という宮廷の噂は半分本当で半分嘘だろう。
そもそも自分たちの放逐処分により下の世代の正式な城での勤務が繰り上がってしまったのだ。
いかに家令が一騎当千とは言え、まだまだ若い彼らには辛い思いもさせただろう。
上の世代の我々が外部から出来る限りの援護射撃をしたとは言え、実際に宮廷に体が無いのだ。
その一番のあおりを食ったのが、年少であった孔雀であり大嘴であり燕。
そもそも彼らは、翡翠の次の王に仕えるようにと教育されていたのだから。
あの子達はのんびり大人になればいいじゃない、と、元皇女の真鶴がよく言っていたのに。
更に言えば、とんでもない誤算だったのは孔雀が総家令職に就いた事。
戦中派の姉弟子と兄弟子が、断りきれない立場の継室候補群の娘を小学校を中退させてまで家令に召し上げた時も唖然としたが、それが十五で総家令になったというのだから。
なんの手違いか、悪い冗談か、またはまたあの姉弟子と兄弟子の何かの策略だろうと思っていたが、望んだのが翡翠だと聞いて、今度こそ呆れた。
変態だったのか、と愕然としたが、黄鶲から就任後の床入りの事の顛末を聞いて、おかしくて仕方がなかった。
何を思い出して吹き出しそうになっているのを悟られたのだろう、翡翠が憮然とした。
「ふん。どうせ、知ってるんだろう。家令め」
失礼しました、と川蝉は苦笑した。
「陛下に大変なご不満でありますとか、ご迷惑をおかけしております」
「ご迷惑というほどでもないよ。・・・まあ、多少の不都合はあるけれど。まあ今は、それでもいい。今が一番いいもの」
そう断言する翡翠に、川蝉は絶句した。
彼は、そう明るい幼年時代や少年時代を過ごしたわけではない。
戦後処理に掛かりきりだった母王、彼女から片時も離れなかった総家令。
戯れに、または総家令の愛を試すかのように、あてつけに繰り返される妃や寵姫の入宮。その度に嫉妬深い人肉を喰らうダキニと呼ばれる白鷹《はくたか》は怒り狂い、それを確認して琥珀は大変満足をするのだ。
焼き餅焼きだったのねえ、なんて孔雀は呑気に言うが、当時を知る身からすると、はっきり言ってあの二人は人格破綻していた。
翡翠の父である継室は、馬術でオリンピックに出るほどの腕前だったが、それ以外の事にあまり関心を示さなかった。
結局、女皇帝は総家令だけを連れて離宮に移ってしまったのだ。継室と、彼らの子供たち、つまり自分の実子を置き去りにして。
そもそも政治のために娶った元老院派でもそう高位ではない男継室との間の子である翡翠を、女皇帝はそれほど重要には思っていなかった。
それは、まだとても若い時に当時の元老院長の家から迎え入れた正室との間の長子でもある真珠に向けた感情もそれほど違いは無かったろうが。
あんな辛い思いをさせた子供よ。その上、愛情まで欲しいというの。
女皇帝はそう言って憚らなかった。
体のそう強くはない彼女が、王室の規則に則《のっと》り十代半ばで結婚し、繰り返した妊娠と流産、死産。確かに辛かったと思う。
大戦中は戦場を駆け回り、戦後は王位を父と兄から簒奪して、戦後処理に奔走した。
その結果、子供たちに、愛しさより煩わしさを感じるようになったのかもしれない。
結局、彼女の愛情は、半身の総家令と、最後に産んだ皇女のみに向けられた。
とは言え、真珠も翡翠も父親が元老院派の貴族筋の出身である以上、天河のようにギルド派の母親を持ち、更にその不運な事件の影響からの冷遇ともいえる状態にはならなかったが。
翡翠はいっそ自由気ままな程で、アカデミーに進み、更には国外で過ごしていた事もある。
しかし、その数年後に母帝に呼び出されるのだ。兄王を討て、と。
今思い出しても、悪夢のような日々。
同行したのは自分。
その後、翡翠は皇太子となり、宮城での生活が始まったのだ。
その後、川蝉は翡翠の侍従であり、彼の叔父である瑪瑙帝が離宮で過ごす等や、総家令である梟が軍属の際など、総家令が城を留守にする際は、宮城において総家令代理としての職務についていた。
翡翠が幸せだった時期というのはいつだろうと、つい考えてしまう。
思い当たるのは、ギルド出の元教師という異色の経歴の妃が暇を持て余して自分の子供である第二太子含め宮廷の子供たち相手に学校ごっこをしていた頃ではなかろうか。
あの頃彼は、後宮自体にはさして興味もない様子だったのだが、面白がって二妃に子供用の机だ椅子だと買い与えていた。
しばらくして彼女もまた、この宮廷から姿を消すことになったが。
「・・・いろいろあったな、お前と私は」
翡翠がそう言って、仕方なさそうにため息をついた。
川蝉もまた頷いた。
この宮廷で、翡翠と自分の身の周りに起きた事を思うと、まだ胸につかえるものがある。
しかし、いろいろあったと、そう振り返る事が出来るとしたら、もうそれは過去なのだ。
そう思う理由と動機があの妹弟子であり我々家令に属する者であるとするならそれで本望。
「あれだけのことがあって、いっそお前が総家令ではないのが不思議なくらいだ」
「いえ。直近までは、あの妹弟子に何と言う茶番をさせて、周りの大人は情けない話だと思っていたのです。けれど、これでよろしいのだと、今、思いました」
そう、いろいろあった。いろいろありすぎたのだ。
真珠帝を背信の罪で伐ち、二妃を喪し・・・。
彼は、再出発する事にしたのだ。あまりも重い物を背負ったまま。
それは、自分にはできそうもないけれど。
川蝉は痛みを感じながらも嬉しく思った。
「孔雀がその佐けになるのなら、それは我々の喜びです」
「まあ、女性というのは男よりも、誰しもそうであるけど。孔雀は現実的だよ」
翡翠《ひすい》は満足そうに微笑んだ。
「現実的というのは、出来ることは出来るだけやって、出来ない事には目を瞑り、違う形でフォローすると言う事です。あとは、どうぞ気になさらないで」
孔雀は翡翠にそう言ったのだ。
なる程、それが、周りの怪獣のような姉弟子兄弟子に振り回され育った彼女の身の処し方、生き方となったのだろう。
それから、我々家令一同、真心を尽くしてお仕え致しますと、即位の儀典で孔雀がそう宣誓した事。
いまだかつてそのような口上を述べた者はいなかった。
真心というのは、彼女の中では現実なのだ。
そして、それは今、自分にも痛切な現実である。
それに翡翠は救われたのだ。
だから、孔雀は福音。そう思う。
白鷹が総家令だった時代は、目にも眩しい純白と銀色の内装だった。
一番記憶に新しい梟の時代は濃いプラム色のカーテン、内装はステンレス張りの不可解に不気味な部屋だった。
こんな明るく健全な総家令室に足を踏み入れるのは、そうだ、大鷲の時代。
柔らかな白とたまご色のカーテンだったのは覚えている。
あの当時も、宮廷には子供たちが暮らすのを許されていた。
真珠帝が鷹揚な人物で、大鷲の願いを聞き入れたのだ。
懐かしく穏やかな時代。
大戦が終わり、戦後の復興も済み、これから全てが彼らのもと明るい方へと進むのだと思っていた。
しかし。宮廷とはそういうものではないと、知っていたはずなのに。
翡翠は燕を呼ぶと、スパークリングワインを持って来させた。
翡翠が即位し孔雀が総家令になった記念に作ったスパークリングで、評判が良くて販売してみたら大人気で、という自慢話を一通り聞かされてから、グラスに注がれた軽やかに弾ける液体を飲み干した。
確かにうまい。
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翡翠はとてもうまそうに飲み干してしまう。
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深々と頭を下げた家令を、翡翠は制した。
「それは即位した時に許可をしたはずだもの。勝手に来なかったのは、お前と青鷺だけだからね。お前たちの妹弟子がどれだけ悲しんでいたか」
確かに、翡翠が即位し、孔雀が総家令職を拝命した折、白鷹と梟によって宮城から放逐された自分たち世代は恩赦による名誉回復という栄誉に預かった。
孔雀が白鷹の入れ知恵で皇帝にねだった、という宮廷の噂は半分本当で半分嘘だろう。
そもそも自分たちの放逐処分により下の世代の正式な城での勤務が繰り上がってしまったのだ。
いかに家令が一騎当千とは言え、まだまだ若い彼らには辛い思いもさせただろう。
上の世代の我々が外部から出来る限りの援護射撃をしたとは言え、実際に宮廷に体が無いのだ。
その一番のあおりを食ったのが、年少であった孔雀であり大嘴であり燕。
そもそも彼らは、翡翠の次の王に仕えるようにと教育されていたのだから。
あの子達はのんびり大人になればいいじゃない、と、元皇女の真鶴がよく言っていたのに。
更に言えば、とんでもない誤算だったのは孔雀が総家令職に就いた事。
戦中派の姉弟子と兄弟子が、断りきれない立場の継室候補群の娘を小学校を中退させてまで家令に召し上げた時も唖然としたが、それが十五で総家令になったというのだから。
なんの手違いか、悪い冗談か、またはまたあの姉弟子と兄弟子の何かの策略だろうと思っていたが、望んだのが翡翠だと聞いて、今度こそ呆れた。
変態だったのか、と愕然としたが、黄鶲から就任後の床入りの事の顛末を聞いて、おかしくて仕方がなかった。
何を思い出して吹き出しそうになっているのを悟られたのだろう、翡翠が憮然とした。
「ふん。どうせ、知ってるんだろう。家令め」
失礼しました、と川蝉は苦笑した。
「陛下に大変なご不満でありますとか、ご迷惑をおかけしております」
「ご迷惑というほどでもないよ。・・・まあ、多少の不都合はあるけれど。まあ今は、それでもいい。今が一番いいもの」
そう断言する翡翠に、川蝉は絶句した。
彼は、そう明るい幼年時代や少年時代を過ごしたわけではない。
戦後処理に掛かりきりだった母王、彼女から片時も離れなかった総家令。
戯れに、または総家令の愛を試すかのように、あてつけに繰り返される妃や寵姫の入宮。その度に嫉妬深い人肉を喰らうダキニと呼ばれる白鷹《はくたか》は怒り狂い、それを確認して琥珀は大変満足をするのだ。
焼き餅焼きだったのねえ、なんて孔雀は呑気に言うが、当時を知る身からすると、はっきり言ってあの二人は人格破綻していた。
翡翠の父である継室は、馬術でオリンピックに出るほどの腕前だったが、それ以外の事にあまり関心を示さなかった。
結局、女皇帝は総家令だけを連れて離宮に移ってしまったのだ。継室と、彼らの子供たち、つまり自分の実子を置き去りにして。
そもそも政治のために娶った元老院派でもそう高位ではない男継室との間の子である翡翠を、女皇帝はそれほど重要には思っていなかった。
それは、まだとても若い時に当時の元老院長の家から迎え入れた正室との間の長子でもある真珠に向けた感情もそれほど違いは無かったろうが。
あんな辛い思いをさせた子供よ。その上、愛情まで欲しいというの。
女皇帝はそう言って憚らなかった。
体のそう強くはない彼女が、王室の規則に則《のっと》り十代半ばで結婚し、繰り返した妊娠と流産、死産。確かに辛かったと思う。
大戦中は戦場を駆け回り、戦後は王位を父と兄から簒奪して、戦後処理に奔走した。
その結果、子供たちに、愛しさより煩わしさを感じるようになったのかもしれない。
結局、彼女の愛情は、半身の総家令と、最後に産んだ皇女のみに向けられた。
とは言え、真珠も翡翠も父親が元老院派の貴族筋の出身である以上、天河のようにギルド派の母親を持ち、更にその不運な事件の影響からの冷遇ともいえる状態にはならなかったが。
翡翠はいっそ自由気ままな程で、アカデミーに進み、更には国外で過ごしていた事もある。
しかし、その数年後に母帝に呼び出されるのだ。兄王を討て、と。
今思い出しても、悪夢のような日々。
同行したのは自分。
その後、翡翠は皇太子となり、宮城での生活が始まったのだ。
その後、川蝉は翡翠の侍従であり、彼の叔父である瑪瑙帝が離宮で過ごす等や、総家令である梟が軍属の際など、総家令が城を留守にする際は、宮城において総家令代理としての職務についていた。
翡翠が幸せだった時期というのはいつだろうと、つい考えてしまう。
思い当たるのは、ギルド出の元教師という異色の経歴の妃が暇を持て余して自分の子供である第二太子含め宮廷の子供たち相手に学校ごっこをしていた頃ではなかろうか。
あの頃彼は、後宮自体にはさして興味もない様子だったのだが、面白がって二妃に子供用の机だ椅子だと買い与えていた。
しばらくして彼女もまた、この宮廷から姿を消すことになったが。
「・・・いろいろあったな、お前と私は」
翡翠がそう言って、仕方なさそうにため息をついた。
川蝉もまた頷いた。
この宮廷で、翡翠と自分の身の周りに起きた事を思うと、まだ胸につかえるものがある。
しかし、いろいろあったと、そう振り返る事が出来るとしたら、もうそれは過去なのだ。
そう思う理由と動機があの妹弟子であり我々家令に属する者であるとするならそれで本望。
「あれだけのことがあって、いっそお前が総家令ではないのが不思議なくらいだ」
「いえ。直近までは、あの妹弟子に何と言う茶番をさせて、周りの大人は情けない話だと思っていたのです。けれど、これでよろしいのだと、今、思いました」
そう、いろいろあった。いろいろありすぎたのだ。
真珠帝を背信の罪で伐ち、二妃を喪し・・・。
彼は、再出発する事にしたのだ。あまりも重い物を背負ったまま。
それは、自分にはできそうもないけれど。
川蝉は痛みを感じながらも嬉しく思った。
「孔雀がその佐けになるのなら、それは我々の喜びです」
「まあ、女性というのは男よりも、誰しもそうであるけど。孔雀は現実的だよ」
翡翠《ひすい》は満足そうに微笑んだ。
「現実的というのは、出来ることは出来るだけやって、出来ない事には目を瞑り、違う形でフォローすると言う事です。あとは、どうぞ気になさらないで」
孔雀は翡翠にそう言ったのだ。
なる程、それが、周りの怪獣のような姉弟子兄弟子に振り回され育った彼女の身の処し方、生き方となったのだろう。
それから、我々家令一同、真心を尽くしてお仕え致しますと、即位の儀典で孔雀がそう宣誓した事。
いまだかつてそのような口上を述べた者はいなかった。
真心というのは、彼女の中では現実なのだ。
そして、それは今、自分にも痛切な現実である。
それに翡翠は救われたのだ。
だから、孔雀は福音。そう思う。
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