ムーンダンジョンのマスターは支援できるか

神々の……

皆の転移後の教室で優しい顔をした男が白いローブをまとった女神のような女性と会話していた。

「48名全員、皆、行かせましたよ」
「既に報告は受けています。お疲れ様です」

女性がそう言うとホットココアが入ったピンクの可愛いコップが男の前に現れた。

「おお、ありがとうございます。そちらもわざわざお疲れ様です」

男がそう言うと今度は女性の前にホット青汁が入った白いコップが現れた。
しばし、男女はお互いの飲み物を飲みながら会話した。

「ところで、僕なりに誘導してはみたけどこの先どうなるんですかね。こんな賭けみたいな事で、いや僕は成功の確率は結構高いとは思いますけど」

「皆、意見が分かれています。そもそも一体何人が突破できるかと」

「やっぱりそうですか。僕は協力すれば突破も難しくはないとは思いますけど、一名は笑えることに衛星にいますし」

「その一名がすぐに果てないか、あるいは突破が早くなりすぎて力がないままに全滅という可能性もあります」

「まぁそりゃその可能性もありますけど……まぁなんでもいいですか。もう我々には願うことしかできませんからね」

「そうですね、ホット青汁美味しかったですよ」

「こちらこそホットココアが美味しかったですよ」

そう言って男女は別れた。