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蠢く影
提案
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案内され通された客室のソファに腰掛けた四人は気まづさで沈黙が流れていた。
コンコンコンコン
扉が叩かれ全員がそちらを向く。
「入っていいわよぉ~」
重い空気の中コーデリアの声が響き、扉が開きメイドの作興をした鎖骨あたりまでの髪の長さの彼女がお茶を出し、静かに退出した。
「あー……マリさん…その私の名前はアルヴィン・アークウェルスト。アークセルシュ王国の現王の息子で第四王子です。騙していたわけでもありませんが申し訳ございません」
スッと綺麗に立ち上がったアルヴィンがあらためて自己紹介をした。そこではっきりと自分がこの国の王子であることを明かした。
予想はしていたがまさか熱などに侵せれている時に治療してくれた人物がとても偉い人物だとは思わず慌てて立ち上がって頭を下げた。
「いえ、そんなっこちらこそいろいろ助けてもらって……」
「頭を上げてくださいマリさん。私が今騎士として働いているのを知っているのは一部の王家に仕えている者と騎士団の人間しかいません。マリさんが知らないのも当然です」
「マリさん、アルヴィン殿下は王族だからと偉そうにする人じゃない。困っている人がいれば当然助ける。腹黒い部分はあるけどな」
ゴッ!結構強い力で頭を殴られたモーガンは痛みで後頭部を抑えた。
どうやらモーガンは一言余計なことを言うらしい。
「わかりました。何かあればまたお願いしますー」
マリの気の知れた人に話す時特有の少し語尾が伸びたゆったりした言葉が返ってくることにほっとしたように息を吐いたアルヴィンとモーガン。
隠していたとしても本質が変わるわけじゃないからねー
モーガンがいうように腹黒いかも知れないが根深くある根本的な人の性格など普段から接していれば分かってくる。もし危険な人物ならネェージュが初めに助けなど求めていないだろう。
パンパンっ
空気を変えるためかコーデリアが手を叩いた。
「はぁーい。そちらのお話は終わったかしらぁ?」
「ええ、お時間をいただきありがとうございます」
「いいのよぉ~元は私が殿下って呼んでしまったからよぁ」
困ったような照れ臭そうな何とも言えない顔をしたコーデリア。
コンコン。再び扉が叩かれ入室許可を待たずに入ってきた。
その人物は盗賊達を引き渡した時に現れた人物で、茶髪の髪をオールバックにし眼鏡をかけている真面目が一番得意そうという印象の人物だ。
「元盗賊達の売値の集計をお持ちしました」
どうやら値段が決まったらしい。
ペラリとテーブルに紙を置くとコーデリアの右斜め後ろに静かに控えるように立った。
ちらりとその男を見てから天井を少し見てから紙に視線を落とした。
元盗賊計二十名一人頭金貨5枚から10枚で5枚が3人 6枚が2人 7枚が7 人 8枚が4人 9枚2人10枚2人で金貨144枚になり白金貨1枚と金貨44枚。
「その金額から騎士団に二割渡して残りはまりさんのものになるわぁ」
ということは白金貨1枚と15枚かー。
もう少し安くなると思っていたが人というものだから元々高いのかも知れない。
「あとマリさんには騎士団から賞金首のお金と捕縛してもらった謝礼として金貨金貨62枚のお渡しになります」
「1日で結構な大金を手に入れたなーマリさん」
お金欲しさに捕縛したわけではないがまさかここまでとは思わず目を見開いていたがスッと視線がまた天井へ向かった
先程から天井からの気配が気になり視線を投げてしまうマリの行動に不審に思ったのかコーデリアが首を傾げつつ上を見た。
「何もないけれど何か気になるものでもあったかしらぁ?」
「いえ、あの、天井に誰かいますよね?」
「ええ?」
「調べて参ります」
コーデリアの近くに控えていた男がスッと行動に移し部屋から出ていった。
騎士二人はというとお互いに視線を合わせて静かに少し頷いた。
「マリさんこれはご相談というか提案なのですが、貴族の間でマリさんが話題になっていて国の有益者としてのリストに載ったがため貴女がどれ程の実益者に値するか、又は自分たちで囲めるかというのが最近の話題です」
「あいつらは何をするかわからない」
「………あーその腹黒い部分とかいろいろ詳しいものを置きたい?」
モーガンの言葉が決定打となり嫌な予感が的中する。彼らの中では誰かをそばに置きたいみたいだった。
「はい、こちらとしてもマリさんの自由は奪いたくはないので自由を制限するようなことにはならないように配慮はさせていただきます、こちらのわがままを通してはもらえないでしょうか?。」
自由を好むマリにとっては嫌だが今回のように視線や気配で神経や精神をすり減らしたくはない。
「………条件としては認識阻害や不可視のスキルがあると助かりますが」
「ええ、もちろん、コーデリア先日こちらに売られたユリウス。売ってはいないですよね?」
「ええ、もちろんよ。あなたがしばらく売ってくれるなって言うから………なるほど、そういうことね」
何かを理解したのかコーデリアは笑みを深めて鈴を鳴らすと先ほどのメイドがやってきた。
「地下の最奥の部屋から彼を連れてきて」
「しかし、しばらく売るなという命令があったのでは?」
「その理由が満たされたのよ」
チラッと視線を騎士二人に向け、すぐにメイドに戻すと、頭を下げて出て行ってた。
「とりあえずここにつれてくる奴隷や守ってほしい規則を説明するわね」
「彼についてはこちらから説明します」
アルヴィンはコーデリアを見ると頷いたためマリに正面から見た。
「彼の名前はユリウス」
「さっき、名前が出てましたねー」
「はい、彼は依頼を受け私を暗殺しようとしましたが失敗に終わりました」
とんでもないことを言われて目を見開くマリに苦笑いで返した。
「本来なら断頭台行きなのですがその時あなたが現れた。強い魔力に珍しいホワーフォオウルを連れている貴女は貴族にとって面白みのある人物です」
いつもよりより真剣に話すアルヴィンにマリは静かに聞くしかない。
「王族としては危害を加えられて国を出て行ってしまうことは避けたい。マリさんは有益者の中でもトップに入るような人材です。ですので彼を断頭台には行かせず奴隷落ちとして貴族の後ろ暗い部分を知っている彼なら対処できます」
「暗殺者としてあいつは密偵もできる。仕事も私生活もしっかり自分でこなす」
「あら、なるほど、だから闇ギルドに知らせなくていいってことね。初めっからこうするために。わざとうちに売ったのね」
「ここなら多少は融通効かせてくれますからね」
マリを置いて3人で話してしまったので頬杖をついて眺めているとクスッと笑ったコーデリアがマリの方を見た。
「奴隷とは言え衣食住はきちんとする。それが原則人間としての人権を守るためよ。働かせて衣服をきちんと与えて寝る場所もご飯も提供するができれば問題ない。言ってしまえば働けてそのお金で生活させてもいいのよ。住む場所は主人と同じ場所が原則だけど」
「えっと住み込みみたいな感じですか?」
「ええ、そうよ!」
理解したマリに嬉しそうに笑う。
「貴女、噂じゃ自由を好み、パーティを組まないのも働く量も時間も自分自身の自由でいたいからでしょう?」
「はい、そうですね」
「彼は仕事を失ってはいないから貴女が嫌でなければ暗殺者としても密偵としても仕事があるわ」
暗殺者ってあまり良くないものではと思ったがもうそこに口を出したらいけないと感じた。
コンコン扉を叩かれてどうぞぉ~と高い声の男の声が響きメイドと少し、古い服を着た顎のラインで綺麗に整えられたネイビー色の髪とそこから覗く尖った耳に金色の瞳を持った男が入ってきた。
手錠をはめられた彼はゆっくりメイドの後を追うように歩き、少しマリに視線を向けた。
手錠から伸びた鎖をオーナーであるコーデリアに預けると部屋の淵に移動し何やら準備を始めた。
「あ。あの時の」
一度ぶつかってしまった男が連れてこられた男だった。
「あら、知り合いかしらぁ彼ハーフエルフで綺麗な顔でしょう?」
まつ毛は長くふさふさで金色に輝く瞳はまるで宝石のようだ。
「彼はマリさんの条件の認識阻害を持っています。ですからそばに…」
「わかりました。いずれは誰かそばにつけされるんじゃないかって思ってましたから……そんな、懇願するように言わないでください」
自由を制限かけられるなら断ろうと取ってはいたが一緒に住む以外は自由そうだ。だから受け入れよう。迷惑をかけているのだから鬱陶しいものを対処してくれるのなら安心だ。
「彼が危害を加えることはないので安心してくださいね」
アルヴィンらマリが拒絶をせず受け入れてくれたことが嬉しいのかホッとしたように笑う。
ユリウスという男はやはりマリ同様少し天井へ視線を向けていた。
コンコンコンコン
扉が叩かれ全員がそちらを向く。
「入っていいわよぉ~」
重い空気の中コーデリアの声が響き、扉が開きメイドの作興をした鎖骨あたりまでの髪の長さの彼女がお茶を出し、静かに退出した。
「あー……マリさん…その私の名前はアルヴィン・アークウェルスト。アークセルシュ王国の現王の息子で第四王子です。騙していたわけでもありませんが申し訳ございません」
スッと綺麗に立ち上がったアルヴィンがあらためて自己紹介をした。そこではっきりと自分がこの国の王子であることを明かした。
予想はしていたがまさか熱などに侵せれている時に治療してくれた人物がとても偉い人物だとは思わず慌てて立ち上がって頭を下げた。
「いえ、そんなっこちらこそいろいろ助けてもらって……」
「頭を上げてくださいマリさん。私が今騎士として働いているのを知っているのは一部の王家に仕えている者と騎士団の人間しかいません。マリさんが知らないのも当然です」
「マリさん、アルヴィン殿下は王族だからと偉そうにする人じゃない。困っている人がいれば当然助ける。腹黒い部分はあるけどな」
ゴッ!結構強い力で頭を殴られたモーガンは痛みで後頭部を抑えた。
どうやらモーガンは一言余計なことを言うらしい。
「わかりました。何かあればまたお願いしますー」
マリの気の知れた人に話す時特有の少し語尾が伸びたゆったりした言葉が返ってくることにほっとしたように息を吐いたアルヴィンとモーガン。
隠していたとしても本質が変わるわけじゃないからねー
モーガンがいうように腹黒いかも知れないが根深くある根本的な人の性格など普段から接していれば分かってくる。もし危険な人物ならネェージュが初めに助けなど求めていないだろう。
パンパンっ
空気を変えるためかコーデリアが手を叩いた。
「はぁーい。そちらのお話は終わったかしらぁ?」
「ええ、お時間をいただきありがとうございます」
「いいのよぉ~元は私が殿下って呼んでしまったからよぁ」
困ったような照れ臭そうな何とも言えない顔をしたコーデリア。
コンコン。再び扉が叩かれ入室許可を待たずに入ってきた。
その人物は盗賊達を引き渡した時に現れた人物で、茶髪の髪をオールバックにし眼鏡をかけている真面目が一番得意そうという印象の人物だ。
「元盗賊達の売値の集計をお持ちしました」
どうやら値段が決まったらしい。
ペラリとテーブルに紙を置くとコーデリアの右斜め後ろに静かに控えるように立った。
ちらりとその男を見てから天井を少し見てから紙に視線を落とした。
元盗賊計二十名一人頭金貨5枚から10枚で5枚が3人 6枚が2人 7枚が7 人 8枚が4人 9枚2人10枚2人で金貨144枚になり白金貨1枚と金貨44枚。
「その金額から騎士団に二割渡して残りはまりさんのものになるわぁ」
ということは白金貨1枚と15枚かー。
もう少し安くなると思っていたが人というものだから元々高いのかも知れない。
「あとマリさんには騎士団から賞金首のお金と捕縛してもらった謝礼として金貨金貨62枚のお渡しになります」
「1日で結構な大金を手に入れたなーマリさん」
お金欲しさに捕縛したわけではないがまさかここまでとは思わず目を見開いていたがスッと視線がまた天井へ向かった
先程から天井からの気配が気になり視線を投げてしまうマリの行動に不審に思ったのかコーデリアが首を傾げつつ上を見た。
「何もないけれど何か気になるものでもあったかしらぁ?」
「いえ、あの、天井に誰かいますよね?」
「ええ?」
「調べて参ります」
コーデリアの近くに控えていた男がスッと行動に移し部屋から出ていった。
騎士二人はというとお互いに視線を合わせて静かに少し頷いた。
「マリさんこれはご相談というか提案なのですが、貴族の間でマリさんが話題になっていて国の有益者としてのリストに載ったがため貴女がどれ程の実益者に値するか、又は自分たちで囲めるかというのが最近の話題です」
「あいつらは何をするかわからない」
「………あーその腹黒い部分とかいろいろ詳しいものを置きたい?」
モーガンの言葉が決定打となり嫌な予感が的中する。彼らの中では誰かをそばに置きたいみたいだった。
「はい、こちらとしてもマリさんの自由は奪いたくはないので自由を制限するようなことにはならないように配慮はさせていただきます、こちらのわがままを通してはもらえないでしょうか?。」
自由を好むマリにとっては嫌だが今回のように視線や気配で神経や精神をすり減らしたくはない。
「………条件としては認識阻害や不可視のスキルがあると助かりますが」
「ええ、もちろん、コーデリア先日こちらに売られたユリウス。売ってはいないですよね?」
「ええ、もちろんよ。あなたがしばらく売ってくれるなって言うから………なるほど、そういうことね」
何かを理解したのかコーデリアは笑みを深めて鈴を鳴らすと先ほどのメイドがやってきた。
「地下の最奥の部屋から彼を連れてきて」
「しかし、しばらく売るなという命令があったのでは?」
「その理由が満たされたのよ」
チラッと視線を騎士二人に向け、すぐにメイドに戻すと、頭を下げて出て行ってた。
「とりあえずここにつれてくる奴隷や守ってほしい規則を説明するわね」
「彼についてはこちらから説明します」
アルヴィンはコーデリアを見ると頷いたためマリに正面から見た。
「彼の名前はユリウス」
「さっき、名前が出てましたねー」
「はい、彼は依頼を受け私を暗殺しようとしましたが失敗に終わりました」
とんでもないことを言われて目を見開くマリに苦笑いで返した。
「本来なら断頭台行きなのですがその時あなたが現れた。強い魔力に珍しいホワーフォオウルを連れている貴女は貴族にとって面白みのある人物です」
いつもよりより真剣に話すアルヴィンにマリは静かに聞くしかない。
「王族としては危害を加えられて国を出て行ってしまうことは避けたい。マリさんは有益者の中でもトップに入るような人材です。ですので彼を断頭台には行かせず奴隷落ちとして貴族の後ろ暗い部分を知っている彼なら対処できます」
「暗殺者としてあいつは密偵もできる。仕事も私生活もしっかり自分でこなす」
「あら、なるほど、だから闇ギルドに知らせなくていいってことね。初めっからこうするために。わざとうちに売ったのね」
「ここなら多少は融通効かせてくれますからね」
マリを置いて3人で話してしまったので頬杖をついて眺めているとクスッと笑ったコーデリアがマリの方を見た。
「奴隷とは言え衣食住はきちんとする。それが原則人間としての人権を守るためよ。働かせて衣服をきちんと与えて寝る場所もご飯も提供するができれば問題ない。言ってしまえば働けてそのお金で生活させてもいいのよ。住む場所は主人と同じ場所が原則だけど」
「えっと住み込みみたいな感じですか?」
「ええ、そうよ!」
理解したマリに嬉しそうに笑う。
「貴女、噂じゃ自由を好み、パーティを組まないのも働く量も時間も自分自身の自由でいたいからでしょう?」
「はい、そうですね」
「彼は仕事を失ってはいないから貴女が嫌でなければ暗殺者としても密偵としても仕事があるわ」
暗殺者ってあまり良くないものではと思ったがもうそこに口を出したらいけないと感じた。
コンコン扉を叩かれてどうぞぉ~と高い声の男の声が響きメイドと少し、古い服を着た顎のラインで綺麗に整えられたネイビー色の髪とそこから覗く尖った耳に金色の瞳を持った男が入ってきた。
手錠をはめられた彼はゆっくりメイドの後を追うように歩き、少しマリに視線を向けた。
手錠から伸びた鎖をオーナーであるコーデリアに預けると部屋の淵に移動し何やら準備を始めた。
「あ。あの時の」
一度ぶつかってしまった男が連れてこられた男だった。
「あら、知り合いかしらぁ彼ハーフエルフで綺麗な顔でしょう?」
まつ毛は長くふさふさで金色に輝く瞳はまるで宝石のようだ。
「彼はマリさんの条件の認識阻害を持っています。ですからそばに…」
「わかりました。いずれは誰かそばにつけされるんじゃないかって思ってましたから……そんな、懇願するように言わないでください」
自由を制限かけられるなら断ろうと取ってはいたが一緒に住む以外は自由そうだ。だから受け入れよう。迷惑をかけているのだから鬱陶しいものを対処してくれるのなら安心だ。
「彼が危害を加えることはないので安心してくださいね」
アルヴィンらマリが拒絶をせず受け入れてくれたことが嬉しいのかホッとしたように笑う。
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