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34話 5日目 捕獲
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クロクからのメッセージを見たノベールが俊に半透明な窓に、表示されている内容を聞いてくる。
「草ってなんですの? 神様がお求めになっているのかしら?」
「いえ、これは笑いを表現してるんです。 僕のいた世界ではこういうメッセージのやり取りをする時、一部はwwwと入力します。これが草が生い茂っているように見えるので、草とか大草原など言われてますね。」
「はぁ・・・?そうですの? 神様が笑ってらっしゃいますのね。」
「あとで返信をするとしてノベールさん、僕出てますので着替えを・・・。」
俊は部屋を出て呼ばれるのを待つことにした。
ノベールが呼ばれ部屋に戻った俊はメッセージに返信を行う。
俊:クロクさん、覗きですか? さすがポンコツ神様、まじぱないっす。
クロク:な、なんか、いつもの俊と違うのじゃが、怒っておるのじゃ?
俊:いや、MMOや一部ゲームの癖でしゃべるのと、メッセージなどイメージ違うだけだな。
クロク:メンドクサイ奴なのじゃ。
俊はクロクの覗き行為に爆弾として威力固定の魔法のリストを送り付けた。
クロク:なぁ、俊。これ全部見るんじゃ?多いのじゃが?
俊:しらん。やれ。
クロク:のじゃぁぁぁぁぁ!いつもの俊より冷たいのじゃぁぁぁぁ!
俊はメッセージを閉じて溜息を吐いた。
「トオル様?神様に言い過ぎじゃありませんこと?」
「良いんです。僕もある意味、被害者なので・・・」
神様とのやり取りの説明を終えた俊だったが、窓の外から悲鳴が聞こえた。
「にぎゃぁぁぁぁぁ!なめろにゃぁぁぁ!またお前かにゃぁぁぁ!?」
「これ、アンティコーヌさんでしょうね。」
「ですわね・・・。」
窓から外を覗いた俊はアンティコーヌたちを見ていた。
「クンカクンカクンカ!はぁ溜まらないのでありますぅ!」
「やめるにゃぁぁぁぁぁ! もう嫌にゃぁぁぁぁ!」
二人の元へ獅子型の獣人が近づいてアンティコーヌを捕まえる。
「また、君かアンティコーヌ・・・。今日は許さんぞ!」
「はぁはぁ、獅子獣人も溜まらないでありますぅ! クンカクンカクンカクンカ!」
「こら!やめろ! はっはっ、離せ!」
猫型獣人は今だと逃げて行った。
「あぁぁぁ!カニャンちゃぁぁぁぁん!」
アンティコーヌは獅子型獣人に抱き着いたまま、交番のような所へ連れていかれた。
「何だったんでしょうね。」
「被害者が減る事をお祈りいたしますわ。」
騒動が終わり、二人は大人しく眠りについた。
-----クロク side-----
「はぁ・・・俊め、威力固定の魔法全部送ってきよって・・・わし休みたいのじゃ。」
一覧を見つめているクロクは記載がある魔法を調べていく。
「ふむ、これは固定のまま制限で良いじゃろ。 光球、篝火は制限はずすと、魔力値によっては大火傷になるくらい温度を出すようじゃな。 このままかの。」
水球で目を止めるクロクは考えた。
これ、大きさが変わるんじゃな。 ほかにも水量が増える・・・悩ましいのじゃ。 災害なんか起きた時には飲み水に使えるしのぉ。 これは保留じゃな。
「木槍は固定制限解除じゃな。 刺さるほど強度がないようじゃ。 おろ?腕力上昇《パワーアップ》のパラメータおかしいのじゃ。 筋力が上がるはずなのに上昇値0なのじゃ。 修正じゃな。」
作業を終えたクロクは執務室を出て、寝室へ移動した。
「さて、終わったし俊にメッセージで終わった事を伝えておくのじゃ」
-----現在のバグ一覧-----
-----バグ?不明-----
-----調査-----
魔法の威力について
「草ってなんですの? 神様がお求めになっているのかしら?」
「いえ、これは笑いを表現してるんです。 僕のいた世界ではこういうメッセージのやり取りをする時、一部はwwwと入力します。これが草が生い茂っているように見えるので、草とか大草原など言われてますね。」
「はぁ・・・?そうですの? 神様が笑ってらっしゃいますのね。」
「あとで返信をするとしてノベールさん、僕出てますので着替えを・・・。」
俊は部屋を出て呼ばれるのを待つことにした。
ノベールが呼ばれ部屋に戻った俊はメッセージに返信を行う。
俊:クロクさん、覗きですか? さすがポンコツ神様、まじぱないっす。
クロク:な、なんか、いつもの俊と違うのじゃが、怒っておるのじゃ?
俊:いや、MMOや一部ゲームの癖でしゃべるのと、メッセージなどイメージ違うだけだな。
クロク:メンドクサイ奴なのじゃ。
俊はクロクの覗き行為に爆弾として威力固定の魔法のリストを送り付けた。
クロク:なぁ、俊。これ全部見るんじゃ?多いのじゃが?
俊:しらん。やれ。
クロク:のじゃぁぁぁぁぁ!いつもの俊より冷たいのじゃぁぁぁぁ!
俊はメッセージを閉じて溜息を吐いた。
「トオル様?神様に言い過ぎじゃありませんこと?」
「良いんです。僕もある意味、被害者なので・・・」
神様とのやり取りの説明を終えた俊だったが、窓の外から悲鳴が聞こえた。
「にぎゃぁぁぁぁぁ!なめろにゃぁぁぁ!またお前かにゃぁぁぁ!?」
「これ、アンティコーヌさんでしょうね。」
「ですわね・・・。」
窓から外を覗いた俊はアンティコーヌたちを見ていた。
「クンカクンカクンカ!はぁ溜まらないのでありますぅ!」
「やめるにゃぁぁぁぁぁ! もう嫌にゃぁぁぁぁ!」
二人の元へ獅子型の獣人が近づいてアンティコーヌを捕まえる。
「また、君かアンティコーヌ・・・。今日は許さんぞ!」
「はぁはぁ、獅子獣人も溜まらないでありますぅ! クンカクンカクンカクンカ!」
「こら!やめろ! はっはっ、離せ!」
猫型獣人は今だと逃げて行った。
「あぁぁぁ!カニャンちゃぁぁぁぁん!」
アンティコーヌは獅子型獣人に抱き着いたまま、交番のような所へ連れていかれた。
「何だったんでしょうね。」
「被害者が減る事をお祈りいたしますわ。」
騒動が終わり、二人は大人しく眠りについた。
-----クロク side-----
「はぁ・・・俊め、威力固定の魔法全部送ってきよって・・・わし休みたいのじゃ。」
一覧を見つめているクロクは記載がある魔法を調べていく。
「ふむ、これは固定のまま制限で良いじゃろ。 光球、篝火は制限はずすと、魔力値によっては大火傷になるくらい温度を出すようじゃな。 このままかの。」
水球で目を止めるクロクは考えた。
これ、大きさが変わるんじゃな。 ほかにも水量が増える・・・悩ましいのじゃ。 災害なんか起きた時には飲み水に使えるしのぉ。 これは保留じゃな。
「木槍は固定制限解除じゃな。 刺さるほど強度がないようじゃ。 おろ?腕力上昇《パワーアップ》のパラメータおかしいのじゃ。 筋力が上がるはずなのに上昇値0なのじゃ。 修正じゃな。」
作業を終えたクロクは執務室を出て、寝室へ移動した。
「さて、終わったし俊にメッセージで終わった事を伝えておくのじゃ」
-----現在のバグ一覧-----
-----バグ?不明-----
-----調査-----
魔法の威力について
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