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19話目 アバタルとの出会い
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さて、僕はいま展望フロアでノバと向かい合っている。
マクシオンも隣にいる。
「何から話せば良いでしょうか」
セバスが死んでなくて良かったけれどここまで殊勝な態度で来られると違和感というか拍子抜けというか何かがある。
まぁわざわざDPを支払ってここまで来ている時点で謝罪には十分すぎるぐらいなのだ。
まぁ僕からは何も言わないけどね。
ユウジからマーケットで連絡があった。
ノバの言う事はどうやら本当のようだ。
セバスは地下の祭壇に帰らせておこう。
目が覚めたら自力でここまでくるだろうから。
エレベ君はいないが空気を読んで良いタイミングでやってきてくれるに違いない。
「そうだね。まずは君達の目的である世界征服の事を聞きたい。どうしてそんなめんどくさそうな事をするのか」
世界征服はめんどくさい事だと僕は思う。
このムーンに来てくれるダンジョンマスターも殆ど同意してくれるだろうけど。
驚いたのか呆れたのか、ノバは話し出した。
怒らないんだね。
「めんど……いえ、わかりました。では話しましょう。結論から言えば私達は神になりたいからです」
神様って……そうなんですか。
やばいのがここにもいたよと僕はそっと横にいるマクシオンを見た。
ハイエルフとやらも相当宗教宗教だったのにこのアバタルとやらもそうとは。
健全な宗教だと良いんだけれどね……。
「世界征服で神になれるの?」
げぇとかうぇぇとかじゃなく僕の口から出たのは素朴な疑問だった。
ノバの見た目が幼女だからかな。
イクオじゃないんだし、僕が礼儀正しいからだと思いたい。
「ええ、神話にそう書かれています。それを詳しく説明したいと思います」
「神話ですか」
ズイズイとマクシオンがノバに尋ねる。
少し彼とは話したけれど、そのかなり図太いよねマクシオンは。好奇心旺盛で僕の世界の話をしつこく聞いてきて、凄く楽しそうだったよ。
まぁじゃなかったら僕は彼に殺されてたし知的好奇心というのは良いものだ。
猫も殺される強力なものだね。
「マクシオン」
「これは、すみません。続けてください」
「耳長がこの場にいるのが不思議でなりませんが、続けますね?」
耳長ね……ノバがそういうのも無理はないし、マクシオンがくってかかるのも無理はないね。
彼らハイエルフは第二の衛星であるムシュガルドを信仰の対象としているらしい。
残念ながら今の時期だとこのムーンダンジョンからはみることが出来ないのが残念だ。
ハイエルフが耳長とダンジョンマスターに嫌われているのは説明しなくてもわかるよね。
ダンジョンマスターにとってエルフは問答無用で切りかかってくる野蛮なやつらだ。
そんなこの世界の構造の一端を少し垣間見たなぁと実感しているとノバは喋り出した。
「遥か昔、世界には神がおられました。我々ダンジョンマスターはその神をハイマスターと呼びました」
おお、僕たちダンジョンマスターの神様ね。
あ、ちなみにハイエルフであるマクシオンの宗教だとマスターというのは神ムシュガルドに仕える者の中で優秀なものに与えられる名称らしく、ダンジョンマスターはそれを騙る悪魔の子であるとの事だった。
まぁそりゃぁ得体の知れない僕みたいなのがお前達の中でも優秀で神にも認められてるとか勝手に言ってるようにみえたらブチ切れて悪即斬って感じだよね。
「悪魔の子、いえダンジョンマスターらの神ですか」
というわけでマクシオンはノバに詰め寄った。
僕としてはやっぱり止めるべきなのかな。
でもナイスだよ、マクシオン。
ガツガツ聞いてほしい。
「あなた方の神、ムシュガルドでしたか、あれはハイマスターの眷属と伝わっています。そもそも悪魔の子などと、耳長が言える事でもないのです。貴方も、いえアースに存在する全ての生命は神の、ハイマスターの眷属に他ならないのですから」
そんな事をノバは話してくれた。
星1つ作れるのね、神様は。
まぁ神様だし、この世界を作ったぐらいじゃないとね、星なんて作るのはきっと簡単なんだろうね……。
「なっ!」
マクシオンはムーンに来てからたくさん驚いていたけれど今が一番驚いてるね。
せっかくのイケメンが唖然という顔をしている、それでもイケメンだわ。
うん、ユウジみたいだね。
「じゃあ、僕もそのハイマスターの眷属だということになるのかな」
なら納得だ。
僕が出会ったあの自称神はこのアースやムーン、ムシュガルドを生み出した本当の神様だったのかな。
だけれどノバはその僕の感想に首を横に振った。
そして目を爛々と輝かせながらこう言った。
「いえ、ダンジョンマスターは眷属ではないのです。私達はいわば欠けらといえば良いでしょうか。神の残滓のようなものなのです。つまりその残滓が集まれば神に等しい者になれるのです。ダンジョンマスターを導き、星を征服した暁には私達はこの世界の神になるのです!」
僕はきっと若干遠い目をしてノバを見ていた。
決してロリコンというわけではない。
だからだろうか自然と口から言葉が出てきた。
「神になんてなったら忙しそうだから嫌だな。僕には今のダンジョンマスターだって荷が重いのに」
「そんな!」
神といっても弱体化してそうな2代目神だし。
「まだ話して短い時間ですが、ダンジョンマスター全員がムーンのようではないという事がわかって嬉しいやら悲しいやらですね、悪魔の子なんてイメージは何故生まれたのか……」
マクシオンがなんか言ってるが無視である。
なんなら僕は核シェルターに引きこもって好きなアニメやドラマを見ていたかった人間である。
もう叶わない夢だけど……うわ、悲しすぎて死にそう。
正直、善とか悪とか圧倒的な力とか社会的な価値観や集団的ななんやかんやを押し付けられるのは御免被るって感じだよ。
今のところ、僕は核さえ広がらなければ、正確にいうなら世界が終わらない限りはあとはもうほっとくしほっといてくださいという感じかな。
テーマパーク作りはやるけど。
うーん。
こんな説明をそのままノバにしたら多分間違って伝わって激怒するのが想像できる。
どう説明すれば良いんだろう。
それに僕が神になる為にアース征服に乗り出すなんて何のためにムーンを選んだかわからなくなってしまう。
神になれば不死身でアニメやドラマ見放題、永久ニート、本当の高等遊民になれるなんて都合の良い話ではなさそうだしね。
なるなら前世の世界で神になりたかったよ。
その点を考えると僕は、神になる云々より生徒会の方が非常に気になるな。
正しい事を強制するのは正しい事じゃないと僕は思うんだけど生徒会がもし僕の想像通りなら普通にやりそうで困る。
国連とか作りそうな感じがプンプンする。
勘違いと思い込みであってほしい。
何よりもし現代兵器を作り出せたら物量次第では世界征服、世界崩壊と言おうか。
それも夢ではない程度になるだろうね。
ノブナガやエリアスも大変な事になりそうだ。
うん。この感想は一旦置いといて、ノバからもっと話を聞く事にしよう。
「話の続きを、その昔いた神様の詳しい事を教えてくれる? それがダメなら生徒会の事を。同胞の事は気になるものだからね」
「では生徒会について話しましょう!」
ところで……ノバは謝罪ではなく僕を勧誘する気なんだなぁとそう薄々流石に気付きながらも僕はノバの話を聞き続ける事にした。
マクシオンも隣にいる。
「何から話せば良いでしょうか」
セバスが死んでなくて良かったけれどここまで殊勝な態度で来られると違和感というか拍子抜けというか何かがある。
まぁわざわざDPを支払ってここまで来ている時点で謝罪には十分すぎるぐらいなのだ。
まぁ僕からは何も言わないけどね。
ユウジからマーケットで連絡があった。
ノバの言う事はどうやら本当のようだ。
セバスは地下の祭壇に帰らせておこう。
目が覚めたら自力でここまでくるだろうから。
エレベ君はいないが空気を読んで良いタイミングでやってきてくれるに違いない。
「そうだね。まずは君達の目的である世界征服の事を聞きたい。どうしてそんなめんどくさそうな事をするのか」
世界征服はめんどくさい事だと僕は思う。
このムーンに来てくれるダンジョンマスターも殆ど同意してくれるだろうけど。
驚いたのか呆れたのか、ノバは話し出した。
怒らないんだね。
「めんど……いえ、わかりました。では話しましょう。結論から言えば私達は神になりたいからです」
神様って……そうなんですか。
やばいのがここにもいたよと僕はそっと横にいるマクシオンを見た。
ハイエルフとやらも相当宗教宗教だったのにこのアバタルとやらもそうとは。
健全な宗教だと良いんだけれどね……。
「世界征服で神になれるの?」
げぇとかうぇぇとかじゃなく僕の口から出たのは素朴な疑問だった。
ノバの見た目が幼女だからかな。
イクオじゃないんだし、僕が礼儀正しいからだと思いたい。
「ええ、神話にそう書かれています。それを詳しく説明したいと思います」
「神話ですか」
ズイズイとマクシオンがノバに尋ねる。
少し彼とは話したけれど、そのかなり図太いよねマクシオンは。好奇心旺盛で僕の世界の話をしつこく聞いてきて、凄く楽しそうだったよ。
まぁじゃなかったら僕は彼に殺されてたし知的好奇心というのは良いものだ。
猫も殺される強力なものだね。
「マクシオン」
「これは、すみません。続けてください」
「耳長がこの場にいるのが不思議でなりませんが、続けますね?」
耳長ね……ノバがそういうのも無理はないし、マクシオンがくってかかるのも無理はないね。
彼らハイエルフは第二の衛星であるムシュガルドを信仰の対象としているらしい。
残念ながら今の時期だとこのムーンダンジョンからはみることが出来ないのが残念だ。
ハイエルフが耳長とダンジョンマスターに嫌われているのは説明しなくてもわかるよね。
ダンジョンマスターにとってエルフは問答無用で切りかかってくる野蛮なやつらだ。
そんなこの世界の構造の一端を少し垣間見たなぁと実感しているとノバは喋り出した。
「遥か昔、世界には神がおられました。我々ダンジョンマスターはその神をハイマスターと呼びました」
おお、僕たちダンジョンマスターの神様ね。
あ、ちなみにハイエルフであるマクシオンの宗教だとマスターというのは神ムシュガルドに仕える者の中で優秀なものに与えられる名称らしく、ダンジョンマスターはそれを騙る悪魔の子であるとの事だった。
まぁそりゃぁ得体の知れない僕みたいなのがお前達の中でも優秀で神にも認められてるとか勝手に言ってるようにみえたらブチ切れて悪即斬って感じだよね。
「悪魔の子、いえダンジョンマスターらの神ですか」
というわけでマクシオンはノバに詰め寄った。
僕としてはやっぱり止めるべきなのかな。
でもナイスだよ、マクシオン。
ガツガツ聞いてほしい。
「あなた方の神、ムシュガルドでしたか、あれはハイマスターの眷属と伝わっています。そもそも悪魔の子などと、耳長が言える事でもないのです。貴方も、いえアースに存在する全ての生命は神の、ハイマスターの眷属に他ならないのですから」
そんな事をノバは話してくれた。
星1つ作れるのね、神様は。
まぁ神様だし、この世界を作ったぐらいじゃないとね、星なんて作るのはきっと簡単なんだろうね……。
「なっ!」
マクシオンはムーンに来てからたくさん驚いていたけれど今が一番驚いてるね。
せっかくのイケメンが唖然という顔をしている、それでもイケメンだわ。
うん、ユウジみたいだね。
「じゃあ、僕もそのハイマスターの眷属だということになるのかな」
なら納得だ。
僕が出会ったあの自称神はこのアースやムーン、ムシュガルドを生み出した本当の神様だったのかな。
だけれどノバはその僕の感想に首を横に振った。
そして目を爛々と輝かせながらこう言った。
「いえ、ダンジョンマスターは眷属ではないのです。私達はいわば欠けらといえば良いでしょうか。神の残滓のようなものなのです。つまりその残滓が集まれば神に等しい者になれるのです。ダンジョンマスターを導き、星を征服した暁には私達はこの世界の神になるのです!」
僕はきっと若干遠い目をしてノバを見ていた。
決してロリコンというわけではない。
だからだろうか自然と口から言葉が出てきた。
「神になんてなったら忙しそうだから嫌だな。僕には今のダンジョンマスターだって荷が重いのに」
「そんな!」
神といっても弱体化してそうな2代目神だし。
「まだ話して短い時間ですが、ダンジョンマスター全員がムーンのようではないという事がわかって嬉しいやら悲しいやらですね、悪魔の子なんてイメージは何故生まれたのか……」
マクシオンがなんか言ってるが無視である。
なんなら僕は核シェルターに引きこもって好きなアニメやドラマを見ていたかった人間である。
もう叶わない夢だけど……うわ、悲しすぎて死にそう。
正直、善とか悪とか圧倒的な力とか社会的な価値観や集団的ななんやかんやを押し付けられるのは御免被るって感じだよ。
今のところ、僕は核さえ広がらなければ、正確にいうなら世界が終わらない限りはあとはもうほっとくしほっといてくださいという感じかな。
テーマパーク作りはやるけど。
うーん。
こんな説明をそのままノバにしたら多分間違って伝わって激怒するのが想像できる。
どう説明すれば良いんだろう。
それに僕が神になる為にアース征服に乗り出すなんて何のためにムーンを選んだかわからなくなってしまう。
神になれば不死身でアニメやドラマ見放題、永久ニート、本当の高等遊民になれるなんて都合の良い話ではなさそうだしね。
なるなら前世の世界で神になりたかったよ。
その点を考えると僕は、神になる云々より生徒会の方が非常に気になるな。
正しい事を強制するのは正しい事じゃないと僕は思うんだけど生徒会がもし僕の想像通りなら普通にやりそうで困る。
国連とか作りそうな感じがプンプンする。
勘違いと思い込みであってほしい。
何よりもし現代兵器を作り出せたら物量次第では世界征服、世界崩壊と言おうか。
それも夢ではない程度になるだろうね。
ノブナガやエリアスも大変な事になりそうだ。
うん。この感想は一旦置いといて、ノバからもっと話を聞く事にしよう。
「話の続きを、その昔いた神様の詳しい事を教えてくれる? それがダメなら生徒会の事を。同胞の事は気になるものだからね」
「では生徒会について話しましょう!」
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