雨音が聞こえなくなった頃

yuuka

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出会い

2、新しい日々

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今日もバスにのる。珍しく雨が降っていた。夏なのに、、じめじめしてて私に似ているから雨は好きだ。自虐ではない。バスが来たためSuicoを出そうとする、、あれ?、、ない、ない、どうしよう。バスの運転手が早くしろという表情で睨んできた。私は降りようかと思い、後ろに下がると、(?)「2人分お願いします!   」私以外人はいないのに2人分とか言っている。この人は幻覚でも見えているのか?そう思い、後退りをする。(?)「お金払っといたから乗ろ?」バスのドアがしまったため、私は降りなかった。「あの、ありがとうございます。お金返します。このバス乗るなら次は私がはらいます。」(?)「いいよいいよ。たったの200円だし。それよりうちの生徒だよね?僕私立○○学園から転入してきたんだけど、案内してもらっていいかな?」お金も返さなきゃだし、、「わかりました。」そう答えた、話してると面白い人で、どこかで会ったことあるような懐かしさも感じられた。聞いてみると転入する雨宮くんらしい。彼は3年生で私よりも2つ上だ。校門をくぐり、案内してあげる。(雨宮)「ありがとう。相田さん!せっかくだから帰り一緒に帰ろう!」こんなこと言われたのは初めてだからものすごく戸惑ってしまう。「わかりました!」誰かとこんなにうちとけられたのは初めてで、どうしてかこの機会を逃したくなかった。ニコと笑うと教室に入っていった。今日は何故か愛菜から目をつけられなかった。私が喜びの表情でいるからだろう。私が笑っているのは初めてかもしれない。校門で待っていると雨宮くんは来てくれた。(雨宮)「いこ!」太陽みたいな笑顔が好きだ。私たちは2人で歩いていた。たわいのない話をしているとあっというまに霞浜についていた2人で降りて、反対の方向に向かう。寂しいなと思ったけどまた会えると思うと嬉しくなった。硬い扉を開け、音を立てないように中へ入っていく。今日はなんも言われない。お姉ちゃんがいるであろうリビングを見ると、姉がいなかった。大嫌いな人だから居なくなってもいいんだけどね。階段を上がってランスに今日のことを書き込む。優しい転入生の先輩と会ったこと。仲良くなれたこと。どこか懐かしいこと、胸がとても弾んだ。
1夜明けて学校に行くとそれはもう酷い状況だった。一体なぜ愛菜が、、
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