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45話 7日目 カニャンのお着替え
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セイザルの村へ到着したトオルはノベール、カニャンと離れクロクと話をしていた。
「わかりました。」
クロクとの通話を終えて二人の元に向かった。
「お待たせしました。 カニャンさんの件は話はとりあえずは解決ですね。」
「にゃ? あちし戻れるにゃ?」
「人化と獣化どちらも出来るそうですよ? イメージしてみては?」
カニャンは目を瞑り念じているようだ。
「カニャン様はどちらの姿にもなれますのね。 あら? アンティコーヌ様の対策は、万全じゃありませんこと?」
「ですね。 ただこれ、獣人族の中でもカニャンさんだけらしいので、注意は必要だと思います。」
俊とノベールが話をしているとカニャンの体に変化が起きた。
カニャンに体毛が生え、顔に変化が起きた。
「進化の過程を見てるようで、面白いですね。」
カニャンは今までの獣型へと戻った。
「すごいですわね。 今後も考えた場合、衣服や下着は用意してた方が良いのかしら? トオル様? どうなんですの?」
「まぁ普段は水着きてるような感じですし、そういった服装で揃えれば良いのでは? 普段はマントでもいいと思いますよ?」
「わかりましたわ!」
俊は死者の復活について調べ、ノベールとカニャンは衣服を探す為、別れて行動をする事になった。
ノベールとカニャンは仕立て屋に訪れていた。
「カニャン様、どういった衣服に作り替えますの?」
「にゃ~、動きやすいと助かるにゃ~。 魔物狩る時にゃけど、レザーアーマーも関節が気ににゃるにゃ。」
「そうなりますと、関節の部分はあまり防御に拘りを持つこと出来ませんわね。 申し訳ござませんわ!こういう事なのですけれど、彼女に会う衣服はありますの?」
仕立て屋の女性にカニャンの希望を伝え、案を貰う。
「それですと、最近人族の村で流行ってるレザー擬きの、アーマーも良いかもしれませんね。 ほかにご要望はあります?」
「ちょっと水に濡れるにょは我慢できるにゃけど、あまり気ににゃらない方が良いにゃ。 あと伸縮性あると良いにゃ。」
「それならこのアーマーをこう加工されてはどうでしょう?」
仕立て屋の主人がデザインを絵に書いてくれた。
「良いにゃ! 関節も動きやすそうにゃ!」
「では、そちらをお願い致しますわ。 夜には間に合わせてほしいのですけれど、可能でしょうか?」
「多めに費用を頂ければ、急ぎ制作致しますが?」
「お願い致しますわ。」
衣服をお願いし、店を後にしたノベールとカニャンだった。
一方俊は死者の復活について情報を集めていた。
「ふむ。 近くの墓地で目撃証言ですか・・・。ゾンビ・・・幽霊・・どちらもありえますが、あっちじゃプラズマがどうとか、顔とかだとシミクラ現象・・・でしたっけ。 ありえないとは思うんですよね。」
腕を組み悩む俊だが、見て判断をする事にした。
「さて、夕日も登ってきましたし、宿で集合しますかね。」
三人が揃い、カニャンの新しい装備を受け取りに向かっていた。
「獣人と言えば薄着なイメージがありますが、新しい装備とは楽しみですね。」
「トオル様?デザインは人族の領で流行っている見た目らしいですわよ?」
「人族の領で流行る・・・そして獣人・・・バニースーツ?ある訳ないですか。」
首を傾げるノベールにバニースーツの見た目を教えた。
「獣人にそれ必要ありますの? 耳もありますし、あまり意味を感じませんわ?」
話をしていると仕立て屋に到着した。
「着替えてくるにゃぁ!」
カニャンが奥の部屋に行き着替えを済ませ出てきた。
「えぇ・・・その服?こっちにも存在してるんですか・・・。ここ《デフォルトニア》の人族は大丈夫なんでしょうか・・・? 大丈夫ではない人《アンティコーヌ》しか知りませんけど・・・。」
ノベール、カニャンにとっては珍しいデザインだったが、俊にとっては何度も見た事があるデザインだった。
-----現在のバグ一覧-----
-----バグ?不明-----
死者が蘇える。
-----調査-----
魔法の威力について
「わかりました。」
クロクとの通話を終えて二人の元に向かった。
「お待たせしました。 カニャンさんの件は話はとりあえずは解決ですね。」
「にゃ? あちし戻れるにゃ?」
「人化と獣化どちらも出来るそうですよ? イメージしてみては?」
カニャンは目を瞑り念じているようだ。
「カニャン様はどちらの姿にもなれますのね。 あら? アンティコーヌ様の対策は、万全じゃありませんこと?」
「ですね。 ただこれ、獣人族の中でもカニャンさんだけらしいので、注意は必要だと思います。」
俊とノベールが話をしているとカニャンの体に変化が起きた。
カニャンに体毛が生え、顔に変化が起きた。
「進化の過程を見てるようで、面白いですね。」
カニャンは今までの獣型へと戻った。
「すごいですわね。 今後も考えた場合、衣服や下着は用意してた方が良いのかしら? トオル様? どうなんですの?」
「まぁ普段は水着きてるような感じですし、そういった服装で揃えれば良いのでは? 普段はマントでもいいと思いますよ?」
「わかりましたわ!」
俊は死者の復活について調べ、ノベールとカニャンは衣服を探す為、別れて行動をする事になった。
ノベールとカニャンは仕立て屋に訪れていた。
「カニャン様、どういった衣服に作り替えますの?」
「にゃ~、動きやすいと助かるにゃ~。 魔物狩る時にゃけど、レザーアーマーも関節が気ににゃるにゃ。」
「そうなりますと、関節の部分はあまり防御に拘りを持つこと出来ませんわね。 申し訳ござませんわ!こういう事なのですけれど、彼女に会う衣服はありますの?」
仕立て屋の女性にカニャンの希望を伝え、案を貰う。
「それですと、最近人族の村で流行ってるレザー擬きの、アーマーも良いかもしれませんね。 ほかにご要望はあります?」
「ちょっと水に濡れるにょは我慢できるにゃけど、あまり気ににゃらない方が良いにゃ。 あと伸縮性あると良いにゃ。」
「それならこのアーマーをこう加工されてはどうでしょう?」
仕立て屋の主人がデザインを絵に書いてくれた。
「良いにゃ! 関節も動きやすそうにゃ!」
「では、そちらをお願い致しますわ。 夜には間に合わせてほしいのですけれど、可能でしょうか?」
「多めに費用を頂ければ、急ぎ制作致しますが?」
「お願い致しますわ。」
衣服をお願いし、店を後にしたノベールとカニャンだった。
一方俊は死者の復活について情報を集めていた。
「ふむ。 近くの墓地で目撃証言ですか・・・。ゾンビ・・・幽霊・・どちらもありえますが、あっちじゃプラズマがどうとか、顔とかだとシミクラ現象・・・でしたっけ。 ありえないとは思うんですよね。」
腕を組み悩む俊だが、見て判断をする事にした。
「さて、夕日も登ってきましたし、宿で集合しますかね。」
三人が揃い、カニャンの新しい装備を受け取りに向かっていた。
「獣人と言えば薄着なイメージがありますが、新しい装備とは楽しみですね。」
「トオル様?デザインは人族の領で流行っている見た目らしいですわよ?」
「人族の領で流行る・・・そして獣人・・・バニースーツ?ある訳ないですか。」
首を傾げるノベールにバニースーツの見た目を教えた。
「獣人にそれ必要ありますの? 耳もありますし、あまり意味を感じませんわ?」
話をしていると仕立て屋に到着した。
「着替えてくるにゃぁ!」
カニャンが奥の部屋に行き着替えを済ませ出てきた。
「えぇ・・・その服?こっちにも存在してるんですか・・・。ここ《デフォルトニア》の人族は大丈夫なんでしょうか・・・? 大丈夫ではない人《アンティコーヌ》しか知りませんけど・・・。」
ノベール、カニャンにとっては珍しいデザインだったが、俊にとっては何度も見た事があるデザインだった。
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