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26.カーテンコール
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さて。桜子ちゃん。
そろそろ、ママと大哥とのお別れの話をしなければなりません。
ママは相変わらず毎日ご機嫌で、仕事仲間からお茶に誘われたり、若い俳優達に演技指導するような日々でした。
ある日、旦那様がママの異変に気付いたの。
「鳳姐、この痣はどうしましたか?」
ママの腕や足に打つけた時にできるような痣がたくさん浮いていたの。
ママは、大して気にも止めずにいたけれど、旦那様は深刻だった。
検査してね、大きな病気だと分かったの。
とても難しい病気でね。
これと言ったお薬での治療法は無くて、骨髄移植をすればかなりの割合で助かるのではと言うお話だったの。
私はすぐにするべきとママに言ったの。
ママは、入院していた病室に届けられたお見舞いのお花に囲まれて、大哥にシャンパンを開けさせて、暁子からの入院に必要な化粧品や服の詰め合わせのバスケットを嬉しそうに眺めて居た。
「日本製のこのパジャマの肌触りの良い事。このスリッパのお花の模様はチューリップかしら。なんて可愛いの」
ウキウキとしてまるで旅行気分。
「ママ、ねえ。ちゃんと聞いてるの。先生や旦那様が仰るように、早く治療を進めましょうよ。移植の検査をしたいの。私とレイモンドがいる。シャーロットだってママの事を聞けば飛んで帰ってくるわ」
ママは浮かない顔。
「でも、それってすごく痛いのでしょ。お月様もレイもシャーロットもそんな痛い事、だめよ」
とても太い針を刺して骨髄を採取して適合するかどうかの検査をすると聞いていたの。
ママは痛いとか怖いとか大嫌い。
きっと反対すると思っていたけど、私は何とか説得しなくちゃと思っていた。
「ママ、骨髄の型って家族で、4人に一人の割合で適合するのですって。ね、だから」
ママには兄弟姉妹がいるなんて聞いた事ないし、母親とも早くに別れていたけれど、私とレイモンドとシャーロットがいれば、これで三人だもの。誰か一人は適合するのじゃないかと希望を持っていたの。
「ねえ、ママ。試す価値はあるのよ。だって、これが他人だと、数百人から数万人に一人の確率だって」
なおも痛いのはダメと言っていたママがぱっと笑顔になった。
「なんだ、そうなのね!なら、ママとお月様に血縁は無いから、そんな痛くて怖い事、やっぱりお月様やレイやシャーロットがする必要ないのよ」
って、そう言ったの。
私はもうびっくり。突然何を言い出したのかと思った。
でもママは、これで解決ね、とにこにこしていた。
「あら、そうなのよ。忘れてたし、思い出してもすぐ忘れちゃうけど。ねえ大哥」
「ああそうだよな。あんまり考えた事ないしな」
二人はバスケットの底からお菓子やお酒が出て来たと大喜びしていた。
私、さすがに腰が抜けたわよ。
でも、ママも大哥も全然気にしないんですもの。
「ママね、赤ちゃんが欲しかったの。でもね、出産ってとっても苦しいでしょう。・・・暁子が若い時にね、赤ちゃんを産んだ事があるの。太郎ちゃんよりもずっと前の話。とても難産でね、苦しんだの。結局、その子は産まれる時に死んでしまったの。・・・でもね、とっても可愛い女の子だったのですって」
大哥も悲しそうに頷いた。
「あの時は本当に大変で。暁子も死んでしまうんじゃないかと思ったんだよ。怖くて鳳は泣いて震えてたし、俺なんかブッ倒れて意識不明。師匠であるお姫様に、あんたたちは本当に役に立たないって叱り飛ばされたもんだ」
「だって本当に怖かったのよね。血がたくさん出たし、暁子ってあんまり痛いの苦しいのって言わないのよ。その暁子が泣き叫んで。あれは拷問よ。あんな思いしたのに、赤ちゃんは死んじゃったのよ。なんて悲しいの。・・・だから、私は絶対に出産はしないと思ったの。でも、私、赤ちゃんが欲しいわけよね。そしたら暁子が、連れて来てくれたの。とっても可愛い女の子の赤ちゃん。お月様、あなたよ」
「そう。とっても可愛かったんだ。覚えているよ。手がとってもちっちゃくて、なんと足もちっちゃいんだ」
「いやぁね、大哥、赤ちゃんは皆そうよ」
なんて二人は笑い合っている。
「待って・・・。そんな、私、一体誰の子なのよ・・・?」
「そうね。それはちょっと不思議よね。あのね、私達の友達で、金蘭大夜総会のもう一人のオーナーよ。だいぶ前にアメリカに渡ったの」
ママは小声で私に耳打ちした。
私は耳を疑った。
「秘密よ。ちょっと言えない大物になっちゃったからね、あの子」
「そうそう。知ってると逆に危険だからな」
びっくりして私の方が倒れそうだった。
「・・・・じゃ、私の母親は誰なの。暁子?」
「ううん、まさか。あの二人は本当に姉弟のようだったから。性格も似てるし、食べ物の好みも似てる。だから二人で恋人を取り合って大喧嘩したりもしてたんだから。懐かしいわね、大哥」
「懐かしい。若く輝かしい青春の思い出だな。その取り合った恋人ってのがお月様の母親だよ。小柄で綺麗な娘でね。・・・でも、お月様を産んですぐに死んでしまったんだよ。戦争が終わる頃で、暁子がお月様を日本に連れて行くと言ったけれど、負けた国に行くってんだから、小さな赤ちゃんがいたらどれだけ危険か。鳳がお月様を欲しい欲しいと言ってたから、一緒に香港に連れて来たんだよ」
「そうなのよ。本当にそれで正解だったわ。私、痛い思いも怖い思いもしないで、こんなに可愛いお月様のママになれちゃったんですもの。ほらね、ママはとっても幸運なんだから」
二人は乾杯なんてしてたのよ。
私も旦那様も呆れてしまってねぇ。
でも確かにそれは正解。
私もとても愛されて育ったのはよく分かっていましたから。
ママは、その後も「私、入院したのよ、なんだか難しい病気なのよ」なんて、半島酒店のバルコニーで、シャンパンやお茶やケーキを食べながらお友達や大哥と楽しそうに喋っていましたよねえ。
まるで新しい配役が決まった役者のようにね。
結局、ママはそれから一年程でこの世の舞台から降りる事になったのですけど。
ママの遺言で、自分が死んだことは公表しないようにと言われていたの。
お葬式もね、家族だけで教会で神父様にお祈りをして頂くだけにしてと言われていたからそうしたし。
あとは、皆、同じように日常の生活をするようにって。
だから、しばらくは誰もママが亡くなった事は知らなかったけど、姿を現さないのだから当然、察すると言うものよね。
でも誰もそんな事言わなかった。
「今日はいいお天気だから、きっと鳳姐はおしゃれをして半島酒店にお出かけでバルコニーでお茶されている頃かしら」
「私、新しい映画を演る事になったの。鳳姐にアドバイス頂きたいから、またお茶をご一緒したいと伝えて頂戴ね」
そんな風に皆、話題にしてくれていたのよ。
それが彼らの別れの挨拶だった。
私は「そうなの。ママは毎日ご機嫌よ」「お茶やシャンパンのお誘いならママは喜ぶわ」と決まって返す。
お天気が良い時、ママはあのホテルのバルコニーでお茶やシャンパンを頂くのが大好きだったから。
ママはお仕事の方やお友達、いろんな方とお茶に行ったけど、やっぱり大哥と暁子が揃った時は特別。
屋外で飲み食いするのは落ち着かないってすぐ建物の中に引っ込もうとする暁子に、ママと大哥はお天気がいいからとか、景色が綺麗だからとか言ってなんとか椅子に着かせようとしていたっけ。
仕方ないわね、と暁子がしぶしぶテーブルのケーキに手を伸ばす。
その後はあれこれとおしゃべりが始まるのよ。
暁子は、先週東京で食べたおいしいお寿司の話、内戦状態の国でその国の王族とホテルで商談していたら、騒いでいる報道陣がいてうるさくて怒鳴りつけたらそれが太郎と太郎の会社の人間だったとか、アメリカに行って2m以上あるサボテンを見た話とか。
ママは金蘭大夜総会に新しい舞台装置を設置したいとか、とても可愛い新人女優が現れたとか。それから暁子の話に出てくるお寿司が食べたいとか、そのサボテン欲しいわね!なんて言って、暁子が、じゃあ香港支店の話を持ち掛けてみようかとか、サボテンを船便で送れるか聞いてみるわとか。
大哥は、ある政治家の太太に大哥がゴルフに誘われて嫌々行ったけど、旦那様が現れて太太と大喧嘩が始まって、バカバカしくて帰って来た話とか。
暁子もママも大笑い。
他愛ない話よ。
でもとても、とても楽しそうだった。
お天気が良い日はね、今でも私、ママと大哥と暁子がそうしているんじゃないかなんて思う時があるの。
そろそろ、ママと大哥とのお別れの話をしなければなりません。
ママは相変わらず毎日ご機嫌で、仕事仲間からお茶に誘われたり、若い俳優達に演技指導するような日々でした。
ある日、旦那様がママの異変に気付いたの。
「鳳姐、この痣はどうしましたか?」
ママの腕や足に打つけた時にできるような痣がたくさん浮いていたの。
ママは、大して気にも止めずにいたけれど、旦那様は深刻だった。
検査してね、大きな病気だと分かったの。
とても難しい病気でね。
これと言ったお薬での治療法は無くて、骨髄移植をすればかなりの割合で助かるのではと言うお話だったの。
私はすぐにするべきとママに言ったの。
ママは、入院していた病室に届けられたお見舞いのお花に囲まれて、大哥にシャンパンを開けさせて、暁子からの入院に必要な化粧品や服の詰め合わせのバスケットを嬉しそうに眺めて居た。
「日本製のこのパジャマの肌触りの良い事。このスリッパのお花の模様はチューリップかしら。なんて可愛いの」
ウキウキとしてまるで旅行気分。
「ママ、ねえ。ちゃんと聞いてるの。先生や旦那様が仰るように、早く治療を進めましょうよ。移植の検査をしたいの。私とレイモンドがいる。シャーロットだってママの事を聞けば飛んで帰ってくるわ」
ママは浮かない顔。
「でも、それってすごく痛いのでしょ。お月様もレイもシャーロットもそんな痛い事、だめよ」
とても太い針を刺して骨髄を採取して適合するかどうかの検査をすると聞いていたの。
ママは痛いとか怖いとか大嫌い。
きっと反対すると思っていたけど、私は何とか説得しなくちゃと思っていた。
「ママ、骨髄の型って家族で、4人に一人の割合で適合するのですって。ね、だから」
ママには兄弟姉妹がいるなんて聞いた事ないし、母親とも早くに別れていたけれど、私とレイモンドとシャーロットがいれば、これで三人だもの。誰か一人は適合するのじゃないかと希望を持っていたの。
「ねえ、ママ。試す価値はあるのよ。だって、これが他人だと、数百人から数万人に一人の確率だって」
なおも痛いのはダメと言っていたママがぱっと笑顔になった。
「なんだ、そうなのね!なら、ママとお月様に血縁は無いから、そんな痛くて怖い事、やっぱりお月様やレイやシャーロットがする必要ないのよ」
って、そう言ったの。
私はもうびっくり。突然何を言い出したのかと思った。
でもママは、これで解決ね、とにこにこしていた。
「あら、そうなのよ。忘れてたし、思い出してもすぐ忘れちゃうけど。ねえ大哥」
「ああそうだよな。あんまり考えた事ないしな」
二人はバスケットの底からお菓子やお酒が出て来たと大喜びしていた。
私、さすがに腰が抜けたわよ。
でも、ママも大哥も全然気にしないんですもの。
「ママね、赤ちゃんが欲しかったの。でもね、出産ってとっても苦しいでしょう。・・・暁子が若い時にね、赤ちゃんを産んだ事があるの。太郎ちゃんよりもずっと前の話。とても難産でね、苦しんだの。結局、その子は産まれる時に死んでしまったの。・・・でもね、とっても可愛い女の子だったのですって」
大哥も悲しそうに頷いた。
「あの時は本当に大変で。暁子も死んでしまうんじゃないかと思ったんだよ。怖くて鳳は泣いて震えてたし、俺なんかブッ倒れて意識不明。師匠であるお姫様に、あんたたちは本当に役に立たないって叱り飛ばされたもんだ」
「だって本当に怖かったのよね。血がたくさん出たし、暁子ってあんまり痛いの苦しいのって言わないのよ。その暁子が泣き叫んで。あれは拷問よ。あんな思いしたのに、赤ちゃんは死んじゃったのよ。なんて悲しいの。・・・だから、私は絶対に出産はしないと思ったの。でも、私、赤ちゃんが欲しいわけよね。そしたら暁子が、連れて来てくれたの。とっても可愛い女の子の赤ちゃん。お月様、あなたよ」
「そう。とっても可愛かったんだ。覚えているよ。手がとってもちっちゃくて、なんと足もちっちゃいんだ」
「いやぁね、大哥、赤ちゃんは皆そうよ」
なんて二人は笑い合っている。
「待って・・・。そんな、私、一体誰の子なのよ・・・?」
「そうね。それはちょっと不思議よね。あのね、私達の友達で、金蘭大夜総会のもう一人のオーナーよ。だいぶ前にアメリカに渡ったの」
ママは小声で私に耳打ちした。
私は耳を疑った。
「秘密よ。ちょっと言えない大物になっちゃったからね、あの子」
「そうそう。知ってると逆に危険だからな」
びっくりして私の方が倒れそうだった。
「・・・・じゃ、私の母親は誰なの。暁子?」
「ううん、まさか。あの二人は本当に姉弟のようだったから。性格も似てるし、食べ物の好みも似てる。だから二人で恋人を取り合って大喧嘩したりもしてたんだから。懐かしいわね、大哥」
「懐かしい。若く輝かしい青春の思い出だな。その取り合った恋人ってのがお月様の母親だよ。小柄で綺麗な娘でね。・・・でも、お月様を産んですぐに死んでしまったんだよ。戦争が終わる頃で、暁子がお月様を日本に連れて行くと言ったけれど、負けた国に行くってんだから、小さな赤ちゃんがいたらどれだけ危険か。鳳がお月様を欲しい欲しいと言ってたから、一緒に香港に連れて来たんだよ」
「そうなのよ。本当にそれで正解だったわ。私、痛い思いも怖い思いもしないで、こんなに可愛いお月様のママになれちゃったんですもの。ほらね、ママはとっても幸運なんだから」
二人は乾杯なんてしてたのよ。
私も旦那様も呆れてしまってねぇ。
でも確かにそれは正解。
私もとても愛されて育ったのはよく分かっていましたから。
ママは、その後も「私、入院したのよ、なんだか難しい病気なのよ」なんて、半島酒店のバルコニーで、シャンパンやお茶やケーキを食べながらお友達や大哥と楽しそうに喋っていましたよねえ。
まるで新しい配役が決まった役者のようにね。
結局、ママはそれから一年程でこの世の舞台から降りる事になったのですけど。
ママの遺言で、自分が死んだことは公表しないようにと言われていたの。
お葬式もね、家族だけで教会で神父様にお祈りをして頂くだけにしてと言われていたからそうしたし。
あとは、皆、同じように日常の生活をするようにって。
だから、しばらくは誰もママが亡くなった事は知らなかったけど、姿を現さないのだから当然、察すると言うものよね。
でも誰もそんな事言わなかった。
「今日はいいお天気だから、きっと鳳姐はおしゃれをして半島酒店にお出かけでバルコニーでお茶されている頃かしら」
「私、新しい映画を演る事になったの。鳳姐にアドバイス頂きたいから、またお茶をご一緒したいと伝えて頂戴ね」
そんな風に皆、話題にしてくれていたのよ。
それが彼らの別れの挨拶だった。
私は「そうなの。ママは毎日ご機嫌よ」「お茶やシャンパンのお誘いならママは喜ぶわ」と決まって返す。
お天気が良い時、ママはあのホテルのバルコニーでお茶やシャンパンを頂くのが大好きだったから。
ママはお仕事の方やお友達、いろんな方とお茶に行ったけど、やっぱり大哥と暁子が揃った時は特別。
屋外で飲み食いするのは落ち着かないってすぐ建物の中に引っ込もうとする暁子に、ママと大哥はお天気がいいからとか、景色が綺麗だからとか言ってなんとか椅子に着かせようとしていたっけ。
仕方ないわね、と暁子がしぶしぶテーブルのケーキに手を伸ばす。
その後はあれこれとおしゃべりが始まるのよ。
暁子は、先週東京で食べたおいしいお寿司の話、内戦状態の国でその国の王族とホテルで商談していたら、騒いでいる報道陣がいてうるさくて怒鳴りつけたらそれが太郎と太郎の会社の人間だったとか、アメリカに行って2m以上あるサボテンを見た話とか。
ママは金蘭大夜総会に新しい舞台装置を設置したいとか、とても可愛い新人女優が現れたとか。それから暁子の話に出てくるお寿司が食べたいとか、そのサボテン欲しいわね!なんて言って、暁子が、じゃあ香港支店の話を持ち掛けてみようかとか、サボテンを船便で送れるか聞いてみるわとか。
大哥は、ある政治家の太太に大哥がゴルフに誘われて嫌々行ったけど、旦那様が現れて太太と大喧嘩が始まって、バカバカしくて帰って来た話とか。
暁子もママも大笑い。
他愛ない話よ。
でもとても、とても楽しそうだった。
お天気が良い日はね、今でも私、ママと大哥と暁子がそうしているんじゃないかなんて思う時があるの。
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