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17話 3日目 土下座神
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王城へ戻った俊はノベールの元へ来ていた。
「不思議な現象が起きていた所は問題なく、元に戻っていましたよ。」
「ご確認頂き、有難く思いますわ。お爺様も目を覚まし今は療養しておりますの。」
「それは良かったですね。」
ノベールの祖父ハイデンドも目を覚まし療養していると聞き安心した俊は三日後にはオーク領に向かう旨を伝える。
「では僕の目的も達成できましたし、三日ほどしてにオーク領へ向かおうと思います。」
「速足ですのね。では私からはこれをお渡ししておきますの。」
ノベールから一枚のカードを手渡された。
「これは総合ギルドカードですわ。この世界の住人ではないトオル様へ説明致しますわ。このカードは狩人、商人、鍛冶師ギルドで使えるカードでして、金銭のやり取りをする為のカードですわ!」
デビットカードのような物をイメージした俊は仕組みを詳しく聞いておく事にした。
「そのカードの金銭は何処で管理されているんですか?お金がない場合などを買い物ができないといった感じでしょうか?」
「お金の管理は銀行ですわね。お金がない場合はお買い物は出来ずに金銭不足通知が紙で発行されますわ。」
どうやらデビットカードと同じ仕組みのようだと納得する俊だった。
「でも僕、このカード貰ってもまだお金ないんですんが・・・」
「そこはご安心頂いて大丈夫ですわ!今回の不思議な現象のご解決に尽力頂きましたお礼に、50万ピュールを入れておきましたの。」
「ピュール・・・また微妙に長い通貨名称ですね。」
そういえば僕の世界にも長い名称の通貨ありましたね・・・なんでしたか・・・ク・・ク・・・クウェー・・なんとか忘れましたね。
長い通貨名称に地球でもあったなと思い出していた。
「ちなみにそのお金の価値・・・なんと言いましょうかね。例えばこれくらいのパンで大体僕の世界では200円・・・ピュールくらいなんですが、ここではいくらになるんでしょう?」
ジェスチャアーで食パンの1欣サイズを伝えレートを聞き出す。
「それくらいですと同じくらいではないかしら?200ピュールくらいと思って大丈夫ですわ。」
日本円換算で同じくらいと見て良さそうだと安心した俊だった。
「トオル様はこのあとのご予定ははいかがでしょうか?」
「この後はもう一度神様に連絡を取って見ようかと・・・ちょっと個人的な問題がありましてね・・・」
「そうですの・・・。」
少し落ち込むノベールの表情にはて?と首を振る俊は
「何かありましたか?」
「い、いえ、大丈夫ですのよ!」
急に少し顔を赤らめあたふたとするノベールだった。
ノベールに一部屋泊れる部屋を借りた俊はクロクへと連絡を行う。
「出ない・・・とはなんか違いますね。」
いつもと表示されている画面が違うと俊は首を傾げる。
間もなくしてクロクからの通話が表示された。
「なるほど・・・お互いが通話を掛け合うとこうなるんですね。スマホでの通話と同じですか。」
通話に出た俊は画面に目を向けた。
画面にはまたも土下座をしているクロクの姿が映ったのだった。
「クロクさん・・・間もないですが、土下座しすぎでは・・・?」
「俊が父様から地球の件を聞いたと・・・決してその隠してた訳ではないのじゃ・・・。その・・・なんと言うか・・・じゃ」
クロクの反応に怪訝な表情になる俊は今までの行動と照らし合わせクロクは抜けている事があると結論をつけた。
「簡潔に言うと?」
「激務で忘れてましたのじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「帰れないかもしれないと言う大事な事を忘れてましたってのは問題発言ですね・・・神様にそういう概念があるかは分かりませんが、社会人では報告、連絡、相談の報連相は大事では?」
頭を上げれないクロクはまだ土下座の体制を保っている。
「わ、わかっておる・・・。じゃから誤っているのじゃよ・・・うぅ・・・」
「怒りたい気持ちも正直ありますが・・・呆れが勝ってますね。スターブルさんが万が一の対応はしてくれると言ってましたが・・・貴女の責任問題もあるのでは?」
責任と聞き、クロクは一つの行動に出る事にした。
「分かったのじゃ・・・。神として責任を取れぬとは失格じゃ! 煮るなり焼くなり好きにするのじゃぁぁぁぁぁ うわぁぁぁぁん!」
何を勘違いしたのかクロクは服を脱ぎだし下着姿で大の字で倒れた。
「か、覚悟はしたのじゃ・・・。さぁ、わしに何でもするがよいのじゃ!!」
「あの・・・何をどうすればそのような行動に出るのか理解に苦しむのですが、え、誰がカメラ操作してるんです?ほかに誰かいるんですか?まるで僕、悪者じゃないですか!!」
「そこは神力でUIの位置調整が出来るから問題ないのじゃ・・・さぁ、わしを自由にしいて良いのじゃよ!」
話が進まないと眉間に手を当てる俊はクロクに問いかける。
「まず、服着て頂いても良いですか?そして・・・なんで脱ぐ必要があるんです?謝罪の仕方も若干雑だと思いますが・・・ポンコツよりポンコツ神とお呼びしましょうか?」
「許しが出るまではこのままで居るのじゃ!俊のような若い男はわしのような美人を脳裏であられもない事をしておると見た事があるのじゃ!さぁ!楽しむが良いのじゃ!」
全男性がそうという事はあり得ない。何を考えてるんだこのポンコツ神はとツッコミを入れる事にした俊
「まず、全ての男性がそうではありませんし、一部だけでしょう。そしてクロクさん・・・いやポンコツ神様。貴女自分で美人とか言って恥ずかしくないんです?」
「誰がポンコツ神じゃ!その一部に俊は入るじゃろ?事実じゃ!」
「貴女ですよ。貴女。ここまでを聞いてポンコツ神と言わないでなんと言うんですか・・・呆れてもう・・・もう・・・はぁ・・・。兎に角、僕はそのタイプじゃないです。趣味を取るタイプです。」
美人の部分をスルーされたクロクは涙目となった。
「一旦時間空けてまた掛けますから少し落ち着かせてくださいね・・・。バグの件も話があるんですから・・・。」
諦めて一度通話を切る事にした俊だった。
-----現在のバグ一覧-----
マップに自分の座標が表示されない。
牢屋内の壁が柔らかい。
-----バグ?不明-----
-----調査-----
魔法の威力について
「不思議な現象が起きていた所は問題なく、元に戻っていましたよ。」
「ご確認頂き、有難く思いますわ。お爺様も目を覚まし今は療養しておりますの。」
「それは良かったですね。」
ノベールの祖父ハイデンドも目を覚まし療養していると聞き安心した俊は三日後にはオーク領に向かう旨を伝える。
「では僕の目的も達成できましたし、三日ほどしてにオーク領へ向かおうと思います。」
「速足ですのね。では私からはこれをお渡ししておきますの。」
ノベールから一枚のカードを手渡された。
「これは総合ギルドカードですわ。この世界の住人ではないトオル様へ説明致しますわ。このカードは狩人、商人、鍛冶師ギルドで使えるカードでして、金銭のやり取りをする為のカードですわ!」
デビットカードのような物をイメージした俊は仕組みを詳しく聞いておく事にした。
「そのカードの金銭は何処で管理されているんですか?お金がない場合などを買い物ができないといった感じでしょうか?」
「お金の管理は銀行ですわね。お金がない場合はお買い物は出来ずに金銭不足通知が紙で発行されますわ。」
どうやらデビットカードと同じ仕組みのようだと納得する俊だった。
「でも僕、このカード貰ってもまだお金ないんですんが・・・」
「そこはご安心頂いて大丈夫ですわ!今回の不思議な現象のご解決に尽力頂きましたお礼に、50万ピュールを入れておきましたの。」
「ピュール・・・また微妙に長い通貨名称ですね。」
そういえば僕の世界にも長い名称の通貨ありましたね・・・なんでしたか・・・ク・・ク・・・クウェー・・なんとか忘れましたね。
長い通貨名称に地球でもあったなと思い出していた。
「ちなみにそのお金の価値・・・なんと言いましょうかね。例えばこれくらいのパンで大体僕の世界では200円・・・ピュールくらいなんですが、ここではいくらになるんでしょう?」
ジェスチャアーで食パンの1欣サイズを伝えレートを聞き出す。
「それくらいですと同じくらいではないかしら?200ピュールくらいと思って大丈夫ですわ。」
日本円換算で同じくらいと見て良さそうだと安心した俊だった。
「トオル様はこのあとのご予定ははいかがでしょうか?」
「この後はもう一度神様に連絡を取って見ようかと・・・ちょっと個人的な問題がありましてね・・・」
「そうですの・・・。」
少し落ち込むノベールの表情にはて?と首を振る俊は
「何かありましたか?」
「い、いえ、大丈夫ですのよ!」
急に少し顔を赤らめあたふたとするノベールだった。
ノベールに一部屋泊れる部屋を借りた俊はクロクへと連絡を行う。
「出ない・・・とはなんか違いますね。」
いつもと表示されている画面が違うと俊は首を傾げる。
間もなくしてクロクからの通話が表示された。
「なるほど・・・お互いが通話を掛け合うとこうなるんですね。スマホでの通話と同じですか。」
通話に出た俊は画面に目を向けた。
画面にはまたも土下座をしているクロクの姿が映ったのだった。
「クロクさん・・・間もないですが、土下座しすぎでは・・・?」
「俊が父様から地球の件を聞いたと・・・決してその隠してた訳ではないのじゃ・・・。その・・・なんと言うか・・・じゃ」
クロクの反応に怪訝な表情になる俊は今までの行動と照らし合わせクロクは抜けている事があると結論をつけた。
「簡潔に言うと?」
「激務で忘れてましたのじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「帰れないかもしれないと言う大事な事を忘れてましたってのは問題発言ですね・・・神様にそういう概念があるかは分かりませんが、社会人では報告、連絡、相談の報連相は大事では?」
頭を上げれないクロクはまだ土下座の体制を保っている。
「わ、わかっておる・・・。じゃから誤っているのじゃよ・・・うぅ・・・」
「怒りたい気持ちも正直ありますが・・・呆れが勝ってますね。スターブルさんが万が一の対応はしてくれると言ってましたが・・・貴女の責任問題もあるのでは?」
責任と聞き、クロクは一つの行動に出る事にした。
「分かったのじゃ・・・。神として責任を取れぬとは失格じゃ! 煮るなり焼くなり好きにするのじゃぁぁぁぁぁ うわぁぁぁぁん!」
何を勘違いしたのかクロクは服を脱ぎだし下着姿で大の字で倒れた。
「か、覚悟はしたのじゃ・・・。さぁ、わしに何でもするがよいのじゃ!!」
「あの・・・何をどうすればそのような行動に出るのか理解に苦しむのですが、え、誰がカメラ操作してるんです?ほかに誰かいるんですか?まるで僕、悪者じゃないですか!!」
「そこは神力でUIの位置調整が出来るから問題ないのじゃ・・・さぁ、わしを自由にしいて良いのじゃよ!」
話が進まないと眉間に手を当てる俊はクロクに問いかける。
「まず、服着て頂いても良いですか?そして・・・なんで脱ぐ必要があるんです?謝罪の仕方も若干雑だと思いますが・・・ポンコツよりポンコツ神とお呼びしましょうか?」
「許しが出るまではこのままで居るのじゃ!俊のような若い男はわしのような美人を脳裏であられもない事をしておると見た事があるのじゃ!さぁ!楽しむが良いのじゃ!」
全男性がそうという事はあり得ない。何を考えてるんだこのポンコツ神はとツッコミを入れる事にした俊
「まず、全ての男性がそうではありませんし、一部だけでしょう。そしてクロクさん・・・いやポンコツ神様。貴女自分で美人とか言って恥ずかしくないんです?」
「誰がポンコツ神じゃ!その一部に俊は入るじゃろ?事実じゃ!」
「貴女ですよ。貴女。ここまでを聞いてポンコツ神と言わないでなんと言うんですか・・・呆れてもう・・・もう・・・はぁ・・・。兎に角、僕はそのタイプじゃないです。趣味を取るタイプです。」
美人の部分をスルーされたクロクは涙目となった。
「一旦時間空けてまた掛けますから少し落ち着かせてくださいね・・・。バグの件も話があるんですから・・・。」
諦めて一度通話を切る事にした俊だった。
-----現在のバグ一覧-----
マップに自分の座標が表示されない。
牢屋内の壁が柔らかい。
-----バグ?不明-----
-----調査-----
魔法の威力について
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