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結婚式

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私は夜のような魔界の伝統のドレスを着てバージンロードを歩き出す
本当はお父様も呼びたかったけど
さすがに魔界に連れてくることはできなかった
気絶しちゃうもん
そんなことを思いながらゆっくりと歩み出す
魔界の人はまだ知らない人ばかりだった
女の人からはなんか殺気感じるし
男の人からはなんだこいつ感すごい
私はゆっくり彼の元へ進む
知らんふりをし続けて
彼がこちらを向いて手を出してくれた
珍しくカッコいいことをしてくれる彼に私はニヤニヤしながら小声で言った

リアナ「どうですか?あなたのお嫁さんは」

彼の手をとり笑って言った
一瞬驚いていたけどそのあと笑って言った

レリ「俺の嫁さんは最高だよ?とっても綺麗だ」

耳元で囁かれた言葉に私は自然と自分の顔が赤くなっているのがわかった
そうよね
レリのお嫁さんだもんね
なら、あんな視線は塗り返してあげるわ
私はゆっくりと彼らの方を向いた

レリ「おい、ちょ」

驚きの声をかけてくるレリを軽く無視して言った
さぁ、見せてあげようじゃない
私の本気を

リアナ「はじめまして、魔界の皆様。私の名前は リアナ・ティーナ と申します。私は人間です。それでも彼を誰よりも愛していると断言することができます。ですが、この国のことを私はまだ知りません。なので支えてくれるとありがたいです。」

そう誰よりも素敵だと思う笑顔で彼らに微笑みかけた
彼らが息を飲むのを感じた
ふ、勝った!
この社交界で鍛えた私をただの小娘と見るんじゃないぞ!!
この性格はレリにしかバレてないんだから!
、、、たまに出ちゃうけど本当にたまによ?
レリは一回瞬きをしたのち固まったので足を軽く踏みつけてやった

レリ「いっっ!」
リアナ「可愛すぎて驚いちゃった?」

私はニヤニヤしながらレリを見た
少し嫌そうな顔をしたけど小さく笑った
ふふ、ベタ惚れねレリは私に!
そんな風に笑っていると急にレリが顔を近づけてきた
頭の中がハテナマークでいっぱいになってた

レリ「、、、大好きだぞ」

急に言われた言葉は衝撃で、顔というか全身が赤くなるのを感じた
レリにはかなわないやそう思い私はクスリと笑う

リアナ「私も大好きよ」

先ほどやられたことと同じようにやってやった
レリの顔が徐々に赤くなっていて楽しくて仕方なかった

??「ん、ん!」

あ、やべ
前にいた神父さんがこっち見てる
レリも気づいたようですぐに前を向いた
私も向いた
その時、密かに笑っているレリを見て、少し笑ったのは秘密だ

??「では、誓いのキスを」

あ、この世界もあるんだ
、、、まだ一回しかしてないから恥ずかしい

レリ「リアナ」

私は名前が呼ばれた方を向いた
まさか、その瞬間にキスをされるとは思わなかったよ


その日私たちは本当の夫婦になった


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