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目的は姉
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婚約当初、ユニーナはアレイドとの婚約をとても喜んでいた。アレイドが会いに行くたび、嬉しそうに顔をほころばせ、どこに行くにも二人で手を繋いで、楽しそうに笑い合っていた。その若く可愛らしい二人の姿を、周りの大人達はいつも微笑ましく見守っていた。
その日アレイドは、友人宅のお茶会に来ていた。ミズリーとユニーナも招待されていると聞いていたので、何日も前からとても楽しみにしていた。手には二人に用意したプレゼントを持って、アレイドは喜びに胸を弾ませながらミズリーとユニーナを探していた。
すると、お茶をしながら友人達と会話を楽しむミズリーを見つけた。透き通るような白い肌に美しい微笑みを携えて、いつものように周りの視線を一身に受けていた。
ミズリーはアレイドに気付くと、周りをキョロキョロ見回してから首を傾げて困った顔をした。
「ごめんなさい。さっきまで近くにいたと思ったのだけれど・・・。」
それはユニーナのことだった。アレイドは、ミズリーとその友人達に挨拶してから、持ってきたプレゼントを先にミズリーに渡すことにした。ミズリーへのプレゼントは赤い薔薇のブローチで、ユニーナのブローチは四葉のクローバーだった。意味など特に考えてはいなかった。ただ、華やかなミズリーには真っ赤な薔薇が似合うと思っただけだ。そして、クローバーは明るい笑顔のユニーナにピッタリだと思ったし、なにより自分の瞳の色だったから、それを見つけた時のアレイドは、嬉しくてユニーナに会える日を待ち遠しく感じた。
ミズリーに薔薇のブローチを渡すと、「今日のドレスに似合いそうね。」 と、喜んでその場で身に着けてくれた。
それは、特別な意味など何もない、アレイドとミズリーのいつものやり取りだった。しかし、それを自分の友人たちが、もの珍しそうに見ていたなど、その時のアレイドは気付きもしていなかった。
ミズリーと別れた後、アレイドはユニーナを探して歩き回っていた。すると数人の友人に呼び止められた。声をかけてきたのは、子爵家のクラギスだった。クラギスは、爽やかな笑顔でアレイドに話しかけてきた。
「やあ、アレイド。久しぶりだな!」
軽く挨拶を交わした後、クラギスはすぐにアレイドの婚約の話を始めた。アレイドは、目の前の友人が、何度もバーナード家に婚約の申し込みをしていたことを知っていた。そんな彼に、もちろん良い印象など持っていなかったし、いつも纏わりつくような目でユニーナばかりを追っていたことにも気が付いていた。
「だけどアレイド、本当にユニーナ嬢で良かったのか?どうしてもユニーナ嬢と婚約しなきゃいけない理由でもあったのか?お前だったら伯爵家の嫡男だし、もっと高位の令嬢もいけただろう?なぜ男爵家のユニーナ嬢なんだ?」
「・・・・・・。」
アレイドは、自分がユニーナと婚約できなかったからってなんて失礼な奴だと思った。言っていい事と悪い事がある。こんな大声でユニーナやバーナード家を馬鹿にするようなことを言ってくるクラギスに、アレイドは返事もせずに、鋭く睨みつけた。アレイドが、あからさまに怒った態度をとっているにも関わらず、クラギスは更に追い打ちをかけるように話を続ける。
「ああ!そうか!姉の方が目的なんだな?そうだな。確かにミズリー嬢は綺麗だよな。」
「そう言えば、先ほどもミズリー嬢に、赤い薔薇のブローチをプレゼントしていたな。そうか、狙いはミズリー嬢だったのか。」
「ああ、そうだったのか。それなら納得だよ。妹の方じゃ、ちょっとな・・・。申し訳ないけど、お前とは釣り合わないと思っていたよ。確かに、ミズリー嬢の方がアレイドにお似合いだ。」
黙って聞いていたアレイドが、こうして顔を真っ赤にして怒りを隠すこともできないでいるというのに、なぜか他の友人達もクラギスに話しを合わせてきたのだ。単に面白がってからかっているのか、もしくは、ユニーナとの仲を壊そうとでもしているのか・・・。
たくさんの人が招かれているお茶会でなるべくなら騒ぎは起こしたくなかった。だが、残念なことに、アレイドは自分の感情を顔や態度には出せても、言葉で表現することがとても苦手な人間だった。要は口下手なのだ。悲惨なのは怒った時だ。言葉を上手く使いこなせない彼は、言葉より先に行動で示してしまうことがあるのだ。そんなアレイドは、使用人や友人相手に度々面倒事を起こしたりもしていた。もちろんその都度深く反省して、自分なりに感情を表に出さない努力はしていたつもりだったが、そんな日々の努力も虚しく、まだまだ若いアレイドの我慢は、すでに限界に達しようとしていた。息を大きく吸い込んでクラギスに向かって行こうとした瞬間、ずっと不機嫌な顔をしていたライナーが、低くイラついた声でアレイドに怒りをぶつけてきた。
「だが、妹を利用するって!それが本当ならお前は最低な男だな!なんでそんな酷いことができるんだ!!相手が幼馴染だからって、そんなの、いくらなんでも失礼だろう?」
それを聞いたクラギスが、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながらライナーをなだめようとした。
「ライナー、そう怒るなよ。なにせ三つも上なんだぞ?それくらいやらないと相手にされないだろ?」
「なんだよそれ! ふざけるな!! 相手の気持ちも考えろよ!!」
(はっ!? 何を言っている・・・。)
この場で、自分はまだ一言も発してないというのに、こんな奴らの話を鵜呑みにして、ライナーがそのまま怒りをぶつけてきたことが信じられなかった。アレイドは呆然とライナーを見つめた。
その時、何かを地面に叩きつけたような音が聞こえた。驚いてそちらの方を見ると可愛らしくラッピングされた包みが地面に落ちていることに気付いた。そして走り去ってゆく少女の髪には、以前自分がプレゼントした金の蝶の髪飾りが光っていた。
その日アレイドは、友人宅のお茶会に来ていた。ミズリーとユニーナも招待されていると聞いていたので、何日も前からとても楽しみにしていた。手には二人に用意したプレゼントを持って、アレイドは喜びに胸を弾ませながらミズリーとユニーナを探していた。
すると、お茶をしながら友人達と会話を楽しむミズリーを見つけた。透き通るような白い肌に美しい微笑みを携えて、いつものように周りの視線を一身に受けていた。
ミズリーはアレイドに気付くと、周りをキョロキョロ見回してから首を傾げて困った顔をした。
「ごめんなさい。さっきまで近くにいたと思ったのだけれど・・・。」
それはユニーナのことだった。アレイドは、ミズリーとその友人達に挨拶してから、持ってきたプレゼントを先にミズリーに渡すことにした。ミズリーへのプレゼントは赤い薔薇のブローチで、ユニーナのブローチは四葉のクローバーだった。意味など特に考えてはいなかった。ただ、華やかなミズリーには真っ赤な薔薇が似合うと思っただけだ。そして、クローバーは明るい笑顔のユニーナにピッタリだと思ったし、なにより自分の瞳の色だったから、それを見つけた時のアレイドは、嬉しくてユニーナに会える日を待ち遠しく感じた。
ミズリーに薔薇のブローチを渡すと、「今日のドレスに似合いそうね。」 と、喜んでその場で身に着けてくれた。
それは、特別な意味など何もない、アレイドとミズリーのいつものやり取りだった。しかし、それを自分の友人たちが、もの珍しそうに見ていたなど、その時のアレイドは気付きもしていなかった。
ミズリーと別れた後、アレイドはユニーナを探して歩き回っていた。すると数人の友人に呼び止められた。声をかけてきたのは、子爵家のクラギスだった。クラギスは、爽やかな笑顔でアレイドに話しかけてきた。
「やあ、アレイド。久しぶりだな!」
軽く挨拶を交わした後、クラギスはすぐにアレイドの婚約の話を始めた。アレイドは、目の前の友人が、何度もバーナード家に婚約の申し込みをしていたことを知っていた。そんな彼に、もちろん良い印象など持っていなかったし、いつも纏わりつくような目でユニーナばかりを追っていたことにも気が付いていた。
「だけどアレイド、本当にユニーナ嬢で良かったのか?どうしてもユニーナ嬢と婚約しなきゃいけない理由でもあったのか?お前だったら伯爵家の嫡男だし、もっと高位の令嬢もいけただろう?なぜ男爵家のユニーナ嬢なんだ?」
「・・・・・・。」
アレイドは、自分がユニーナと婚約できなかったからってなんて失礼な奴だと思った。言っていい事と悪い事がある。こんな大声でユニーナやバーナード家を馬鹿にするようなことを言ってくるクラギスに、アレイドは返事もせずに、鋭く睨みつけた。アレイドが、あからさまに怒った態度をとっているにも関わらず、クラギスは更に追い打ちをかけるように話を続ける。
「ああ!そうか!姉の方が目的なんだな?そうだな。確かにミズリー嬢は綺麗だよな。」
「そう言えば、先ほどもミズリー嬢に、赤い薔薇のブローチをプレゼントしていたな。そうか、狙いはミズリー嬢だったのか。」
「ああ、そうだったのか。それなら納得だよ。妹の方じゃ、ちょっとな・・・。申し訳ないけど、お前とは釣り合わないと思っていたよ。確かに、ミズリー嬢の方がアレイドにお似合いだ。」
黙って聞いていたアレイドが、こうして顔を真っ赤にして怒りを隠すこともできないでいるというのに、なぜか他の友人達もクラギスに話しを合わせてきたのだ。単に面白がってからかっているのか、もしくは、ユニーナとの仲を壊そうとでもしているのか・・・。
たくさんの人が招かれているお茶会でなるべくなら騒ぎは起こしたくなかった。だが、残念なことに、アレイドは自分の感情を顔や態度には出せても、言葉で表現することがとても苦手な人間だった。要は口下手なのだ。悲惨なのは怒った時だ。言葉を上手く使いこなせない彼は、言葉より先に行動で示してしまうことがあるのだ。そんなアレイドは、使用人や友人相手に度々面倒事を起こしたりもしていた。もちろんその都度深く反省して、自分なりに感情を表に出さない努力はしていたつもりだったが、そんな日々の努力も虚しく、まだまだ若いアレイドの我慢は、すでに限界に達しようとしていた。息を大きく吸い込んでクラギスに向かって行こうとした瞬間、ずっと不機嫌な顔をしていたライナーが、低くイラついた声でアレイドに怒りをぶつけてきた。
「だが、妹を利用するって!それが本当ならお前は最低な男だな!なんでそんな酷いことができるんだ!!相手が幼馴染だからって、そんなの、いくらなんでも失礼だろう?」
それを聞いたクラギスが、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながらライナーをなだめようとした。
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