5 / 11
5
しおりを挟む
煌びやかな王宮。謁見の間。
室内は息苦しいほどの緊張感に包まれていた。
今日、この場に集められたのは我が家だけではなく、現在学園を休んでいる令息達の婚約者家族一同だった。もちろん、王太子殿下の婚約者であるマーガレット様とそのご両親もいらっしゃる。
この状況を見るに、やはり国王陛下の話は彼らの事で間違いないだろう。
護衛騎士が重厚な扉を開けると、陛下が入ってきた。キラキラと輝く金色の髪に真っ青な瞳。我が国の国王は他国の王と比べ四十代とまだ若いが、堂々とした立ち振る舞いと威厳のあるオーラに圧倒されてしまう。その後ろには、真っ黒なローブで顔を隠した男性らしき人が続いた。あれは……こないだ我が家に来た人じゃないかしら? あの方がどうしてここに? そう思いながらも、私は皆様と同じように深々と頭を下げた。
「ああ、そのままで良い。わざわざ呼び出してしまってすまないな」
陛下の言葉に、私たちは下げていた頭を静かに上げる。豪華な造りの椅子に腰掛ける陛下は疲れたような顔をしていた。
「今日集まってもらったのはご令嬢方の婚約者についてだ。ここ半年の彼らの言動は聞いている。とてもじゃないが正気とは思えない愚行だ」
はぁ、と陛下は溜息をついて呟くように言った。
「……まさに正気じゃなかったんだ」
正気じゃなかった? どういうことだろう。疑問に思いながら続きを待つ。
「単刀直入に言おう。彼らはアンジェラ・キース男爵令嬢によって魅了魔法をかけられていた」
……み、魅了魔法? 魅了魔法って何なのかしら。『魔法』が未発達な我が国では聞き馴染みのないものだ。魔法という不思議な力を使って火を出したり水を出したり出来る、という事くらいは知識として知っているが、我が国には使用出来る者はほとんどいない。力の源や使い方が分からないからだ。『魔法』は我が国とは国交のない国の持つ力なので、情報が入ってこないのは仕方ないのかもしれないが……。
「魅了魔法とは狙った相手を自分の虜にさせ、その好意を利用して自分の思うがままに操る洗脳系の精神魔法だ。我が愚息である王太子サミュエル、ビリー・ホーマス侯爵令息、テオドール・ラルストン侯爵令息、トム・コックス教諭、それと、キース男爵家の当主が魅了魔法にかけられていた事が判明した」
誰かの息を飲む音が鮮明に聞こえた。もしかしたら自分のものだったのかもしれない。
「そして、アンジェラ・キース男爵令嬢はキース男爵の子ではない。魅了魔法で男爵を操り、自分の子だと思わせていたそうだ」
「なっ!?」
だ、男爵を操っていた!? そんなことが出来るなんて……。確かに今まで男爵家には病弱な娘が居たなんて話は聞いたことがなかったし、最終学年へ編入した挙句王太子殿下が世話係なんて不思議だわ、とは思っていたけど………まさか魔法で操られていたなんて。もしかして、男爵だけじゃなく魅了魔法をかけられていた全員が彼女に操られていたってこと? だから学園でも自分勝手な振る舞いが許されていたと? な、なんてことなの……。
呆然とする私達を見ながら陛下は更に言った。
「彼女は現在我が国の牢獄に入れられている。もちろん魅了魔法は封じてな。こちらにいるニール王国の特級魔導師、ルーウェン・シュテック殿がやってくださった。……詳しいことは彼から説明してもらおう」
黒いローブの男性が立ち上がり、一歩前に出る。頭にかぶっていたフードを取ると、艶のある黒髪がサラリと揺れた。全身が黒い衣装で覆われているせいか、透き通るような白い肌がよく目立つ。
「ニール王国特級魔導師、ルーウェン・シュテックと申します。以後お見知りおきを」
そう言って、彼は軽く頭を下げた。
「──さて。先ほど皆様にご説明した通り、アンジェラ・キース男爵令嬢という人物はこの世に存在しません。彼女の本名はマチルダ・ターナー。魔法が盛んな我がニール王国の特級魔法師で、魅了魔法の使い手。自らが王太子妃になるため我がニール王国の王太子に魅了魔法をかけ、国を混乱に陥れた罪で投獄されていました」
私は目を見開いた。衝撃の事実である。
「牢ではもちろん魔力も魅了魔法も封じていたんですが、どうやら捕まる前に呪具……魅了の力が込められたネックレスを作っていたようで。厄介なことに魅了避け魔法の解除術式まで練り込んであり、兵士の隙をついて脱獄されてしまいました。そのため彼女は逃亡犯となり、国際指名手配をされていたのです」
魔導師様はため息をついた。
「彼女はそのネックレスを使って男性を魅了し、この国まで逃げて来たのでしょう。ただし、そのネックレスの力は使う人数が多いほど効き目が弱くなるので、一度に使える人数は五~六人が限度かと。用が済んだら魅了を解除し別の人物に新しくかける、という事を繰り返してきたと思われます。魔法に疎いこの国ならば、自分の野望が叶えられると思い実行に移したんでしょう。ここはニール王国からも離れているし、国交もありませんからね」
私達は静かに話を聞いている。
「ああ、現在そのネックレスはこちらでしっかりと保管してありますのでご安心を。……まぁ、我々が着いた時にはもう壊れていたんですがね」
魔導師様は意味深な笑みを浮かべたが、その笑みは一瞬で消えた。
「この国での彼女の狙いも王太子妃だったようですが、どうやら側近候補の方達も気に入ったみたいで。彼らを自分の側に置き、ハーレム状態を作りたいと考えたらしいです。邪魔な婚約者を排除するため彼らに魅了をかけ、順番に婚約を破棄させていく。最終的には夜会でサミュエル王太子殿下に婚約破棄を宣言させ、その場ですぐにマチルダに求婚させるという算段だったようです」
一見すれば無謀な計画だけれど、途中までは実際に起きてるんだから恐ろしい。
「我が国の不始末で貴国に大変な迷惑をかけてしまったこと、国王に代わって謝罪致します。申し訳ありませんでした」
魔導師様が深々と頭を下げた。私達は何と言っていいか分からず顔を見合わせる。
「……それはお互い様だ。こちらも迷惑をかけた」
私達の代わりに陛下が答える。
「実はサミュエルが彼女に違和感を覚えてな。周りの男性が異常に彼女に惹かれてすぎている、と。そこで、何か特別な力を持っているのではないかと独自に調査をしていたらしいんだ。…… その時点で私に報告しておけばもっと早く解決出来たものを。魅了なんぞにかかり事を大きくして……」
陛下が深いため息をついた。
「いえ。それに関しては彼女の脱獄を許したこちらの落ち度です。それに、サミュエル王太子殿下には感謝しているのですよ。完全に魅了に落ちる前に影を使ってマチルダの事を調べあげ、交流のない我が国に情報提供して下さったんですから。おかげで彼女を捕まえることが出来ました。今後の詳細は国を交えての対談で決めていくと思われますので、よろしくお願い致します」
「ああ、分かった」
陛下の返事を聞くと、魔導師様は人当たりの良い笑みを浮かべながら私達を見回した。
室内は息苦しいほどの緊張感に包まれていた。
今日、この場に集められたのは我が家だけではなく、現在学園を休んでいる令息達の婚約者家族一同だった。もちろん、王太子殿下の婚約者であるマーガレット様とそのご両親もいらっしゃる。
この状況を見るに、やはり国王陛下の話は彼らの事で間違いないだろう。
護衛騎士が重厚な扉を開けると、陛下が入ってきた。キラキラと輝く金色の髪に真っ青な瞳。我が国の国王は他国の王と比べ四十代とまだ若いが、堂々とした立ち振る舞いと威厳のあるオーラに圧倒されてしまう。その後ろには、真っ黒なローブで顔を隠した男性らしき人が続いた。あれは……こないだ我が家に来た人じゃないかしら? あの方がどうしてここに? そう思いながらも、私は皆様と同じように深々と頭を下げた。
「ああ、そのままで良い。わざわざ呼び出してしまってすまないな」
陛下の言葉に、私たちは下げていた頭を静かに上げる。豪華な造りの椅子に腰掛ける陛下は疲れたような顔をしていた。
「今日集まってもらったのはご令嬢方の婚約者についてだ。ここ半年の彼らの言動は聞いている。とてもじゃないが正気とは思えない愚行だ」
はぁ、と陛下は溜息をついて呟くように言った。
「……まさに正気じゃなかったんだ」
正気じゃなかった? どういうことだろう。疑問に思いながら続きを待つ。
「単刀直入に言おう。彼らはアンジェラ・キース男爵令嬢によって魅了魔法をかけられていた」
……み、魅了魔法? 魅了魔法って何なのかしら。『魔法』が未発達な我が国では聞き馴染みのないものだ。魔法という不思議な力を使って火を出したり水を出したり出来る、という事くらいは知識として知っているが、我が国には使用出来る者はほとんどいない。力の源や使い方が分からないからだ。『魔法』は我が国とは国交のない国の持つ力なので、情報が入ってこないのは仕方ないのかもしれないが……。
「魅了魔法とは狙った相手を自分の虜にさせ、その好意を利用して自分の思うがままに操る洗脳系の精神魔法だ。我が愚息である王太子サミュエル、ビリー・ホーマス侯爵令息、テオドール・ラルストン侯爵令息、トム・コックス教諭、それと、キース男爵家の当主が魅了魔法にかけられていた事が判明した」
誰かの息を飲む音が鮮明に聞こえた。もしかしたら自分のものだったのかもしれない。
「そして、アンジェラ・キース男爵令嬢はキース男爵の子ではない。魅了魔法で男爵を操り、自分の子だと思わせていたそうだ」
「なっ!?」
だ、男爵を操っていた!? そんなことが出来るなんて……。確かに今まで男爵家には病弱な娘が居たなんて話は聞いたことがなかったし、最終学年へ編入した挙句王太子殿下が世話係なんて不思議だわ、とは思っていたけど………まさか魔法で操られていたなんて。もしかして、男爵だけじゃなく魅了魔法をかけられていた全員が彼女に操られていたってこと? だから学園でも自分勝手な振る舞いが許されていたと? な、なんてことなの……。
呆然とする私達を見ながら陛下は更に言った。
「彼女は現在我が国の牢獄に入れられている。もちろん魅了魔法は封じてな。こちらにいるニール王国の特級魔導師、ルーウェン・シュテック殿がやってくださった。……詳しいことは彼から説明してもらおう」
黒いローブの男性が立ち上がり、一歩前に出る。頭にかぶっていたフードを取ると、艶のある黒髪がサラリと揺れた。全身が黒い衣装で覆われているせいか、透き通るような白い肌がよく目立つ。
「ニール王国特級魔導師、ルーウェン・シュテックと申します。以後お見知りおきを」
そう言って、彼は軽く頭を下げた。
「──さて。先ほど皆様にご説明した通り、アンジェラ・キース男爵令嬢という人物はこの世に存在しません。彼女の本名はマチルダ・ターナー。魔法が盛んな我がニール王国の特級魔法師で、魅了魔法の使い手。自らが王太子妃になるため我がニール王国の王太子に魅了魔法をかけ、国を混乱に陥れた罪で投獄されていました」
私は目を見開いた。衝撃の事実である。
「牢ではもちろん魔力も魅了魔法も封じていたんですが、どうやら捕まる前に呪具……魅了の力が込められたネックレスを作っていたようで。厄介なことに魅了避け魔法の解除術式まで練り込んであり、兵士の隙をついて脱獄されてしまいました。そのため彼女は逃亡犯となり、国際指名手配をされていたのです」
魔導師様はため息をついた。
「彼女はそのネックレスを使って男性を魅了し、この国まで逃げて来たのでしょう。ただし、そのネックレスの力は使う人数が多いほど効き目が弱くなるので、一度に使える人数は五~六人が限度かと。用が済んだら魅了を解除し別の人物に新しくかける、という事を繰り返してきたと思われます。魔法に疎いこの国ならば、自分の野望が叶えられると思い実行に移したんでしょう。ここはニール王国からも離れているし、国交もありませんからね」
私達は静かに話を聞いている。
「ああ、現在そのネックレスはこちらでしっかりと保管してありますのでご安心を。……まぁ、我々が着いた時にはもう壊れていたんですがね」
魔導師様は意味深な笑みを浮かべたが、その笑みは一瞬で消えた。
「この国での彼女の狙いも王太子妃だったようですが、どうやら側近候補の方達も気に入ったみたいで。彼らを自分の側に置き、ハーレム状態を作りたいと考えたらしいです。邪魔な婚約者を排除するため彼らに魅了をかけ、順番に婚約を破棄させていく。最終的には夜会でサミュエル王太子殿下に婚約破棄を宣言させ、その場ですぐにマチルダに求婚させるという算段だったようです」
一見すれば無謀な計画だけれど、途中までは実際に起きてるんだから恐ろしい。
「我が国の不始末で貴国に大変な迷惑をかけてしまったこと、国王に代わって謝罪致します。申し訳ありませんでした」
魔導師様が深々と頭を下げた。私達は何と言っていいか分からず顔を見合わせる。
「……それはお互い様だ。こちらも迷惑をかけた」
私達の代わりに陛下が答える。
「実はサミュエルが彼女に違和感を覚えてな。周りの男性が異常に彼女に惹かれてすぎている、と。そこで、何か特別な力を持っているのではないかと独自に調査をしていたらしいんだ。…… その時点で私に報告しておけばもっと早く解決出来たものを。魅了なんぞにかかり事を大きくして……」
陛下が深いため息をついた。
「いえ。それに関しては彼女の脱獄を許したこちらの落ち度です。それに、サミュエル王太子殿下には感謝しているのですよ。完全に魅了に落ちる前に影を使ってマチルダの事を調べあげ、交流のない我が国に情報提供して下さったんですから。おかげで彼女を捕まえることが出来ました。今後の詳細は国を交えての対談で決めていくと思われますので、よろしくお願い致します」
「ああ、分かった」
陛下の返事を聞くと、魔導師様は人当たりの良い笑みを浮かべながら私達を見回した。
66
お気に入りに追加
405
あなたにおすすめの小説
邪魔者は消えようと思たのですが……どういう訳か離してくれません
りまり
恋愛
私には婚約者がいるのですが、彼は私が嫌いのようでやたらと他の令嬢と一緒にいるところを目撃しています。
そんな時、あまりの婚約者殿の態度に両家の両親がそんなに嫌なら婚約解消しようと話が持ち上がってきた時、あれだけ私を無視していたのが嘘のような態度ですり寄ってくるんです。
本当に何を考えているのやら?
【完結】どうやら私は婚約破棄されるそうです。その前に舞台から消えたいと思います
りまり
恋愛
私の名前はアリスと言います。
伯爵家の娘ですが、今度妹ができるそうです。
母を亡くしてはや五年私も十歳になりましたし、いい加減お父様にもと思った時に後妻さんがいらっしゃったのです。
その方にも九歳になる娘がいるのですがとてもかわいいのです。
でもその方たちの名前を聞いた時ショックでした。
毎日見る夢に出てくる方だったのです。
これでも全属性持ちのチートですが、兄弟からお前など不要だと言われたので冒険者になります。
りまり
恋愛
私の名前はエルムと言います。
伯爵家の長女なのですが……家はかなり落ちぶれています。
それを私が持ち直すのに頑張り、贅沢できるまでになったのに私はいらないから出て行けと言われたので出ていきます。
でも知りませんよ。
私がいるからこの贅沢ができるんですからね!!!!!!
マルフィル嬢の日々
夏千冬
恋愛
第一王子アルバートに婚約破棄をされてから二年経ったある日、自分には前世があったのだと思い出したマルフィルは、己のわがままボディに絶句する。
それも王命により屋敷に軟禁状態。肉襦袢を着込んだ肉塊のニート令嬢だなんて絶対にいかん!
改心を決めたマルフィルは、手始めにダイエットを始めた。そして今年行われるアルバートの生誕祝賀パーティーに出席することをスタート目標に、更生計画を開始する!
※こちらはアルファポリス様、小説家になろう様で投稿させて頂きました「婚約破棄から〜2年後〜からのおめでとう」の連載版です。タイトルは仮決定です。
とある令嬢の婚約破棄
あみにあ
恋愛
とある街で、王子と令嬢が出会いある約束を交わしました。
彼女と王子は仲睦まじく過ごしていましたが・・・
学園に通う事になると、王子は彼女をほって他の女にかかりきりになってしまいました。
その女はなんと彼女の妹でした。
これはそんな彼女が婚約破棄から幸せになるお話です。
婚約破棄された王太子妃候補は第一王子に気に入られたようです。
永野水貴
恋愛
侯爵令嬢エヴェリーナは未来の王太子妃として育てられたが、突然に婚約破棄された。
王太子は真に愛する女性と結婚したいというのだった。
その女性はエヴェリーナとは正反対で、エヴェリーナは影で貶められるようになる。
そんなある日、王太子の兄といわれる第一王子ジルベルトが現れる。
ジルベルトは王太子を上回る素質を持つと噂される人物で、なぜかエヴェリーナに興味を示し…?
※「小説家になろう」にも載せています
【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
モブですが、婚約者は私です。
伊月 慧
恋愛
声高々に私の婚約者であられる王子様が婚約破棄を叫ぶ。隣に震える男爵令嬢を抱き寄せて。
婚約破棄されたのは同年代の令嬢をまとめる、アスラーナ。私の親友でもある。そんな彼女が目を丸めるのと同時に、私も目を丸めた。
待ってください。貴方の婚約者はアスラーナではなく、貴方がモブ認定している私です。
新しい風を吹かせてみたくなりました。
なんかよく有りそうな感じの話で申し訳ございません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる