行き遅れたモブは同じく行き遅れた魔王と結婚します

一ヶ月経過

あれから一ヶ月、、、、
いつになったら来るのよ！
我慢の限界なんだけど～
いつものように暇な時間が流れる
お茶を飲み
流行のものを調べ
家族と談笑する
楽しいけどどこかありきたり
すごい暇なんですけど！
私は玄関を見つめてた
一週間ぐらい
朝起きてから夜眠るまで玄関に張り付いていた
玄関を見つめるようになって八日目
いい加減来なさいよ、、、
眠い、
さすがに、、、、眠る、、、
わ、けには、、、

リアナ「スピー」

なんか、、、、あったかい
落ち着くなぁ
ん、、？
だ、れ？
頭撫でられるの気持ちいい、、、
もっと撫でて欲しくて私は頭を擦り付ける
この雰囲気は落ち着くなぁ
ふわふわした頭でそんなことを考えてると急に頭に痛みがはしった

リアナ「いったぁ～！」
レリ「いつまで寝てんだよ！」

痛いなぁ
あれ、レリだ！
本当に、、、、

リアナ「遅い！」
レリ「いてて、、、、、ほっぺつねるなよ！」

無視無視！
そんなの関係ないもの

リアナ「心配したの、、、やっぱり私じゃダメなのかなって」

少し俯いてしまう
目尻が暖かくなってきた
それを誤魔化すためにぎこちない笑顔を向ける

レリ「ったくよ、お前をもらってやれるの俺ぐらいだろ」

え？
最後ちっちゃくて聞こえなかったんだけど

リアナ「最後聞こえなかった、、、、お願い！もう一回言って！」
レリ「絶対無理！」

けち！
そんな即答しなくてもいいじゃない！

レリ「とりあえず、、、、結婚するんだろ？」
リアナ「そうよ！」

そう言うとレリは手を差し出してきた
なにこれ？
お手？

レリ「とりあえず、、、俺についてきてもらうぞ！」
リアナ「え？ちょ、ちょっとまってぇーーーーーーー！！」

急に手を引っ張られて馬車に押し込まれた
いてて、、、
驚くじゃない！
そう思いレリを見ると真剣な顔でこっちを見つめてた

リアナ「な、なによ？」
レリ「逃がさないからな？絶対に」

え、どゆこと？
あのレリさーん？
おーい
あの後何も聞いてくれなかった









約二時間の馬車の旅が終わり
私のお尻のHPは0に近かった
レリが先に進み王子様のように手を出してくれた

リアナ「レリにもできるのね！そんなの」
レリ「当たり前だ」

私は手を取り馬車から降りる
そこに広がった景色は美しいお花畑、、、、
ではなく、魔王城でした
そして私は
え、ラスボス退治させられるの？
と思いました
リアナは今世で勇者にでもなるのでしょうか？
めでたしめでたし



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いや、おわらねぇよ！
何終わらせようとしてんだよ！？

リアナ「だって、こんなに更新遅い作品聞いたことない！」

グサッ
、、、、頑張ります