悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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自国の問題

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輸入、輸出の表を見るといつも思う

国の食料がほぼ全てリマネリア王国からの輸入によるもの

ということはリマネリア王国が輸入を断った瞬間国は滅亡する!

これはまずいですわ

急いでこのことをレドニクス様とエクスにお伝えしなければ!

わたくしはそう思い立ち馬車をすぐ呼び王宮へ向かった


















王宮の執務室前

わたくしは小さく深呼吸をし、扉をノックした

??「誰だ?」

レデ「レデリーナです」

??「レデリーナ!?はいって!」

わたくしはこの前聞いたばかりの花嫁さんの声が聞こえて微笑んでしまった

レデ「失礼しま、、、て、うわ!?」

エクス「レデリーナ!!」

入った瞬間エクスに抱きつかれました

最近はずっとこんな感じ

もしかしてレドニクス様に何かされたのでは?

ふふ、ちょっとわからせなきゃダメかしら?

レド「レデリーナ、怖い顔しないでくれ。それで要件はなんだい?」

そんなにひどかったかしら?

いつのまにかエクスも離れてたのね

本題に戻らなくては

レデ「実は国の食料問題についてです」

レド「、、、流石に気づいたか」

わかっていたのですね

レド「リマネリア国の輸入に頼りすぎなのはわかっているんだが、、、打開策がなくてね。」

やっぱりレドニクス様は王になる素質が溢れている

もう少しで彼は王になる

その時のためにもっとわたくしも力にならなくてはいけません

レデ「その件をわたくしに任せてはいただけませんか?」

レド「しかし、、、」

やはりダメでしょうか。

エクス「レド、私はお願いしたいです」

その時の彼女の表情はいつもの優しい笑顔ではなく真剣な顔だった

レデ「まだ、わたくしは弱いです。それでもいつか、あなたたちを支えてみせます。」

わたくしは最上の礼を彼らにやった

レド「、、、頼んだよ。レデリーナ」

レデ「っ!、、。はい!!」

わたくしは嬉しくて仕方がなかった

作業に入らなくてはと気を引き締めて執務室から出た


レデリーナが出た後

レド「、、、レデリーナには幸せになってほしいな」

エクス「そうね。、、、たとえこの国以外でも」












あのあとわたくしはいろいろなことを調べた

作物を育てるのに良い土地

仕事を変えたいと願ってる人々の調査

水路の作り方

リマネリア王国で買った本がこんなとこで役に立つなんて思いませんでした

一番最初の実験としてわたくしの領地で行い

その結果を調べることにしました

わたくしの為にも仕事を探している領民、、、

いや、国民のためにも絶対成功させてみせますわ!




ーーーーーーーーーーー
最近、見てくれてる人が増えて調子に乗ってしまってる、、、
嬉しくて毎日投稿してしまう、、、
次回も楽しみに!
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