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62話 8日 オーク族の以外な事実
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「トオル様、起きてくださいまし。」
「・・・・・。 おはようございます。」
「おはようの時間では御座いませんわよ? ほら、居りますわよ。」
ノベールに起された俊は、馬車を降り辺りを見回す。
「おや、あれがオーク族になるんですかね?」
俊が見ているのは長身でガタイの良い男だ。
「オーク族には見えますが、少し違うようにも見えますわね。」
「にゃ?あれはウークにゃ。 元々はオークにゃけど、狼人とオーク族の子供にゃ。」
異種族同士の結婚も珍しくないのだろうか? カニャンが言うウーク?のような、オークのような人々がちらほらいた。
「ちなみに狼人とオーク族のように他種族間での子供達って多いんですか?」
「まだ多くはにゃいにゃ。 あちしの知ってるのにゃと、ウーク、ニャーク、ワーク、ホークくらいにゃ。」
ニャークの予想は出来るが、ホークとは何でしょうか? 鳥っぽいですけど、オークの名前消えてしまってますし・・・。
「にゃ? 気になる事でもあるにゃ?」
「いえ、ホークが気になったもので・・・。」
「お兄ちゃん、ワークは分かったの?」
「えぇ、多分犬人族なのかなぁと思います。 ニャークは猫人とですよね?」
「そうにゃ。 ホークは鳥人にゃ。」
オークの名前より鷹に名前を全部、取られてるじゃないですか・・・。 しかし、頭文字をとってるなら分かりやすそうですね。
今後、色々なオーク族を見る事になるのだろうと俊は思った。
「なんとなくオーク族の事が少しわかった気がします。 それにしてもオーク族って、男性しか見当たりませんが、女性は少ないんですか?」
「わからにゃいにゃ。」
「そこは私がお答えいたしますわ。 オーク族は男性が8割、女性が2割ですの。 女性が少ない事もあるのですけれど、彼等は奉仕種族に近いですわね。」
奉仕種族とはどういう事だろうか? 自分の知識だとゲームや漫画の知識だが、どちらかというと襲われる印象が強い。 炎球で倒されたりしてましたっけ・・・。
「気になる事がありそうですわね。 説明を続けますわね。 どうして奉仕種族かと言いますと、女性の割合ですわ。 2割しか生まれない為、他所属から嫁入りを募集してますの。 魔人族からも、嫁入りに行く方は多いんですわよ?」
「意外に人気なんですね。」
「そうですわね。 奥様を大事にし、子育てはみんなでやるといった形ですので、女性からは人気が高いですわ。」
オークのイメージが壊れる音がしますね・・・。
「それに、オーク族はアタッカー、デフェンダーが多く、色々な領へ出稼ぎに出る方もいらっしゃいますわね。」
おや?魔人族の領ではオーク族は見た覚えがありませんが・・・。 少しくらいなら見ててもおかしくない説明ですね。
「ちなみにですけれど、オーク族は人込みがあまり好きじゃないそうですの。」
「人気だけど、人込みは苦手とはなんか珍しいですね。」
「いいえ? 苦手じゃなくて、体格がデカイので、周りを気にしてるそうですわ。」
「意外な理由だけじゃなく、すごく良い種族に見えてきましたよ?」
「良い種族ですわよ? 平和の為に魔物と戦いますし、子供の為に玩具を作ったり・・・。 人気が高いのもうなずけますわ。」
自分の知るオークとの違いに目を大きく見開いた俊だった。
「お兄ちゃん、どうしたの。 スゴイ顔なの。」
「いえ、今後のオークの見方は変えないとなぁ・・・と。」
「お兄ちゃん、本でオークの人が女性を襲ってるの見てたの。」
「!?」
翌々考えれば、チィナは次元眼を使って、地球の俊を見ていた。 何を見ていてもおかしくないと思った俊は後日、話を聞いてみる必要があると思った。
「何の話をしておりますの? オーク族の方が女性を襲う? 聞いた事がありませんけれど・・・。」
「いえ、えーと・・・僕のいた世界の話ですね。 あまり気にしないで大丈夫ですよ? 本当に関係のない話ですから。 それより、ノベールさん。 そんなに人気ならノベールさんも気になるのでは?」
「私はトオル様を今は狙っておりますので、ご心配には及びませんわ? 夜這いに来てもよろしくてよ?」
どうやら決意は固いようだった。
「僕にそんな度胸があるとお思いで?」
「あら、なら私がおかけいたしましょうか?」
妖艶な笑みを浮かべたノベールにドキっとした事は内緒にした俊だった。
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魔法の威力について
「・・・・・。 おはようございます。」
「おはようの時間では御座いませんわよ? ほら、居りますわよ。」
ノベールに起された俊は、馬車を降り辺りを見回す。
「おや、あれがオーク族になるんですかね?」
俊が見ているのは長身でガタイの良い男だ。
「オーク族には見えますが、少し違うようにも見えますわね。」
「にゃ?あれはウークにゃ。 元々はオークにゃけど、狼人とオーク族の子供にゃ。」
異種族同士の結婚も珍しくないのだろうか? カニャンが言うウーク?のような、オークのような人々がちらほらいた。
「ちなみに狼人とオーク族のように他種族間での子供達って多いんですか?」
「まだ多くはにゃいにゃ。 あちしの知ってるのにゃと、ウーク、ニャーク、ワーク、ホークくらいにゃ。」
ニャークの予想は出来るが、ホークとは何でしょうか? 鳥っぽいですけど、オークの名前消えてしまってますし・・・。
「にゃ? 気になる事でもあるにゃ?」
「いえ、ホークが気になったもので・・・。」
「お兄ちゃん、ワークは分かったの?」
「えぇ、多分犬人族なのかなぁと思います。 ニャークは猫人とですよね?」
「そうにゃ。 ホークは鳥人にゃ。」
オークの名前より鷹に名前を全部、取られてるじゃないですか・・・。 しかし、頭文字をとってるなら分かりやすそうですね。
今後、色々なオーク族を見る事になるのだろうと俊は思った。
「なんとなくオーク族の事が少しわかった気がします。 それにしてもオーク族って、男性しか見当たりませんが、女性は少ないんですか?」
「わからにゃいにゃ。」
「そこは私がお答えいたしますわ。 オーク族は男性が8割、女性が2割ですの。 女性が少ない事もあるのですけれど、彼等は奉仕種族に近いですわね。」
奉仕種族とはどういう事だろうか? 自分の知識だとゲームや漫画の知識だが、どちらかというと襲われる印象が強い。 炎球で倒されたりしてましたっけ・・・。
「気になる事がありそうですわね。 説明を続けますわね。 どうして奉仕種族かと言いますと、女性の割合ですわ。 2割しか生まれない為、他所属から嫁入りを募集してますの。 魔人族からも、嫁入りに行く方は多いんですわよ?」
「意外に人気なんですね。」
「そうですわね。 奥様を大事にし、子育てはみんなでやるといった形ですので、女性からは人気が高いですわ。」
オークのイメージが壊れる音がしますね・・・。
「それに、オーク族はアタッカー、デフェンダーが多く、色々な領へ出稼ぎに出る方もいらっしゃいますわね。」
おや?魔人族の領ではオーク族は見た覚えがありませんが・・・。 少しくらいなら見ててもおかしくない説明ですね。
「ちなみにですけれど、オーク族は人込みがあまり好きじゃないそうですの。」
「人気だけど、人込みは苦手とはなんか珍しいですね。」
「いいえ? 苦手じゃなくて、体格がデカイので、周りを気にしてるそうですわ。」
「意外な理由だけじゃなく、すごく良い種族に見えてきましたよ?」
「良い種族ですわよ? 平和の為に魔物と戦いますし、子供の為に玩具を作ったり・・・。 人気が高いのもうなずけますわ。」
自分の知るオークとの違いに目を大きく見開いた俊だった。
「お兄ちゃん、どうしたの。 スゴイ顔なの。」
「いえ、今後のオークの見方は変えないとなぁ・・・と。」
「お兄ちゃん、本でオークの人が女性を襲ってるの見てたの。」
「!?」
翌々考えれば、チィナは次元眼を使って、地球の俊を見ていた。 何を見ていてもおかしくないと思った俊は後日、話を聞いてみる必要があると思った。
「何の話をしておりますの? オーク族の方が女性を襲う? 聞いた事がありませんけれど・・・。」
「いえ、えーと・・・僕のいた世界の話ですね。 あまり気にしないで大丈夫ですよ? 本当に関係のない話ですから。 それより、ノベールさん。 そんなに人気ならノベールさんも気になるのでは?」
「私はトオル様を今は狙っておりますので、ご心配には及びませんわ? 夜這いに来てもよろしくてよ?」
どうやら決意は固いようだった。
「僕にそんな度胸があるとお思いで?」
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