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18話 3日目 神と話、一日を終える
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時間は進みクロクからの通話通知が鳴った。
「落ち着きましたか?とりあえずまたぶり返すと困るので一旦地球の件は保留にしておきます。」
「ぶり返すって・・・酷いのじゃ・・・うむ。何処かでしっかり話はするのじゃ。」
まともに話が出来そうだと安心した俊はバグの件の話を切り出した。
「ではバグの件ですが、今回のように関連性が出てくるバグがあり得ると思います。それに辺り魔法の威力なんですが、僕自身で調査をした方がいいと思うんですが、僕って・・・魔法使えるんです?」
「関連性は調査したいところじゃが、何分こっちで解析するにしても時間が足りぬのじゃ。その世界で動く者がいる以上、関与しすぎると祝福といった力が作用しかねぬ。じゃから俊頼りなのじゃが・・・俊に魔法は・・・」
タブレットを手に取り俊のパラメータを調べるクロク
「あ、俊に魔法無理じゃ。魔力値0じゃ。特性を付与して使う事も見たところしたら魂がパーンって弾けるのじゃ。」
両腕を大きく開き爆発するようなジェスチャーをするクロクだが、手からタブレットが飛んでいく。
「のじゃぁぁぁ!?」
「ドジですね。うーん、魔法は無理ですか・・・仕方ない・・・あれ?となると・・・」
俊は手を顎に当て何やら考え事をする。
「どうしたのじゃ?」
「いえ、僕は魔法は使えないってのは理解しましたが、魔法具の使用、そして魔物との戦闘ってどうなるんです?」
「ふむ、まず魔法具についてじゃが武具内に埋め込まれてる魔石から魔力を供給し、魔石は大気中の魔力を吸収するから大丈夫じゃ。そして戦闘に関してじゃが、俊。お主自分でステータスはいらんっていったじゃろ?」
「はい、ステータスは見えてしまうと争いにも繋がりやすいと思い廃止してますね。」
「つまり、お主の世界《地球》で言うロールプレイングゲームのようなレベルという概念が未実装じゃ。」
クロクの話を聞き一つの可能性を俊は思い浮かべた。
「もしかして僕は技術で倒す事になるんですかね。まさかステータスにレベルなどの概念も全て含まれていたとは・・・」
「そうじゃよ?見えないのにステータスがある意味がないじゃろ?」
ふむ。と納得をした俊だったがこれからの旅に問題を抱える事になったと頭を抱える。
「これからは筋力トレーニングなど心身共に鍛える事になるのじゃ!」
「うっ・・・仕事以外趣味に没頭している僕にそんな力があるとでも?」
「あぁ、じゃが大丈夫そうじゃよ?」
クロクはタブレットに目を通し一つの情報を見て俊へ伝える。
「気になってるようじゃがら言うが三日後に魔族領王都を出るんじゃろ?その時には解決されそうじゃよ。」
「時間で勝手に解決ですか・・・。うーん、思い当たる節はありませんが、その時まで待つとしますが、それは魔法の検証も出来るんです?」
「問題ないのじゃ!そこはわしでも自信を持って言えるのじゃよ!」
クロクの自信に不安になり表情が少し強張った。
「何、勘違いしてるのじゃ!?なるようになると教えただけじゃぞ!?」
「まぁ三日はありますし・・・バグ探しでもして時間をつぶしますよ・・・」
「そうじゃの。わしは見守っているとするのじゃ。」
「ポンコツ神様の見守りって不安しかないんですよ・・・」
「のじゃぁぁぁぁん!?」
ショックを受けるクロクを余所に窓から外を眺めると日も暮れていた。
「今日はもう色々ありましたし、また明日からバグ探しをしますかね・・・。」
そうじゃな。と通話を切る事にしたクロクだった。
「落ち着きましたか?とりあえずまたぶり返すと困るので一旦地球の件は保留にしておきます。」
「ぶり返すって・・・酷いのじゃ・・・うむ。何処かでしっかり話はするのじゃ。」
まともに話が出来そうだと安心した俊はバグの件の話を切り出した。
「ではバグの件ですが、今回のように関連性が出てくるバグがあり得ると思います。それに辺り魔法の威力なんですが、僕自身で調査をした方がいいと思うんですが、僕って・・・魔法使えるんです?」
「関連性は調査したいところじゃが、何分こっちで解析するにしても時間が足りぬのじゃ。その世界で動く者がいる以上、関与しすぎると祝福といった力が作用しかねぬ。じゃから俊頼りなのじゃが・・・俊に魔法は・・・」
タブレットを手に取り俊のパラメータを調べるクロク
「あ、俊に魔法無理じゃ。魔力値0じゃ。特性を付与して使う事も見たところしたら魂がパーンって弾けるのじゃ。」
両腕を大きく開き爆発するようなジェスチャーをするクロクだが、手からタブレットが飛んでいく。
「のじゃぁぁぁ!?」
「ドジですね。うーん、魔法は無理ですか・・・仕方ない・・・あれ?となると・・・」
俊は手を顎に当て何やら考え事をする。
「どうしたのじゃ?」
「いえ、僕は魔法は使えないってのは理解しましたが、魔法具の使用、そして魔物との戦闘ってどうなるんです?」
「ふむ、まず魔法具についてじゃが武具内に埋め込まれてる魔石から魔力を供給し、魔石は大気中の魔力を吸収するから大丈夫じゃ。そして戦闘に関してじゃが、俊。お主自分でステータスはいらんっていったじゃろ?」
「はい、ステータスは見えてしまうと争いにも繋がりやすいと思い廃止してますね。」
「つまり、お主の世界《地球》で言うロールプレイングゲームのようなレベルという概念が未実装じゃ。」
クロクの話を聞き一つの可能性を俊は思い浮かべた。
「もしかして僕は技術で倒す事になるんですかね。まさかステータスにレベルなどの概念も全て含まれていたとは・・・」
「そうじゃよ?見えないのにステータスがある意味がないじゃろ?」
ふむ。と納得をした俊だったがこれからの旅に問題を抱える事になったと頭を抱える。
「これからは筋力トレーニングなど心身共に鍛える事になるのじゃ!」
「うっ・・・仕事以外趣味に没頭している僕にそんな力があるとでも?」
「あぁ、じゃが大丈夫そうじゃよ?」
クロクはタブレットに目を通し一つの情報を見て俊へ伝える。
「気になってるようじゃがら言うが三日後に魔族領王都を出るんじゃろ?その時には解決されそうじゃよ。」
「時間で勝手に解決ですか・・・。うーん、思い当たる節はありませんが、その時まで待つとしますが、それは魔法の検証も出来るんです?」
「問題ないのじゃ!そこはわしでも自信を持って言えるのじゃよ!」
クロクの自信に不安になり表情が少し強張った。
「何、勘違いしてるのじゃ!?なるようになると教えただけじゃぞ!?」
「まぁ三日はありますし・・・バグ探しでもして時間をつぶしますよ・・・」
「そうじゃの。わしは見守っているとするのじゃ。」
「ポンコツ神様の見守りって不安しかないんですよ・・・」
「のじゃぁぁぁぁん!?」
ショックを受けるクロクを余所に窓から外を眺めると日も暮れていた。
「今日はもう色々ありましたし、また明日からバグ探しをしますかね・・・。」
そうじゃな。と通話を切る事にしたクロクだった。
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